31年間慣れ親しんだ名古屋を離れ、新天地・京都で仕事,恋愛などに励む日々を綴るブログです。

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 2009年4月〜2010年12月「そうだ京都へ行こう
 2011年3月〜2013年3月「My Nagoya Lover
 2013年4月〜2014年8月「My Nagoya Lover in the 2nd Season
    No.190  けっぱ  2010 / 12 / 31

2010年回顧&Twitter始めました
 今日は仕事納めです。早いもので、2010年もあと4日で終わろうとしています。ついこの間まで「ミレニアム」なんて言っていたような気もするのですが、21世紀ももう10年が経とうとしているんですね。特に、25歳を過ぎてから時間が経つのがとても早くなったような気がします。今日は、3報目の論文の修正版を提出して、4報目の論文を書き終え(上司チェックは年越し f(^_^;)、他人の論文の審査を回答して(残念ながら掲載不可ですが (>_<))……と今年の仕事はきちんとやり終えて、夜には実家に帰る予定です。写真のように、12/4に整理した夏物衣類などを車に詰め込みました。ところで、京都のクリスマス(12/25)の最高気温は5℃、最低気温は0℃でした。日本海側では大雪に見舞われているところもあるそうで、急に寒くなりましたね。

 今年を振り返ってみると、まず大きな病気をすることなく、一年を過ごせたこと。昨年は病に苦しみましたので、やっぱり健康第一だなぁ、と強く実感した一年でした。おかげさまで、先週引いてしまった風邪も治りました。12/18に一緒に飲んだ友達も胃腸風邪を引いたそうなので、何か食べたものがあたったのでしょうか……。仕事は、何とか論文を4報書くことができ、研究発表も3件行いました。相変わらず能力不足に嘆いていますが、ギリギリのところで何とかやっていけそうと、今後の見通しも立ったような気がします。来年から名古屋の某研究所への就職が決まり、本格的に研究者として歩み出すことになっています。ただ、面接の練習があったりと、採用時にいろいろと苦労しましたので、研究以外で大変なことが多そうな感じです。まあ、サラリーマン時代にいっぱい苦労してきましたので、何とかなると信じていますが……。趣味は、ゴルフは初めてフルコースを回り、ゲームはYouTubeに「A列車で行こう9」の動画を22本もUP、カメラはミラーレス一眼レフまで買っちゃいました。完全に遊びすぎですね(笑)。でも、ストレス社会の現代では、趣味を持っていないとうつ病になりやすいような気がしますので、趣味も大事だと思います。

 で、本題の恋愛ですが、今年は2人の女性と出会うことができました。しかし、いずれも長続きしませんでした。関西の女性とは相性が悪いのでしょうか。一人目は我が儘に振り回され、二人目は付き合っていてもあまり面白くなくて急に冷めてしまい……。恋愛したい!と思うばかりに、根本的に合わないところには目を触れず、良いところだけを見てお付き合いを始めてしまったのがいけなかったのかな、と思っています。かと言って、妥協しない!って言い出すと、結婚が遠のいてしまうような気がして、30代の恋愛は難しいなぁ、と思った次第です。ただ、一度きりの人生ですので、後悔しないパートナー選びをしたいなぁ、って思っています。

 さて、これから実家に帰りますので、今年のブログの更新もこれでおしまいです。ご愛読いただいた方々(って何人いるんだろう?笑)、本当にありがとうございました。ただ、来年3月までは確実に恋愛ネタもありませんので、しばらくブログの更新をお休みしたいと思います。4月以降、タイトルも一新して再開する予定です。それまで何もないと自分も淋しいので、今流行りの(?)Twitterを始めることにしました。以前、Twitterをしても独り言で終わっちゃう、みたいなことを書きましたが、本当にそうなるのかを検証してみます(笑)。でも、フォロワーが「ゼロ」では淋しいので、Twitterをやっている方がいらっしゃいましたら、ぜひフォローしてあげて下さい。まあ、世間を騒がせているワイドショーが最も好きそうな不倫騒動(40代にもなってみっともないですよね (-.-;)のようなつぶやきはとてもできませんが、日頃の何気ないつぶやきをお楽しみいただければ幸いです。なお、つぶやきは次の記事で見えるようにしましたが、すべてのつぶやきをご覧いただくときは、下記URLにアクセスして下さい。
  http://twitter.com/keppa05

 それでは、良いお年をお迎え下さい。来年は、Twitterでお会いしましょう(笑)。
    No.189  けっぱ  2010 / 12 / 28

試し撮り(3)
 すっかりミラーレス一眼レフカメラの虜に(笑)。今日は、動いているものを撮りたいということで、橋を渡る電車を撮ってみました。そのために、まずはKenko 8段ダボ式三脚ST-082を購入。脚がしなったりしてちょっと頼りない感じもしましたが、全長1070mmの脚が265mmまで収縮できますので、持ち出すのに便利かなぁ、と思ってこれを選びました。

 早速、撮影開始。まずは写真の左下の京阪電鉄から。今日は、カメラの「スポーツモード」に任せて撮ってみたのですが、最初のポイントでは曇天でちょっと暗かったこともあり、シャッタースピードが落ちてしまったため、電車がボケてしまいました。ISO感度を上げて、シャッタースピードを上げれば良かったと、ちょっと後悔です。次は、右下の近鉄。ちょっとカメラが左下に傾いてますね(汗)。DMC-GF1は連写速度が3コマ/秒ということもあり、タイミングを逸している写真も何枚かありました。続いて、左上の阪急電鉄。実はトリミングして誤魔化してありまして、実際は電車が上に寄っています(汗)。鉄橋に工事用の網が張られていて、惑わされててしまいました。もっと構図をよく考えてカメラを向けないといけませんね。あと、ISO感度100にもかかわらず、阪急のマルーン色がくすんでいるように見えます。最後に、JR京都線。ここは、207系,321系,221系,223系,225系,281系(はるか),283系(オーシャンアロー),681・683系(サンダーバード),HOT7000系(スーパーはくと)など多くの電車が走っており、今日は287系の試運転も偶然見ることができました。写真の構図自体は満足なのですが、トラス橋が白いせいか、撮るたびにホワイトバランスが変化してしまい、白っぽい写真から黄色っぽい写真まで撮れてしまいました。ホワイトバランスもオートではなく、マニュアルで固定しておけば良かったのかもしれません。

 まだまだ腕は未熟ですが、だからこそ面白くなってきました。とりあえず、年内には京阪電鉄の撮影リベンジに行きそうです(笑)。
    No.188  けっぱ  2010 / 12 / 23

京都府立植物園
 今朝起きると喉が痛い……。3晩連続で呑んだのがマズかったのか、風邪の引きかけみたいな感じです。ただ、今日はとても良い天気だったので、新しいカメラを持って京都府立植物園へ行ってきました。と言っても、今は冬なので、当たり前ですが外にはほとんど花が咲いてません。ただ、府立植物園には観覧温室がありますので、ここなら熱帯植物を中心に楽しむことができました。写真を下記URLにUPしてみましたが、いかがでしょうか。なお、今日のテーマは「背景ボケ」です。
  http://photos.yahoo.co.jp/ph/keppa05/lst?&.dir=/9f1b&.begin=9999
もっとこうやって撮影した方が良いというアドバイスがありましたら、よろしくお願いいたします。m(_ _)m なお、花の名前に関するご質問にはお答えできませんので、ご了承下さい。f^_^;

 ところで、11/23に天橋立へ行ったときに、「一眼レフでも持っていれば、一人でもサマになる」と書きましたが、今日は私と同じようにカメラを持って花を撮影している方がたくさんいらっしゃいました。その中で、一組だけカップルが……。一緒に花を撮って楽しんでいるのであれば問題ないのですが、二人ともどうも花には興味がなさそう。と思いきや、女性が花の前に立って、モデルの撮影会が始まったではありませんか。確かに、ギャルっぽい感じで服装もちょっとオシャレでしたが、顔はそれほど美人でもかわいくもない……。プロなのか素人なのかよくわかりませんでしたが、花の前で色々なポーズを取って撮影されている女性を見ていると、何故かイラッとしました。女性だからってチヤホヤさせちゃダメです!
    No.187  けっぱ  2010 / 12 / 19

コメント:京都府立植物園
 申し訳ございません! 12/20 10:30頃までYahoo!フォトの設定ミスでアクセス不可になっていました。なお、容量の関係から、2816×2112ピクセルの元画像をSVGA(800×600)まで縮小しましたので、画像が粗くなっています。
No.187のコメント  けっぱ    2010 / 12 / 20

ウィラートラベル「コクーン」
 東京から帰ってきました。夜行バスを予約したと書きましたが、乗ったのはウィラートラベルの「コクーン」。座席がパーティションで完全に区切られており、見た目が「繭」みたいなので名付けられたみたいですが、実際乗ってみると第一印象はマンガ喫茶の個室……。でも、正直とても狭いです。リクライニング140°は確かに快適なのですが、シート幅46.5cmはかなりキツイ……。しかも、足元がかなり絞られているので、本当に身動きが取れないといった感じです。座席には液晶モニターが付いているのですが、そこに入っている映画や音楽,ゲームがまた酷い……。ゲームははっきり言ってファミコン以下です。訳の分からない英語版で、カードゲームなどの一般的なものは何も入ってません。全日空の国際線のモニターとは雲泥の差です。さらに最悪だったのは、トイレが付いていないこと。私はそれを知らずに、ビールを飲んでから乗車したので、トイレに行きたくて仕方がなかったのですが、大津SAを出てから次に止まったのが遠州豊田SA。そこまで我慢するハメになりました。あと、バスってあんなにうるさかったでしょうか。後ろの方の席だったこともありますが、個室になっていることで余計に音が反響しているように感じました。耳栓は必須です。値段的には新幹線よりも少し安いだけの「高級バス」ですが、サービス的には航空機のエコノミークラスより遙かに下。二度と乗ることはないでしょう。ちなみに、写真は新しいカメラで撮ったものですが、フラッシュなしでここまで鮮明に撮れたのには驚きです。東京ドーム前のイルミネーションも、手持ちでも綺麗に撮れましたので、恐るべし一眼レフです。

 研究発表会自体は特に問題もなく、他の大学の先生方からも反響がありましたので、とても良かったです。また、3報目の論文の審査が早くも返ってきまして、今回も「ちょっと修正すれば掲載可」みたいな結果で安心しました。この勢いで4報目の論文執筆に着手。何とか年内に書き終えたいなぁ、と言った感じです。
    No.186  けっぱ  2010 / 12 / 18

試し撮り(2)
 新しいカメラを買ってから無性に写真が撮りたい(笑)! 競馬場で撮った写真を見返してみると、奥にいる馬にピントが合っていて、手前のハナが良い感じにボケてる写真があったんですよね。一眼レフでは、絞りを開ける(F値を小さくする)と被写界深度が浅くなり、ピントが合う範囲が狭くなります。競馬場ではシャッタースピードを比較的速めにしていたので、露出を稼ぐために自動で絞りを開けていたみたいです。で、絞りをマニュアルにすると、右のような写真が撮れました。上がF値3.5(開放)、下がF値22.0です。縮小してしまったため少し見にくいですが、上の写真は背景のモニターがボケているのがわかりますでしょうか。携帯電話のカメラやコンパクトデジカメは焦点距離が非常に短いため、同じF値でも被写界深度が深くなり、下のような写真しか撮れません。なので、もう少しちゃんとした被写体で(汗)、一眼レフならではの上のような写真が撮りたくなりました。花の写真なんかは背景ボケがよく似合うので、週末に植物園にでも行こうかなぁ……(←普段花とか興味がないのに、こんなことを考えている自分に思わず笑っちゃいます)。

 ちなみに、明日から東京で研究発表会です。ただ、夜行バスを予約したので、今から出発です。その話はまた後日にでも……。
    No.185  けっぱ  2010 / 12 / 15

試し撮り
 今日は、新しいカメラを持って試し撮りに行きました。と言っても、阪神競馬場ですが……。まあ、競馬場なら風景から走る馬まで色々なシチュエーションがあるので良いかなぁって思ったんです。まず、パドックへ行って歩いている馬を撮りました。上の写真が11/14に古いコンパクトデジカメDMC-LZ10で撮ったもの、下の写真が今日新しいミラーレス一眼レフカメラDMC-GF1で撮ったものです。どちらもISO感度400で撮影したものですが、ノイズが全然違います。さすがに一眼レフは綺麗です。ただ、今日撮ったものは少しブレていますので、もう少しシャッタースピード1/320秒を上げた方が良かったみたいですね。また、ちょっと写真が暗いですから、露出も上げた方が良さそう。次に、レースで走っている馬を撮ってみました。連写は3コマ/秒とDMC-LZ10の2.5コマ/秒と大差ありませんが、タイムラグが少なく、何より「カシャカシャ」という音が気持ちいいです(笑)。ただ、ピントが背景のターフビジョンに合ってしまって、肝心の馬がピンぼけ……。まあ、いきなり上手く撮れても面白くないですから、これから腕を磨いていきたいと思い、帰りに「オリンパスPENとパナソニックGF1の撮り方手帖」という入門書を買ってきました。これは、いわゆる「カメラ女子」向けの本だそうですが、一つ一つの技法が丁寧に説明されているので、参考になりそうです。
    No.184  けっぱ  2010 / 12 / 12

ミラーレス一眼レフデジタルカメラ購入
 今日の京都の最高気温は11℃、最低気温は3℃。寒さもようやく師走らしくなってきました。テレビを点けると、ニュース番組は海老蔵,海老蔵……。有名人の事件ですが、内容的にはチンピラの喧嘩レベル。トップニュースで取り上げるほど重大な事件なのでしょうか。マスコミは歌舞伎の本当の魅力は伝えないくせに、市川海老蔵と中村獅童のお二方の名前はゴシップネタでよく耳にします。視聴率さえ獲れれば良いという報道姿勢はもううんざりです。戦場カメラマンの渡部陽一。あの方の喋りを聞くととてもイライラするのですが、何がウケているのでしょうか。そもそも戦場の写真を見たことがありません。男子ゴルフは誰が勝っても石川遼、大学野球はどこが勝っても斎藤佑樹。最近は、彼らのような中性的なスポーツ選手が人気なのでしょうか。個人的には、池田勇太や田中将大のような男らしい選手の方が良いと思うんですけどね。女子ビーチバレーは、最下位になっても浅尾美和。ランキング1位の浦田聖子選手だって美人だと思うのですが、強いのに何故取り上げられないんでしょうか。どのテレビ局も同じような内容で視聴率獲りに行くのではなく、独自の視点で色々な報道をしていただき、多様化する視聴者のニーズにきちんと応えてほしいです。せっかく地デジ化したのに、最近テレビは全然見ていません。

 となると、ニュースはインターネットで読むことが多くなるのですが、その中にPanasonicがミラーレス一眼レフデジタルカメラのニューモデルの発売したというものがありました。そうなれば、旧モデルは値崩れしているはず。調べてみると、DMC-GF1が4万円になっていました。ニューモデルのDMC-GF2は6.5万円ですので、約40%OFFです。こんなチャンスは当分ないと思い、インターネットで購入しちゃいました。今まで使っていたコンパクトデジカメDMC-LZ10と並べてみると、写真のような感じになります。パンケーキ型のレンズを使えばDMC-GF1はもっとコンパクトになりますが、ズームができなくなってしまうので、標準ズームレンズのセットにしました。レンズの分だけ大きくなりますが、逆に「一眼レフだぞ!」ってアピールしている感じが良いですね。ちょっとだけ撮影してみましたが、ISO感度を上げてもノイズが少なく、とても綺麗な写真が撮れました。ズームボタンがないので、最初どうやって倍率を変えるのか分からなかったのですが、レンズのリングを回すと鏡筒が伸びて焦点距離が変わるんですね。こういうアナログ的なところが一眼レフなんだなぁ、と妙に感心してしまいました。絞り(F値)やシャッタースピードを変えることで、背景ボケなど色々な写真が撮れるみたいなので、取り敢えず日曜日に色々と試してみようと思います。

 それにしても、2週間で液晶テレビ,ゴルフのドライバー,一眼レフカメラとたくさん買い物をしちゃいました。ちょっとお金を遣いすぎたので、しばらくの間「節約生活」です。(>_<)
    No.183  けっぱ  2010 / 12 / 10

ゴルフクラブ衝動買い(2)
 先日、いつものゴルフ練習場へ行くと、売店に中古のクラブが置いてありました。その中にドライバーがあったのですが、どうも見覚えがある……。そうだ、秋田で見たんだ(9/27参照)! 友達が使っていたスクエア型のドライバーは下手くそな私が打っても曲がらず、球が真っ直ぐ飛んだんですよね。それ以来、「ドライバーは道具だな」なんて思っていたのですが、値段を見ると17000円。1万円切っていたら買うんだけどなぁ、と思いながら練習場を後にしました。で、今日は仕事が早く終わったのでぷら〜っとゴルフ用品店に行ったところ、スクエア型の中古ドライバーNike SasQuatch SUMO2が5800円で売っていたんです。思わず買っちゃいました。8/20以来の衝動買いです。今まで使っていたWilson Aviator WST-380(430cc;左)と比べると、460ccのスクエア型(右)はとても大きく感じます。で、早速練習場へ。真っ直ぐ飛ぶのはいいのですが、音が……。相撲や消防で使う「拍子木」に似た音が出るんですよね。練習場で打っているとかなり目立ちます。f^_^; でも、SUper MOment of inertiaと銘打っているだけあって、慣性モーメントが5300g cm^2と非常に大きく、本当に曲がりません。早く実戦で使ってみたいです。

 ところで、石川遼プロじゃないですけど、下手くそながら現在スイングの改良中です。先月、ショートコースに出たのですが、散々な出来……。練習場で運良く録画機能付きの打席が空いていたのでスイングしてみたところ、バックスイングが明らかに大きすぎることに気付いたんですよね。左腕が曲がらないところで止めてみたところ、以前よりもショットが安定するようになりました。年内にもう一回くらいラウンドしたいなぁ、って思っています。
    No.182  けっぱ  2010 / 12 / 6

大掃除
 今年も残り1ヶ月を切りましたね。歳を取るたびに時間が経つのがどんどん早くなっているような気がして、12月になっても「年末」って感じがあまりしなくなってしまったように思います。とは言え、実際は年末であることには間違いないので、今日は年賀状を印刷しました。来年は卯年ですね。印刷中に「今日は良い天気だから布団を干そう」と、洗濯物と一緒に外へ干したついでに、年末なので部屋の大掃除をしました。この部屋で生活するのも、残り4ヶ月弱です。先日、夏物衣類を整理しましたが、年末に帰省するときに、もう使わないものを実家に持って帰ろうと思い、荷物を整理しました。昨年、大きな病を患ったときに使っていた幅57cmのベッド(半年で捨てちゃいました)の横に転落防止用に置いていたサイコロクッション,結局一度も弾かなかったキーボード,今年の春に付き合っていたカノジョと一緒にテレビを見たりするために買った座椅子型のソファー,先月まで1ヶ月間だけ付き合った前カノと一緒に見たミッキーマウス型のアナログテレビ……。これらの荷物は、京都に来てからの約1年半を物語っているようです。来年、名古屋に戻ることになりますが、どんな生活が待っているでしょうか。

 仕事の方も、年度末に向けてそろそろまとめ始めなきゃいけないなぁ、と思いながら日々研究を進めていますが、4報目の論文のデータが揃うまであと少し、というところで少し壁にぶつかってしまいました。今まで、実験を失敗することは日常茶飯事でしたが、何回かやり直せば納得のいくデータが取れていたんですよね。しかし、今回は何回やっても結果は同じで、その方法では自分が欲しいと思っているデータが取れないことが判明してしまいました。今のところ、代替方法が思いつかなくて困っているのですが、これも研究なので何とか乗り越えたいと思っています。2週間後に東京で研究発表会があって、そこで私も発表予定になっているのですが、これが今年の最後の仕事になりそうです。
    No.181  けっぱ  2010 / 12 / 4

宇治
 今日は宇治まで遊びに行ってきました。10円玉で有名な平等院鳳凰堂があります。紅葉が一番綺麗な時期なので、多くの人で賑わっていました。長岡天満宮から奈良,天橋立,宇治と、これまで撮った写真をUPしましたので、よかったらご覧下さい。なお、右の写真は11/23にご紹介した九手神社のモミジです。
  http://photos.yahoo.co.jp/ph/keppa05/lst?&.dir=/b9de&.begin=9999
    No.180  けっぱ  2010 / 11 / 27

遂に地デジ化
 昨日、CDケースを買いに近くの電器屋さんへ行ってみると、欲しいものリストに入っていたカンデラ製22インチ液晶テレビCPEV22WDE3が「在庫あり」になっていました。値札を見ると、11/7にヨドバシカメラで見た価格とほぼ同額の27970円。メーカーの直販サイトでは、12/3発走分は完売で、次は来年1月上旬の予定となっていたのを思い出し、それなら手に入るうちに買ってしまおう、ということで本当に買っちゃいました。ただ、CDケースを買いに行ったのに、忘れて帰っちゃいました。f^_^;

 で、パソコンとデジタル接続するために、HDMI-DVI変換コネクターも買ってきました。しかし、繋いでみると画面に表示されるものの、Dot by dot表示にならない……。これでは、文字が読みにくくて使い物になりません。このテレビにはアナログMini D-sub15ピンの差し込み口が付いているので、閉店間際の電器屋さんへ再び行って、Mini D-sub15ピン⇔DVI-I変換コネクターに交換してもらいました。ただ、家にあったDVIケーブルで繋いでも、画面に表示されません。これは困ったなぁ、とケーブルをよく見てみると、DVI-Iコネクターよりも端子数が少ないことに気付きました。どうやら、右図の上から三番目のデジタル用DVI-Dケーブルだったようです。アナログ出力するためには、一番下のアナログ用DVI-Aか、アナログ,デジタル兼用DVI-Iでなければいけません。同じDVI規格なのに、ややこしいですね。ちなみに、1920×1200ピクセルを超える解像度を表示するためには、上から二番目または四番目のDual-Link DVIにする必要がありますが、今回はフルハイビジョンの1920×1080ピクセルですので、今朝Single-Link DVI-Iのケーブルを買ってきました。これで、ようやくパソコンと液晶テレビの接続が終わり、無事Dot by dotで映るようになりました。地デジの設定は、アンテナ線を繋いで「チャンネルスキャン」するだけ。いよいよ地デジ生活のスタートです。

 続いて、家電エコポイントの申請。電器屋さんではエコポイントの申請を受け付けていないということだったので、インターネットで申し込みました。申請自体はとても簡単だったのですが、PDFを印刷して、領収書の原本と保証書のコピーを添付して郵送するのが面倒臭い……。ポイント発行まで1ヶ月ほどかかるみたいですが、全国各地から膨大な数の申請書が送られてくるでしょうから、事務処理は大変そうですね。人件費だけでも相当な税金が投入されているのではないでしょうか。こういうところにも行政のムダが……と思わせる制度ですね。エコポイント交換商品カタログを見ても特に欲しいものがなかったので、どこでも使えるEdy電子マネーへの交換を申請しました。さて、何を買いましょう……。
    No.179  けっぱ  2010 / 11 / 26

天橋立
 最近、独り身を満喫しまくっています(笑)。今日は天橋立まで行ってきました。京都からは縦貫自動車道で一本ですが、大山崎JCT⇔沓掛IC,丹波IC⇔京丹波わちICの2区間が未開通です。で、沓掛IC⇔丹波IC間が無料化社会実験区間,京丹波わちIC⇔宮津天橋立IC間がETC休日割引実施中です。しかし、ETCカードを車載器に入れると「カードエラーです」のメッセージが……。どうやら、ICチップが読めなくなってしまったみたいです。仕方がないので、往きの京丹波わちIC⇔宮津天橋立IC間は下道を走ることにしました。丹波ICを降りて、国道9号へ。27号との分岐点を過ぎてちょっと行ったところに、九手神社という小さな神社がありました。1029年に創建されたとされる国指定重要文化財だそうですが、ここのモミジがもの凄く綺麗だったんです。思わず車を止めて、見入っちゃいました。ここは「知られざる名所」ですね。

 2時間ほどで天橋立に到着。数千年前にできたとされる砂州は全長3.6kmに達し、対岸の傘松公園まで歩くと約1時間かかります。松並木には約8000本の松が生い茂っていますが、よくよく考えてみると、針葉樹の松は紅葉しない……。でも、周辺の山々は赤や黄色に染まっていて、秋を感じることができます。松並木には、手を繋いだカップルや家族連れがたくさんいました。一人で歩いている人を探してみると、手には一眼レフカメラが……。写真が趣味だと一人で行動される方が多いのかも。私はコンデジしか持ってませんでしたので、一眼レフでも持っていれば一人でもサマになるのかなぁ、なんて思いながら松並木を歩きました。

 1時間も歩いて少し疲れてしまったので、帰りは観光船で帰ることにしました。一の宮⇔天橋立間は片道520円。船内にはカモメの餌が売っていて、甲板に出ると餌を撒いている家族連れがいました。それに群がるカモメは結構迫力があって、天橋立をバックにこんな写真も撮れちゃいました。海から見る天橋立もなかなか良かったです。

 帰りは、京都縦貫自動車道の開通区間を全て通って京都まで帰ってきました。今日はとても良い気分転換になりました。(^o^)
    No.178  けっぱ  2010 / 11 / 23

エコポイント半減
 「エコポイント半減で家電品薄」というニュースがやっていました。省エネ型テレビ,エアコン,冷蔵庫に付与されるエコポイントが12月からほぼ半減されるのを受けて、駆け込み需要が発生している模様です。私も液晶テレビが欲しい人なので、実際どんな感じなのかを見に、再びヨドバシカメラまで行ってきました。11/7にも書きましたカンデラ製22インチ液晶テレビCPEV22WDE3も展示してありましたが、店員さんに聞いてみると既に在庫はないとのこと。注文してもいつ入荷するのかわからない状況では買う気もしないので、見ただけで帰ってきちゃいました。それに、これだけ需要と供給のバランスが崩れていると、価格は値上がりするもの。実際に、kakaku.comではエコポイントの減少分以上に値上がりしているようです。それなら、需要が落ち込んで値下がりした頃に買った方が、エコポイントの申請なんてしなくても良い分お得かもしれません。家電量販店では「今が買い時!」と煽っていますが、既に買い時は過ぎてしまっているのではないでしょうか。私は、しばらく写真の14型アナログブラウン管テレビで我慢することにします……。ところで、これだけテレビが売れていても、家電メーカーのテレビ部門は赤字だそうです。海外との価格競争で、液晶テレビも随分安くなってしまい、利幅も小さくなったのでしょう。韓国のサムソンですら赤字だそうで、家電メーカーは本当に大変です。

 さて、11/7に欲しいものを書きましたが、最近また一つ増えました。

(4) iPhone4
 これまで「携帯電話は高機能じゃなくてもいいや」と思っていたのですが、最近暇なときに携帯サイトをよく見るようになりました。で、DoCoMoのパケホーダイの料金を調べてみると、上限が4410円。しかし、SoftBankのiPhoneパケットし放題フラットと同額なんですよね。それならフルブラウザで見られるiPhoneの方が断然お得です。7/5に「iPhoneは小さすぎて不快」と書きましたが、機能を使いこなせば拡大・縮小も自由自在みたいですので、特に960×640ピクセルと高解像度になったiPhone4なら良いかな、って思うようになってきました。Appleなら筐体は白の方が似合っているような気がするのですが、iPhone4ホワイトは製造上の問題から発売が延期になっているみたいです。今使っている携帯電話も、SoftBankからDoCoMoに乗り換えてからまだ1年も経っていませんので、ホワイトが発売されてから乗り換えようかなぁ、って思っています。
    No.177  けっぱ  2010 / 11 / 20

奈良
 今日は奈良へ行ってきました。と言っても、遊びではなく仕事。アメリカから大学の先生がいらっしゃったので、ご案内したんです。相変わらず英語はダメダメなのですが、ゆっくり喋っていただいたので、何とか会話することができました。f^_^; 奈良も紅葉が綺麗で、その脇にいる沢山の鹿を見ていたら、とても心が癒されました。仕事とは言え、自分も一緒に楽しく観光させていただきました。(^o^)

 一昨日はドイツの先生と京都で湯葉のご馳走。日本の文化を英語で説明するのは、さらに難易度が高いですね。幸い上司の教授と一緒だったので全部説明してもらいましたが、やっぱり英語が上手くなりたいという想いが強くなりました。取り敢えず、TOEICの勉強を頑張ります!
    No.176  けっぱ  2010 / 11 / 16

長岡天満宮
 最近辛いことが多かったので、気分転換にサイクリングへ行ってきました。行き先は、長岡天満宮。天満宮と言えば、学問の神様・菅原道真を祀る神社です。学問の神様に「もっと頭が良くなりますように」「名古屋での研究も上手くいきますように」とお願いしてきました。でも、ちゃんと勉強もしないといけませんね。境内は七五三の親子連れで賑わっていました。自分と同じくらいの歳の夫婦が子供を連れてお参りしている姿を見て、少し羨ましく思っちゃいました。社殿の前には紅葉庭園があって、モミジが綺麗に色付いていました。もうすっかり秋ですね。

 家に帰って、ようやく夏物衣類を片付けました。「もう京都で着ることはないんだなぁ」と思うと、ちょっと寂しい気も……。年末に帰省したときに持って帰ろうかと思っています。
    No.175  けっぱ  2010 / 11 / 14

懺悔
 10/24にある女性とお付き合いを始めたと書きましたが、やっぱり辞めることにしました。2回ほど一緒に夜を過ごしましたが、何故か急に気持ちが冷めちゃったんです。出会ってから付き合い始めるまでの時間が短すぎたみたいで、とても後悔しています。ただ、本当の気持ちも伝えられなくて、結局仕事を理由にしちゃいました。来年の春までしか京都にいられなくて、そのことを隠しながらお付き合いするのも良心に傷が付いていたのも確かです。そんなことは最初からわかっていたのに、今になってそれを別れの理由に持ち出してしまうなんて、自分は本当に酷いヤツだと思います。でも、これって半年前に前カノに言われた理由と同じなんですよね。今回の件があって初めて、あの時は前カノの気持ちの方が先に冷めたんだ、ということがわかりました。カノジョをその気にさせてしまったのに、こんなことになってしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分からこんなふうに気持ちが冷めてしまったのは初めてなので、ちょっと困惑しています。ただ、自分の気持ちに嘘をつきながらお付き合いを続けるのはよくないと思ったので、こうするしかなかったんです。本当にゴメンナサイ……。

 これで、関西での恋愛は終了です。2人の女性と知り合って、2人とも1ヶ月くらいでおかしくなってしまいました。そもそも関西人とは合わなかったのでしょうか。歳も歳なので、最近は恋愛よりも幸せな家庭を築きたいという想いの方が強くなってきました。名古屋で素敵な女性は現れるでしょうか。しかし、今回凄く酷いことをしてしまったので、しばらくは自分に猛省を促したいと思います。
    No.174  けっぱ  2010 / 11 / 12

コメント:懺悔
> NARITARUNAPARK 様

 本当にお久しぶりです。まさか読んでいただいているとは……(笑)。

 20代の恋愛は「好き」なだけでOKだったのですが、この歳になると「将来」のことも考えちゃいます。そうなると、些細なことでも気になってしまって……。

 来年以降、ホームグラウンドの名古屋で恋活頑張ります!
No.174のコメント  けっぱ    2010 / 11 / 23

コメント:懺悔
お久しぶりです。記事読みました。
恋愛ちゅうもんは、ほんと難しいものです。
普段見ていないものを見てしまった時に冷めてしまいがちです。
後は、自分のふんぎりが出来るか出来ないかですかね。

けっぱさんも早く一緒にいてリラックスができる人を見つけて下さい。
いい人が早く見つかることをお祈りしております。
No.174のコメント  NARITA RUNAPARK    2010 / 11 / 18

欲しいもの
 突然ですが、今欲しいものが3つあります。

(1) 液晶デジタルテレビ
 地上波アナログテレビ放送の停波まで8ヶ月余り。しかし、自宅にはアナログテレビとワンセグしかありません。また、職場でLet's Note CF-W5を使っているのですが、いつも目がとても疲れるので、自宅で使っている19インチのSXGAモニター(4:3, 1280×1024)を持って行っても良いかなぁ、と思ったりもします。と言うことで、狙いは22インチのフルHD(16:9, 1920×1080)液晶テレビです。一昨日オープンしたヨドバシカメラ・マルチメディア京都へ見に行ってきました。意外にも大手メーカー製は37インチ以上しかフルHDがないんですよね。まあ、パソコン接続を考えなければ、フルHDは必要ありません。逆に、パソコンで使う場合は、あまり画面が大きいとかえって使いにくかったりします。で、カンデラ製22インチ液晶テレビCPEV22WDE3が27800円で売っていました。エコポイントが12月から半減してしまうので今が買い時なのですが、来年3月に名古屋へ引っ越すことが決まっているだけに、どうも買うのを躊躇してしまいます。結局、昨日は買わずに帰ってきました。

(2) ミラーレス一眼レフデジタルカメラ
 このブログでもよく写真をUPしますが、現在Panasonic製LUMIX DMC-LZ10を使用しています。しかし、5/31にも書きました通り、カメラ内部にホコリが入ったままです。写真が趣味になりつつあるので、一度は一眼レフを持ってみたいと思うようになりました。しかし、一眼レフはサイズと価格がネック。と思っていたところ、ミラーレスというのが出てきました。これは、光学式ファインダーを省略することで小型化と低コスト化を実現したもので、OLYMPUS製E-PL1,Panasonic製DMC-GF1,SONY製NEX-5などが発売されています。パンケーキ型の単焦点レンズを付けると、まるでコンデジみたいです。ただ、私の場合は望遠が不可欠なので、長いレンズが必要。そうなると、本体が小さいと逆に不安定な気もしますが、実際はどうなんでしょう? 標準ズームレンズ付で5万円前後から買えるみたいで、本当に欲しくなってきました。ただ、カメラの知識がないので、誰か詳しい人から教わりたいです。

(3) 優秀な頭脳
 これが一番欲しいです(笑)。先日、ミーティングで英語を使う機会があったのですが、やっぱり上手く喋れず、恥ずかしい思いをしました。研究内容について質問されても、瞬時に良い答えができないんですよね。どうやら頭の回転が遅いみたいです。周りは優秀な方ばかりなので、いつも劣等感を覚えながら仕事をしています。転職するときに一番心配だったのがお金のことよりこのことだったわけですが、才能がない分、努力でカバーしないといけないんだろうなぁ、と思っています。まあ、頭が良い人が性格も良いとは限らないので(むしろ悪い場合が多い、笑)、バランスの取れた人間を目指していきたいですね。取り敢えず英語だけは何とかしたいのですが、京都生活残り5ヶ月で英会話教室に通うのもキツいので、TOEICを受けることにしました。TOEICと英会話はあまり結びつかないかもしれませんが、就職活動の時以来受けていないので、今の自分の英語力を確認するにはちょうど良いかもしれません。折角の機会だからちゃんと勉強しようと思い、目標の点数が書いてあるテキストを買ってきました。今申し込むと試験は来年の1/30になるみたいですが、果たして何点取れるでしょうか。
    No.173  けっぱ  2010 / 11 / 7

中国漁船衝突事件ビデオ流出
 昨日の朝に見た尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件の動画は衝撃的でした。何に衝撃を受けたかと申しますと、まずこの動画がYouTubeにUPされていたこと。こんな国家機密が簡単に流出していいのでしょうか。郵便不正の証拠捏造事件や国際テロ情報の流出と、このところ官庁の不祥事が相次いでいます。民主党政権になって、官僚の不満がこういう形で露わになっているのでしょうか。政治主導の名のもとに、官僚を全くコントロールできない民主党には、本当に幻滅です。

 中国漁船衝突事件の後、ロシアのメドベージェフ大統領が国後島を訪問するという出来事もありました。韓国とは依然として竹島問題で揉めています。こんなことを書くと誰かに刺されそうで怖いですが、領土問題に対する私の認識を書いてみます。

(1) 尖閣諸島
 1972年の沖縄返還以降、日本が実効支配。この頃、海底資源の存在が確認され、
 中国や台湾が領有権を主張し始める。東シナ海ガス田と同様、資源目当てなの
 は明らかであり、日本はもっと領有権を主張すべきである。

(2) 北方領土
 日本人(アイヌ人)が定住していた歴史はあるものの、地理的に択捉,国後島
 は千島(クリル)列島に属するのは明らか。サンフランシスコ講和条約で千島
 列島の領有権を放棄しているため、ロシアの主張は一定の理解が可能。日本政
 府も1956年まで択捉,国後島が千島列島に含まれると解釈していた。色丹島,
 歯舞諸島については北海道の属島とみなすことができ、日ソ共同宣言の通り二
 島返還なら合意可能か。安全保障上、オホーツク海の制海権を維持するために
 も、択捉,国後島の返還には応じないと思われる。

(3) 竹島
 総面積0.23平米(日比谷公園の約1.4倍)の小さな島。本来、無人島なので、
 どちらの領土か中立的に判断することは困難。国際的にはリアンクール岩礁と
 呼ばれているが、岩礁に領有権を設定することは国際法上不可能。しかし、日
 本がこれを認めると、沖ノ鳥島も「岩」になってしまうため、スコットランド
 沖にあるロッコール岩礁と同様の解決方法を取ることは困難。東の女島を日本
 が、西の男島を韓国が領有する二等分案が最善と思われる。

 ところで、今回のYouTubeの動画は「sengoku38」というIDで投稿されていました。私は「左派」というのが有力だと思いますが、民主党政権が思ったより左寄りと言うか、むしろ赤寄りなのに少々ビックリしています。昨年の小沢大訪中団から始まり、外国人参政権や朝鮮学校無償化の問題,そして今回の中国漁船衝突事件における船長の釈放。「リベラル」ってこういうことを言うのでしょうか。ちょっと違う気がします。そんなに中国,朝鮮寄りなのであれば、北朝鮮拉致問題くらい簡単に解決してもらいたいものです。それにしても、IDをもじられる仙石官房長官よりも影が薄い菅首相って一体……。

 sengoku38さんの動画には到底かないませんが、「A列車で行こう9」の西都市開発記が、遂に最終回となりました。A列車の動画をUPするのは、おそらくこれが最後になると思います。ご視聴いただいた方は、どうもありがとうございました。
  http://www.youtube.com/watch?v=O_RnT7AJaqQ
    No.172  けっぱ  2010 / 11 / 6

お風呂場で転倒
 気付いたらもう11月ですね。ちょっと前に「猛暑日」とか言ってた記憶があるのですが……。今日の京都の最低気温は8.1℃で、最高気温は17.5℃。いつの間にか木々も色付いていて、すっかり秋になったんだなぁ、としみじみ感じます。昨年の今頃は病に苦しんでいたので、健康なのは何よりです。(^o^)

 と、油断していたわけではないのですが、先日お風呂場で滑って豪快にコケました。左足の中指を強打。翌日になっても、1週間経っても痛みが引きません。まあ、転び方が豪快だった割に、足の指だけで済んだのは不幸中の幸いですが、歩くだけでも痛むので、京都に来て初めて外科へ行きました。レントゲン写真を撮ってもらいましたが、骨には異常がないとのこと。小学生の時に騎馬戦で左足の小指を骨折したことがあるのですが、今回は大丈夫でした。一人暮らしをしていると、身動きの取れないほどの大怪我をしても誰も助けてくれないので、気を付けないといけないですね。

 さて、しばらく停滞していました「A列車で行こう9」の西都市開発記ですが、第5〜9回を一気にUPしました。モチーフとした出身地の街並みに近づいたかどうかは「?」ですが、どうぞお楽しみ下さい。
  第5回:http://www.youtube.com/watch?v=oJLGRoZqrM8
  第6回:http://www.youtube.com/watch?v=eJ04-1hrC2A
  第7回:http://www.youtube.com/watch?v=vXEPceaK8SM
  第8回:http://www.youtube.com/watch?v=f_HAmpdXylY
  第9回:http://www.youtube.com/watch?v=gWWPt4jsxys
    No.171  けっぱ  2010 / 11 / 3

コメント:お風呂場で転倒
> ada 様

 adaさんもご経験ありましたか。お風呂関係は気をつけないといけませんね。もし夜のお店でこんなことになったら……。想像しただけでも怖いです(笑)。まだちょっと痛みますが、普通に歩けるようにはなりましたので、デコレーションの必要はなさそうです。(^o^) ご心配いただきまして、ありがとうございました。
No.171のコメント  けっぱ    2010 / 11 / 7

コメント:お風呂場で転倒
「お風呂場で転ぶ」って みただけでも 背中から「ゾワッ」 としましたw

わたしはこの前 同じく風呂上りですが、足ふきがバスルーム前になぜかなくて(たまたま)

そのまま 冷蔵庫に向かう途中 おへそ辺りを中心にクルッと回転転びを体験しました。

ケガはなかったのですが 無意識にからだがこわばったようで 全身筋肉痛になりましたw

足の指は 何かにつけてふんばるので 大変ですね、周りに 「怪我人」として

認知してもらえるよう デコレーションするのもいいですよ^^
No.171のコメント  adajc    2010 / 11 / 5

電子メモパッド「Boogie_Board」
 先日、一緒に竜王へ行った女性ですが、気に入ってもらえたようでお付き合いすることになりました。でも、何故か実感がないんですよね。来年春に名古屋へ戻ることはまだ言っていないので、その辺りの後ろめたさがあるのか、それとも知り合ってからまだ時間が経っていないからなのか、よくわかりません。ただ、居心地は良いので、もっとカノジョのことを知りたいな、って思っています。

 さて、仕事をしているとメモをする機会があると思います。私も印刷ミスした裏紙をメモ帳にして使っていたのですが、そのメモ帳が書類の山に埋もれて、サッと使えないことが多いんですよね。また、メモした紙はすぐ捨てちゃうことが多いと思いませんか? そこで、電子メモパッドを買ってみました。その名も「Boogie Board」。10/15からKING JIMが国内発売を開始。感圧式の液晶ディスプレイで、上部のボタンを押すと画面全体が一気に消えます。消去の時だけ交換不能の内蔵電池が消費され、説明書によると5万回繰り返し使えるとのこと。感覚的には、タカラトミーから子供向けに販売されている「せんせい」みたいです。電子メモパッドですが、パソコンなどへの取り込みは不可で、機能としては完全のアナログ式。まあ、落書き帳として割り切って使うのが正しいんでしょうね。大きさはA5サイズですが、メモをしているとすぐいっぱいになってしまいますので、倍のA4サイズなら良かったのにぃ、と思いました。まあ、実用的というよりは物珍しさの方が先行している感じがしますが、書類の山に埋もれることはなくなりましたので、自分には意外に合っているのかもしれません。

 P.S. 完全にワンパターン化してしまった「A列車で行こう9」の西都市開発記ですが、第4回をUPしました。
  http://www.youtube.com/watch?v=rtcQ9jsYCfc
    No.170  けっぱ  2010 / 10 / 24

大沢親分逝去とチリ銅山落盤事故の救出劇
 元南海ホークスの外野手で、ロッテと日本ハムで監督を務めた親分こと大沢 啓二氏が、10/7に胆のう癌のため78歳で亡くなりました。最近では、サンデーモーニング(TBS系列)での『喝っ!』『あっぱれ!』の方が有名かもしれませんが、9/19まで番組に出演されていたので、癌に冒されていたと知ったときはビックリしました。べらんめぇ口調で怖いイメージもありましたが、あんなに人間味に溢れた人は今時滅多にいないのではないでしょうか。10/10の追悼のシーンでは、思わず涙が出てきました。今後、あの『喝っ!』『あっぱれ!』が聞けないと思うと、寂しい限りです。ご冥福をお祈りいたします。

 チリのサンホセ銅山で起きた落盤事故ですが、地下700mに閉じ込められていた33人全員が、昨日から今日にかけて69日ぶりに無事救出されました。救出にあたっては、アメリカNASAなどが最新技術を提供したということですが、もし前世紀だったらこの人たちは助かっていなかったのではないでしょうか。本当に奇跡の救出劇だったように思います。現地では先進国のメディアが殺到,報道して世界中の感動を呼んでいますが、彼らのようなブルーワーカーがいるからこそ先進国の豊かな暮らしが実現しているのであって、そういう視点に立った報道がほとんどなされないのはとても残念です。ワイドショー的な見方をするのではなく、先進国−発展途上国間の貧富の差の解消や、そもそも落盤事故が起こらないような最新技術の供与など、先進国が支援すべき政治的な問題として取り扱われるべきではないでしょうか。
    No.169  けっぱ  2010 / 10 / 14

三井アウトレットパーク滋賀竜王
 一昨日は75歳の名誉教授にお会いした後、85歳の祖母の家に行きました。3週間遅れの「敬老の日」みたいです。f^_^; 健在なのはとても喜ばしいことですが、耳が遠くなっているため大声で話し掛けなければならず、それだけで疲れてしまいました。昨日、名古屋から帰京。午後7時頃出発したのですが、滋賀県の竜王IC付近で12kmの渋滞にハマってしまいました。

 そして、今日も竜王へ行ってきました。三井アウトレットパークで買い物をするためです。と言っても、今回は8/23と違って一人ではありません。10/3に知り合った女性とデートです。彼女は秋物のカーディガンと、お揃いのカバンを買いました。色々なお話をしながらとても楽しく買い物をしたので、あっという間に6時間くらい経っちゃいました。往きも帰りも竜王IC付近で大渋滞。前日の渋滞もアウトレットが原因だったみたいですね。その後、京都東山の将軍塚から夜景を見ましたが、同じ京都の街並みでも私の家の近所から見える夜景とは違って迫力がありました。ただ、写真愛好家や家族連れが結構いましたので、ムードはあまりないかもしれません。ところで、「どうやって女性と知り合ったのか」ということですが、ごめんなさい! まだ企業秘密にさせて下さい。

 P.S. 「A列車で行こう9」の西都市開発記の第3回をUPしましたが、車両が車庫に出入りするだけの退屈な動画になって­しまいました……。
  http://www.youtube.com/watch?v=1kMpx3ogBhc
    No.168  けっぱ  2010 / 10 / 11

コメント:三井アウトレットパーク滋賀竜王
so ここ一年くらいインしてなかって
この前はいったら みんなあいかわらずだったよww
あんちゃん がんばってる^^
No.168のコメント  adajc    2010 / 10 / 16

コメント:三井アウトレットパーク滋賀竜王
> ada 様

 そういえば滋賀って言ってましたね。2年前の名古屋オフの時にお会いできませんでしたからねぇ。最近、ShotOnlineやっていませんが、みなさんお元気ですかねぇ?
No.168のコメント  けっぱ    2010 / 10 / 14

コメント:三井アウトレットパーク滋賀竜王
竜王のアウトレットいったんだww
あんちゃんの家の近所らしいよ^^
電話したげたら よろこぶよ〜、、なんか 自慢みたいw
No.168のコメント  adajc    2010 / 10 / 13

名古屋
 名古屋に帰ってきました。今日は、午前に大学時代の恩師のところ、午後に来年4月から勤務することになる某研究所へご挨拶に行ってきました。明日は、色々な友達や知り合いにお会いして、近況・その他もろもろの話をする予定です。ひとまず就職先が決まったわけですが、いつどこで困難にぶち当たるのかわかりませんので、ヒューマンネットワークを大事にしないといけないなぁ、と思っています。と言っても、プライベートのネットワークは驚くほど少ないんですよね。友達が多い人を見ると、羨ましく思ったりします。ところで、写真はコメダ珈琲のモーニング。コーヒーにゆで卵,トーストがセットになって380円。名古屋ならこのくらいは当たり前なんですよね。こういうところで「名古屋に帰ってきたんだな」って実感します。

 さて、民主党の小沢元代表が検察審査会の議決によって強制起訴されることになりました。小沢氏は「正式な捜査機関である検察の捜査で不起訴になった」と主張していますが、法律的にクロでなければ、グレーなことはやっても良いというのは政治倫理的にNGだと思います。そもそも、何故億単位のお金が必要なのか、という基本的な疑問について、国民への説明が不十分すぎます。まあ、法律的にシロかクロかは別にして、刑事被告人となることが確定したわけですから、これで小沢氏の政治生命は完全に絶たれることになります。そうなると、頼りない民主党を引っ張っていくのが誰になるのか?ということですが、菅首相の無能ぶりにはガッカリですし、トロイカに代わる人材が見当たりません。鈴木,根岸両先生のノーベル化学賞受賞は明るいニュースですが、これは1970年代の成果。台頭する中国を横目に、日本は『過去に国』になってしまうのでしょうか……。

 P.S. 「A列車で行こう9」の西都市開発記の第2回をUPしました。
  http://www.youtube.com/watch?v=nbgUuZYXv3E
    No.167  けっぱ  2010 / 10 / 8

モヤモヤさまぁ〜ず2
 久しぶりにTSUTAYAでDVDをレンタルしました。普段、映画とかあまり見ないので、毎回TSUTAYAでレンタルする時は年間更新料を払っているような気がするんですよね。今回は、初めてテレビのバラエティー番組のDVDを借りました。テレビ東京の「モヤモヤさまぁ〜ず2」という番組です。テレ東と言えば「アド街ック天国」が有名ですが、アド街では紹介されないようなマニアックな街を、さまぁ〜ずの2人と大江麻理子アナがゆる〜い感じで紹介する番組となっています。ちょっと下ネタの入ったさまぁ〜ずのやりとりも面白いのですが、これにすっかり馴染んでしまっている大江アナの天然っぷりが可愛いんですよね。実は、彼女と自分は同じ歳なんです。番組名や大江アナの名前で検索すると、少しだけ動画が見られますので、一度チェックしてみて下さい。

 で、最近浮いた話がないなぁ、と思っていらっしゃるみなさん。お待たせいたしました。っていうわけでもないのですが、昨日ある女性と一緒に食事しました。久々のヒットです。さすがに、前回のように「お持ち帰り」はしませんでしたが、外見も中身も良いかもって思った女性は久しぶりです。来週もお会いする約束をしましたので、良い方向に発展すればいいなぁ、と思っています。

 しかし、私には時間がありません。来年の春には名古屋に戻ってしまうからです。実は、今週末に名古屋へ帰って、某研究所で打ち合わせをしたり、大学時代の恩師のところへ挨拶をしに行ったりする予定にしています。まあ、仕事についても恋愛についても、今から将来のことを悩んでいても仕方がないので、こればかりはその時々で考えるしかなさそうです。

 ところで、3報目の論文も書き終わり、しばらく暇になるかなぁと思って「A列車で行こう9」の開発を再開してしまいました。12,390円もしたゲームですから、1都市だけの開発で終わってしまっては勿体ないような気がしまして……。今度は、名古屋をモチーフにした「西都市」です。第1回の開発記をYouTubeにUPしましたので、興味のある方はご覧下さい。
  http://www.youtube.com/watch?v=wfptH40RHUU
    No.166  けっぱ  2010 / 10 / 4

寝台特急「日本海」で秋田へ
 無事、秋田から帰ってきました。早速、寝台特急「日本海」の様子を動画にまとめましたので、ご覧下さい。



 往きはレールと垂直に交わるB寝台の上段でしたが、上段には窓がない……。なので、雰囲気はまるでカプセルホテルです。f^_^; しかし、天井が高いので、思ったより圧迫感はありませんでした。ただ、トイレに行くためには、下段の通路を通らなければならず、年配の夫婦が通路を挟んでお話しされていたので、何となく通るのが気まずい……。B寝台の場合は、下段を予約した方が良さそうで、実際上段の7割くらいは空席でした。これなら1ヶ月前に気合いを入れて予約しなくても良かったかも。(-.-; カーテンを閉めれば、外から全く見えなくなりますので、安心して寝ることができました。寝台特急は、先頭に動力があって、客車にはありませんので、レールの「カタンコトン」という音はしますが、車内はとても静かでした。しかし、構造上は貨物列車と同じですので、発車や停車の際には同様の比較的大きな衝撃があって、そのたびに目が覚めました。完全に横になれる点は夜行バスより快適ですが、この衝撃だけは慣れが必要かもしれません。

 約10時間半で目的地の羽後本荘駅に到着。最低気温が12℃と京都よりも10℃も低く、とても寒かったです。友達に迎えに来てもらいましたが、家は駅のすぐ裏でした。一昨日は、車で大曲→角館へ行ってきました。大曲は花火大会で有名ですが、今年は既に8/28に終わっていますので、秋田新幹線が田沢湖線から奥羽本線へスイッチバックする駅だけ見て、次の角館に向かいました。角館は「みちのくの小京都」と呼ばれているそうで、京都人が小京都に行くというのもおかしな感じもしますが(笑)、写真のような江戸時代初期からの武家屋敷が残っており、観光スポットとして整備されていました。しかし、こちらも旬の季節はしだれ桜が綺麗な4月下旬だそうで、どうも時季を外している感が……。ただ、秋田は観光地も街も小規模で、遊びに行っても何もないというのが、都会人の感想です。

 昨日は秋田市内へ。友達の彼女も合流し、秋田名物の「いなにわ手綯うどん」を食べました。普通のうどんより麺が細く、歯ごたえにモチモチ感がありました。さば節が効いているダシがとても美味しかったです。その後は、前の晩にゴルフの話になって、8/20に買ったロブウェッジが良いという話をしたので、ゴルフショップへ行くことに。見ると欲しくなったと、友達もロブウェッジを買ってしまいました(笑)。そうなると打ちたくなるわけで、早速ゴルフの練習場へ。そこは、両側に高いフェンスもなく、まるで田んぼに向かって打つようなとても広大な練習場で、さすが秋田だなぁと感心しました。そうこうしているうちに暗くなってきましたので、友達の彼女も交えて飲むことになったのですが……。

 続きを読みたい方は、けっぱへのメールはこちらからよりお知らせ下さい。

 で、帰りはA寝台。まあ、寝台のグリーン車です。A寝台はレールと平行に寝ます。4人掛けのボックスシートの真ん中を埋めて一人で寝る感じです。こちらはシングルサイズほどの横幅がありますので、かなり快適でした。ただ、やはり発車・停車の際に衝撃があります。通路が干渉しない分、上段でも良いかもしれませんが、小さい窓しか付いていませんので、やはり下段の方がお薦めです(ただし、寝台料金が510円高くなります)。また、大阪行き上り列車では、福井から弁当やお茶の車内販売がありました(青森行き下り列車はありませんでした)。羽後本荘から8時間半ほどで敦賀に到着。ここで電気機関車の付け替えがありましたので、外観の写真をたくさん撮ることができました。老朽化が指摘されているブルートレインですが、車体はピカピカで、車内もそれほど傷んでいる様子は見られませんでした。かつては「富士」「はやぶさ」など九州方面にも走っていたブルートレインも、今は「日本海」や「北斗星」「あけぼの」と東北方面に向かうものしかありません。12/4に東北新幹線が新青森まで全通しますので、臨時列車化、そして廃止の危機が迫っていると言えます(既に「日本海」は2年前のダイヤ改正で2往復から1往復に減便されています)。だからこそ、「今のうちに乗っておきたい」と思うわけでして、それが実現できた今回の旅は、とても充実したものになったのでした。
    No.165  けっぱ  2010 / 9 / 27

嫌われる国
 尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件で、日中関係が冷え込んでいます。中国や台湾が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは、東シナ海で石油や天然ガスなどのエネルギー資源が見つかった1971年以降だそうです。南シナ海でも、スプラトリー(南沙)諸島やパラセル(西沙)諸島で中国や台湾と東南アジア諸国が、全く同じ理由で領有権を主張し合っています。また、日本は韓国に竹島、ロシアに北方領土をそれぞれ実効支配されています。第二次世界大戦の暗い過去を持っているとは言え、すでに半世紀以上前のこと。普段はとても平和な国なのに、この地政学的不安定さは一体何なんでしょう?

 そもそも、世界中で最も嫌われているのが中国人で、韓国人,ロシア人がこれに続くようです。どこの誰が言ったのかは知りませんが、この感覚は間違っていないような気がします。先日、自分の研究分野の国際会議があったのですが、それがアジア限定だったんですよね。そうなると、日本人以外は当然中国人や韓国人がほとんどということになります。研究のレベル自体が低いのは仕方がないとしても、自意識過剰で人の話を聞かず、平気でウソやホラを吹き、挙げ句の果てには他人の成果を盗んで自分がやったと主張する……。あれ?これって9/12に書いた「嫌われる人」そのものですよね。仮に第二次世界大戦の暗い歴史がなかったとしても、こんな人たちとは仲良くやっていけないような気がします。こんな国々に囲まれている日本って、本当にかわいそうですよね。なので、日本政府も平身低頭で謝罪ばかりせず、対等な立場で毅然と対応してほしいものです。少なくとも、今回の中国漁船衝突事件では相手の圧力に屈してはなりません。

 明日の夜、いよいよ秋田へ向かって出発します。初めての寝台特急、とても楽しみです☆
    No.164  けっぱ  2010 / 9 / 23

コメント:嫌われる国
 結局、中国漁船衝突事件の船長・セン其雄容疑者を処分保留で釈放してしまったようです。処分保留とは「犯罪の嫌疑が認められないか、不十分である」ということで、これは中国政府が求めていた「無条件釈放」そのものです。やっぱり相手の圧力に屈してしまった日本政府って一体……。
No.164のコメント  けっぱ    2010 / 9 / 24

JAF要請
 「○○さんのブログ見つけちゃいましたよ〜」って学生から言われる夢を見ました。確かに、知っている人が見れば、誰のブログか分かるんだろうなぁ、と。恋愛について書いていたら、カレシに見つかって閉鎖しちゃったブログも過去にありました。もし、私の知り合いで当ブログをご覧いただいている方は、こっそりご連絡下さい(笑)。まあ、ここに書いたことを普段喋らないようにしないといけませんね。夢で助かりました。f^_^;

 さて、早朝5時に京都市内をドライブしていたら、突然エンジンが掛からなくなりました。バッテリーが上がってしまったようです。仕方がないので、JAFを呼ぶことに。人生初のJAF要請です。30分くらい経ったところで、写真のレッカータイプの車が到着。発電機を繋いでもらったところ、あっさりエンジンがかかったので、やっぱりバッテリーが原因でした。前回の交換時期を見ると2003年7月。今の車は5年前に中古で買ったものなので、何と前のオーナー時代から一度も交換してません。作業員の方にも「ここまでよく長持ちしたね」と驚かれました。私はJAF会員なので、エンジンを掛けてもらうだけなら無料でやってくれるのですが、まだガソリンスタンドもカーショップも営業していない時間帯だったので、その場で新品のバッテリーに有償で交換してもらいました。で、そういえばエンジンオイルも1年くらい交換していないことに気付き、お昼になってからカーショップへ行って交換をお願いしてきました。そうしたら、オイルもぎりぎりまで減っていて、劣化していたとのこと。やっぱり最低限のお手入れくらいはしないといけませんね。

 しかし、車が止まってしまったところは、京都の繁華街のど真ん中で、昼間だったらたくさんの人が行き交う場所。もしかすると、知り合いに見られていたかもしれません。また、旅先や山奥で起こらなかっただけでも、ラッキーでした♪
    No.163  けっぱ  2010 / 9 / 19

トイレ用擬音装置
 大学には事務の女性がたくさんいます。オバサンばかりかと思いきや、若い女性も結構いるんですよね。美人とすれ違って「ドキッ」ってしたこともあります。でも、残念ながら接点がありません。私の身の回りの事務は研究室所属の2人の事務補佐員の女性がやってくれるのですが、24歳と23歳で完全に恋愛の対象外。一人は思いっきり天然が入っていて頼りなく、もう一人は無口で無愛想……。年の差がなくてもちょっと無理です。最近気になっているのが、購買部で働いている女性。レジで良くお会いするのですが、おそらく自分より年上で、左手の薬指に指輪が入っているので、確実に人妻。さすがに不倫までする気がないので、淡々とレジ打ちしてもらってます。でも、自分の好みのタイプの女性であることは間違いなさそうなので、何故か「ウキウキ」しながら購買部で物を買っている自分がいるのでした。←アホ! それにしても、大学には何故あんなに事務員の方々がいらっしゃるのでしょうか。不思議です。

 私の居室は事務棟から近いので、よくトイレの前で事務の方を見かけたりします。美人がトイレに入っていくところを見ると何故か「ドキドキッ」ってするのですが、さすがに覗きたいという変態願望はありません。ただ、トイレ用擬音装置の流水音が隣の男子トイレまでよく聞こえてくるんですよね。TOTOから「音姫」という商品名で発売されているアレです。おしっこの音を聞かれたくない女性の気持ちはわからなくもないのですが、廊下を歩いていても電子音が聞こえるので、「今、誰かがおしっこをしていますよ」ってわざわざ知らせているようなものです。おそらく流水音が不自然だから余計にそう思うんでしょうね。私はとても不快に感じます。ただ、本物の水を流して音消しすると10〜15Lの水を消費するそうで、全国のPanasonicの営業所に音姫を導入したら年間6400万円分の節水ができた、という話を聞いたことがあります。まあ、環境に優しいことは良いことなのですが、技術屋の私が思うことは、「余計な音を出して音消しするよりも、音が出ない便器を開発した方が良いのでは?」と……。
    No.162  けっぱ  2010 / 9 / 17

スーパーマリオ25周年とマッサージ
 ファミコンソフトのスーパーマリオブラザーズが発売されたのが1985年9月13日。ということで、今年で25周年になります。私が7歳の時に発売されたんですね。初めは、自分の親がゲームばかりし過ぎると困ると心配したのか、ファミコンの本体を買ってもらえず、何故か初代ベースボールのカセットだけ持っていたんですよね。でも、スーパーマリオの大ヒットで、遂に本体を買ってもらうことができました。今でも、どこにキノコがあって、どこの土管に入るとボーナスステージに行けるのか全部覚えていますし、一生忘れることはないでしょう。マリオ自体はただの配管工のオジサンなのに、何故これほどまでに愛されているんでしょうね。個人的には亀好きなので、カメ一族の敵キャラに愛着を持っていたりします(笑)。

 さて、話は変わりまして、最近肩凝りに悩まされています。パソコンに向かっている時間が長いのと、ゴルフを始めたせいだと思いますが、たまには自分へのご褒美も良かろうと思い、マッサージ店へ行ってみました。マッサージ店と言いますと、韓国式や中国式などの大陸系を名乗って如何わしいサービスをするお店もあるようですが、真剣にマッサージをしてもらいたかったので、家の近くにある健全なお店へ行きました。どうせオバサンに施術してもらうんだろうと思っていたところ、現れたのは可愛らしい若い女性。「こんな子でちゃんとマッサージできるのかな?」と思いながらマッサージ台に上がると、これがまた気持ちいい♪ 指圧が自分にとって絶妙な強さなんですよね。何も言わなくても、そこを押して欲しいと思うところを入念にマッサージしてもらい、凝りがかなり取れたように思いました。しかも、タオル越しとは言え、若い女性に触ってもらっているわけですから、気分が悪いわけがありません(笑)。「これは癖になるかも」と思いながら一週間後の昨日、早くも2回目のマッサージをお願いしちゃいました。その店は予約時に施術していただける方を選べるので、もちろん前回と同じ女性を。改めて顔をよく見ると、本当に可愛いんです。「しばらく通って仲良くなっちゃおうかなぁ」なんてスケベ心が沸いてきちゃったのですが、マッサージは相変わらず気持ちいいものの、会話が少々ぎこちなく……。マッサージ終了後、思い切って年齢を聞いてみると、何とまだ21歳とのこと。「ありゃりゃ、さすがにお食事とか誘うのはまずいなぁ」と思いながら、スケベ心がしおれていくのが自分でもわかってしまったのでした。歳が近かったら恋に落ちていたかもしれませんが、年の差を感じてしまっては仕方がありません……。よくよく考えてみたら、マリオより若いんですね。f^_^;
    No.161  けっぱ  2010 / 9 / 15

民主党代表選挙の結果
 民主党代表選挙は、大方の予想通り菅首相が再選されました。国会議員票は412 vs 400、地方議員票は60 vs 40、党員・サポーター票は249 vs 51でしたので、党員・サポーターによって首相が選ばれた形となりました。自民党員に投票用紙が届いたり、外国人に選挙権があったりと多くの問題が指摘されましたが、民意が反映された点では評価しても良いでしょう。

 しかし、私は小沢氏の当選を少し期待していました。確かに「政治とカネ」で汚いところがありますが、演説などを聞いていると菅氏よりもまともなことを言っているんですよね。財源不足が懸念されていますが、どうせ景気浮揚策で財政出動するのであれば、剛腕・小沢氏の政策実行力を見てみたかったような気がします。菅氏再選が決まって円高がさらに進んでしまいましたから、市場も同じように見ているのでしょう。菅氏は一に雇用、二に雇用と仰っていますが、景気が悪化すればさらに雇用がなくなるわけで、政策の順番が間違っていませんか? 菅氏の周りには経済政策通も見あたらず、このままでは本当に先行きが不安です。

 それにしても、負け戦に出て行ってしまった小沢氏は一体どうしてしまったのでしょう。地方議員票や党員・サポーター票で負けるのは織り込み済みで、国会議員票で逆転というシナリオを描いていたと思われますが、その国会議員票でも負けてしまいました。これで民主党を飛び出さない限り、政治生命が絶たれてしまったと言わざるを得ません。再び『壊し屋』となって政界再編に打って出る奇策があるのでしょうか。まあ、その方が日本のためになるような気もしないでもないですが……。
    No.160  けっぱ  2010 / 9 / 14

嫌われる人
 当ブログのURLを突然変更してしまいまして、申し訳ございませんでした。これまで無料でCGIが使えるということで、infoseekのiswebサービスを利用していたのですが、いきなり10月末でサービスを終了すると言われてしまいまして……。無料で使っていたので文句は言えませんが、1ヶ月半で出て行けというのは酷い話です。仕方がないので、本日からtok2.comのスペースをお借りすることにしました。新しいURLは
  http://www42.tok2.com/home/keppa/cgi-bin/blog2/blog2.cgi
となりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 さて、今日は「嫌われる人」の話です。人には誰でも好き嫌いがありますので、得意な人や苦手な人がいるのは仕方がないのですが、周りに「誰からも嫌われている人」っていませんか? どんな人が嫌われてしまうのか、ちょっと考えてみました。

 ・自意識過剰で常に上から目線、謙虚さがない。
 ・人の話を全く聞かない。
 ・KY、空気が読めない。
 ・面白い冗談ではなく、陰湿な嫌みで目立とうとする。
 ・うわべだけで、話が面白くないのに、やたらと長い。
 ・実力がないのに、ホラを吹く。
 ・他人をねたむ、嫉妬心が異常に強い。
 ・公然と人の悪口を言う。
 ・性格に表裏があり、人によって態度を変える。
 ・目上には媚び、目下には威張る。

 これを書きながら、「自分も気を付けないと」って思いました。(-.-; まあ、上記と反対であれば逆に好かれる人になれるわけでして、ちょっとした意識の持ち方が大事なんだと思います。みなさんも心当たりはありませんか?

 P.S. 職場で使っていたノートPCのマウスが壊れてしまったのでお店へ行ったところ、一番安かったのが写真の車の形をしたマウスでした。USBポートに差すと、ヘッドライトとテールライトが光るという……。f^_^;
    No.159  けっぱ  2010 / 9 / 12

衝撃の事実
 最近、ポニーテールが似合う子がかわいいなぁ、と思う今日この頃(笑)。写真はガッキーこと新垣結衣さんです。うん、かわいい♪(爆)

 さて、このところ研究発表会が続きまして、今日久しぶりに職場へ出勤しました。と言っても、自分が発表したのは9/2だけなんですけどね。ただ、色々な人とお会いするので、発表がない日でも結構疲れるんですよね。で、昨日は前の会社の元同僚に会いました。退職して1年経って、どんな感じなのかなぁ、と軽い気持ちで聞いてみたのですが、同じ部にいた先輩が自殺、後輩がうつ病で休職中と衝撃の事実を知ることになってしまいました。自殺した先輩は転職,離婚,再婚と色々な経験をされていましたが、もの凄く頭の切れる方で、どこに行っても活躍できると思われる素晴らしい人材。確かに前の会社の雰囲気に合っていない感じはしましたが、大学の教授ポストのお誘いもあったと聞いていましたので、いざとなったら再転職して道を切り開いていかれるのだろうと思っていました。それが……。もう絶句するしかありません。うつ病になった後輩はいわゆる『天然系』で、何でもポジティブに物事を捉えられるので、「悩みなんかないんだろうなぁ」って羨ましく思っていたくらいです。そんな彼を追い詰めてしまうなんて、よっぽど酷いことがあったのでしょう。自分がもし転職しなかったら……。想像するだけで怖ろしくなってしまいます。うつ病になっていたかもしれませんし、もしかすると自殺まで……。自分の身近だったところで起こったことに、とてもショックを受けています。この複雑な心境は、何とも言い表すことができません。

 重い内容で、大変失礼しました。m(_ _)m
    No.158  けっぱ  2010 / 9 / 8

猛暑
 8月が終わりました。今年の夏は本当に暑いです。残暑が厳しいなんてもんじゃありません。昨日の京都の最高気温はなんと37.1℃。今年2番目の暑さでした。3/13に「寒暖の差が激し過ぎる」ということで最低・最高気温のグラフをご紹介しましたが、8月の気温は画像の通りです。8/16以降は、8/21を除く15日間が最高気温35℃を超える猛暑日。最低気温は、8/10〜13を除く27日間で25℃を超える熱帯夜となりました。で、昨年7/22に電力使用量が77kWで1465円という記事を書きましたが、その次の月は136kWで2616円。今年の6月も168kWで3312円と同じ水準でしたが、7月はなんと290kWで6218円。毎晩クーラーをつけていたので、電気を使いすぎました。f^_^; この暑さは、お財布にも健康にも、そして環境にもよくありません。地球温暖化が進むと、日本の四季は春と秋がなくなって「二季」になってしまう恐れがあるそうですが、どうやら着実に近づいてしまっているような気がします。われわれ人類は、そろそろ経済至上主義から環境至上主義への転換を検討し始めなければいけない時期に来ているような気がします。

 環境対策のお役に立てるかどうかはわかりませんが、2報目の学術論文が正式に「掲載可」となりました。3報目のデータもまとまり、あとは本文を書くだけです。明後日は学会発表で、神奈川の某市まで行ってきます。ところで、来年4月から行く予定の名古屋の某研究所の学術論文を検索したところ、配属先の先輩が5年間で30報近くの論文を書いていることがわかりました。グループリーダーはかなりダメな人なのですが、優秀な方がいらっしゃって、かつ論文が十分に書ける環境にあることが分かったので一安心です。自分はそこまで能力があるとは思えませんし、その方が人間的にどうなのかはわかりませんが、自分も何とかやっていけるような気になってきました。面接の時の印象が散々だったため、こうやって前向きな気持ちになることは大事なんだと思います。来年の今頃は何をしているでしょうか。
    No.157  けっぱ  2010 / 8 / 31

民主党代表選挙とGIRL NEXT DOORと寝台特急「日本海」
 来月行われる民主党の代表選挙は、菅総理vs小沢前幹事長となることが事実上決まりました。これって2006年と同じなんですよね。民主党の代表は
 ・菅 (1996.6〜1999.9, 2002.12〜2004.5, 2010.6〜)
 ・鳩山(1996.6〜1997.9, 1999.9〜2002.12, 2009.5〜2010.6)
 ・岡田(2004.5〜2005.9)
 ・前原(2005.9〜2006.4)
 ・小沢(2006.4〜2009.5)
と変遷していますが、15年経っても変わり映えがしません。「○○グループが△△氏を支持」なんてニュースで言われていますが、まるで自民党の派閥闘争を見ているよう。ご隠居さんのブログでは以下のように紹介されていますが、かなり的を射ているような気がします。

 ・一新会(小沢グループ;旧自由党系)
   ゼネラルに物事を考えることのでき、大臣くらいなら充分にこなせる力量を持っ
   た人たちの集団。2009年衆院選で新人議員が多数加入。
 ・政権公約を実現する会(鳩山グループ;旧さきがけ右派)
   「サロン鳩山」で美味いコーヒーを飲みながら、庶民とかけ離れた空理空論を褒
   め合っているおぼっちゃま集団。
 ・国のかたち研究会(菅グループ;旧さきがけ左派)
   口では草の根を叫びながら、その実、庶民のことはまるっきりわかっていない。
   選挙のときだけ庶民を相手にする、組合おんぶにだっこ集団。
 ・政権戦略研究会(羽田グル−プ;ベテラン保守系)
   長老が多いが、能力不足の集団。
 ・民社協会(旧民社党系)
   中二階を気取っている時代遅れ集団。
 ・新政局懇談会(横路グループ;旧社会党系)
   横路氏だけは小沢氏のブレーキになれるが、「共産党員?」と思われる人も。
 ・花斉会(野田グループ;若手保守系)
   器の小さいゼネラリスト集団。
 ・凌雲会(前原・枝野グループ;若手保守系)
   人材としては、会社の課長止まり。視野の狭いスペシャリスト集団。

 国内総生産(GDP)が中国に抜かれ、円高・株価下落で経済が疲弊している中で、民主党の見事なまでの経済無策ぶり。結局、政権交代が目的になっていたこの党に政策はないのでしょうか。

 さて、最近の音楽で私のお気に入りは「GIRL NEXT DOOR」です。avaxが設立20周年記念にふさわしい「社運を賭けた」大型ユニットだそうですが、その割に「期待外れ」という声も多いようです。初めて曲を聴いたときの印象は「Every Little Thingに似てる……」。おそらく元ELTの五十嵐氏がday after tomorrowをプロデュースし、datのメンバーだった鈴木氏がガルネクの作曲を手掛けているという流れがあるからでしょう。アラサーには懐かしいサウンドです。ヴォーカルの歌唱力は「?」ですが、個人的には声質とシンセサイザーとのマッチングが心地良く感じます。

 ところで、またまた遊びの話ですが、来月秋田の友達のところへ行くことにしました。JRの指定席は1ヶ月前から購入できますので、早速みどりの窓口へ。今回は初めての寝台特急「日本海」です。往きはB寝台上段、帰りはA寝台下段にしてみました。新幹線で行くと26550円ですので、A寝台の23840円,B寝台の19640円はそんなに安くないのですが、ブルートレインはいつ廃止になってもおかしくないので、「今のうちに乗っておかないと」という感じで今から楽しみです。(^o^)
    No.156  けっぱ  2010 / 8 / 26

三井アウトレットパーク大阪鶴見
 最近、遊びまくりのけっぱです。f^_^; 週末は、三井アウトレットパーク大阪鶴見に行ってきました。アウトレットモールには、大きく分けて三井系と三菱−チェルシー・プレミアム系の2つがありますが、私は断然三井派です。名古屋圏なら、土岐プレミアムアウトレットよりもジャズドリーム長島の方が好きですし、神戸三田プレミアムアウトレットへ行ったときは、「土岐と一緒じゃーん」って思っちゃいました。他の三井系はどうなんだろうって思って大阪鶴見まで行ってみたわけです。

 早速、長堀鶴見緑地線に乗って門真南へ。ちょっと長い名前の路線ですが、東京の大江戸線と同じくリニアモーターカーだそうで……、と言っても車輪が付いていますので浮かないんですけどね。モーターがリニア(直線)だからリニアモーターカーなのでありまして、浮くか浮かないかは関係ありません。日本で浮くのは、山梨リニア実験線のJRマグレブと、愛・地球博記念公園を走る愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)のHSSTだけです。まあ、そんなことはどうでも良いのですが、行ってみると思ったより小さい……。アウトレットモールというと広大なイメージがありますが、御殿場プレミアムアウトレットの店舗面積が45200平米,ジャズドリーム長島が30000平米あるのに対して、三井アウトレットパーク大阪鶴見は9350平米。かなりコンパクトです。まあ、広ければ良いってものでもないので、むしろ自分にはちょうど良いかも、なんて思っちゃいました。で、お買い物ですが、先日のゴルフのラウンドの時に帽子がなくて、とても暑い思いをしたので、アメリカのナンバープレートをデザインした帽子を買ってきました。でも、家に帰ってから見ると、卸売市場のセリ市でよく見かける帽子にも見えなくもない……。まあ、気にしないことにします(笑)。帰りは、門真市駅から大阪モノレールに乗りました。別に高所恐怖症というわけではありませんが、モノレールとかロープウェイってよく下に落ちないですよね。って、全然理系っぽくないことを思いながら、いつも乗ってます(笑)。

 こんなことを書いていると「遊んでばかりいるんじゃないか」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんと仕事もやってます(笑)。学術雑誌に投稿した2報目の論文が審査から返ってきて、「微修正すれば掲載可」という結果でしたので、早速修正原稿を提出しました。今、3報目の論文のデータを取っていて、成果の一部を9/2に行われる学会で発表する予定です。ほら、ちゃんと仕事してるでしょ(笑)?
    No.155  けっぱ  2010 / 8 / 23

ゴルフクラブ衝動買い
 昨日、ゴルフクラブを衝動買いしちゃいました。ゴルフを始めるにあたって、Wilson Aviatorのクラブセットを買ったのですが、このセットには以下のクラブが入っていました(数値は上:ロフト角,下:日本人男性の平均飛距離です)。

   1W | 3W | 5W |  | 5I | 6I | 7I
  ----+----+----+----+----+----+----
  10.5| 15 | 19 |  | 27 | 31 | 35
  230Y|215Y|195Y|  |160Y|150Y|140Y
  ----+----+----+----+----+----+----
   8I | 9I | PW |  | SW | PT |
  ----+----+----+----+----+----+----
   39 | 43 | 47 |  | 56 |−−|
  130Y|115Y|105Y|  | 85Y|−−|

 先日のフルコースのラウンドで感じたことは、5Wと5I,PWとSWそれぞれの間のクラブがないこと。私の飛距離は、上表の10%OFFって感じなのですが、残り160Yというシチュエーションが結構あって、持つクラブがなかったんです。昨日、ゴルフショップにふらーっと入ったのですが、ユーティリティ新品がなんと1本3900円。「これは買いだ!!」と思って、ロフト角21°のユーティリティを買いました。本当は24°のユーティリティも、と思ったのですが、隣を見ると同じ値段でウェッジが。「アプローチウェッジ(AW)も買わないと」と思い、ロフト角52°のものを買いました。で、ゴルフでは14本までクラブを持って良いことになっていますので、もう1本持つことができます。そこで、先ほどの24°のユーティリティと、ロブウェッジ(LW)と呼ばれるロフト角60°のもので迷うことに。店員さんに聞いてみると、「24°のユーティリティは5Iに近い感覚なので、LWをお試しいただいたらどうでしょうか」と薦められたので、LWを買うことにしました。3本で計11700円。本当に安かったです。

 で、今朝6時に練習場へ行って、早速試し打ち。ユーティリティはウッドとアイアンの中間と言われますが、確かに形状はウッドの形に近いのに、打ち方はアイアンといった感じでした。飛距離も5Wと5Iの間くらいで、狙い通りのクラブが買えました。LWは素人には難しいと聞きますが、打ってみた感じでは50Y以下のアプローチに有効で、バンカーショットにも使えそう。残り50Yで、低い弾道ならAWでハーフスイング、高い弾道ならLWでフルスイングといった使い分けもできそうです。また、折角なのでドライバーの練習もしましたが、一度フルコースに出たおかげで練習の目的が明確になり、飛距離もちょっと延びたように思います。元々運動神経の悪い自分ですが、ゴルフなら何とか人並みにやれそうで、ちょっと楽しくなってきました。早く次のラウンドに行きたくなってきましたが、もう少し涼しくなってからですね。さすがに猛暑日のラウンドは厳しすぎました。(>_<)
    No.154  けっぱ  2010 / 8 / 20

五山の送り火
 昨日、誰かが「今日は大文字焼きだよねぇ。」なんて話をしているのが聞こえ、急遽見に行くことに。ちなみに、大文字焼きというのは奈良高円山などで行われるものを指すそうで、京都のものは「五山の送り火」というのが正式だそうです。確かに調べてみると、「大文字」の他に「左大文字」「妙法」「舟形」「鳥居形」があって、どれを見に行こうかちょっと迷う……。で、嵐山を調べてみると、渡月橋付近で灯籠流しが行われるとのこと。ということで、嵐山へ行ってきました。先月行われた祇園祭は全く見に行かなかったのですが、来年の今頃は京都にいないことが決まって、急に京都のイベントに関心を持つようになったのでしょうか。f^_^;

 点火30分前に到着したのですが、渡月橋の上は既にもの凄い数の人。灯籠流しが始まっていましたが、これは桂川の下流側から見ることができました。また、上流側では鵜飼いもやっていたようです。一方、渡月橋の上から遠くに光る大文字が見えるそうなのですが、これは確認することができませんでした。嵐山のメインは鳥居形の送り火。20時20分に点火され、曼荼羅山の斜面に橙色の鳥居が浮かび上がりました。花火のように音がするわけでもなく、静かに光る送り火はとても幻想的でした。もちろんカップルもたくさんいましたが、辺り一面が暗がりということもあって、キスしている熱いカップルを結構見ちゃいました(笑)。

 本来であれば、これで夏が終わって秋が近づいてくる感じなんでしょうけど、今年はまだまだ暑い日が続きそうです。
    No.153  けっぱ  2010 / 8 / 17

関西でのお盆休み
 みなさんはお盆休みをどのように過ごされましたか? 私は先月までの就活で何回も名古屋へ帰りましたので、今年のお盆休みは関西で過ごしました。8/11は仕事が終わってから京都・河原町へ。特に用事があったわけでもありませんでしたが、京都ロフトが河原町三条のミーナ京都に移ったということで、新しい店舗を見に行ってきました。まあ、ロフトという店は、何処へ行っても売り場は大体同じ感じで、場所が河原町ビブレから変わっても、お店の雰囲気はほとんど同じでした。特に欲しい物もなかったので、何も買わずに帰ってきました。

 8/13はゴルフをしに高槻へ。今までショートコースしか行ったことがなかったので、初めてのフルコースです。と言っても、PAR 70,5200Yしかない河川敷パブリックコースですが……。スコアは18Hで110台の後半と、初めてのラウンドにしては悪くなかったように思いますが、ドライバーは何回か大きくスライスし、アプローチのアイアンも上手く当たらず全てショート。ちゃんとラウンドするためには、もっと練習してショットの成功率を上げなきゃいけませんね。ただ、この日の大阪の最高気温は34.3℃。正直、スコアなんかどうでも良くなるほど暑くて、プチ熱中症になりかけていたのか、ラウンド開始時刻には遅刻するわ、途中のホールにSWのクラブを置いてきてしまうわ、で散々でした。こういう子供っぽいというか、だらしがない自分って本当に嫌になるんですよね。久々に自己嫌悪に陥りました。前の会社のストレスからか、昨年大きな病を患い、肉体的にも精神的にも少しお休みが必要な状況の中で、いつの間にか身近に接している学生のレベルに満足するようになってしまったのかもしれません。しかし、来年の春から再び「ちゃんとした社会人」として働かなければいけませんので、惰性で毎日を過ごすのではなく、自分が成長できるように努力していきたいと、決意を新たにした次第です。

 8/15は気分転換も兼ねて、神戸まで遊びに行ってきました。前回は5/16に前カノと六甲山と神戸港へ行きましたが、今回は一人で元町から三宮です。横浜もそうですが、港のある街ってオシャレですよね。まあ、東京にも大阪にも名古屋にも港はありますが、神戸と横浜は何となく雰囲気が違うような気がします。急に買い物がしたくなって、一件のカバン屋さんへ。2/14にビジネス用のカバンを買いましたが、プライベート用にも一つあっても良いかな、と思い、TOMMY HILFIGERの小さいカバンを衝動買いしました。今回買ったのが写真手前の小さい方ですが、実は昨年の8/30の旅行の際に一回り大きいミニボストンを購入したんですよね。でも、奥のカバンは19 cm×19 cm×39 cmで、普段持ち歩くには大きすぎるので、今回の15 cm×15 cm×27 cmくらいが丁度良い大きさかな、って思ってます。早速、何処かへ出掛けたくなっちゃいました(笑)。来週末は何をして過ごしましょ?
    No.152  けっぱ  2010 / 8 / 16

東都市開発記終了
 「A列車で行こう9」東都市内散策の動画をUPし、開発記の更新を終えました。最後に、クレジットロールを付けてみましたが、BGMと相まって感動的な感じに仕上がったのでは、と自己満足しています(笑)。このゲームは、始めると中毒的にやり続けたくなってしまうので、しばらくお休みしようと思いますが、1ヶ月くらい経っても暇が続くようでしたら、また再開してしまうかもしれません。

 さて、もう随分前のニュースになってしまいますが、7/20に大韓航空機爆破事件の実行犯であるキム・ヒョンヒ元死刑囚が来日しました。軽井沢にある鳩山前首相の別荘で北朝鮮拉致被害者家族と面会しましたが、事件が起きた1987年までしか北朝鮮にいなかった元死刑囚から、予想通り新しい情報を得ることができなかったようです。この元死刑囚の来日を推し進めたのが、中井拉致問題担当相。週刊誌に女性スキャンダルなどを報じられた時もどうかと思いましたが、元テロリストへのVIP待遇、ヘリコプターでの遊覧飛行、その後のマスコミ対応を見ていると、だんだん腹が立ってきました。山田農水相の時も思いましたが、民主党にはこんな人しかいないのでしょうか。今更事務所費問題が疑われている荒井国家戦略相も、落選してから死刑執行した千葉法務相も、とても国民の支持が得られるとは思いません。こんな民主党では衆参ねじれ国会を乗り切れるとは思えず、日本の国政は果たしてどうなってしまうのでしょうか。



    No.151  けっぱ  2010 / 8 / 9

採用通知
 某研究所の最終面接の結果が来ました。「合格」だそうです。これで、来年の4月から再び名古屋で働くことになります。次のポストが決まって一安心という気持ちと、面接やこれまでのプロセスから果たして気疲れせずやっていけるかという不安な気持ちの両方が沸いてきています。また、1年9ヶ月で京都を離れることになることや、大学のポストに就けなかった寂しさもあります。ただ、新天地が決まったことを前向きに捉えて、京都での残りの8ヶ月間を有意義に過ごしたいですね。これでまた、人生の大きな一区切りを迎えることになります。

 さて、「A列車で行こう9」の開発も終了しました。開発記としては最後の動画をUPしましたが、東都市内を散策する動画を3回に分けてUPする予定にしています。


    No.150  けっぱ  2010 / 8 / 6

北九州
 昨日は気分転換も兼ねて北九州まで遊びに行ってきました。京都を出発したのが午前3時。吹田JCTまで名神で、そこから先は中国道、さらに神戸JCTから山陽道に乗りました。午前5時頃、途中の三木SAで早めの朝食をとり、午前7時頃に宮島SAでトイレ休憩、山口JCTから中国道に戻り、午前9時頃に美東SAで給油して、午前10時頃に本州と九州をつなぐ関門橋を渡りました。門司港ICで高速を降り、国道3号線で小倉駅まで。駅前に車を置き、モノレールで小倉競馬場まで行ってきました。JRAの競馬場は、これで東京,中山,京都,阪神,新潟,中京,小倉と7場行ったことになります。残るは福島,札幌,函館です。土曜日ということもあってか、競馬場はとても空いていました。メインレースのときでも、ゴール前の人もまばらで、屋外の座席ならどこにでも座ることができました。こんな空いている競馬場は初めてです。北九州市の人口は100万人で、県庁所在地の福岡市とは60kmくらい離れています。もっと福岡との距離が近ければ、こんなに空いていることはないと思うのですが……。ちなみに、今日は小倉での最大のレースである小倉記念(G3)が行われ、テレビで見る限りでは昨日と比べものにならないほどのお客さんで賑わっていました。北九州の人が集まったのか、それとも福岡からのお客さんが増えたのかはよくわかりませんが……。競馬場自体は、芝コース一周1600mの典型的なローカルコースで、中京競馬場とそっくりでしたが、直線が短い分、さらにコンパクトに感じました。ちなみに、馬券はさっぱり当たりませんでした。(>_<)

 午後4時頃に競馬場を後にし、モノレールで小倉駅に戻ってきました。次に向かったのは小倉城。最近、地方都市へ行くと、何故かお城へ寄ることが多くなったんですよね。これも歳を取ったからでしょうか。f^_^; 小倉城は、小倉駅から歩いて行くことができます。現在のお城は昭和34年に復元されたものですが、隣に平成15年に完成したリバーウォーク北九州というショッピングモールがあって、和洋が同居する不思議な空間になっていました。

 続いて向かったのが、和布刈(めかり)神社。門司港のすぐ横にあります。ここでは、旧正月にワカメを刈り取って神前に奉納する儀式が行われます。この神事は、松本清張の推理小説「時間の習俗」でアリバイ工作に使われたことから、ご存じの方が多いのではないでしょうか。実際行ってみると、関門海峡の潮の流れは速く、平安時代に平家が滅亡した壇ノ浦の戦いがここであったんだ、という思いに晒されます。しかし、和布刈神社は関門橋の真下にあって、この橋が風情を壊していて残念!と思いました。神社自体はとても小さいのですが、訪れる人が絶えませんでしたので、やっぱり小説の影響は凄いんだなぁ、と思った次第です。

 そんなこんなで午後7時を回ってしまったので、帰路に就くことにしました。帰りは関門トンネルを通って下関ICから高速に乗り、今度は中国道をひたすら走って京都を目指しました。山口JCTで山陽道と別れると交通量が極端に減り、照明もほとんど設置されていなかったので、運転していてちょっと怖かったです。荷卸峠PAで1時間ほど仮眠した後、夕食をとるために安佐SAに寄ったところ満席だったため、次の七塚原SAへ向かいました。午後10時頃到着しましたが、なんと営業時間外。セルフのガソリンスタンドは営業していたため、車だけご飯を食べることができ(笑)、私はさらに先の大佐SAまでお預けになってしまいました。その大佐SAには午後11時半ごろ着いたのですが、ラーメンのみ食べられるとのこと。まあ、12時閉店ということで、食べられただけマシだったわけですが……。神戸JCTで山陽道と合流してからは交通量も増え、今日の午前3時に京都に到着しました。丸一日の旅でしたね。(^o^)

 「A列車で行こう9」の開発もいよいよ終盤に差し掛かってきました。開発スタートから10年が経過しましたが、街の発展とともに動作が厳しくなってきました……。でも、頑張ってUPします!


    No.149  けっぱ  2010 / 8 / 1

代行バス
 某研究所の最終面接に行ってきました。面接時間が朝9時からだったので、東京郊外の某駅前のホテルを予約したのですが、事故の影響で列車が止まってしまい、途中駅で足止めになってしまいました。仕方がないので改札付近で待っていると、代行バスが出るとのこと。情報を早くキャッチできたので、2番目のバスに乗ることができました。しかし、目的駅の2つ前の駅で列車の運行が再開されているのがバスから見えました。そこで乗り換えた方が明らかに速いのですが、代行バスに乗る機会は滅多にないと思い、そのまま目的駅までバスに乗車することにしました。夜だったので風景はよく見えませんでしたが、街の様子は何となく分かり、時間的には損をしたけれども、旅としては良い経験をさせていただいたと前向きに解釈しています(笑)。

 ところで、代行バスに乗ったのは今回が3回目です。1回目はサラリーマン時代に会社から家へ帰る時で、大雨のため途中駅で足止めとなりました。で、代行バスに乗ったところ、家の最寄り駅に着いたときには、今回と同じように列車の運行が再開されていました。そして、その次の日も大雨のため同じ駅で足止めとなりましたが、代行バスに乗らずに列車の中で待っていたところ、翌日の午前5時まで運転は再開されず、そのまま家に帰ることなく会社へ行く羽目になりました。なので、確実に目的地に着きたい場合は、結果的に遅くなっても代行バスに乗った方が賢明なんでしょうね。2回目は出張で水戸線沿線の企業にお邪魔するときに、水戸線が工事で運休していたため、代行バスに乗りました。列車なら15分程度のところが、バスで1時間もかかって大変だった記憶があります。

 で、肝心の面接ですが、特に問題なかったように思います。結果待ちの段階ですが、全てが終わって振り返ってみると、一番きつかったのが一次面接が終わった後の「二次面接の練習」でした。おそらくここが最大の関門だったのでしょうが、ちょうど前カノと別れた時期と重なったため、精神的にはとても辛かったです。でも、この機会に自分を見つめ直すことができたことはプラスだったと思います。果たして、来年の4月から名古屋へ戻ることになるのでしょうか。

 さて、「A列車で行こう9」ですが、相変わらずハイペースで開発が進んでいます。youtubeのチャンネル登録が増えましたので、見ていただいている方が多いみたいです。以前、お試しでニコニコ動画にUPしたところ、誹謗中傷のコメントがたくさん付きました。結局、動画を削除し、それ以来UPすることはなくなりましたが、政治家や有名人の方々は2ちゃんねるなどの掲示板で酷いことばかり書かれています。自分だったら凹むなぁ、とニコニコ動画でのコメントを見て思った次第です。1年前に秋葉原で起きた無差別殺傷事件は、掲示板でのトラブルが犯行の動機になってしまったようで、インターネットの匿名性が世の中を悪くしているような気がしないでもありません。

    No.148  けっぱ  2010 / 7 / 30

メールの返信
 些細なことなのですが、携帯電話にメールをしても返信が返ってこないことが、このところ立て続けにありました。そんなことを気にするなんてちっちゃい人間だなぁ、と思われるかもしれませんが、気分が良いものでもありません。確かに、メールは後から読み返すことができるため、いい加減な文章を送るわけにいかないのもよくわかりますが、いくら忙しくても100文字くらいのメールならすぐできるはずです。私のところにメールが来たら、どんなに忙しくても日付が変わらないうちに返信するように心がけています。ただ、いくら返信しているとは言え、相手が期待しているよりかなり薄っぺらな内容やボリュームだったりすることが、自分にも無いとは言い切れません。相手の立場や気持ちに立って、自分がされたら嫌だろうな、ということをしちゃダメだ!と改めて思った次第です。

 さて、すっかり書くのを忘れていましたが、就活の二次面接に合格しました! 最終面接は7/29だそうです。ただ、前回のようにプレゼンテーション資料のチェックや練習は不要とのことで、何となく既に結果は決まっているような感じがします。f^_^; でも、油断することなく準備しなきゃダメですね。頑張ります!(^o^)

 P.S. 結局、プライベートでやることがないので、「A列車で行こう9」の開発がどんどん進んでいます(笑)。こんなので良いのかなぁ、と思いつつ動画をUPしました。(-.-;

    No.147  けっぱ  2010 / 7 / 23

ゴルフ・ショートコース
 京都は7/17に梅雨が明けました。今年の梅雨は本格的な雨が降ることが多く、晴れの日が少なかったように思います。連日、豪雨の被害が報道されていましたが、これだけ科学技術が進歩して天気予報が当たる確率が上がったとは言え、やっぱり自然の力は怖いなぁ、と思った次第です。梅雨が明けた途端、今度は猛暑に見舞われ、海や川での事故が増えています。昨日の京都の最高気温は34.4℃。本当に暑くなりました。

 その梅雨明けの日に、枚方にあるゴルフのショートコースへ行ってきました。5/10以来のラウンドでしたが、今回はきちんと練習してからプレイしたので、前回よりも良いスコアで回ることができました。ところで、自分達の前の組がカップルだったんですよね。仲良くやっているのは良いのですが、プレイが遅かったんです。まあ、女性がいるので仕方がないのですが、自分達は男3人だったので、遠くから冷やかしながらラウンドしていました。周りからどんな目で見られるかわかりませんので、こういうところには二人っきりで来ちゃダメだな、って思いました(笑)。

 開発中の「A列車で行こう9」ですが、三連休中に随分進んでしまったので、2回分ご紹介します。まあ、思い通り開発できているのは、株のおかげなのですが……。f^_^;


    No.146  けっぱ  2010 / 7 / 20

両想いと片想い
 最近、知り合いが不倫をしていたという話を聞きました。同じ職場の女性とお付き合いしていたみたいです。事実を知った奥さんは、外泊の事実をあぶり出すために、出張記録を出すように事務の女性に詰め寄ったそうです。そんな修羅場に立ち会ったことがないのでよくわかりませんが、凄い世界なんだろうなぁ、って思っちゃいます。そんな世界が身近にあるなんて、ちょっと信じられません。

 そもそも浮気や不倫をする人の気持ちがイマイチわかりません。だって、浮気相手もされた人も最終的には傷つけるだけじゃないですか。私はカノジョがいるときに、他の女性とお付き合いしたいと思ったことは一度もありません。この人も良いなぁ、って思うことはあっても、それ以上先に進もうとは思いません。また、別れた女性と復縁する気にもなりません。別れた直後は、もう一度やり直したいと思うのですが、時間が経つにつれて「何故、あの人と付き合ったんだろうか?」とさえ思うようになってしまいます。おそらく理想の女性と実際にお付き合いできる女性にはギャップがあると思うんです。でも、両想いになると良い面ばかりに目がいくようになるんですよね。それが別れると、悪い面も見られるようになって冷めていくのだと思います。前カノと別れて1ヶ月くらいが経ちますが、今はそんな心境です。ただ、昔好きだったけど片想いで終わってしまった人は、今でも良い印象を持っているんですよね。理想の女性に近い人だったから、いつまで経っても好きなんだと思います。カノジョと別れた直後に思い出す人ってそんな人じゃないですか?

 P.S. 遂に「A列車で行こう9」の開発記を公開しました。今回から動画編集にAdobe Premiere Elements 8.0を導入しましたので、色々なエフェクトが使えるようになりました。(^o^) 第1回は山中線,京葉バスの開通です。

    No.145  けっぱ  2010 / 7 / 15

第22回参議院議員選挙
 サッカーワールドカップが閉幕しました。優勝したのはEURO2008のチャンピオン・スペインでした。パスサッカーは華麗でも勝負弱く、「万年優勝候補」なんて揶揄されていたスペインでしたが、初戦のスイス戦には敗れたものの、決勝トーナメントに入ってからのスペインはまさに「無敵艦隊」でした。トーレス,ビジャ,シャビ,イエニスタと攻撃力の厚さに注目が集まりがちですが、今大会わずか2失点の高い守備力が勝因だったのではないでしょうか。あのポルトガル,ドイツ,オランダに対して無失点ですからね。ゴールキーパー・カシージャスのスーパーセーブも見事でした。ただ、スペインはチリ,パラグアイとは対戦しましたが、南米の強豪と当たらなかったんですよね。次は、ブラジルやアルゼンチンとの対戦を見たいものです。

 さて、昨日は第22回参議院議員選挙が行われ、民主党が単独過半数に必要な56議席に遙か及ばず、44議席と惨敗を喫しました。一方、私が投票したみんなの党は、改選議席ゼロから10議席獲得と飛躍的な勝利。結党時は時期尚早なんていわれた渡辺代表ですが、他の新党の惨敗ぶりを見ると、先見の明があったと言えるでしょう。これで、参議院でのキャスティングボートを握ることになります。不思議に思うのは自民党の躍進。改選36議席を大きく上回る51議席を獲得し、改選第1党となりました。しかし、衆院選の惨敗から11ヶ月の間、自民党の何が変わったのでしょう。消費税が思わぬ争点となりましたが、自民党も増税路線ですし……。

 ところで、参院選では「1人区」に注目が集まります。それは、当選2人以上の選挙区では、与党と野党が議席を分け合うため、差が付かないためです。京都も2人区ですが、開票が始まる前から現職の民主,自民の2人に当確が出てしまいました。参議院の選挙区は都道府県単位で、1〜5人区までありますが、これは一票の格差(当選者÷有権者の比)をなるべく小さくするためです。しかし、1人区の結果が情勢を左右するのであれば、一票の質は全然違うように思います。質を同じにするならば、全ての選挙区を1人区にすべきです。参議院議員は都道府県の代表1名という考え方があっても良いような気がします。そうなると、少数意見が反映されにくくなってしまいますが、それを補完するために比例代表制があるわけで、全国区である比例代表制の一票の格差はゼロになります。

 その比例代表制ですが、現在は「非拘束名簿式」、すなわち党名を書いても候補者名を書いてもOKということになっています。しかし、候補者名が書かれた場合は党名の確認が必要なわけでして、開票作業に相当な負担を強いているのではないでしょうか。今回の参院選の費用として436億円(事業仕分けで前回より90億円減)が計上されているそうで、選挙にはお金がかかるんです。翌朝になっても当選者が決まらない非拘束名簿式比例代表制というのはいかがなものか、と思ってしまいます。

 今回、与党である民主党が惨敗しましたが、これで政権が交代するわけでもありません。そもそも、何のための参議院なのでしょう。「良識の府」として衆議院を監視する役割があると思いますが、それなら政党色を一切なくすか、衆議院とは関係のない政党が争うべきではないかと考えたりもします。参議院がいつまでも「衆議院のコピー」であるならば、不要であると言わざるを得ません。参議院廃止のためには憲法改正が必要ですが、いきなり「自衛隊と9条」などの難しい問題を取り扱うよりは、国民の理解が得られやすい「参議院廃止」で憲法改正を練習してみるのも良いのではないでしょうか。
    No.144  けっぱ  2010 / 7 / 12

A列車で行こう9
 遂に買ってしまいました。

  『A列車で行こう9』

 インストールしたPCは2年前に購入したDell Inspiron530ですので、ちゃんと動くのか心配だったのですが、設定を低画質にすれば動画キャプチャも可能なくらいまで動くようになりました。これなら楽しめそうです。今年の1〜3月頃、旧バージョンのThe 21st Centuryにハマって、その後カノジョが突然できましたが、今回はどうでしょう(笑)。



<Specification>
 OS     Windows Vista Home Premium SP2 32bit
 CPU    Intel Core2 Duo E4500 (2.20GHz)
 RAM    3GB
 GPU    NVIDIA GeForce 8600GT (VRAM 256MB)
 簡易設定  低
 解像度   1024×768 pixels (Full Screen Mode)
 Capture  DxCapture (Desktop Mode, MJPEG Compressor Codec)

<Frame rate> ※カッコ内はDxCaptureで動画を録画中の値
 Opening A 39.1(37.7)fps
 Demo A   32.1(30.7)fps
 Demo B   32.5(31.4)fps
 Opening B 41.6(41.1)fps
    No.143  けっぱ  2010 / 7 / 9

七夕
 今日は7月7日、七夕ですね。小さい頃は、笹に願い事を書いた短冊を飾ったものですが、最近の幼稚園や小学校でも行われているんですかねぇ。自分に子供がいないので、最近の子たちが普段何をして遊んでいるのかもよくわかりません。まあ、折角なので短冊に願い事を書いてみました。心の隙間を埋める些細な願い事なんですけどね。「良い」というところがポイントです!

 ちなみに、新暦では梅雨の真っ只中になってしまいますので、七夕の日に天の川を見ることはなかなかできませんが、旧暦ではだいたい梅雨明け後になりますので、昔は晴天率が高かったようです。
    No.142  けっぱ  2010 / 7 / 7

二次面接
 某研究所の二次面接が終わりました。7/1は名古屋で練習だったのですが、プレゼンテーションをしているときから頭がボーッとしていて、質問に答えているときも、こんな答えじゃダメなんだろうなぁ、というのがその場でわかってしまうくらいグダグダな練習になってしまいました。自分の能力の無さには本当にガッカリしましたが、今回の練習では、コイツを何とかしてやろうという思いやりの気持ちを感じることができ、これだけサポートしてもらっているのだから、頑張らねば、という気になってきました。ただ、気が滅入っているような感じがしたので、翌日の7/2は、仕事も就活も恋愛も一切忘れて、久しぶりに名古屋の街を散策しました。いつの間にかなくなっていたり、新しくできたりしたビルがありましたが、ホームグラウンドにいるような気がして、嬉しくなってきました。この街に帰ってくるためにも、頑張って面接を受けないといけないな、と思いました。

 7/3は実家でプレゼンテーションを練習したり、想定問答を考えたりして、本番に備えました。また、気分転換を兼ねて、サッカーワールドカップ決勝トーナメント準々決勝のオランダvsブラジル,ドイツvsアルゼンチンを観戦しました。オランダとドイツには仕事で2回ほど行ったことがあり、両国の対戦を見てみたいなぁ、と思っていただけに、両チームとも勝ち上がったときには、密かにガッツポーズしていました(笑)。特に、ドイツは凄かったですね。イングランドやアルゼンチンを相手に、決勝トーナメントで4点も取ってしまうとは……。このまま優勝してしまいそうな勢いです。

 7/4は東京へ移動しました。名古屋−東京間なら、別に当日移動しても構わないのですが、最近横になっても色々考え事をしてしまって寝付くのが遅くなる傾向があるので、当日は朝ゆっくりできた方が良いのでは、と思ったからです。錦糸町の宿に泊まったのですが、中国系や東南アジア系、さらには南米系の娼婦と思われる女性が駅前にいっぱい立っていて、ちょっと怖かったです。首都圏では夜の歓楽街の取り締まりが厳しく、歌舞伎町を含めて何処も往年の賑わいがなくなってしまったと聞きますが、裏社会に潜り込んでしまうくらいなら、合法の風俗が栄えていた方がまだ安全のような気がしました。結局、夕飯だけ外で食べて、あとはホテルで大人しくしていました。

 そして、今日が面接の本番。と言っても、ホテルのチェックアウトから面接の時間まで空いてしまったので、秋葉原に寄ってみました。まず向かったのがApple Store。早速、iPhoneとiPadを触ってみました。iPhoneは小さすぎて、とても不快に感じました。文字入力もしづらかったですし、Web閲覧も細かすぎて……。それに比べて、iPadは持ち運ぶにも大きすぎず、1024×768の画面解像度ならWebもストレスなく閲覧できましたので、とても好印象を持ちました。さらに、タッチパネルでの文字入力が思ったよりスムーズで、ちょっとビックリ! ただ、私の場合はWeb閲覧のためだけに端末を持ち歩くということはなく、外でもOfficeソフトを使うことが多いので、キーボードがないとダメなんですよね。そうなると、やっぱりVAIO PのようなPCを選んでしまいます。Mac系の画面の美しさには、いつも憧れるのですが、実用性を考えると購入まで至らないんです。

 それでも時間が余ってしまい、喉も渇いてきたので、喫茶店に入ることにしたのですが、折角アキバにいるのだからと思い、勇気を振り絞ってメイド喫茶に入ってみました。しかし、入った瞬間、私にはダメでした。本当にメイドが萌えキャラになりきっているんですね。「ご主人様おかえりなさいませ。」までは我慢できたものの、ポラロイド撮影を執拗に薦めてきますし、アイスコーヒーを頼もうとしたら「ニャンニャン何とかフローズンじゃなきゃ嫌」と言われ、それでも頑なに注文したアイスコーヒーが来たときには「おいしくな〜れ〜、おいしくな〜れ〜、ハニーフラッシュ」と一緒にやらされました。もう我慢の限界と思って周りを見回してみますと、アニメ好きそうな20歳代2人組、30歳代デブ3人組、そして40近くと思われる単独客2人がいました。20歳代2人組は、メイドと楽しそうにポラロイド撮影して帰っていきました。デブ3人組はカクテルを注文し、メイドがシェイクしている時の手拍子に私も付き合わされました。そして、最も気味悪かったのが40代の単独客。メイドからあだ名で呼ばれていましたので、常連客なのでしょう。メイドを舐め回すような視線で一緒にポラロイド撮影してもらい、ニャンニャン何とかフローズンのハニーフラッシュも楽しそうにやっていました。それを見ていたら本当に気分が悪くなってきたので、会計を済ませ、最後に薦められたクジ引きも断って店を出てきました。もう二度と行くことはないでしょう。

 ただ、面接前に他のことで嫌な気分になったので(そもそも、面接前にそんな店に行く方がおかしいわけですが)、本番はかえって何も考えずに臨むことができました。プレゼンテーションも上手くできましたし、質疑応答も自分では問題なかったように思います。予想外の充実感を胸に、京都に帰ってきたのでした。果たして、結果はどうでしょうか。
    No.141  けっぱ  2010 / 7 / 5

京都での1年目
 日本のサッカーワールドカップが終わりました。最後のパラグアイとの決勝トーナメント1回戦はPK戦で敗れましたが、先月まで絶不調だったことを考えると、よく頑張ったと言えるでしょう。PK戦は運の要素が大きいと思いますので、PKを外した駒野選手は攻められません。デンマーク戦のような攻撃のリズムが作れなかったことが敗因のような気がします。しかし、イングランドやポルトガルでも残ることができないのがワールドカップのベスト8というもの。次回、ブラジル大会に期待しましょう。

 京都に来てからちょうど1年が経ちました。1年前の今日は、会社で退職の挨拶回りをしていましたが、それが遠い昔のことのようです。それだけ、この1年間は色々なことがありました。京都に来て、いきなり重い肺炎を患いました。体調が良くなったのは今年の春になってからで、半年以上も病気で苦しんだのは初めての経験でした。健康って一番大事なことなんだなぁ、と実感した次第です。仕事面では、最初は周りの方々の優秀さに圧倒されて、自分の能力の無さに悩んでいましたが、昨年末あたりから研究発表会や学術雑誌で発表することができるようになりました。サッカー日本代表チームではありませんが、アホはアホなりにがむしゃらに頑張れば何とかなると思ってやっています。体調が良くなってからは、恋愛も経験することができました。たった3ヶ月で終わってしまった恋でしたが、それまで5年間付き合った元カノのことを少なからず引きずっていたところもありましたので、良い意味でリセットできたのではないかと思っています。ただ、少なくとも来年の3月までは確実に京都で暮らしていますので、あと9ヶ月もあります。就活次第でその後がどうなってしまうかわからないリスクがありますが、新しい恋にもチャレンジしたいという想いが強くなってきました。

 その就職活動ですが、明日(7/1)二次面接の練習に行き、7/5に関東地方で本番を迎えます。順調であれば8月上旬に最終面接があって、お盆前後には決まることでしょう。早速、辛い想いをしていますが、自分は三流大学卒なので、研究職に就けるだけでも幸せと思わなければいけません。歯を食いしばって頑張りたいと思います。
    No.140  けっぱ  2010 / 6 / 30

心のキャパシティ
 昨日は、採用試験のプレゼンテーションの準備をしようと思ってせっかく職場に来たのに、建物に入るための鍵を中に置いたまま外に出てしまったため、二度と入ることができなくなってしまい、敢えなく帰宅。今日は、2週間前に上司の教授から依頼された仕事の進捗状況を聞かれたのですが、その仕事をド忘れしていて何も報告できず。生命保険の鬱陶しい営業レディが来たので居留守を使おうと思ったら、その会話が外に丸聞こえで……。やっぱり採用試験の準備が精神的にもの凄く負担が大きく、イライラしているのが自分でもわかります。心に余裕がないんですよね。さらに、喜怒哀楽がはっきり顔に出て、思ったこともすぐ口に出しちゃうタイプなので、周りから「オイオイ」という目で見られることも多く……。自分の精神的な幼さに、自己嫌悪に陥ることもしばしばです。もう少し心に余裕があって、よく考えてから言動できる人間になりたいのですが、どうしたらいいのでしょう。

 今のイライラは、恋愛にも原因があります。前カノに対する未練はこれっぽっちもないのですが、この無駄に過ごした3ヶ月間は何だったんだ、という想いが苛立ちに変わりつつあります。こういう辛い時期だからこそ、自分を支えてくれる人がいたら幸せなんだろうなぁ、と思いつつも、5年付き合った元カノでも支えてくれなかったんだから、そんなことを期待する方が無理なんだろうなぁ、と思ったりもします。世の中の人たちは、パートナーに何を求めているのでしょうか。

 まあ、4年に1度のワールドカップで、ドイツ対イングランドやアルゼンチン対メキシコであったような誤審をされてしまったら、『怒り』どころの騒ぎではないのでしょうから、それに比べれば私の悩みなんてちっぽけなものです。

 P.S. 写真は6/24のものですが、夕焼けが凄いことになっていたので、思わず撮っちゃいました。Mac OS X 10.6 (Snow Leopard)標準壁紙のオーロラみたいで、綺麗ですよね。
    No.139  けっぱ  2010 / 6 / 28

権力闘争
 「別れ」の件でご心配をおかけしちゃってるかもしれませんが、本当に平気なのでご安心下さい。もう二度と会いたくないから、カノジョの持ち物も宅急便で送りましたし、写真やハブラシなども全部捨てちゃいました。5年付き合った元カノは良い思い出になっていますが、今回の件は恋愛の履歴に残るのかどうかも「?」です。確かに、出会った時は「良い人かも」と思いましたが、知れば知るほど嫌になったのは初めてです。そもそも、一回飲んだだけで「お付き合いしよう」ってなったのが間違いでした。カノジョのことを徐々に知っていれば、付き合ってなかったのかもしれません。カノジョから万が一「ヨリを戻したい」と言われても、もうお付き合いすることはないでしょう。

 そんなことより頭を悩ませているのが、再就職の件です。プレゼンテーション資料の修正版を先方に送ったのですが、コメントが返って来たんです。

  ○○部門と競合する△△技術の研究開発に関して、今回の人事枠の配分を
  受けたことは、我々□□部門の△△技術が認められつつあることの表れで
  あり、今回の××君の採用成就は、○○部門に差をつけるためにも、□□
  部門にとって戦略上非常に重要であると認識しております。

これって○○部門と□□部門の権力争いじゃないですかぁ。しかも、個人的には○○部門の方が立派なことをやっているように思いますし……。こんな権力闘争に巻き込まれてしまっていると思うと、ますます憂鬱になってきました。結局、プレゼンテーション資料を何度もチェックされ、練習までさせられているのは、○○部門への応募者よりも良い人材に見せたいということなのでしょう。こうなってしまうと、もはや採用試験でもなんでもありません。こんなところへ働きに行くのは本当に大丈夫なのかなぁ、と心配になってきました。

 ただ、前の会社を辞めて、「研究」という専門職の世界に飛び込んだ時点で「フリーランス」になったんだ、と思えば良いのかなぁ、と最近思うようにしています。研究をするために必要な資金や場所を獲得するためには、どこかに所属しなければなりません。今でも、研究するために、また毎日の生活をしていくために、京都の某大学で仕事をしていますが、別に某大学の発展のために仕事をしているわけではありません。科学技術の進展のために、少しでも貢献できればと思ってやっているわけで、次の某研究所に行くことになっても、その考え方は変わらないと思います。組織のための仕事はできるだけ「出来の悪い管理職」の方々にやっていただき、自分は「たまたま某研究所を間借りしている身」として、研究活動そのものに精力を費やしていきたいと思っています。

 さて、サッカーワールドカップは、いよいよ決勝トーナメントに突入しました。前回大会の優勝,準優勝国のイタリア,フランスがグループリーグ敗退という波乱があり、地元のアフリカ勢もガーナしか進出できなかった一方、南米の5ヶ国は全てベスト16入りということになりました。日本は、本田選手,遠藤選手のすばらしいフリーキックなどがあり、デンマーク戦を3対1と快勝。見事に日韓大会以来のベスト16に入りました。W杯前の親善試合では散々な結果でしたが、1ヶ月近くを共に過ごすことによって、チームの団結力が増してきたのでしょう。そのあたりが、内輪揉めがあったフランスやカメルーンなどとは違う日本の強みなのかもしれません。お隣の韓国は、決勝トーナメント1回戦で南米のウルグアイと対戦し、惜しくも1対2で負けてしまいましたが、日本の相手も同じく南米のパラグアイ。FIFAランキングではパラグアイ(30位)の方がウルグアイ(18位)よりも下ですので、今の勢いがあればベスト8も夢ではないような気がします。日本国内に明るいニュースが少ないので、ぜひ日本代表チームには頑張ってほしいですね。ちなみに、1回戦を勝つと、次の相手はスペイン(2位)対ポルトガル(3位)戦の勝者。さすがに日本にとって厳しいと思いますが、いきなり2位と3位が1回戦で当たってしまうのも凄いなぁ、という感じがします。他に、1回戦ではドイツ(6位)対イングランド(8位)というのも厳しい組み合わせです。

 まあ、最近自分に楽しいことがないので、普段は見ないサッカーで気を紛らしてるんですかねぇ。でも、そういう気分のときでも楽しむことができるのも、スポーツの魅力だと思います。(^o^)
    No.138  けっぱ  2010 / 6 / 27

 昨日のブログでちょっとだけHな話を書いてしまったので、ついでに(笑)。Hな話は好きか嫌いかというと、結構好きです(爆)。大学時代に、ほとんど初対面なのに「最近、腰が痛い」と言うのを聞いて、「(Hで)使いすぎですか?」とツッコんでしまい、それ以来仲良くさせていただいている友達もいます(笑)。サラリーマン時代には、諸先輩方から性風俗の世界も教えていただき、一通り体験しました。ただ、20代の頃の性欲は、未知の世界への好奇心という面が強かったような気がします。よくアダルトビデオにあるようなアブノーマルな行為には興味がないので、一通り知ってしまった今となっては、昔ほど性欲がなくなったように思います。

 ただ、好きな人とは一緒にいたいわけでして、近くにいたい、キスしたい、肌と肌を触れ合わせたいと、どんどん距離が縮まって、最も距離が近くなるのが「セックス」ということになるんだと思います。でも、ここから先がいつも困るんです。気持ちよくなりたい、というのが本能なんでしょうけど、相手が求めるペースと自分が望むペースが違ったりするんですよね。女性はセックスの経験によって性感帯が開発されていくそうで、女性の性欲は30代後半がピークなんてことを聞きます。それに対して、男は「出したいだけ」ですから、性感帯の開発なんてないんでしょうね。他の器官と一緒で、20代が最も元気なんだと思います。

 これまでの恋愛を振り返ってみると、大学時代は年上の女性と付き合っていたこともあって、そもそもどうやってHを誘っていいのか、よくわかりませんでした。社会人になってから付き合った元カノは、6歳年下だったこともあって、相手がHに対してまだ淡泊だったので、2ヶ月に1回くらいしかHしませんでした。ただ、当時の自分は性欲が強かったので、内緒で性風俗に行ったりもしましたが……。で、昨日まで(?)付き合っていた前カノは、とても積極的にHを求めてきました。付き合い始めてからゴールデンウィーク辺りまでは、平日でも私の家に来てくれて、泊まっていくことが多かったのですが、今から思うと性欲の処理に使われていたのでしょうか。もうすっきりしたから会わなくてもよくなったのであれば、ひどい話です。

 前カノと付き合い始めた頃に、このブログに何を書こうかなぁ、と思って他の人のブログを読んでみた、ということを書きましたが、その時に見たのがにほんブログ村の両思いランキングです。上位にあるブログのほとんどは女性が書いているものなんですが、びっくりすることに半分ぐらいのブログで日常のHが綴られています。一般の女性が本当にしていることを書いているのでしょうから、下手な官能小説よりもドキドキしちゃいます(笑)。女性の性欲って本当によくわからないですね。でも、Hなことまで相性が良いカップルや夫婦というのに、少しだけ憧れたりします。今後、自分にとってそんな人が現れるでしょうか……。
    No.137  けっぱ  2010 / 6 / 24

別れ
 突然ですが、カノジョと別れることにしました。出会いも突然でしたが、別れも突然になってしまいました。カノジョとはもう1ヶ月も会ってません。体調が悪かったり、仕事が忙しかったりと仕方がないところもあるのですが、それを許してもらえるという甘えが見えてしまったんですよね。20時には退社している日もあるのに会えないって何なんでしょう? それに、話を聞いていると、カノジョが働いている会社がどうもブラック企業なんですよね。それなのに、恋愛よりも仕事を優先させてしまうカノジョに対して、だんだん気持ちが冷めてきました。

 そもそも、出会った時からカノジョのわがままは目に余るものがありました。最初の待ち合わせでいきなり2時間の遅刻。この時も仕事が原因でしたが、良い人に出会えたなぁ、という想いもあってそれほど気にならなかったんです。でも、次のデートで、昼から友達と会う約束があると言っていたにもかかわらず、朝から「Hしよっ」って言われて、待ち合わせ時間もHの最中。Hが終わっても急ぐわけでもなく、ゆっくり化粧直しをして、結局3時間遅れで友達に会ったそうです。以後のデートでも、待ち合わせ時間通り来たことはなく、人を待たせるのが平気な人だったんです。また、凄い酒豪で、毎日ビールやワインを晩酌しているようでした。泥酔したまま家に来て、トイレで吐いたことも。付き合って1ヶ月しか経っていないのに、カレシの家で吐いたりします? 一緒に寝ていても布団のど真ん中にいるから、私の体は半分はみ出ていましたし、裸で寝ていると風邪を引くから、と言っても服を着てくれなかったり……。そういえば、絨毯は嫌だからと言って、捨てさせられたこともありました。それでも、一緒にいて話したり遊んだりするのが楽しかったのでお付き合いしていたのですが、遂に我慢の限界を超えてしまいました。こんなわがままな人は初めてです。

 自分にも非がなかったわけではありません。一番の問題は再就職の件でした。付き合って間もない頃に「名古屋の某研究所に再就職するかも」って言われたらショックですよね。本当に申し訳なかったと思っています。ただ、二人が一緒になりたいという気持ちが強ければ、解決策を見つけられたと思うんです。でも、この人と将来のことを考えても仕方がないのかな、と思った瞬間に恋が終わってしまったんだと思います。

 今朝、自分の家に残っていたカノジョの持ち物を段ボールに詰めて、宅急便でカノジョの実家宛てに送りました。これで、この恋は本当に終わりです。今までの恋愛は、カノジョにフラれて終わることが多かったので「失恋」のショックがとても大きかったのですが、今回は「失恋」という感じがしません。この3ヶ月間は何だったんだ、という想いだけが残っています。京都には少なくとも来年の3月までいますが、再就職の関係から新しい恋を始めるわけにもいかないので、そういう意味での寂しさはありますが、カノジョに対して未練は全くありません。むしろ、無理して付き合い続けて傷を深くするよりは、今あっさり別れてすっきりした方が良いんだろうな、って思っています。

 今日も二次面接のプレゼンテーション資料の修正をしなければいけません。最近、嫌なことばかりで、気分下降気味です……。
    No.136  けっぱ  2010 / 6 / 23

コメント:別れ
> あだ 様

 「恋は盲目」なんて言いますよね。相手の悪いところは取り敢えず目をつぶって、良いところだけに惚れてしまって……。でも、今回は「この人と本当に付き合って良いのかな?」と半信半疑でいたのも確かなんです。この歳になると、「付き合う人=結婚しても良い人」って感じになりますからね。カノジョと結婚したら大変そうだ、と思った瞬間、冷めちゃったんだと思います。ただ、歳が歳だけに、早く落ち着きたいという想いもあって、難しいものです。
No.136のコメント  けっぱ    2010 / 6 / 27

コメント:別れ
大変だったんだね。。

なんかその彼女さん うちの前の嫁さんに性格似てるかもw

自由な方でした^^;出会って3日目には「おとーさん♡」とか呼ばれてたし;

当時私 まだ24〜5ですよ 時間は守らせるけど自分は待たせるのが普通だったし。

私がけがして入院したときはここぞとばかりに夜遊びしまくってましたからw

ケガで入院ですから体の自由きかないんですよw洗濯とかできないし。

電話したら二日酔いで逆ギレされるし。  まぁ  楽しかったですけどね^^

No.136のコメント  adajc    2010 / 6 / 23

大津
 今週末は土曜仕事で日曜休み。仕事の面では、ようやく新しい実験をするための装置や材料の準備が整い、先週あたりから実験を始めました。しかし、初めて行う実験は試行錯誤が不可欠。失敗を繰り返しながら、土曜日になってようやく満足のいく試料が出来上がりました。今週から試料の評価を行っていく予定ですが、どんな結果が出るのか楽しみです。

 就活の面では、土曜日までにプレゼンテーション資料の修正版を提出するように言われたので、仕事の合間を縫って資料を修正しました。6/16の飲み会で少しは気が楽になったものの、完全に前向きになったわけでもないので、修正作業はなかなか進まず……。結局、土曜日の23時までかかってしまいました。残念ながらサッカーW杯日本vsオランダは観戦できませんでしたが、良い試合だったみたいですね。これなら決勝トーナメント進出の確率が高いのではないでしょうか。

 土曜日までに仕事も就活も一区切り付いたので、昨日は気分転換を兼ねて、一人で滋賀県の大津へ行ってきました。往きは京阪電鉄京津線で浜大津まで。以前、国道1号を車で通ったときに、京都府と滋賀県の境にある逢坂山の急勾配を登る京津線の800系車両を見たんですよね。調べてみると、勾配は61‰あるそうで、有名な碓氷峠の66.7‰に匹敵します。これは乗らねばと思い立ったわけです(笑)。実際に乗ってみると、急勾配区間でも加減速はスムーズで、急勾配を登っていることを忘れるくらいでした。ただ、逢坂山トンネルを抜けると20km/hに制限されたカーブが連続し、かなり厳しいところを通っているんだなぁ、ということが実感できました。さらに、山を下り終えると道路との併用区間に。地下鉄東西線にも乗り入れている4両編成の800系が、道路の真ん中をゆっくり通る姿は圧巻です。全国でもここでしか見られない光景ではないでしょうか。

 浜大津からは琵琶湖沿いを散歩して、大津パルコ,西武大津へ行ってきました。近江鉄道が西武グループに入っている関係で、西武関連の百貨店が多いんですかねぇ。ただ、県庁所在地の割に街がそんなに大きくないようなイメージを持ちました。最寄り駅の膳所から京都までJRで3駅しかありませんので、買い物に行くときは京都まで行っちゃうんでしょうね。そのJRに乗って京都に帰ってきましたが、京阪とは違って長大なトンネルで山を抜けるため、10分程度で京都に到着しました。これでは、京阪京津線の経営が厳しいのも、仕方がないでしょう。先行きが心配されます。

 ところで、何故一人で行ったのかって? 聞かないで下さい……。(>_<)

 さて、月曜日になりまして、職場でメールチェックをすると、早速プレゼンテーション資料の再修正の指示が……。もう泣きそうです。(T_T)
    No.135  けっぱ  2010 / 6 / 21

ヒューマンネットワーク
 昨日は、昨年まで名古屋の某研究所で働いていた方と、新大阪で飲みました。一昨年のヨーロッパ出張でご一緒したこともあって、気軽にお話しができる方なのですが、私がこれから二次面接を受けようとしている某研究所の雰囲気について聞いてみました。そもそも、優秀な研究者は某研究所の管理職なんかには上がらず、大学の教授など別の道を歩んでいる人が多いとのこと。管理職は大したことのない人ばかりだから、面接の練習で言われたことなんか気にしなくても良い、と言って下さいました。それを聞いて、随分気が楽になりました。また、若い研究員は自由に研究できる環境だそうで、実績を積み上げる場と割り切って某研究所に入っちゃえば良い、とのアドバイスもいただきました。「郷に入っては郷に従え」というのも必要なのでしょうが、自分のポリシーを見失わなければちゃんとやっていけそうな気がしてきました。こうやって相談できる人がいるというのは本当にありがたいなぁ、と思います。今回の求人をご紹介していただいたのも、サラリーマン時代に仕事でご一緒した方からでしたが、ヒューマンネットワークは大事にしないといけませんね。

 本当は他に書きたいことがあるのですが、まだ未決着なので、その話題は後日ということで。

 P.S. 不祥事続きの日本相撲協会ですが、今度は野球賭博で揺れています。薬物,暴行致死,暴力団との癒着,賭博は全て「犯罪」です。そんな汚れた相撲を誰が見たいと思うのでしょうか。また、第174通常国会が閉幕しました。いくら菅新内閣発足で支持率が上がったからと言って、郵政改革法案や国家公務員法改正案を廃案、政治主導確立法案や地域主権関連3法案を継続審議にし、予算委員会や党首討論を開かずに選挙優先で国会を閉めてしまう民主党政権はいかがなものでしょうか。
    No.134  けっぱ  2010 / 6 / 17

サッカー日本勝利とはやぶさ帰還の快挙
 サッカーワールドカップ・グループリーグで、日本代表チームがカメルーン代表チームに勝ちました。序盤は両チーム慎重な立ち上がりで、正直退屈なゲームでしたが、前半39分に右サイドの松井選手からのクロスに、1トップのFWに抜擢された本田選手が左足で合わせてシュート。カメルーンのゴールに突き刺さり、待望の先制点を挙げました。試合を通して唯一のチャンスでしたが、それを物にした本田選手の勝負強さは見事でした。後半はカメルーンの猛攻に遭い、特に最後の15分間はパワープレーに押されっぱなし。これが世界ランキング19位と45位の差なのか、という感じでしたが、何とか凌ぎ切って勝ち点3をゲットしました。まあ、カメルーンの調子が今一つというのもありましたが、ワールドカップでは結果が全て。一番ホッとしたのは岡田監督ではないでしょうか。試合終了後、渋谷のスクランブル交差点などでは凄い騒ぎになったそうですが、私はスポーツ観戦でそこまで熱くなったことがありません。ああやってドンチャン騒ぎができれば、ストレス発散になるんだろうなぁ、と羨ましく思ったりもします。

 そんな中、宇宙開発分野でも快挙がありました。小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還です。はやぶさは2003年5月9日に打ち上げられた探査機で、地球と火星の間を回る小惑星「イトカワ」から地表のサンプルを採集するというミッションが与えられました。打ち上げ直後に4基あるイオンエンジンのうち1基が故障、その後3基あるリアクションホイールのうち2基が故障、そしてサンプリング用の弾丸発射失敗、イトカワ離陸後2ヶ月間の通信遮断、リチウムイオン電池の容量減少、化学エンジン燃料の枯渇など数多くのトラブルがあったものの、スタッフの賢明な努力によって、予定より3年遅れで地球に帰還。役目を終えた本体は大気圏で燃え尽きましたが、サンプルの入っているカプセルがオーストラリアのウーメラ砂漠に落下し、ミッションを完了することができました。あとは、カプセルにイトカワのサンプルが入っているかどうかですが、弾丸の発射には失敗したものの、着陸の衝撃で舞い上がった粒子が入っている可能性もあるそうで、今後3ヶ月ほどかけて慎重に分析を進めるとのこと。ぜひともイトカワのサンプルが入っていることを願うばかりです。

 はやぶさの快挙は、同じ理系の人間として非常に感動しました。どんな困難があっても諦めずに取り組むことの重要性を教えられたような気がします。自分は能力がないので、ここまで大きなことはできませんが、何かのプロジェクトに参画して、何かを成し遂げたい気持ちが強くなってきました。世の中の人に感動や喜びを与えるような仕事をしてみたいものです。ところで、はやぶさの後継プロジェクトは、17億円の予算要求に対して、財務省折衝の段階で5000万円にまで削られ、さらにあの事業仕分けで3000万円になってしまったそうで、後継機制作の目処が立っていません。地球と小惑星の位置関係から、2014〜2015年の打ち上げのタイミングを逃すと、次は2025年以降になってしまうそうで、迅速な対応が求められます。宇宙開発分野に限らず、次世代の夢を担う研究開発にはお金を投資してほしいというのが、科学者全員の願いです。
    No.133  けっぱ  2010 / 6 / 15

コメント:サッカー日本勝利とはやぶさ帰還の快挙
> まろん 様

 コメントありがとうございます。政治家や官僚は文系の人が多いので、理系の分野にあまり関心がないんでしょうね。と言っても、新首相も前首相も工学部出身の方々ですが……。

 試験勉強お疲れさまです。7月に入れば私も暇になりますので、またご連絡差し上げますね。
No.133のコメント  けっぱ    2010 / 6 / 17

コメント:サッカー日本勝利とはやぶさ帰還の快挙
お金は使うべきところには使ってほしいですね。
科学はどうしても「基礎研究」というのでしょうか、素人には「なんの役に立つの?」という部分が長いので、きちんとした専門家の意見も聞いて、予算を割り振ってほしいです。

ということで、お久しぶりです。ミクシィのメールに返信もせず申し訳ないです。
試験勉強を理由に対人関係をシャットアウトしていたのですが、6月で試験がひと段落します。
けっぱさんが名古屋に就職するかもということで、そろそろいい加減お茶の約束をと思っておりま
す(^^;)が、いかがでしょうか?
けっぱさんも色々お忙しいと思いますが、7月のご都合はいかがでしょうか?
阪神ではほとんどレースがない時期ですが…。
No.133のコメント  まろん    2010 / 6 / 15

二次面接の練習とサッカーW杯
 6/11は二次面接の練習をしに、またまた名古屋へ帰りました。「練習」ということもあって、「これはダメだ」「あれもダメだ」とかなりのダメ出しを食らいましたが、一次面接で雰囲気を知ったせいか、それほどダメージを受けませんでした。まあ、「耐性」ができただけなんでしょうけど……。ただ、最後に部長らしき人からコメントをいただいたのですが、凄く威張っていて、かなり感じ悪かったです。前の会社でも、団塊の世代より年下の55歳前後に性格の悪い人が多かったような気がしますが、この年代にそういう人が多いのか、その歳になるとそういう性格になってしまうのかはよくわかりません。あと、「グラフを日本語で描き直せ」というのには驚きました。理系の場合、外国の方にも内容をお伝えするために、本文を日本語で書いたとしても、グラフとそのキャプションは英語で描くものです。また、発表した学術論文では英語で表記されているため、それを引用するときには手を加えないのがマナーだと思うんです。それを日本語に直せ、ということは、おそらく役所に説明する資料のようなものをイメージしているのでしょう。官僚的な臭いがして、本当に嫌になってきました……。

 さて、サッカーのワールドカップがいよいよ開幕しました。普段はサッカーに興味がない自分ですが、週末暇だったこともあって、すでに3試合を観戦しちゃいました。まずは開幕戦のメキシコ(FIFAランキング17位)vs南アフリカ(同83位)。FIFAランキング上位のメキシコがボールを支配し、下位の南アフリカがカウンターを狙うというわかりやすい試合でしたが、南アフリカのカウンターの精度が良く、チャンスが少ないにもかかわらず、先制したのは南アフリカでした。その後、メキシコが同点に追いついたのはさすがですが、あと少しで南アフリカが大金星をあげられたかもしれない試合で、見ていてとても面白かったです。

 2試合目はギリシャ(同12位)vs韓国(同47位)。ギリシャはユーロ2004を制した強豪ですが、試合を支配したのは何と韓国。1点目はフリーキックから鹿島アントラーズで活躍しているイ ジョンスがシュートを決めて先制。2点目はマンチェスター ユナイテッドのパク チソンがカウンターからのボールをドリブルで持ち込み、そのままシュート。こういう選手が日本で育たないのは何故なんでしょう。韓国は運動量も豊富で、守備も万全。結局、2対0でギリシャを下しました。アジア代表として応援したくなるようなチームに仕上がっていて、とても楽しむことができました。

 3試合目はセルビア(同16位)vsガーナ(同32位)。どちらも守備的な布陣で決定的な場面も少なく、見ていて退屈な試合でした。しかし、後半29分にセルビアのルコビッチが2枚目のイエローカードで退場処分となると流れがガーナに。同39分にセルビアのクズマノビッチがペナルティエリア内でハンドの反則を犯してしまい、ガーナのギャンがPKを決めて、そのまま1対0でガーナが勝ちました。

 戦術的には、コーナーキックを除いてサイドから崩していくというケースは少なく、ペナルティーエリア手前でのワン・ツーや、縦に入るロングパスなど、シンプルな方法で生まれたチャンスが多いような気がします。また、絶対的なストライカーがいるチームはやっぱり強いなぁ、という印象です。今日、日本代表チームはカメルーン戦を迎えますが、事前の酷評を覆すことができるでしょうか。
    No.132  けっぱ  2010 / 6 / 14

フラストレーションのその後
 菅新内閣が発足しました。仙石官房長官や枝野幹事長任命など「脱小沢色」を打ち出したところ、民主党の支持率がV字回復しました。マスコミは「親小沢vs反小沢」という構図で騒ぎ立てていますが、選挙のためなら何でもやる小沢氏のことですから、自身の幹事長辞任によって支持率が回復することも織り込み済みだったはずで、周りが踊らされているだけのような気がしないでもありません。ただ、国民が本当に知りたいのは、こんな「派閥争い」ではなくて、経済,社会保障,財政健全化,安全保障などの「政策」ではないでしょうか。

 さて、フラストレーションのその後ですが、一つ目は二次面接のリハーサルを行うということで、何故か今週末に名古屋へ行くことになりました。面接のリハっていったい何なんでしょ? 再度、悪夢のテレビ会議システムを使ってやるそうです。ということは、お偉いさんもまた聞くんですか? さらに憂鬱になってきました……。(T_T)

 二つ目は永遠の課題で、根本的な解決は諦めちゃっていますが、名古屋へ行く用事ができてしまったので、フラストレーションのきっかけとなったアンチウィルスソフトを再インストールしに実家へ寄ろうかと思っています。

 最後に三つ目ですが、昨日久しぶりにメールしてみたところ、カノジョは会社を休むほど体調を崩していました。本当に過労だったようです。それなのに、心配もしてあげられなくて、とても申し訳ない気持ちでいっぱいです。そんな状態なので、難しい話は当分先送りです。まずは、カノジョの体調が良くなるように、何もしてあげることができませんが、せめて心の支えになれれば、と思っています。結局、このフラストレーションは「独り相撲」でしたね。(-.-;

 さて、先月掲載が決まった1本目の学術論文ですが、遂に電子版が発刊されました。京都に来てから初めての成果です。また、上司の教授にチェックしていただいていた2本目の論文原稿が返ってきましたので、明日学術雑誌の審査に出したいと思っています。こうやって頑張っていれば報われることもありますので、今週末の面接リハもめげずに頑張ってきます!
    No.131  けっぱ  2010 / 6 / 8

三つのフラストレーション
 一次面接が合格になった名古屋の某研究所ですが、二次面接向けに書類を提出するように指示がありました。二次面接のプレゼンテーションも事前にチェックされるそうで、入る前から「管理」されている気分に……。前のサラリーマン時代を思い出してしまい、ちょっと憂鬱になってきました。まあ、飯を食っていくためには、どこかに所属していなければなりませんので仕方がないのですが、やたら「組織」を強調されると、「本当にこの道へ進んでいいのだろうか?」と不安になってしまいます。折角、勇気を振り絞って前の会社を辞めたわけですから、納得のいく道に進みたいという想いが非常に強いのですが……。これが、最近の一つ目のフラストレーションです。

 先日、家族に買ってあげた中古PCですが、勝手にアンチウィルスソフトがアンインストールされてしまいました。別の古いPCの調子が悪いという相談を受けていたので、ソフトのアンインストール方法を教えてあげたのですが、それが失敗でした。家族でPCに詳しい人はいませんので、ソフトを再インストールすることができません。自分がそれだけのために名古屋へ帰るのはバカバカしいので、「もう知らない!」と突き放しておきました。実は、両親とのコミュニケーションが上手くいっていません。家族なのに、性格が合わないんですよね。自分の結婚とか、両親の介護とか、将来のことを考えると本当に頭が痛くなります。これが二つ目のフラストレーションです。

 最後はカノジョのこと。かれこれ2週間も会っていません。仕事が忙しく、休日も疲れてしまって会う気にならないとのこと。仕事で疲れているカノジョを支えてあげたいという気持ちもないわけでもないんです。でも、女性を支えている男って、何だか「主夫」じゃないですかぁ! もし前述の名古屋の研究所の採用が決まったら、当然名古屋に引っ越さないといけないのですが、仕事を続けたいと言うカノジョとは絶対もめるでしょうし……。それに、子供ができたら、小学校に上がるまではお母さんがそばにいてくれた方が良いような気もするのですが、すぐ保育園に預けると言い出しそうで……。そのあたりを真剣に話したくても「疲れてるから」と取り合ってくれないカノジョを見ていると、「このまま付き合っていて、いいのだろうか?」と思ってしまいます。これが三つ目のフラストレーションですが、少なくともカノジョへの想いは随分減ってしまったように思います。ちなみに、今日はまだ一度も電話,メールしてません……。
    No.130  けっぱ  2010 / 6 / 6

一次面接
 今日は名古屋にある某研究所の一次面接を受けに行ってきました。初めに20分間プレゼンテーションをして、その後40分間質疑応答を行う形式だったのですが、面接官の一部が遠隔地にいらっしゃるということで、テレビ会議システムというものが用いられました。しかし、机上に置いてある円盤形のマイクの調子が悪く、それを持って発表して下さいと言われ、それでも声が聞き取りにくいから大声でお話し下さいと言われ……。持ったマイクはかなり重く、大声で話していたら選挙の演説みたいになってしまい、最後は自分で何を言っているのかさっぱりわからなくなりました。しかも、プレゼンテーションが遠隔地のモニターに映っておらず、事前配布していただいた手元の資料をご覧になっているということで、紙の資料でもわかるように丁寧に説明をしていたらプレゼンテーションの時間が大幅オーバー。質疑応答も何を聞かれて何を答えたのか、全く思い出せないほどタジタジで、面接が終わった後は放心状態に陥ってしまいました。そんな面接でしたが、意外にもそんなに悪い印象ではなかったようで、すぐに合格のご案内をいただきました。しかし、今回失敗してしまった原因は、一にも二にもプレゼンテーションの準備不足。大事な発表で、しかも時間制限が厳しい場合には、原稿を用意するくらいの準備が必要ですね。次は本部で同様の二次面接がありますので、しっかり準備して臨みたいと思います。

 家に帰ってテレビを見ると、鳩山首相辞任のニュースが。麻生前首相のように討ち死にしなかった点は、選挙対策としては評価できますが、結局1年前後で首相がコロコロ替わるのは自民党政権末期と同じなんだなぁ、と失望した人がほとんどではないでしょうか。小泉元首相が「新総理が決まれば平成の22年で16人目」と言っていましたが、同じ議院内閣制のイギリスやドイツは政権が安定しているのに、何故日本とイタリアは首相がコロコロ替わってしまうのでしょうか。

 ところで、高級時計が急に欲しくなり、中古のOMEGA Seamaster Professional 200m (2850.50)を衝動買いしちゃいました。自分へのご褒美です(笑)。サイズが36mmとメンズとしては小さめなのですが、自分は手首がとても細いので、逆にこのくらいがちょうどいいんですよね。1990年代のアンティーク時計のようですので、大切に使っていきたいと思います。(^o^)
    No.129  けっぱ  2010 / 6 / 2

学術論文とデジカメ
 普天間基地問題絡みで、遂に社民党が連立政権から離脱しました。また、サッカー日本代表がイングランド代表を相手に善戦しましたが、1対2で敗れました(相手の2点はいずれもオウンゴールなので、日本代表がすべての得点を決めたと言えなくもないですが……)。しかし、これらについては、根本的な情勢が変わったとも思えませんので、特にコメントはございません。

 鳩山首相の普天間基地問題の5月末決着の公約は、日米合意のみが達成され、地元や連立与党の合意には至りませんでしたが、私個人として5月末までにやり終えると決めた公約が密かにありました。それは2報目の学術論文を書き上げることです。京都に来てから1報目の論文は2月に学術雑誌へ投稿し、先月掲載が決まりました。先週ゲラ刷りの校正が終わって、8月に発刊される雑誌に掲載される予定です。学術論文の場合、投稿から掲載まで半年くらいかかりますので、今年中にもう1報掲載していただくためには、6月末までに投稿しなくてはなりません。ただ、上司の教授にもチェックしていただく必要があるため、論文執筆の〆切を5月末に設定したわけです。無事昨日中に書き上げ、今朝上司の教授のところへ持って行くことができました。鳩山総理と違って公約を守ったぞ!(と言っても、自分で勝手に設定した公約ですが……)と少し誇らしげになっている自分がいるのでした。でも、どんな仕事でも〆切を設定することは、生産性の面からとても重要だと思います。ちなみに、4月に求人が出ていた名古屋の研究所ですが、6/2に一次面接を受けることになりました。頑張ってきます!(^o^)

 ところで、普段Panasonic LUMIX DMC-LZ10というコンパクトデジタルカメラを愛用しているのですが、カメラの内部に入ってしまったホコリが望遠時に写るようになってしまいました。購入したばかりの時にも一度同じような現象が起こりましたので、構造上の問題があると言わざるを得ません。コンデジの場合は、ホコリ取りに1.5万円以上するそうなので、それなら新しいものを買った方が良いということになってしまいます。光学ズームと単三電池が使用できるということでこの機種を選んだのですが、レンズが伸縮するタイプは要注意ですね。ただ、海外旅行や結婚式など、大事な写真を撮る機会はしばらくなさそうなので、このまま使い続けることにしました。そのうちにホコリが取れたりすることはないのでしょうか……。
    No.128  けっぱ  2010 / 5 / 31

芸能人の交際とサッカー日本代表
 最近、沢尻エリカさんのニュースをよく耳にします。『別にぃ』でファンからの反感を買ったかと思えば、自称ハイパーメディアクリエイター高城剛氏との結婚・離婚騒動,六箇条の御誓文,そしてCMやイベントへの復帰……。いろいろ騒がれていますが、そんなに人気のある人なのでしょうか。マスコミが沢尻エリカを取り上げれば視聴率や売上が伸びるとでも思っているのでしょうか。個人的にはそれほど美人ともかわいいとも思いませんし、何故こんなに取り上げられるのか、よくわかりません。それに、夫の「ハイパーメディアクリエイター」という肩書きは笑っちゃいますよね。沢尻エリカと交際・結婚していたときは調子に乗り、捨てられた時には「別れないでくれ」と泣きつく姿は、醜い男の典型そのものです。最近、安全地帯の玉置浩二が、交際している元C・Cガールズの青田典子とテレビカメラの前でイチャイチャしている映像を見ましたが、ハイパーメディアクリエイターと同じ臭いがして、嫌悪感を覚えました。石田純一と東尾理子の話題も、そろそろ飽きてきましたし……。そもそも芸能人の交際なんてどうでもいいんですが、中には微笑ましいカップルもいるのに、見ていてイライラするカップルもいるのは何故でしょう?

 昨日はサッカー日本代表と韓国代表の親善試合が埼玉スタジアムで行われました。ワールドカップ前の最後の国内試合ということで、普段サッカーに興味がない自分も久しぶりにテレビ観戦しました。0対2で負けという試合結果もさることながら、内容も全然面白くなく……。日本代表には攻撃の戦術がないんですか? 攻撃パターンが何十通り,何百通りとあって、その中で相手のディフェンスが崩せそうなものを選択して攻めていくのがサッカーなのではありませんか? その戦術が欠けているのであれば、ヨーロッパの戦術を輸入する意味でも監督は外国人でなければ進歩がないように思います。もしオシム監督が病に倒れていなかったら、どんな日本代表チームが出来上がっていたでしょうね。昨日の先制ゴールを決めたマンチェスターユナイテッドのパク・チソン選手が「10年前の日本より弱い」とコメントしていましたが、トルシエ監督が辞めてからの日本代表チームは、進化するどころか退化してしまっている感は否めません。ワールドカップ南アフリカ大会は3週間後に開幕しますが、日本代表チームには全く期待できそうにありませんね。世界の強豪チームのハイレベルな戦いに期待しましょう。
    No.127  けっぱ  2010 / 5 / 25

口蹄疫と普天間基地問題
 最近、口蹄疫のニュースを見ると、とても心が痛みます。種牛のエース「忠富士」も感染して殺処分になってしまったそうですが、この「殺処分」という言葉が残酷すぎます。もちろん処分されてしまった牛や豚のほとんどは、人間に食べられるために飼育されている経済動物に過ぎないわけですが、本来の目的を達成することなく処分されてしまうことは、農家の方にとって非常に辛いことであるのは想像に難くありません。生まれたばかりの子豚におっぱいをあげようにも、病気の感染によって乳が出ず、子豚たちが餓死していく姿……。こういうのを見てしまうと、自分は動物に係わる仕事には就けないなぁ、と思ってしまいます。また、松阪牛の4割は宮崎牛の子牛で占められているなど、全国のブランド牛は宮崎牛に支えられていることを初めて知りました。今回の口蹄疫は、各地の牛産地に大きな影響を与えることになりそうです。

 処分の対象になっている牛の中には、49頭の種牛も含まれています。この49頭は、今のところ異常がないそうで、東国原知事は国に対して処分の回避を要請しています。しかし、山田農水省副大臣は、未だ処分されていない49頭に対して「生きていると聞いたときは驚いた。いかに宮崎の大事な財産といえ、民間でも種牛を持っている人がおり、示しがつかない。」として「即、殺処分」を指示したそうです。実際にテレビでこの発言を聞きましたが、何か物を扱うような言い方で腹が立ったんですよね。確かに感染拡大を防止するためには仕方がないことなのかもしれません。しかし、東国原知事が処分を受け入れたときには、やり切れない神妙な顔つきをしていました。様々な想いが交錯する問題だからこそ、いろいろな人の気持ちを理解した上での発言が求められるわけです。特に、生き物を相手にする場合は、もっと慎重に発言すべきだと思います。

 今の民主党政権には、人の心を踏みにじるような発言をする人が多すぎるような気がします。その代表が平野官房長官ではないでしょうか。迷走を続ける普天間基地問題ですが、彼が沖縄への根回しを丁寧にしていれば、こんな批判を受けることはなかったと思います。それなのに、基地反対派の稲嶺名護市長が当選した際にも「(選挙結果を)斟酌する必要はない」とか、「移設先の地元自治体の合意が得られない場合は法的決着を図ることもあり得る」なんて平気で発言してしまいますし、徳之島への移転の話でも町長を無視して基地賛成の地元議員や住民とだけ対話してしまうなど、反対派の方々の感情を逆撫でするようなことをしてしまっています。どんな問題でも賛成派と反対派がいるわけでして、それを議論によって一つ一つ解決していこうというのが議会制民主主義の原点であるはずです。しかし、政権交代直後の八ッ場ダムの時でもそうでしたが、政策の実現可能性を十分に検証しないまま、自民党政権時代の政策をただ否定することだけに執着し、地元への根回しをしないから、こんなことになっちゃうんです。小沢一郎に支配され、ムダ遣いの削減による予算圧縮もできず、財政再建への道筋も示せなければ、政治主導も中途半端、相変わらずの対米追従で、地域主権どころか地方の民意も汲み取れず……。自民党も民主党もダメなので、あとは政界再編を望むしかないのでしょうか。とりあえず、次の参議院議員選挙では「みんなの党」にでも入れようかと思う今日この頃です。
    No.126  けっぱ  2010 / 5 / 24

コメント:口蹄疫と普天間基地問題
 結局、49頭の種牛は5/31に処分されました。内、2頭から感染の疑いが出てしまったので仕方がありませんが、これを国へ報告していなかった県の対応は非常にマズいものでした。東国原宮崎県知事が突然処分を容認したのも、感染の報告を受けていたからでしょう。これでエース級5頭が残るのみとなりましたが、種牛の助命を求める6200名余りの署名が集まったかと思えば、5頭の処分も強く求めている全国肉牛事業協同組合もいて、生産者の中でも意見が分かれているようです。良血を守るのか、感染を防ぐのか、とても難しい問題です。
No.126のコメント  けっぱ    2010 / 6 / 1

神戸
 twitterなるものが気になる今日この頃。でも、自分は有名人でもないので、フォロワーが勝手に増えるとも思えませんし、「つぶやき」が「ただの独り言」になったら虚しいんだろうなぁ、と思って、結局やってません。mixiでも、mixiで知り合った「マイミク」はゼロですし……。自分は基本的に友達を作るのが下手なんだと思います。

 週末は六甲山へ行ってきました。悔しいほどオシャレで憧れる街、神戸の夜景を見たい!って思ったからです。標高931mだそうで、薄着で行ったのは大失敗でした。(X_X) でも、山頂から見える夜景はさすがに綺麗で、ロマンチックな気分に浸ることができました。その後、メリケンパークまで降りてきて、対岸のハーバーランドを見ながらしばしの時を過ごしました。やっぱり港がある街って良いですね。(^o^)
    No.125  けっぱ  2010 / 5 / 16

コメント:神戸
> あだ 様

 やっぱりですか(笑)。いつの間にかmixiにも「ボイス」なんて機能ができていたんですね。でも、今のところつぶやく予定はございません(笑)。
No.125のコメント  けっぱ    2010 / 5 / 24

コメント:神戸
うんうん ツイッター  見事に独り言になったよww

No.125のコメント  adajc    2010 / 5 / 17

大阪ゴルフ,電気街
 土曜日は枚方にあるゴルフのショートコースへ行ってきました。肺炎以来、全く運動していなかったので、久しぶりのスポーツです。枚方カントリークラブ併設のショートコースはフェアウェーやグリーンがしっかり整備されており、本格的なプレーを楽しむことができました。ただ、練習もせずに行ったので、きちんとボールに当たらず、散々な内容に。ちゃんと練習してからリベンジするぞ!と誓いながら帰路に就いたのでした。

 日曜日も大阪へ。実家の家族用PCがいまだにPentium III 667MHzで、さすがに辛くなってきたということなので、またまた中古PCを買ってきました。大阪・日本橋の電気街での初めてのお買い物です。ただ、すでにWindows XPがインストールされていましたので、あとはOfficeなどのソフトを入れるだけで済んじゃいました。これも自分にできる数少ない親孝行の一つかもしれません。
    No.124  けっぱ  2010 / 5 / 10

南紀・伊勢志摩
 ゴールデンウィークはカノジョと一緒に南紀・伊勢志摩へ遊びに行ってきました。一日目は白浜のアドベンチャーワールドへ。パンダがいるのは日本でここだけになってしまいましたが、屋外にいたパンダは元気に笹を食べていました。一番楽しかったのがサファリワールド。ライオンやトラ,ゾウ,サイ,シマウマなどの動物がエリアごとに放し飼いになっていて、間近で見ることができました。二日目は伊勢神宮へお参りに行き、三日目は鳥羽水族館でジュゴンやスメナリ,マナティ,アシカ,アザラシなどを見てきました。久しぶりに遠出をしたのですが、肺炎を患ったときに体力が落ちてしまったのか、途轍もない疲労感に襲われました。少しずつ運動などを再開して、体力をつけないといけませんね。

 で、三日間カノジョと一緒にいたのですが、家に帰ってきて少しだけ喧嘩しちゃいました。デジカメを勝手に見てしまったので怒られたのですが、自分もカノジョのわがままな面が見えてしまって、それで喧嘩になっちゃったんです。すぐに仲直りしましたが、この三日間でカノジョの人となりが少しずつわかってきたような気がします。当然、良いところもあれば悪いところもあるわけですが、悪いところも含めて理解し合えたら、その先の段階に進んでもいいのかなぁ、って思ったりもします。カノジョをきちんと理解するとためにも、またどこかへ遊びに行きたいですね。
    No.123  けっぱ  2010 / 5 / 6

田中耕一氏来る
 昨日は2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏が京都でご講演されるとの情報をキャッチしましたので、こっそり聞きに行ってきました。Wikipediaには

  ・七三分けの髪型に作業服という外見
  ・一介のサラリーマンでお見合い結婚という経歴
  ・穏やかで朴訥とした言動
  ・職人気質で物欲・出世欲・金銭欲が無い謙虚な人間性

とありますが、50歳になられた髪の毛はすっかり白くなり、8年という月日を感じさせました。穏やかで謙虚な性格は伝わってきましたが、朴訥という印象はありませんでした。おそらく、受賞後は講演やセミナーの依頼が殺到していて、慣れてきたこともあるでしょう。むしろ詭弁なイメージを持ったくらいです。そのため、職人気質な感じも伝わってきませんでした。名誉や地位が人を変えてしまったのでしょう。もしかすると、ノーベル賞を受賞しなかった方が、技術者として幸せな人生だったのかもしれません。正直、普通の人に変わってしまった田中氏の講演は、期待したほど面白くありませんでした。自分はノーベル賞をいただけるほど凄い人ではないので心配ありませんが、万が一名誉や地位を手にしたとしても、自分らしさを見失わないようにしたいものです。
    No.122  けっぱ  2010 / 5 / 1

一ヶ月記念
 一昨日は、カノジョと付き合い始めてから一ヶ月記念の日でした。週二回のペースで会ったり、毎日電話したりしていたので、随分前から付き合っているような気もしますが、一ヶ月と言われるとやっぱり早いなぁ、というのが正直な気持ちです。折角なので、一ヶ月記念は付き合うきっかけになった梅田でお食事しました。一ヶ月前は、お食事した後に夜景を見に行って、そこで良い雰囲気になってキスしちゃったんですよね。そんな想い出の場所で、人目がないところでこっそりチューして、一ヶ月前と同じように二人で京都へ帰ってきました。ずっと一緒にいたい、大事な大事なカノジョです。

 P.S. 携帯電話の液晶クリーナーを探していたところ、山手線の駅名標を模したストラップを発見しましたので、インターネットで購入しました。商品が到着して数日後、知人からストラップをもらったのですが、それが何と大阪市営地下鉄の駅名標で……。携帯電話がいつのまにか駅名標だらけになっちゃいました。こんなことってあるんですね。
    No.121  けっぱ  2010 / 4 / 29

コメント:一ヶ月記念
> コブ 様

 ご無沙汰しています。最近、SOにはお邪魔していなくて……。

 いつの間にか、こんな展開になってます(笑)。そういうコブさんは、最近どうなんですか? ご報告をお待ちしております(笑)。
No.121のコメント  けっぱ    2010 / 5 / 6

コメント:一ヶ月記念
おめでとう〜
いつの間にやらそんな展開に
No.121のコメント  こぶ    2010 / 5 / 5

研究所見学
 週末は名古屋に帰省していました。求人が出ていた名古屋の研究所を見学するためです。研究所自体は設備がとても充実していて、ノビノビと研究活動に専念できそうな感じでしたが、上司となる方がちょっと頼りない……。実は、サラリーマン時代に一緒に仕事をしたことがあるのですが、その時もかなり苦労させられまして……。でも、折角知人にご紹介いただきましたし、勤務地,設備は文句なしですので、とりあえず応募してみようかと思っています。

 そんな話をカノジョにしたところ、まだ付き合って1ヶ月しか経っていないのに「将来の話」を真剣にしちゃいました。カノジョもしばらくは仕事を続けたいみたいなので、自分がこんな不安定な身分で本当に申し訳ない……。きっと良い方法が見つかるはず!と思いながらも、真面目に考えないとなぁ、と新たな悩みが出てきちゃいました。

 名古屋に帰ったついでに、大学時代の友達と飲みました(と言っても、友達が車で来ちゃったので、飲んだのは私一人ですが……)。このブログの話にもなりましたが、楽しく読んでいただいているようなので、コメントがなくても、独り言でもとりあえず続けることにしました。まあ、もともと自己満足のために書いているようなものですし(笑)、30代前半男の何気ない日常をお楽しみいただければ幸いです。

 P.S. 今までの一人暮らしでは必要なかったテレビとソファーを導入しました。テレビは実家の地デジ化で不要になった物を持ってきたのですが、何故かミッキーマウスのアナログTVでして……。f(^_^;
    No.120  けっぱ  2010 / 4 / 26

コメント:研究所見学
 コメントをご記入いただくと、こんな感じで記事の下に表示されるようにしました。

 これでコメントが増えるとは思えませんが……。f(^_^;
No.120のコメント  けっぱ    2010 / 4 / 26

松井選手がNYに凱旋!
 昨日のニューヨーク・ヤンキース対ロサンゼルス・エンジェルスの試合が行われたヤンキースタジアムの開幕戦で、試合前に昨年のチャンピオンリングの贈呈セレモニーが行われました。ワールドシリーズMVPの松井秀喜選手は、ご存じの通り守備機会を求めてヤンキースからエンジェルスに移籍しましたが、一人だけ赤いユニホームを着て、セレモニーに参加しました。移籍してもなおかつてのチームメイトに囲まれ、ニューヨークのファンからスタンディング・オベーションで迎えられる光景を見ると、彼の人柄がよく表れているなぁ、と自分も少し感動を覚えました。ヤンキースタジアムの開幕戦の相手にエンゼルスを選んだMBLの粋な計らいが嬉しいですね。パワーヒッターとして期待されたほど本塁打数が伸びずに、日本のマスコミに叩かれた時期もありましたが、それでもチームプレーに徹し、傲慢さを全く感じない謙虚な姿に、チームメイトやファンは魅了されたのでしょう。チャンピオンリングとシリーズMVPは、7年間ひたむきに頑張った松井選手へのご褒美になって本当に良かったと思います。ロサンゼルスでは伸び伸びと野球を楽しんでいただき、できれば本塁打や打点のタイトルを狙ってほしいなぁ、と思ったりもします。応援したくなる選手の一人です。

 さて、空いた時間に両想いの方の恋愛ブログを読んでみました。カレシまたはカノジョに内緒で書かれたブログは、下手な恋愛小説よりも微笑ましく、面白いなぁと思いながら読ませていただきましたが、自分がそんなノロケ話をここに書いて、果たして読んでいただける人がいるのかなぁ、と思っちゃいました。そもそもノロケ話って恥ずかしいですし……。ところで、このブログはどんな方に読んでいただいているのでしょうか。他のサイトやブログで積極的に宣伝していませんので、そんなに読者が多いとは思いませんし、コメントもほとんどありませんので……。

 ということで、今後どんなことをブログに書いてほしいか、みなさんのご意見を賜りたいと思います。各記事の右下に「コメントを書く」という欄がありますので、ぜひぜひお寄せ下さい。ご意見が少ないと、このブログを閉めてしまうかもしれません……。匿名で結構ですので、とにかくご意見を。m(_ _)m
    No.119  けっぱ  2010 / 4 / 14

恋活,就活,仕事,そして体調
 昨日、携帯電話をsoftbankからdocomoに変えました。初めてMobile Number Portabilityのサービスを利用したのですが、店員さんとのやり取りに30分、手続きに60分の計1時間半で乗り換えることができました。今までフルキーボードの922SHを使っていたのですが、片手で文字を入力することが難しく、使い勝手がイマイチでしたので、今回は普通の電話機のキーが並んでいるSH-02Bにしてみました。液晶保護シートを貼ったり、電話帳を整理したり、壁紙や着メロを移行したり、新メールアドレスを友達に連絡したりしているうちに、あっという間に一日が過ぎてしまいました。

 そんな中、職場のメールを開いてみると、名古屋から一件の求人が。今朝、上司の教授と相談しましたが、とりあえず応募してみようということに。また、学術雑誌に投稿していた論文について、少し修正すれば掲載可となる旨の審査結果が届きました。さらに、かかりつけのお医者さんに肺を診ていただいたところ、順調に回復しているとのこと。年度が変わって、恋活,就活,仕事,体調の全てが急に上手く動き出し、逆にちょっと怖いくらいです。

 さて、政治の世界では、与謝野元財務相の離党,平沼元経産相との新党結成が話題になっていますが、これほど期待が集まらない新党というのも珍しいのではないでしょうか。与謝野氏71歳,平沼氏70歳,園田前自民党幹事長代理68歳,藤井元運輸相67歳,中川義雄氏72歳がメンバーでは「シルバー新党」と揶揄されても仕方がありません。もっとも、新党名は「たちあがれ日本」だそうですが……。自民党はダメ、民主党は頼りないとなると、次の参議院議員選挙ではどこの誰を支持すればいいのか良いのでしょうか。世論調査の結果では、みんなの党の支持率が急上昇しているそうですが、その気持ちもわからなくもないです……。
    No.118  けっぱ  2010 / 4 / 7

お花見
 昨日はカノジョとお花見へ行ってきました。本当は清水寺へ行きたかったのですが、三年坂あたりからもの凄い人で前に進めなくなってしまったので、引き返しちゃいました。で、代わりに銀閣寺周辺の「哲学の道」の桜を見に行きました。個人的には、琵琶湖疎水沿いに咲く桜が京都で一番綺麗だと思うんですよね。いつもそんなに混んでいないですし、シートを敷いて宴会をやっている輩は皆無ですので、散策しながらお花見するのに良い場所です。名古屋で言えば、山崎川沿いのような雰囲気とお伝えすればよろしいでしょうか。

 カノジョとはまだ1週間しか付き合っていませんが、今週は2泊もしてくれたので、実際の時間以上に長く一緒にいるような気がします。今までの恋愛の中で一番相性が良さそうな気がするので、この恋を本当に大事にしたいと思う今日この頃です。
    No.117  けっぱ  2010 / 4 / 4

富山
 気づいたら「A列車」の記事だらけになっていました。f^_^; 名古屋近郊も再現できましたし、ちょっとこのゲームにも飽きてきましたので、この辺りでお開きにしたいと思います。興味のない方にとってはつまらない記事が続いてしまって、申し訳ございませんでした。m(_ _)m

 突然ですが、出張で富山にいます。3/31までの3泊4日です。今日は移動日ということで、富山城址へ行ってきましたが、まるで発掘現場のようになっていて、何もない……。ガッカリしながらホテルへ向かったのでした。

 もう一つ突然ですが、カノジョができました。(*^o^*)ポッ 別に隠していたわけではありません。昨日、知人にもう一人ご紹介いただいてお会いしたのですが、いきなり意気投合してしまい、お酒を飲んでいたこともあって、気づいたらオールしちゃいました。いわゆる「お持ち帰り」というヤツです。今朝、お互い再確認しましたが、ちゃんとお付き合いしようということになりまして……。以前、「Train Love」とか「サラリーマン私小説」とか言っていたときは、結構苦労して恋愛していたのですが、今回はプロセスが何もないんです。だから、ここにも何も書くことがなくて……。まあ、これまでの恋愛もハチャメチャでしたが、また新たな1ページが付け加わったということで、たぶんこの記事を見て笑っている方が何人かいることでしょう。これも自分の人生なのかな、と楽しむことにします。(^o^)
    No.116  けっぱ  2010 / 3 / 28

ダイヤ改正
 3日前にUPしたばかりの「A列車」ですが、大きな間違いに気付きました。岩倉駅が2面4線,江南駅が1面2線なのに、全く正反対になってる……。また、番外編で「枇杷島分岐点は平面交差ができない」と書いたのに、よく考えてみれば簡単にできることが判明……。ということで、早速ダイヤ改正しました。と言っても、これらの修正は完全に「自己満足の追求」でしかないのですが……。

    No.115  けっぱ  2010 / 3 / 26

名古屋北部
 早速ですが、この3連休を利用して、A列車で名古屋北部のオリジナルマップを作成してみました。相変わらず中途半端な発展の仕方ですが、今回はかえって名古屋近郊の雰囲気が出たのでは、と満足しています。次のマップ制作の予定はありません。ちょっと休憩しようかと思っています。

 今回は一気に5本の動画を作成しました。ちょっと長いですが、どうぞお楽しみ下さい。









    No.114  けっぱ  2010 / 3 / 22

緑海市
 またまた「A列車」の話題です。発売以降、評判の悪かった新作の「A列車で行こう9」ですが、時間軸や車窓カメラの高さなどが修正された神パッチが配布されてから、某掲示板での評価がガラッと変わりました。ARTDINKの開発者が某掲示板を見て修正したのでは、と思えるほどの豹変ぶりで、これなら買ってもいいかなぁ、と思える作品に仕上がりました。ただ、PCのスペック不足はどうしようもありませんので、しばらくは動画サイトで他の方のプレイを楽しもうかと思っています。

 で、「A列車で行こう The 21st Century」ですが、ついにMAP 7まで来ました。これで一応全ステージクリアなのですが、A21Cにはおまけで3ステージ追加されています。ただ、既存マップを攻略するのは飽きてきたので、次はオリジナルマップで名古屋近郊を再現してみようかなぁ、と思っています。

 それでは、「緑海市」をどうぞお楽しみ下さい。

    No.113  けっぱ  2010 / 3 / 17

出会いと別れ
 昨日お会いした女性はとても素敵な方だったのですが、あまり外出もせず、家でテレビを見ているタイプだそうで、ちょっと大人し過ぎるかなぁ、という感じでした。どうも恋愛対象にはならなさそうでしたので、残念ですがお断りすることにしました。恋愛って難しいですね。来月にも一人会う予定の方がいます。しばらくサボっていた恋活ですが、少しずつ動き出したみたいです。

 せっかく京都駅まで出てきたので、このまま帰るのはもったいないなぁ、と思ってショッピング街をウロウロしていたところ、来年度の手帳が売っていたので購入しました。昨年の7月に転職したときには4月始まりの手帳しか売っていなかったので、それを今月まで使っていたのですが、仕事柄4月始まりの手帳でちょうど良いのかなぁ、なんて思ったりします。研究室では、大学院2年生の学生が卒業し、4月になると新4年生が入ってきます。彼らを見ていると、自分は教育の現場で働いているんだなぁ、というのことを強く実感します。出会いもあれば、別れもある。そんなシーズンなんですね。
    No.112  けっぱ  2010 / 3 / 15

異常気象?
 最近、すっきりしない天気が続いています。2月下旬に最高気温が20℃を超えたかと思えば、3月に入ってから真冬のような寒さだったり、梅雨時のように雨が毎日降ったりと……。特に、気温の変動は、肺が弱っている私にはもの凄くこたえるので、早く暖かくなってほしいです。そんな中、今週は火曜日,昨日と飲み会があって、来週も木曜日にあります。さらに、月末の富山出張でも飲むことになるでしょう。体調が体調だけにセーブして飲んでいますが、もう年度末なんだなぁ、と思う今日この頃です。

 明日は、久しぶりに女性を紹介していただく機会を得ました。果たして、どんな出会いがあるでしょうか。
    No.111  けっぱ  2010 / 3 / 13

テンキー
 2月の終わりに少し体調を崩し、それから胸の痛みや変な呼吸音が気になっていたので、久しぶりにかかりつけのお医者さんへ行ってきました。レントゲンを取ったところ、肺に少し水が溜まっているとのこと。自分の肺はまだまだ健康ではないようですが、薬を飲めば大丈夫とのことでしたので、しばらく大人しくしていることにします。しかし、異常があれば痛くなったりするわけですから、人間の体というのは良くできていますね。また、病因がすぐわかってしまう医療技術というのも凄いと思っちゃいます。

 さて、今日はまた電卓を買っちゃいました。一見すると普通の電卓ですが、実はUSBポートが付いていて、接続するとテンキーに早変わりする優れ物なんです。実験なんかをやっていると、データを手で入力しなければいけないことがあるのですが、テンキーのないノートPCでは数字の入力にストレスを感じてしまうので、このたび導入してみました。先日手に入れましたLet's Note CF-W5もトラブルなく作動していますので、あとは順調に研究が進めば言うことないのですが……。
    No.110  けっぱ  2010 / 3 / 8

キーボードのお掃除
 別に積み木遊びをしているわけではありません。今日はデスクトップPCのキーボードを掃除しました。キーボードのキーって全部取り外せるのですが、ご存じでしたか? 自分は年に1回くらい掃除しています。キーを取り外したり、元に戻したりするのが結構楽しかったりするんですよね。でも、元に戻せなくなると困るので、取り外す前にデジカメでキーボードの写真を撮っておきます。アルファベットの部分は写真を見なくてもだいたい元に戻せますが、『Home』とか『Scroll Lock』とか普段ほとんど使わないキーは、写真を見ないとどこにあったのか思い出せません。今日は綺麗になったキーボードを使って、このブログを書いています。(^o^)
    No.109  けっぱ  2010 / 3 / 7

中古PC
 1/9にYahoo!オークションでグラフィックボードを落札したばかりですが、今度は中古のノートパソコンを手に入れました。Let's Note CF-W5です。本当は最新のCPU、Core i5が搭載されたCF-S9が欲しかったのですが、新品のLet's Noteは、大学のポストが決まったときに自分へのご褒美で買うと決めているんです。でも、職場で使っているCF-T2がさすがに辛くなってきたので、CPUが約1.5倍、メモリが3倍のCF-W5を買うことにしました。で、Yahoo!オークションを覗いてみると、3万円を切っているではありませんか! 迷わず落札しちゃいました(笑)。

 ところで先日、同僚がCF-W8のファンに異物を詰まらせ、ものすごい異音が。仕方なく修理に出したのですが、パソコンがないと仕事ができないので、新しくCF-S8を購入しました。 画面はワイドになりましたが、OSは同じWindows XPで、仕事で使うソフトウェアは当然同じものなので、折角新しいパソコンを買ったのに変わり映えがしないんですよね。 使う人が同じなので、デスクトップの散らかり方も一緒で、思わず笑ってしまいました。 しかし、自分が2台目のLet's Noteを買ってみると、OSもソフトウェアも本体の大きさも一緒なので、やっぱり同じ感じになってしまうんですよね。 写真の後ろに写っているのがCF-T2なのですが、こうやって並べてしまうと他人のことは笑えないなぁ、と思いました(笑)。ちなみに、壁紙はMac OS X風になっていますが、OSはWindowsXP Home SP3です。壁紙くらい変えようかな……。
    No.108  けっぱ  2010 / 3 / 5

河崎市
 久しぶりに昨年まで行っていた実験を久しぶりに再開してみると、何故か上手くいかず、仕方がないので別の装置を使ってみると、調子が悪くてデータが取れない……。新しく材料調製しようとすると試薬の在庫が切れてて……、と今月に入ってからどうもツキがありません。今年もあっという間に2ヶ月が過ぎて、もう3月なんですね。はぁ……。(-_-;

 そういうときは気分転換が一番と思って、またまた「A列車」で遊んじゃいました。しかし、こちらも上手くいかず、いつものように街づくりをしているつもりが、何故か発展せず、空き地が点在する街になってしまいました。(T_T) 何とか公開できるレベルまで来ましたので、一応「河崎市」の動画をUPしましたが、気分転換のつもりがかえってフラストレーションが溜まる結果に……。今は運気が下がっているんですかねぇ。

    No.107  けっぱ  2010 / 3 / 2

小坂市
 体調もちょっと良くなり、今朝は早起きしたので、久しぶりにバンクーバー五輪をLiveで見ました。スピードスケート女子パシュートは本当に惜しかったですね。決勝戦の途中、ドイツに1秒差まで付けたのに、最後の1周で逆転されて、タイム差はわずか0.02秒。それでも、スピードスケート女子では初の銀メダルの快挙だそうです。アルペンスキー男子回転では、上村愛子選手の旦那さん、皆川賢太郎選手はたった10秒でコースアウト棄権、佐々木明選手も18位と奮いませんでした。4年間頑張ってきて、たった10秒で終わってしまうのは何だか気の毒なような気もしますが、これもスポーツの厳しさなのでしょう。滑り切った選手だって1分半で成績が決まっちゃうんです。

 さて、仕事も一段落ついた感じで、家にいても暇だったので、またまた「A列車」をやってしまいました。第5弾は「小坂市」です。ゲームを始める前から街が中途半端に発展しているので、ちょっとやりにくかったですが、それなりに発展しましたので、どうぞお楽しみ下さい。

    No.106  けっぱ  2010 / 2 / 28

受験生
 今日は東京出張でした。行き先は、東京で一番有名な大学です。どうやら明日が入学試験のようで、受験生が試験会場の下見に来ていました。私は馬鹿でしたので、今日お訪ねしたところはまるで縁もゆかりもない大学ですが、下見に来ている受験生のみなさんはどんな夢を持って受験に臨もうとしているのかなぁ、と思いながら彼らの姿を見ていました。自分にとってはもう14年も前の出来事になるので、その頃のことはよく覚えていません。

 今日の京都は21.8℃まで気温が上がったようです。急に暖かくなったので、逆に体調を崩してしまいました。仕事は年が明けてから順調なのですが、体調がすぐれず、これと言って面白いこともないので、気分はイマイチです。(X_X) 就活の方も、求人がパッタリとなくなってしまいましたし……。どうしたらいいんでしょ?
    No.105  けっぱ  2010 / 2 / 24

平成22年2月22日
 今日は平成22年2月22日と『2』が5つも並び、記念切手や切符が発売されているようですが、私の32回目の誕生日でもあります。でも、風邪を引いてしまったのか、ちょっと熱っぽいので、早く寝ることにしました。30歳を過ぎると、誕生日って嫌なものですね。もう歳を取りたくないです……。(T_T)
    No.104  けっぱ  2010 / 2 / 22

福丘市
 今日は上司の教授に呼び出されて残業。教授からの指示でやっている研究があるのですが、それがイマイチ何のためにやっているのか、よくわかっていなかったんですよね。しかし、今日「○○社の人が来るのでデータを提出するように」と言われて、ようやく目的がわかりました。知らない間に企業との共同研究をやっていて、でも私には企業秘密の内容を教えるわけにもいかなくてこういうことになっていたんですよね。そんなこともあるんだ、と狐に摘まれたような気分です。

 さて、しばらくお休みと決めていた「A列車」ですが、2/11に新作の「A列車で行こう9」(A9)が発売され、動画サイトでプレイ画面を見ていたら「A列車」がやりたくなってきました(笑)。確かにA9はグラフィックが綺麗になりましたが、PCの要求スペックが途轍もなく高い……。その割に列車と建物の大きさ比がおかしかったり、隣の駅まで数時間かかったり、操作性が悪かったり……、と某掲示板では散々な意見が飛び交っています。それなら、最もリアリティのあるA21Cで遊び続けるのも悪くないなぁ、と思い、次のMAPに手を出してしまいました。しかし、慣れてきたせいか、たった2日で街が発展……。「福丘市」はこれで満足なので、またしばらくこのゲームから離れることになりそうです。

    No.103  けっぱ  2010 / 2 / 18

バンクーバー五輪,トヨタのリコール問題,そして鞄
 バンクーバー五輪が開幕しました。早速、モーグル女子を見ましたが、決勝の天候は雨、そして霧。今年のバンクーバーは暖冬で雪不足だそうで、どこかから持ってきた雪で急造したコースは、いかにも質が悪そうな感じでした。四大会連続出場の上村愛子選手に注目が集まっていましたが、結果は4位でした。長野7位→ソルトレイク6位→トリノ5位と一つずつ順位は上がっているのですが、今回メダルが獲れなかったのは本当に残念です。何故メダルは上位3人というルールが決められているのでしょうか。彼女は性格も良さそうですし、これだけメダル運がないのも、何だかかわいそうな気もします。でも、W杯2007-08シーズン総合優勝,2009年世界選手権優勝という立派な成績を残しています。次のソチ五輪では34歳になる彼女ですが、個人的にはもう一度チャレンジしてメダルを目指してほしいような気がします。次は「3位」にはなれるはずですから(もちろん、もっと上位になれば言うことありませんが)。

 さて、話はガラッと変わって、トヨタのリコール問題です。私は不本意にもトヨタ車に乗っていますが、あまり良いイメージを持っていません。車の品質は良いと思うのですが、会社の体質は良くないと思うんですよね。名古屋の会社に勤めているときは、とても傲慢なトヨタの姿を何度も見せられました。「俺たちが中部経済を支えてやっている」という感じなんですよね。自分はトヨタとの関わりはなかったのですが、トヨタ担当の社員は休日に呼び出されてメンテナンスさせられるようなことを言ってました。在庫を持たないトヨタの「カンバン方式」ですが、孫会社や下請け業者はトヨタの経営方針に振り回され、派遣労働者は必要な時だけ雇われ、ある時突然解雇されてしまいます。そんな普段は弱い者いじめをしているトヨタが、自慢のプリウスでブレーキの問題が発生し、しかもリコールを隠蔽しようとしたのです。この際、マスコミはトヨタの品質問題について徹底的に監視し、トヨタに自省を促していただきたいと思います。

 次々と話が飛びまして(笑)、新しい鞄が欲しくなったので、今日久しぶりに河原町へ行ってきました。前回インターネットで買ったときすぐダメになってしまったので、今回は自分の目できちんと確かめながら買うことにしました。金属製の取っ手がいいなぁ、と思っていたら一つだけありました。しかも、本革なのにお買い得な値段だったので、即決しちゃいました。そういえば高島屋で買い物をするのは、人生で初めてかも。f^_^; 明日から新品の鞄を持って出勤します。今年に入ってから始めた研究は早くも軌道に乗り、今月から使い始めた装置も慣れてきました。ただ、出てきたデータをコンピュータでグラフィック処理をしなければならず、これが意外に単純作業が多くてつまらないんですよね。でも、解析結果が出てくるのが楽しみです♪

 ところで、先ほどYahooニュースを見ていたら、「祝日法改正案でゴールデンウィークを地域別に分散」という記事がありました。「休暇分散化ワーキングチーム」というのが国交省内にあるようですが、そんなどうでもいいことよりも、もっとやらなければいけないことがあるんじゃないですか、民主党さん!
    No.102  けっぱ  2010 / 2 / 14

親知らず抜歯
 今年一番の寒気が入り込んできたようで、京都も遂に3cmの積雪を観測しました。写真は職場の建物前なのですが、土の部分には雪が残っていました。近くにお住まいの親子連れが雪だるまを一生懸命作っている姿を見て、自分も微笑ましい気分になりました。

 昨日は、年末から通っている歯科の最終回。5本もあった虫歯は全て治していただき、最後に残ったのが親知らずの歯。「抜いちゃいましょう」ということで、いつもより多めの麻酔を打って抜歯することに。ミシミシと鈍い音がしたのにはビックリしましたが、あっさり歯が抜けました。でも、大変なのは抜いた後。麻酔が切れてきた頃に激痛が。痛み止めと化膿止めの薬を飲んで、一日大人しくしていたのでした。でも、これで歯の治療は終了。美人の歯科助手さんに会えなくなるのは、少し残念ですが(笑)。
    No.101  けっぱ  2010 / 2 / 7

大相撲
 昨日から徹夜で実験しました。新しい装置の使い方を教えていただいて、昨日初めて一人で使ったのですが、一回目の実験結果はイマイチでした。どうやらサンプルの出来が悪かったようで、装置そのものは順調。その装置は使用者が多く、予約が一杯になっていたので、二回目の実験を敢行しました。装置の調子が良いときには、悪くなる前に立て続けに実験した方が良いデータが出やすいと思うんですよね。なので、少し無理してでも実験しちゃいます。そういえば、大事なデータのほとんどが深夜に測定したもののような……。f^_^; 二回目の実験は見事成功!v(^o^)v 頑張った甲斐がありましたが、すごく眠いです。(-_-zzzZZZ

 さて、暴行問題と理事選で揺れる日本相撲協会ですが、遂に朝青龍が引退することになりました。暴行問題があったとは言え、初場所で25回目の優勝をしたばかりなのにいなくなってしまうなんて、本当に寂しいです。意外にも(?)、相撲は私が好きなスポーツの一つです。小さい頃は、千代の富士(現・九重親方)の全盛期で、あの筋肉質な小さな体で巨漢力士を投げる姿に魅了されていました。53連勝の時は固唾を飲んで観戦していましたし、肩を脱臼しながら優勝を決めた14日目や、「体力の限界」と引退を宣言した姿などは、今でも印象に残っています。その後、貴乃花,若乃花ブームが訪れるわけですが、親子兄弟の不仲や有名人との恋愛・結婚,整体師による洗脳騒動など、どうもワイドショーネタが先行してしまったのが残念でした。それでも、小泉元首相が「痛みに耐えてよくがんばった! 感動した! おめでとう!」と讃えた千秋楽の一番は、私も感動しましたし、土俵の上ではいろいろ魅せてくれた力士の一人だと思います。

 そして、朝青龍。25回の優勝は、北の湖(24回)や貴乃花(22回)を上回り、大鵬(32回)や千代の富士(31回)に次ぐ、歴代3位(明治以降)。2005年には年6場所完全優勝を成し遂げるなど、土俵の上では「大横綱」でした。しかし、土俵の外では休場中にサッカーを興じて2場所出場停止,モンゴルへの無断帰国など、常に「横綱としての品格」を問われてきました。そして、今回の泥酔・暴力問題。行為自体は許されるものではありませんが、本当に朝青龍一人の問題でしょうか。地位が全ての相撲界。若くして横綱になった朝青龍に、社会人としての常識や人を敬う心を身に付ける時間がありませんでした。師匠の高砂親方(元・朝潮)や解説者の舞の海氏の最高位がそれぞれ大関・小結だったこともあり、見下す発言も多くありましたが、これこそ「地位が絶対」という相撲界の悪しき象徴ではないでしょうか。闘争心がないと強くなれない世界。それをむき出しにして戦う朝青龍は、好きな力士の一人でした。初場所の優勝でまだまだやれることを証明した矢先の引退は本当に残念ですが、最近では後輩横綱の白鵬との力の差が歴然としていたのも確かで、引き際としてはかえって良かったのかもしれません。これで見所がなくなってしまった大相撲の人気はさらに落ち込んでしまうんでしょうね。私も夕方6時に大相撲の結果を追うことはなくなりそうです。

 そして、日本相撲協会の理事選。貴乃花親方が一門を離脱して強行立候補したことによって、俄然注目を浴びることになりました。結果は、立浪一門から造反者が2名出て大島親方(元・旭国)が落選。貴乃花親方は支持者6名,二所ノ関一門からの造反者1名を加えた10票で当選しました。しかし、当選者の票数が11または10で揃っているなんて、何という談合選挙なんでしょう。また、立浪一門から造反した安治川親方(元・光法)が、一旦退職すると表明しながら、20時間後には撤回する騒動を起こすなど、最後まで後味の悪い選挙でした。安治川親方は白鵬が所属する宮城野部屋の部屋付き親方で、安美錦から年寄株を借りています。この年寄株というのがないと、親方にはなれません。年寄株は105あり、北の湖親方と貴乃花親方はこれとは別に特例として一代年寄が認められています(千代の富士は辞退)。この年寄株が億単位のお金で売買されているそうなんです。年寄株を持つことができるのは小結以上1場所,幕内以上20場所,十両以上30場所在籍した力士と決まっていますが、これでは部長までは実力で上がってきたのに、取締役の役職はお金で買うようなものです。そんな会社が世の中に存在するでしょうか。曙氏や舞の海氏は年寄株が入手できずに、日本相撲協会を退職しています。一方、時津風部屋の暴行事件や力士の大麻事件などの不祥事が続いていますが、その時にマスコミに出てくる親方のコメントが、いかにも世間知らずという感じなんですよね。こんな親方たちにまともな教育ができるはずもなく、今後も第二の朝青龍が出てくることでしょう。ところで、貴乃花親方が「改革、改革」と訴えていますが、具体的な改革案が聞こえてきません。初場所の中日にNHK総合テレビで貴乃花親方の解説を聞きましたが、あの心がこもっていない喋り方から「今でも誰かに洗脳されているのでは?」と疑いたくなるのは私だけでしょうか。
    No.100  けっぱ  2010 / 2 / 4

日本にいる謎の鳥
 一昨日、コンビニで買ってきたヨーグルトを食べると何だか酸っぱい。これはマズいと思ったものの、口に入れてしまったものはどうしようもなく、「まあ、いいか」と思っていたら、翌日になると上唇がパンパンに腫れているではないですか。タラコ唇になってしまった不細工な自分を見て「あ〜あ」と嘆くも、こればかりは仕方がないので、効きそうな薬を塗って一日大人しくしていました。今朝おそるおそる起きてみると、昨日より随分腫れが治まっている模様。まだ少し違和感があるので、マスクをして職場へ行きましたが、すぐ治りそうでホッとしました。

 さて、前回の総選挙で民主党が大勝してから5ヶ月が経過しました。自民党政権を散々批判していたにも関わらず、民主党政権も批判してしまったら、ただ批判しているだけの○○党みたいで嫌だなぁ、と思ってなるべくそういう目で見ないようにしていたのですが、何も実行できない民主党はいくらなんでも酷すぎると思えるようになってしまいました。そもそも、ビジョンがないんです。「暫定税率がいつまでも暫定なのはおかしい」「高速道路は無料開放する約束だから無料化するんだ」というのはわかりますが、時代や情勢が変化している中で個別政策の原則論だけ語っていてはダメだと思うんですよね。民主党がこの国の福祉や医療,教育,産業,外交などをどの方向に導こうとしているのか、大きな方針が全くわかりません。政権を担当するのが初めてなので大変なのもわかりますが、政策については野党時代の「次の内閣」で十分に吟味されたのではありませんか? 政治主導と言いますが、主導力がないので何も実行できない政府になってしまっているのは、国民にとって不幸としか言いようがありません。

 民主党政権についてはいろいろ言いたいことがあるのですが、共感できるブログがありましたのでご紹介したいと思います。青紫インコさんの「つまらないグチ」です。私がゴチャゴチャ書くよりも、こちらを見ていただいた方がすっきりしていると思いましたので、ご紹介させていただきました。

 さて、鳩山首相を皮肉った「謎の鳥」という文章を見つけましたので、以下にご紹介します。的を得すぎていて感心してしまったのですが、いったい誰が作ったんでしょうね。

  日本には謎の鳥がいる。正体はよく分からない。
  中国から見れば「カモ」に見える。
  米国から見れば「チキン」に見える。
  欧州から見れば「アホウドリ」に見える。
  日本の有権者には「サギ」だと思われている。
  オザワから見れば「オウム」のような存在。
  でも鳥自身は「ハト」だと言い張っている。
  それでいて、約束をしたら「ウソ」に見え、
  身体検査をしたら「カラス」のように真っ黒。
  釈明会見では「キュウカンチョウ」になるが、
  実際は単なる鵜飼いの「ウ」。
  私はあの鳥は日本の「ガン」だと思う。
    No.99  けっぱ  2010 / 2 / 1

那古野市
 今月の最後も「A列車」です。「那古野市」を作ってみました。でも、「A列車」はしばらくお休みにしようかと思っています。理由は以下の通りです。

 ・夢中になって街づくりをしてしまい、就寝が遅くなってしまうため。
 ・数日で満足できる街ができるようになったため。
  (もちろん、上手くやればもっと発展した街づくりも可能ですが……。)

 今回は、初めて「観光」の誘致に成功し、銀山駅にスタジアムや展示場が建設されました。まあ、商業地帯で囲むだけで簡単に観光地帯ができたのですが……。また、お遊びで那古山線の時刻表を作ってみました。

 それでは、「那古野市」をご覧下さい。(相変わらずキャプチャーする際に音ズレが生じています。申し訳ございません。)

    No.98  けっぱ  2010 / 1 / 31

関数電卓
 仕事で関数電卓を使っていると、「8」のボタンを押しても表示されない……。遂に壊れてしまったようです。今まで使っていた電卓は15歳の時に買ったものなので、実に17年間も頑張ってくれました。「お疲れさま」ということなのですが、この電卓には思い入れがあるだけに少し寂しい気もします。

 このカシオ電算機の関数電卓fx-7000GBはグラフが描ける優れ物で、y=xやy=x^2-2などの関数を習ったばかりの頃は、この電卓でいろいろなグラフを描いたものです。また、422バイトまでのプログラムを組むことができたので、「BLACK JACK」をプログラミングして遊んでいました。高校へ持って行ったところ大ウケで、色々な人に遊んでもらいました。関数電卓を叩いている姿は、授業中でも遊んでいるように見えなかったのですが、国語の授業中に遊んでいるヤツが先生に見つかり、「何故、国語に関数電卓が必要なんだ?」と追求されて、遂にバレてしまったのも、今となっては良き想い出です。今でもプログラムは残っており、遊ぶこともできるのですが、最近では本来の関数電卓として使うことの方が圧倒的に多くなりました。

 もう必要のない機能かもしれませんが、できれば同じようにグラフ描画機能があって、プログラミング可能な機種を探したところ、同じカシオ電算機からfx-7400G PLUSという後継機が出ていました。画面サイズが96×64から80×48と小さくなっているのは残念ですが、グラフも問題なく描け、プログラム容量も32kBに増えていたので、迷わず購入しました。早速、BLACK JACKのプログラムも書いてみましたが、昔のソースのほとんどがそのまま使え、無事ゲームとして動くことを確認しました。2代目関数電卓も17年使えるのであれば、49歳までお世話になることになります。その頃の自分は、果たしてどこでどんな仕事をしているんでしょうね。

 ちなみに、私が作ったWindows版のBLACK JACKはVectorのホームページからダウンロードできます。
    No.97  けっぱ  2010 / 1 / 29

飛雄馬市
 何だか暗〜い気分になりながらも、それではいけないと思い、いつもの実験を再開するとともに「A列車」も新しいステージに進みました(笑)。ということで、またまた新しい街のご紹介です。今度は「飛雄馬市」を作ってみました。前回の「京小町」では首都圏をイメージしましたが、今回の 「飛雄馬市」では北関東を意識……。って、この前行ってきたばかりの桐生周辺では? というツッコミはなしで、お楽しみ下さい。f^_^;

 ※ 相変わらずキャプチャーする際に音ズレが生じています。申し訳ございません。

    No.96  けっぱ  2010 / 1 / 25

不採用
 一昨日受けた面接試験の結果がもう返ってきました。結果は『不採用』……。まあ、場所的な問題で憂鬱になっていたところだったので、正直ホッとした気持ちもあるのですが、何故ダメだったんだろう?と考えるうちに、だんだん不安になってきました。

 ・これまでの研究業績が不足していたのだろうか?
 ・自分の専門分野やこれまでの研究業績と、先方が今後やってほしいと思っている
  内容に開きがあったのだろうか?
 ・自分の人間性が不適と判断されたのだろうか?

 いずれの理由にせよ、今後同じように面接を受けても果たして受かるところがあるのだろうか?という不安が出てきました。ただ、研究業績に関しては学術論文の投稿が2006年でストップしてしまっているので、現在準備中の論文を早く世に出さなければいけません。幸い、教授チェックも終わり、少し直せば投稿できそうですので、頑張りたいと思います。これまでの研究内容と先方の希望については、ギャップが少しでも小さいところから求人が出るのを待つしかありません。人間性だとしたらそれこそ大問題ですが、こればかりは仕方がないので、今後どういう自分になりたいのかを日頃からよく考えて行動するように心がけたいと思っています。まだ京都に来て半年余り。それほど焦る必要はないのかもしれませんが……。

 そんな暗い気持ちの中、空を見上げてみると快晴の中に一本の飛行機雲が綺麗に描かれていました。どの飛行機が描いたのかはわかりませんが、日本航空が経営破綻して会社更生法の適用を受けることになったことが報道されています。確かに航空業界の乗務員は高給で、サービスも過剰だなぁと思っていたのですが、絶対に潰れない会社が破産してしまい、リストラで解雇される人もいるでしょうから、内部の人は大変だと思います。私も前の会社は比較的安定と言われるところに勤めていましたが、周辺の大会社にいつ吸収されてもおかしくない状況でもあり、今のんびりしている人たちは後で痛い目に遭うのでは?と思ったりもします。まあ、そんなことを言っている今の自分が一番不安定なのですが……。(T_T)
    No.95  けっぱ  2010 / 1 / 20

コメント:不採用
> まろん 様

 励ましの言葉、ありがとうございます。実はサラリーマン時代に会社の採用試験の面接官をやっ
たことがありますので、選考する側もいい加減なことは良く知っています(笑)。ただ、選考され
る側は「何故ダメだったんだろう?」ってやっぱり気になるものです。ただ、ダメだったものにく
よくよしていても仕方がないので、他の面接試験をどんどん受けていきたいと思っています。「数
打ちゃ当たる」心境ですね。

 大学の先生に性格の良い人は少ないのは確かかもしれません。でも、会社だったら多いのかと言
うとそうでもなく、主任→係長→課長→次長→部長と役職が上がっていくにつれて性格が悪くなってい
く人が多いように思います。大学の場合は助教→准教授→教授ですが、准教授からゼミ(研究室)持
ちになれるので、性格が悪くなるスピードが速いのかもしれません(笑)。また、大学院から助教
になった人がほとんどだと思いますが、社会を経験していないので常識を持ち合わせていないとい
うのもあるかもしれません。自分は7年間サラリーマンをやって社会経験がありますし、教授連中
の嫌なところはよく見えるので、それを反面教師にして頑張りたいと思います。

 馬の8歳って人間で言うと40歳くらいですか? まだそこまで老け込んでいません(笑)。ま
あ、この世界は35歳までにポストを獲得する必要があるので、あと3年ですね。まだまだ時間があ
るので、焦らずやっていきます!
No.95のコメント  けっぱ    2010 / 1 / 21

コメント:不採用
私も大学生よろしく就活なるものを数ヶ月ほど経験しましたが、教授(研究職)の採用試験はまた
違ったものなのでしょうね。

新卒は実績というものがないという違いがありますが、性格的なものに関しては仮に面接官に否定
されたとしても気にすることはないと思います。しょせん好みですし、人によって好き嫌いありま
すし。そういうバイアスからは、たとえ面接官でも自由にはなれないと授業で言っていました。
向上心を持って生活しておられれば、それで十分だと思います。

私は理工系(?)の教授のことはほとんど知りませんが、教授に性格がイイ人なんてあんまりいな
い気がします(笑)。年齢や立場の問題もあるのでしょうが…。
でも心理学の若い先生はすごく気さくでイイ人が多かったです!けっぱさんも研究だけでなく、い
い先生になってください。教授界も就職大変だと思いますが、夢は諦めないに限ります!
ステイゴールドもカンパニーもそうだったではないですか(笑)8歳までは何とかなるんです、き
っと。
時々落ち込みつつ、ゆっくりいきましょう。
私も方向性を見つけて頑張る(予定;笑)ので、お互い夢に向かって邁進しましょう!
No.95のコメント  まろん    2010 / 1 / 21

桐生
 今日は群馬県の桐生まで行ってきました。例の面接試験です。高崎回りで行ったのですが、東海道・山陽以外の新幹線、しかもオール2階建ての列車に乗ったのは初めてでした。しかし、往きの指定席は1階だったため、窓から見えるのは壁だけ。しかも、200km/h近くの速度で地べたを走っているのが何となく気持ち悪い……。帰りは自由席にして、普通の1階建て新幹線を選んだところ、窓が壁より上にあってちゃんと風景を眺めることができました。

 で、両毛線で高崎から桐生へ向かったのですが、典型的なローカル線で、電化されているもののほとんどの区間で単線……。前橋,伊勢崎と経由するのですが、走れば走るほど店舗や住宅は減り、田んぼや畑が辺り一面に……。40分ほどかかったでしょうか。さすがに桐生は栄えているだろうと思い、駅を降りてみると、そこは寂れた駅前広場。大学までの道のりも典型的な田舎町で、これは大変なところに来てしまったな、と思いました。しかし、後戻りもできません。予定通り、面接試験を受けて帰ってきました。

 面接自体は悪くなかったと思いますが、もし採用されたらこんな田舎町に住まなければいけないのか、と思うとだんだん憂鬱になってきました。『住めば都』かもしれませんが、仕事だけでなく住環境のことも考えて就活しないといけないな、と今更ながら反省した次第です。東武伊勢崎線で2時間以内に東京・浅草へ出られるのが唯一の救いですが……。まあ、贅沢は言っちゃダメですね。
    No.94  けっぱ  2010 / 1 / 18

細かすぎて伝わらないモノマネ選手権
 今日は新しく立ち上げた研究で、いきなり実験成功! 学生さんに手伝ってもらいながらの実験でしたが、新発見につながりそうなデータです。新年早々、良いスタートが切れました。そんな中、いつもの治療のために内科を訪れると、なんと待ち時間ゼロ。今晩の京都は-3℃まで下がる予報が出てきますが、この寒さの中でも風邪を引いている人は少ないのでしょうか。そういえば、新型インフルエンザのニュースもあまり聞かなくなりましたね。

 さて、随分前に私が唯一笑えるとご紹介しましたお笑い番組「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」ですが、第1〜15回の全VTRが視聴できるサイトを発見しました。ただ、第7回以降はVeoh Web Playerをインストールしないと最初の5分しか見ることができないので、こちらを参考にしてみて下さい。

  第 1回  第 2回  第 3回  第 4回
  第 5回  第6-1回  第6-2回  第 7回
  第 8回  第 9回  第10回  第11回
  第12回  第13回  第14回  第15回

 ※ 1/1より著作権法が改正されています。視聴は個人の責任で行って下さい。
    No.93  けっぱ  2010 / 1 / 13

京小町
 1/3から始めた「A列車で行こう」ですが、1週間で街が完成しちゃいました。まあ初級編だからでしょう。完成といってもこれ以上街が発展しなくなってしまっただけで、もっと上手くやればさらに街が大きくなるはずです。まだ初心者なので大目に見ていただくということで……。一丁前に動画を作ってみました。A列車の世界を堪能していただければ幸いです。

 ※画面キャプチャーした際に音ズレしてしまいました。申し訳ございません。

    No.92  けっぱ  2010 / 1 / 12

初詣
 今日は朝から実験しに大学へ行っていたのですが、夕方に空き時間ができたので松尾大社まで10日遅れの初詣に行ってきました。境内に入ると写真のような虎の絵が描かれた大きな絵馬があって、まだ正月の雰囲気が残っていました。お参りを済ませ、おみくじを購入すると「吉」でした。

  ・よろこびごとあるべし
  ・病気は日を追って全快すべし
  ・縁談よし
  ・旅立ちてよし

 今年は良いことがありそうです(笑)。交通安全と病気平癒のお守りを買って帰ってきました。
    No.91  けっぱ  2010 / 1 / 11

グラフィックボード
 「A列車で行こう」で一つ問題が。街が発展すると当然建物や列車の数が多くなるのですが、オンボードのグラフィックボードIntel GMA3100では処理が追い付かず、映像がカクカクに……。グラフィックボードが欲しくなるのはゲームの時くらいなのですが、折角始めたばかりの「A列車」ですので、快適に動かすためにXFX製NVidia GeForce 8600GTを導入しました。世の中にはもっと性能の良いグラフィックボードがあるのですが、現在使用しているDell Inspiron 530の電源が300Wまでしか対応していないので、仕方なく型落ち品に。しかし、こんな古いグラフィックボードはもう売っていません。そこで、Yahoo!オークションで中古品を買うことにしました。実は、2008年5月にNVidia GeForce 5200FXを出品しているんですよね。今回は買う側になったわけですが、性能が落ちただけでまだ使えるものが有効活用されるシステムって素晴らしいと思います。出品者さんとの取引もスムーズに行うことができ、無事動作することも確認。これで、列車の動きもスムーズに動くようになりました(笑)。
    No.90  けっぱ  2010 / 1 / 9

遂に!
 やってしもうた矢先に朗報が。先月応募した某大学の助教ポストの書類審査が遂に通ったとの連絡がありました。次は面接審査で、1/18に行ってきます。40分のプレゼンテーションを準備しなければいけないのですが、他の仕事は後回しにしてでも準備に専念したいと思っています。

 そんな中、京都へ来てから半年間の研究成果をまとめた学術論文が遂に完成! 明日にでも上司の教授に見てもらう予定です。転職,病気といろいろなことがありましたが、ここまで来ることができて感無量です。これに満足することなく、今後も研究に邁進していく所存です。

 と言いながら遊んでいる「A列車で行こう」ですが、路線の環状化が遂に完了。街の発展度は相変わらずイマイチですが、それでも規模が大きくなっていることが実感できます。環状線が少し大きくなってしまったので、中心部へ向かって走る路線も建設しました。あとは郊外へ延びる路線を作れば、このステージは終了といった感じです。
    No.89  けっぱ  2010 / 1 / 7

やってしもうた!
 何気なく書類の整理をしていると、『助教募集』の案内が。〆切を見ると1/4になっていました。「うわ〜っ!」と思いましたが後の祭り。でも、万が一ということがあるかもしれないので、遅れたのを承知で書類を送付しました。ちょっと希望と研究分野が違うかなぁ、と思ってほったらかしにしていた案内ですが、ちゃんと真面目に就活しないといけませんね。年明け早々、反省です。

 昨日まで失敗していた実験ですが、装置をメンテナンスしたところ、今日は大成功。やっぱり日頃の手入れを欠かしてはいけませんね。3月末にまた学会発表できればと思い、現在準備中です。

 さて、「A列車で行こう」の続報ですが、さらに西へ線路を延ばし、街を拡大しました。しかし、商業地帯と工業地帯の相性が良くないらしく、駅間が空き地になっちゃいました。それでも、初級編の目標「人口1万人」は早くもクリア。次のステージに進んでも良いのですが、せっかく街が育ってきたので、もうしばらくは続けようかと思っています。
    No.88  けっぱ  2010 / 1 / 5

コメント:やってしもうた!
 お返事が遅くなってしまって申し訳ございません。就活のことで頭が一杯だったので……。改めま
して、あけましておめでとうございます(遅っ!) 今年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m

 理系、文系では全く雰囲気が違うと思いますが、まろんさんほど文系で専門分野を一生懸命勉強
されている方って初めてのような気がします(って文系の方々に対して失礼な発言ですね!) 実
は文系の世界に興味津々だったりするので、一度お話をお聞かせ下さい。

 これから教授から返ってきた学術論文の原稿を修正です。(-.-;
No.88のコメント  けっぱ    2010 / 1 / 20

コメント:やってしもうた!
あけましておめでとうございます。
去年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

研究や学会のお話、卒論に邁進する今の私としては(けっぱさんの研究とは領域も重みも違います
が)、興味を持って読ませていただいています。
けっぱさんの学会発表がうまくいくことを願っております。
No.88のコメント  まろん    2010 / 1 / 6

仕事始めも……
 今日から仕事始め。早速、実験を再開したのですが、年明け早々失敗☆ 年末から失敗続きで、この先も思いやられます……。しかし、研究発表会前にはきちんとできていた実験が、何故急に上手くいかなくなってしまったのでしょう? 大掃除で壊れちゃったのでしょうか? 同じことを繰り返しても仕方がないので、明日は装置のメンテナンスでもしようかと思っています。

 「A列車で行こう」は2日目に突入しましたが、これにハマりすぎると睡眠時間が削られてしまって、ちょっとヤバいかも。今日はY型分岐の西側を延長し、もう一つ駅を作りました。ただ、商業施設は資材がないと発展しないので、画面左に貨物専用線を敷設し、工業地帯から資材を運ぶようにしました。今後は、この商業地帯を中心に「環状線」を建設する予定です。
    No.87  けっぱ  2010 / 1 / 4

A列車で行こう The 21st Century
 京都へ帰ってきました。意外にも渋滞に巻き込まれず、スムーズに帰って来られたのには拍子抜けしましたが、よくよく考えてみるとUターンラッシュとは逆向きの下り方向に走っているので当たり前なのかな? 正式な仕事始めは1/5なのですが、どうせ明日はやることがないので、一人だけ一日早く実験でも始めようかと思っています。京都に戻ってくると正月気分は一掃で、戦闘モード突入ですね。

 昨日は中学時代からの旧友に会いました。彼は秋田に住んでいるので離ればなれになっているのですが、お盆や正月などの帰省の時期になると毎回会っているような気がします。とにかく気兼ねなく話せるのが良いんです。そんな彼も結婚秒読み段階に入っているそうで、オメデタイではありませんか。ノロケ話もうらやましいというよりは心地良く聞こえ、親しい人が幸せになるというのは嬉しいことですね。年末に気分がどん底まで落ち込んだ自分も、何故か勇気が沸いてきました。実家では昔読んだ恋愛ものを読み返したり、帰りの車では2年前の失恋の時に買ったドリカムのアルバム『AND I LOVE YOU』を聴いたりして、懐かしむ余裕さえありました。ちょっと恋したくなっちゃったかも。折角実家へ帰ったので、もっと会いたい人がいたのですが、体調のこともあるので今回はPassさせていただきました。Kくん、ごめんなさい。m(_ _)m

 とは言え、今年は『一に健康、二に就職、三、四がなくて、五に恋愛』でしょうから、のんびりしたいと思っています。そんな中、「たまにはゲームでもして遊ぶのもいいかなぁ」と思い、衝動買いしちゃいました。『A列車で行こう The 21st Century』です。線路を引いたり、列車を走らせたりして街を発展させるシミュレーションゲームで、PS2用の6作目をPC用に移植したバージョンです。A列車は大学時代に4作目にハマり、1/29には最新の9作目がリリースされる予定なのですが、相当ハイスペックなPCでないと最新作は遊べないそうなので、旧作を買ってきました。しかも、値札は3970円になっていたのですが、レジへ持っていくと何故か2480円に……。どこかに『38%OFF』と書いてあったかもしれませんが、単純な私は「正月からツイてるな!」と勝手に解釈しちゃったのでした。

 早速、ゲームを始めてみました。まずは『初級編』です。手前から右へカーブしていく線路だけが敷設されている状態からスタートなのですが、左右対称になるように駅を新設し、合流地点にも駅を作ってみました。そして、最初からある駅を工業地帯、新設した駅を住宅街として整備しました。まだ1シーズンしか経っていないですが、人口はちゃんと増えているみたいです。ただ、空き地の多さが気になりますが……。画面奥に伸びる線路はまだ未開業で、これから環状線に育てていく予定です。

 これから、街の育成日記になっちゃったら……、ごめんなさい(笑)。
    No.86  けっぱ  2010 / 1 / 3

謹賀新年2010
 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、もう2010年なんですね。サラリーマン時代にはよく「普及目標2010年○○台」というのを作らされたので、2010年という年号に特別な想いが甦ってきます。2000年に「ミレニアム事業」という言葉が流行って、その時に10年後の目標を作ったわけですが、例えば当時ブームだった燃料電池を例にとると、2010年の普及目標は定置用220万kW,車5万台となっています。しかし、東京ガスやトヨタ自動車のホームページを見ると、販売実績は定置用2100kW,車32台だそうで、目標より3桁ほど小さい値となっています。まあ、国の目標というのはとてつもなく高く設定されるものなのかもしれませんが、多額の研究開発費が税金から補助されているのにもかかわわらず、最近の科学技術の進展の遅さにはガッカリさせられるものがあります。既存技術は中国やインドなどの新興国に任せて、日本はその10年先を行くような世の中が実現できれば、国際的にも「凄い!」と認められるような国になると思うのですが……。

 12/30に発表された政府の新成長戦略では、太陽光発電と電気自動車の普及が主な柱として挙げられています。2020年時点で太陽光発電は新築住居の7割、電気自動車は新車販売の5割を目標とするそうで、実現すれば太陽光発電の普及容量は累積2800万kW、電気自動車の年間販売数は150〜200万台になります。まあ、これらの目標自体はいい加減なものでしょうが、こういう新しい技術の普及には、研究開発費の補助よりも購入費の補助の方が効果があるように思いますので、折角の税金ですから使い道を間違えないように政策を実行してほしいものです。

 ただ、研究開発に身を置く立場としては、研究開発費にも一定のご理解を……。f^_^; って言うか、研究開発はもっと先を見据えたことをしなきゃいけませんね。次の技術って一体何なんだろう……。それを考えるのが自分の仕事でもあるのですが、難しい問題です。

 P.S. 今年は寅年です。でも、画像のこれって昔ハワイで売っていたクレイジーシャツのネコを黄色く塗っただけでは?と気付いたあなた、正解です(笑)。
    No.85  けっぱ  2010 / 1 / 1

よいお年を
 昨日の23時に京都を車で出発して、2時前に名古屋へ帰ってきました。と言っても、2週間前にも実家に帰ってきているので、『帰省』という感じもしないのですが、とにかく京都へ行ってから初めての年末年始の帰省であることには変わりありません。23時現在、名古屋は雪が降っています。おそらく氷点下になっているのではないでしょうか。2週間前も雪が降りましたが、私はいつから雪男になったのでしょう?

 2009年も終わりです。今年は『転職』という人生の中でも大きな節目を経験しました。サラリーマンを辞めてアカデミックな世界に飛び込んだのですが、このこと自体全く後悔していません。前の会社は本当に辛かったし、やりたいことをやって生きていった方が自分にとって幸せだと思うからです。でも、まだ見習い研究員の立場なので、正式な助教ポストを探さなければいけません。これから学術論文を書いて、実績を積みながら、ポストをゲットできればと思っています。

 そんな中、今年は大きな病気も経験しました。まだ治療中の身ですが、現在では治療方法が確立している病気なので、一定期間薬を飲み続ければ良いそうなのですが、これが数十年前なら不治の病ということで、考えるだけで身震いがします。医学の進歩って本当に凄いですね。京大山中教授のES細胞のニュースなんかを聞くと、世の中には凄い研究をしている人がいるもんだな、と感心するばかりです。自分はそれだけの実力はありませんが、些細なことでもいいから世の中に立つような研究ができるといいな、って思っています。

 プライベートでは何の進展もありませんでした。って言うか、仕事が変わったばかりで、しかも病気していれば、進展なんか期待できないわけですが、最近自分を見失っていると反省することしきりなしです。『こういう人間になりたい』という目標を持って努力しないと人間はダメになると思っているので、2010年はきちんと目標を持って過ごしていきたいと決意を新たにしたところです。

 みなさんにとって2009年はいかがでしたか? 今年も当ブログをご愛好いただきましてありがとうございました。コメントがめっきりなくなってしまったので、気軽にいただけると嬉しいのですが……。それはさておき、今年は転職,病気といろいろなことがありすぎたので、来年はもう少し平穏な一年になるといいな、って思っています。もちろん、正式なポストや新しい彼女が見つかるくらいの変化はあってほしいのですが……(笑)。まあ、いろいろな願いを込めて、小さなものですけれども鏡餅と注連縄を買ってきて、京都の自宅に飾りました。2010年もみなさんにとって良い年になりますように。

 それでは、よいお年を!
    No.84  けっぱ  2009 / 12 / 31

民主党マニフェスト通信簿
 先日反省したばかりなのに、一昨日は気の合う人と飲んでいて気を良くしてしまったのか、さらに飲み過ぎて極度の二日酔いに。結局、昨日,今日と気持ち悪くて2日間寝ていました。もう何をやっているのやら……。

 さて、民主党政権に代わってから104日が過ぎました。脱・官僚,政治主導を掲げ、税金のムダ遣いの撲滅を誓ったマニフェストはどの程度達成されたでしょうか。毎日新聞が通信簿をわかりやすく付けていますが、主な項目を見てみましょう。
 (毎日新聞:http://mainichi.jp/select/seiji/indicator/

1. ムダ遣い
・事業仕分けにてムダ事業の廃止・縮小を提言するも、縮減額はわずか7500億円。
・ガソリン税などの事実上の暫定税率維持は公約違反。
・2010年度予算は約92兆3000億円で過去最高。新規国債発行額も44兆3000億円に。
・国家戦略室は全く機能せず、閣内不一致発言も多数あり。

2. 子育て支援
・子ども手当は所得制限なしで初年度13000円/月を支給。
・公立高校授業料無償化を実施予定。

3. 年金
・2013年までの全件(8.5億件)照合を断念。
・後期高齢者医療制度は当面継続。2013年度からの新制度移行を目指す。

4. 個別政策
・郵政株式売却凍結法成立。
・2010年6月から高速道路を普通車上限2000円,軽自動車1000円,大型車5000円
 とする新制度に移行。
・農業者戸別所得補償制度のモデル事業を実施。10aあたり1.5万円を一律補填。

5. 外交
・日米地位協定の見直しを目指すも、普天間基地の移設問題で日米関係が微妙に。
・核兵器の廃絶,CO2 25%削減の理念を打ち出すも、イニシアティブは取れず。

6. 政治とカネ
・鳩山首相の偽装献金,小沢幹事長の違法献金ともに十分な説明はなし。

 結局、子ども手当,高速道路・公立高校無料化,農業者所得補償などのバラマキは何とか実施し(参議院議員選挙対策?)、国民が期待していたムダ遣いの排除,政治とカネの透明化,脱・官僚はなかなか進んでいないというのが現状のようです。外交政策も稚拙で、アメリカを怒らせてしまっていますし……。それよりも、小沢氏に「重点要望」を出してもらわないと政策が決定できないほど、鳩山首相の指導力がないのも残念で、それを支える大臣もいかにも力不足といった感じで心許ないです。ミスター年金こと長妻厚労相も何もできていませんし、岡田外相,前原国交相の根回し無し発言で周りは困惑するばかり……。経済に明るい人がいないというのも致命的で、今の内閣で一番詳しいのが亀井郵政・金融担当相というのも情けない話です。景気の二番底リスクが懸念される中、また失われた10年を経験するのだけはご勘弁いただきたいものです。

 政治とカネの問題もクローズアップされ、総合的にはガッカリ度の方が大きかった民主党政権。しかし、自民党は谷垣総裁の影も薄く、「何やってるの?」状態ではますます期待できません。世論が厳しい目を向けながら民主党に頑張っていただくしかないようで、来年はどんな年になるのでしょうか。
    No.83  けっぱ  2009 / 12 / 28

別にぃ……
 沢尻エリカじゃありません(笑)。今日はクリスマスイヴです。しかし、今年ほど特別な感情を持たなかったイヴの日もなかったように思います。本当にどーでもいいんです。思い当たる理由は三つほど。

1. 体調不良
 まだ肺が完治していません。変な菌がいると、キスもできません。そんな状況で彼女を作っても……。酒も普段より悪酔いしてしまい、どうも楽しくありません。

2. 自分のこと
 サラリーマンをやめてプレッシャーから解放されたのか、自分に甘くなってしまいました。余分な一言で人を傷付けてしまい、自分が嫌になったり、無理して明るく振る舞ったがために、自分に疲れてしまったり……。高学歴の人間に囲まれての生活で劣等感を感じ、体調が悪いのに無理した飲み会で醜態を晒してさらに惨めになった自分に落ち込んでしまいます。

3. 女性のこと
 最近、どの女性を見ても『いいなぁ』って思うようになっちゃいました。誰もが良いところと悪いところの両方を持っているので、良いところをきちんと認められるようになったと言えば聞こえが良いのかもしれませんが、そうではなくて『誰でも良い』という感覚に近いような気がして、結局本当に好きだと思える人ができません。

 まあ、今は恋愛運がゼロかマイナスなんでしょうね。こんな時に無理してカノジョなんて作ってもロクなことはないと思いますので、まずは自分を見つめ直し、2.の悪いところは直していきたいと思っています。
    No.82  けっぱ  2009 / 12 / 24

忘年会
 一昨日、京都へ帰ってきたばかりなのですが、実験装置が空いていたので、あまりやる気のなかった実験を。でも、そんな気持ちで実験したら失敗してしまい、結局徹夜するハメになってしまいました。

 その疲れが全く抜けないまま忘年会へ。いつものペースで飲んでいたつもりでしたが、疲れのせいか悪酔いしてしまい、自分でも何を言っているのか訳のわからない状態に。話をしていても全然面白くなく、どこかで自分の悪口も言われていたらしく、最後はシラけた気分で家まで帰ってきたのでした。

 P.S. 写真は烏丸御池の新風館で、イルミネーションの下でジャズコンサートが開催されていました。最近、こんな写真ばかりですね。f^_^;
    No.81  けっぱ  2009 / 12 / 23

研究発表会終了
 実家に帰ってきました。名古屋の最低気温はついに氷点下0.5℃。名古屋でも雪が舞いました。お隣の岐阜市では20cmの積雪。住宅街には巨大な雪だるまも登場……と言っても、これは空気で膨らませたエアスノーマン。しかし、2m近くもある人形が一般家庭にあるとは驚きです。( ゜д ゜)

 さて、昨日は研究発表会でしたが、無事終了しました。私はポスター発表だったのですが、意外にも大盛況! とてもたくさんの方々と交流することができ、30枚入っていた名刺入れもカラに。中には5年ぶりにお会いする方もいて、研究の現場に戻ってきたんだなぁ、と実感した次第です。前の会社の上司や同僚も、ご迷惑をおかけしたにもかかわらず暖かく接していただき、感謝感謝です。これからも研究をますます頑張っていこうという勇気が湧いてきました。

 名古屋滞在は明日までで、明後日から京都へ戻って仕事です。これから家族の年賀状を作ろうと思っています。今年もあと11日ですね。
    No.80  けっぱ  2009 / 12 / 19

研究発表会準備
 今晩は一段と寒くなりました。21時現在の京都の気温は5℃だそうですが、体感温度はもっと低いような気がします。京都へ来てから季節が半周したことをしみじみ感じる今日この頃です。

 明日はいよいよ転職してから初めての研究発表会です。1泊2日で東京へ行き、帰りは名古屋で途中下車して実家で2泊する予定です。発表を申し込んだときは実験結果が何もなかったのですが、ようやくデータが揃って発表できるところまで来ました。これが終われば、学術論文の執筆です。明日はVAIO Pに書きかけの論文原稿を入れて、暇なときに編集しようかと思っています。また、明日は前の会社の元上司や同僚にも会います。果たしてどんな一日になるでしょうか……。
    No.79  けっぱ  2009 / 12 / 16

夜景2009
 最近、台湾から来ている留学生の研究がうまくいかず、面倒を見ていたら毎日の帰りが0時過ぎに……。肺炎も今後半年間かけて治療する予定で、もし彼女ができたとしても、変な菌を移しちゃうといけないので、恋活をする気にもなれず……。就活も書類審査で1件落選してしまい……。最近、良いことがないです。(T_T)

 今日は気分転換にイルミネーションを見に行ってきました。インターネットで調べてみると、京都を代表する企業である京セラやロームの本社前が綺麗とのこと。夕方7時頃に行ったので、カップルよりも家族連れの方が多く、独り身としてはちょうど良い感じ。京セラ前は青・緑・黄の3色のコラボレーションが綺麗なのに対して、ローム前は黄1色でも光の濃淡でツリーの雰囲気を変えてしまう不思議なイルミネーションでした。下記URLに写真をUPしてみましたので、どうぞご覧下さい。

  http://photos.yahoo.co.jp/ph/keppa05/lst?.dir=/6bf5
    No.78  けっぱ  2009 / 12 / 13

クラシックコンサート
 今朝起きて時計を見ると10時20分。歯科の診察を10時30分に予約していたので、これはヤバい! 急いで着替えて、でも歯を磨かずに歯科へ行くのもマヌケな気がしたので、歯もちゃんと磨いて走って行ってきました。今日は歯石の掃除。終わった後、歯が細く感じるのは、それだけ歯石が溜まっていたということなんでしょう。歯がツルツルして気持ちいいです(笑)。

 さて、昨日は学生に誘われて某音大のクラシックコンサートへ行ってきました。冬の名物詩であるベートーベンの「第九」です。小学5年生の時に聴きに行った記憶があるのですが、それ以来の第九でした。会場に到着して座席表を見ると、なんとオーケストラや合唱団よりも後ろの右サイド。演奏中は写真撮影不可だったので、始まる前の写真しかありませんが、演奏者よりも指揮者がよく見えるという不思議な席でした。プロ一歩手前の音大生が中心のオーケストラということで、どの程度のものを聴かせていただけるのかな?と楽しみにしていたのですが、若干ホルンの独奏で失敗が見られたものの、コントラバスの独奏は特に良く、思ったより素晴らしい演奏でした。独唱はプロのソプラノ,アルト,テノール,バス(バリトン)歌手が出てきましたが、ソプラノ歌手は中島啓江さんみたいな太めの方で、何だかイメージ通りだなぁ、と少し笑ってしまいました。コンサートが終わった後は、ワインを飲んで余韻を楽しむのも良いかな、と思っていたのですが、学生がもつ鍋が食べたいと言い出したので、結局いつものようにビールを片手に飲み食いして帰ってきました。

 たまには文化に触れてみるのも良いものです。(^o^)
    No.77  けっぱ  2009 / 12 / 5

オフィスコーヒー
 早いもので、今年も師走になっちゃいました。ついこの前京都に来たばかりという感覚なのに、いつの間にか5ヶ月も経っちゃいました。でも、前の会社にいたのは随分前のような気がして、不思議な感覚です。2週間後に控えた研究発表会の準備も終わり、そろそろ学術論文を書かないといけないなぁ、と思っているのですが、そう思えるようになったのも仕事が比較的順調に進んでいる証拠でもあり、周りの方々のご支援に感謝、感謝です。m(_ _)m

 さて、研究室に行くと1台のコーヒーメーカーが……。サイズが大きく、どう見ても業務用のコーヒーサーバーです。側面を見ると、某有名企業のロゴが付いています。学生に尋ねてみると、営業の女性が「1ヶ月間無料で試飲できますから」と言って置いていったそうです。1週間ほどすると、再び女性がやってきて、コーヒーがおいしかったかどうか、勝手にアンケートを取り始めたんです。大学のセキュリティは甘く、誰でも簡単に構内へ入られるのは仕方がないとしても、研究室に許可もなく出入りされるのはさすがにマズいと思い、コーヒーサーバーも撤去していただきました。

 それにしても、大学の研究室にコーヒーサーバーを入れてもらおうと営業にくる某企業は一体何を考えているのでしょう? 教授を含めてスタッフが5人しかいない研究室。学生はそんな高価なコーヒーは飲みませんし、コーヒー豆を毎月売り付けられても買う経費がありません。もし、コーヒーが飲みたいのであれば、ホームセンターでコーヒーメーカーを、スーパーで豆を買ってきて、飲みたいときに自分でドリップした方が遙かに安上がりです。

 オフィスコーヒーは1980年代に登場し、私も小さい頃はよく某企業のCMを見た記憶があります。コーヒーサーバーが置いてあるのが大企業のオフィスのイメージにさえなっていました。しかし、平成不況以降、どこの会社でも経費削減は至上命題。コーヒーサーバーなんかは真っ先に削減対象になることは想像に難くありません。おそらく某企業のオフィスコーヒー事業も厳しいのでしょう。だからと言って、学生相手にオフィスコーヒーを売り付けるのはいかがなものかと……。ビジネスモデルとして破綻しているのであれば、新たな事業に転換していくのがビジネスというものです。

 それにしても、某企業の女性の営業はとてもしつこく、学生たちにも1週間で完全に嫌われていました。私個人的にも、ちょっと生理的に受け付けないタイプで、あんな短期間で嫌われる人って一体……。(-.-; ただ、コーヒーサーバーの撤去後、妙にコーヒーが飲みたくなってインスタントコーヒーを買ってしまったことは、ここだけの話にしておきます(笑)。
    No.76  けっぱ  2009 / 12 / 3

就活
 今日は朝から大学へ。実験装置を止めて、少しだけデータの整理をしようと思っていたのが何と夕方までかかってしまい、結局平日並みに仕事をしてしまいました。f^_^; その後、ふらっとホームセンターへ。こたつを買ったのはいいのですが、背もたれがないと腰が痛くなってしまうので、座椅子と座布団を買ってきました。

 さて、2011年卒業予定の学生が就職活動を始めました。「どこがいいですかねぇ?」という話になるのですが、サラリーマン失格の私に言われても……。どの会社が良くて、自分に合っているかなんて正直わかりません。でも、世の中のほとんどの人はサラリーマンになるわけですが、それ以外の職業ってどうなんでしょう? 例えば、プロスポーツ選手になるためには、小さい頃から特訓を受けていないと無理ですよねぇ。野球やサッカーなどのメジャーなスポーツであれば、実際やってみてプロ選手を目指すというのもあるのでしょうが、いきなりゴルフを始めるには、石川遼選手や横峰さくら選手のように親の影響がないとダメな気が……。競艇の選手なんかは、いつ、どんなきっかけで目指そうと思うのでしょう? 私は運動がちょっと苦手というのもありますが、いずれもあり得ない人生の道です。

 かと言って、僧侶という道があったかと言われれば絶対にないわけでして、テレビのアナウンサーやタレントという道もありません。航空機のパイロットや料理のコックというのもなかったでしょう。アダルトビデオの男優や高級クラブのホストというのもちょっと……。でも、世の中にはそれぞれの職業で働いている人が現実にいるわけで、何だか不思議な感じがします。

 そんな自分が先生を目指しているというのも不思議な気もしますが、正式なポストに就かないと准教授→教授の道がなくなってしまうので、来月から就活再開です。
    No.75  けっぱ  2009 / 11 / 29

歯科
 今日は歯科へ行ってきました。2ヶ月ほど前に物を食べていたら急にガリッと音がして、吐き出してみると歯の欠片が混ざっていました。歯が欠けてしまったんです。でも、その頃は肺炎を患っていて咳が止まらなかったので、歯科へ行くことができませんでした。今週末は特に予定がなく、咳も出なくなったので治療に行ってきたというわけです。

 早速、歯のレントゲンを撮ったところ、欠けてしまった歯は乳歯とのこと。実は永久歯が4本足らなくて、乳歯が残っているんですよねぇ。昔、虫歯を治したときにそれを言われたので認識はしていたのですが、永久歯が生えてこないならこれらの乳歯を使い続けるしかありません。しかし、乳歯は歯の根っこが短く、虫歯にもなりやすいということで、今回欠けてしまった歯は虫歯になった乳歯でした。ただ、4分の3以上残っているので、今回は埋める治療をして引き続き乳歯を使い続けることになりました。いずれ使えなくなってしまう歯だそうですが、この歳で差し歯というのも何だか嫌だったので、埋めてもらえて良かったです。次回の治療は、歯石取りなど歯の大掃除だそうです。
    No.74  けっぱ  2009 / 11 / 28

こたつ
 一昨日の京都の最低気温は3.3℃。すっかり冬になっちゃいました。寒がりな私にとって、セラミックヒーターだけではどうも寒い……。

 ということで、こたつを買っちゃいました。60×60cmの小さなこたつです。夏は布団を取って使えばいいので、今まで使っていた折りたたみの円卓は、正月に帰省したときに持って帰ろうかと思っています。今、こたつに入りながらブログを書いていますが、やっぱり快適ですね。v(^o^)v あっ、PCの壁紙がWindows 7になっていますが、実際のOSはVista SP2です。f^_^;

 ちなみに「こたつ」の語源は、やぐら部分が牛車の乗り降りに利用する踏み台「榻(しじ)」に似ていることから「火榻子」と漢字表記し、それを禅僧が唐音で読んだ「火榻子(くゎたふし)」に由来すると考えられているそうです。(語源由来辞典より)
    No.73  けっぱ  2009 / 11 / 24

大阪
 今日は、ある催し物を見るために、久しぶりに大阪へ行ってきました。会場に到着すると、前列の席に気になる女性が。もの凄く美人というわけでもないんですが、雰囲気が何となく良い感じで、一目惚れしちゃいそう。でも、左手の薬指には指輪が入っており、隣には旦那さんらしき男性が……。別に指輪をはめていなくても、旦那さんがいなくても、どうしようもないんですけどね(笑)。ただ、催し物よりもその女性ばかり見ていた自分がいたような気がします。f^_^;

 その足で心斎橋→道頓堀→難波へ。このコースも久しぶりです。心斎橋にはアメリカ四大プロスポーツ(MLB, NFL, NBA, NHL)のレプリカジャージを売っている店があって、NBA好きとしては一度行ってみたかったんです。お目当ての選手のTシャツは売ってなかったのですが、珍しく引退した選手のTシャツが売っていたので、それを買って帰ってきました。帰ってくる頃には日も暮れ、心斎橋の大丸を見てみるとクリスマスのイルミネーションが……。もうそんな時期になったんですね。まだ体調が100%完治していないので、恋活も小休止状態。今年も独りで過ごすクリスマスになりそうです……。(T_T)

 いつもは阪急に乗って京都に帰ってくるのですが、たまにはJRに乗るのもいいかなぁ、と思って新快速に乗って帰ってきました。阪急の河原町−梅田が390円に対してJR京都−大阪は540円と高いですが、阪急の所要時間50分に対してJRが29分と圧倒的に速く、最高速度130km/hで走るので爽快感があります。しかし、福知山線脱線事故を起こし、その後事故調査委員会の報告書漏洩の働きかけまで行ったJR西日本には、二度とあのような事故を起こさないよう、安全第一での運行をお願いしたいものです。
    No.72  けっぱ  2009 / 11 / 23

ウイルス対策
 ウイルス対策、と言ってもインフルエンザや肺炎の話ではありません。昨日に引き続き、PCの話です。ブロードバンドが当たり前になって久しく、PCを購入してインターネットに接続しない人はまずいないでしょう。ソフトウェアやドライバを更新するだけでもインターネットの接続が必要な場合もあります。しかし、インターネットに接続すると、コンピュータウイルスの感染機会がぐーんと多くなってしまいます。最近ではUSBメモリなどからでも感染してしまうウイルスが氾濫していますので、ウイルス対策は不可欠です。

 しかし、Windowsにはウイルス対策ソフトが含まれていません。そもそもWindowsへの侵入が目的のウイルスに対してWindowsが無力なのは自明でしょう。そうなると、別途ウイルス対策ソフトをインストールしなければなりません。しかし、市販のソフトは毎年更新料がいるものが多く、ウイルス対策ソフトが常駐することでWindows全体の動作が遅くなってしまうこともあります。

 一方、海外メーカーを中心に、無料で動作の軽いソフトが出てきました。広告表示などで無料化を実現しているわけですが、心配なのはきちんとウイルスを検出してくれるかどうか、ということ。そこで、SRI International(スタンフォード国際研究所)調べのウイルス検出率をご紹介しましょう。下記は2009年10月末時点での情報で、日本で購入(ダウンロード)できる製品だけを掲載しました。ちなみに、ソースセクストのウイルスセキュリティZERO(3990円;1台,永年版)は載っていませんでしたが、別の調査によるとRank 20くらいの検出率を確保しているようです。なお、調査によって結果が大きく異なるようですので、下記についてもあくまでご参考までに、ということで。

Rank 2AVG89%チェコ無料
Rank 4Avira AntiVir88%ドイツ無料
Rank 8Kaspersky86%ロシア6800円(1台,1年版)
Rank 11F-Secure84%フィンランド4200円(1台,1年版)
Rank 13GData81%ドイツ3780円(1台,1年版)
Rank 15Symantec Norton80%アメリカ4980円(3台,1年版)
Rank 17Avast!80%チェコ無料
Rank 18Trend Micro ウイルスバスター80%アメリカ5980円(3台,1年版)
Rank 24Mcfee77%アメリカ5775円(3台,1年版)
Rank 30Eset NOD327%スロバキア5040円(1台,1年版)


 日本ではアメリカ生まれのNorton,Trend Micro,Mcfeeが普及していますが、なんとなんとドイツやチェコのフリーソフトの検出率の方が高い!!ということで、私は早速AVGに乗り換えてみました。スパイウェアも検出してくれるみたいで、動作もなかなか機敏。特に問題がなければ使い続けようかと思っています。
    No.71  けっぱ  2009 / 11 / 19

CPU
 コンピュータのCPU(Central Processing Unit)とは「中央演算処理装置」のことですが、「シーピーユー」の方がなじみ深いのは言うまでもありません。コンピュータの頭脳です。ちなみに、メモリは机の上、ハードディスクは引き出しに例えられます。

 頭の回転が速いほど、多くのことが処理できるわけですが、CPUの性能を表す指標として「クロック周波数」があります。1971年に初めて登場したマイクロプロセッサー「Intel 4001」のクロック周波数は741kHz。以後、n年後の周波数が2のn乗倍になるという「ムーアの法則」に従って、2004年にはPentium 4 3.8GHzまで上昇しました。しかし、頭の回転が速くなると頭に血が上りやすくなるのか(笑)、消費電力と発熱量の増大が問題に。TDP(Thermal Design Power;熱設計電力)は115Wまで上昇し、特に自作パソコンではTSpec(Thermal Specification;許容温度)を超えないように注意しなければなりませんでした。

 ノートパソコンでは、消費電力がバッテリーの駆動時間に大きな影響を与えます。そこで、Transmeta社はTDPを5Wにまで抑えたCPU「Crusoe」を発表しました。しかし、処理速度まで低下してしまい、私が持っていたVAIO Uもかなり遅くてイライラしました。そんな状況をIntelが黙って見ているわけもなく、Pentium Mを発表。TPDは21Wと高めですが、処理速度への影響が小さく、Let's Note T2はまだ現役で使っています。

 その後、CPUコアを2個,4個使用するデュアルコア,クアッドコアも登場し、様々なアーキテクチャ(内部設計)を持つCPUが世の中にありふれています。もはやクロック数だけでCPUの性能を比較することができなくなってきました。私が持っているPCで恐縮ですが、Core2 Duo 2.2GHzを積んでいるDell Inspironと最新の超低電圧版CPUのAtom Z 1.6GHzを積んでいるVAIO Pでは、前者の方が何と2.6倍も処理速度が速いらしいんです。確かに体感的にもそのくらいの違いがあるように思えますが……。

 以下、CPU指標チェッカ 2009 Q2様から、CPUの比較係数を転載します。クロック周波数にこの係数を掛けると、実際のCPU処理速度が比較できるようになるそうです。CeleronはPentiumやCore CPUの廉価版ですが、同じ名前が付けられているので、世代の区別がつきにくいのが難点です。また、AMD製CPUについては省略していますが、同時期に発売されたIntel CPUと同じ係数を掛ければだいたいOKです。
Crusoex0.70〜0.80Celeron Mx1.45〜1.70
Atomx0.90〜1.00後期Celeronx1.50〜1.70
Pentium 4x0.95〜1.10Core Solo/Duox1.65〜1.70
Pentium Dx1.00〜1.15Core2 Duo (T/L/X/SU)x1.70〜1.90
Pentium Mx1.50〜1.60Core2 Duo (E/X)x1.90〜2.00
初期Celeronx0.80〜0.90Core2 Quadx1.95〜2.10
中期Celeronx1.15〜1.25Corei7x2.15〜2.20
 5万円台のネットブックから超低電圧版CULVモバイルノート,ノートパソコン,デスクトップパソコンといろいろな種類が店頭に並んでいますが、AtomからCore2 Duoまでこれだけ性能差があるCPUが同時期に並んでいる状況は今までなかったように思います。初めてPCを購入する人は混乱してしまうのではないでしょうか。PC選びの参考になれば幸いです。
    No.70  けっぱ  2009 / 11 / 18

オジサン化
 久しぶりに病院へ行ってきました。治療を始めてから1ヶ月が経ち、体調も随分と良くなってきましたが、まだ体の中に変な菌がいらっしゃるとのこと。しばらくは抗生物質を飲み続けなければいけないようなのですが、しっかり完治しないと重病化することもあるそうなので、お医者さんの指示に従って治療を続けるしかありません。

 病気になりやすくなったのもオジサン化が進行している証拠かもしれませんが、音楽を聴いていてさらに気付いたことがありました。それは、

  最近の曲を全然知らない……。(-.-;

オリコンの最新シングルCD週間ランキング(11/9〜13)を見てみました。1位は関ジャニ∞。名前は聞いたことがありますが、メンバーは誰一人知りません。2〜5位は遊助,flipside, BIGBANG, BREAKERZで、バンド名すら初耳です。6位にようやくkinki kidsが出てきますが、1997年発売の「愛されるより愛したい」で記憶が止まってます。7〜9位のLM. C, ステレオポニー, ヒルクライムは当然わかりません。(ToT)

 では、最近何を聴いているのかと申しますと、Rebbeca「Friends」, TMNetwork「Get Wild」, class「夏の日の1993」。それぞれ1985,1987,1993年に発売された古い曲です。と言っても、発売当時から聴いていたわけではなく(1985年はまだ小学校低学年、笑)、カラオケに行くようになった大学時代から聴くようになったと記憶しています。1990年代前半までの曲は、今聴いてもいいなぁ、と思うものが多いですが、小室哲哉氏がシンセサイザーを多用し始めた1990年代後半から、すぐ飽きてしまう曲が多くなったような気がします。幼稚園の頃までは、写真にあるレコード再生機(久しぶりに押し入れから出してきました、笑)で「およげ! たいやきくん」などを聴いていた記憶がありますが、アナログ時代の方が良いと思うようになったのは、相当オジサン化が進行している証拠でしょうか。
    No.69  けっぱ  2009 / 11 / 13

女子アナ
 今日はベルリンの壁が崩壊してからちょうど20年の日だそうで、現地では壁を模した巨大ドミノ倒しなどが行われるなど、祝賀ムード一色のようです。当時はまだ小学生でしたが、ルーマニアのチャウシェスク大統領夫妻の公開処刑とともに、歴史が大きく動いた出来事として、今でも鮮明に覚えています。

 これらのニュースは、テレビ朝日のニュースステーションで知りました。当時はテレビが1台しかなく、父親がチャンネルを合わせた番組を見なければいけなかったのですが、小宮悦子アナの美脚やハスキーボイスを毎日楽しみにしている自分がいました。現在は夕方のスーパーJチャンネルに出演しているのでなかなかお目にかかる機会がありませんが、綺麗に歳を重ねている女性の一人だと思います。その一方、ニュースステーションは久米宏氏が降板して、報道ステーションとしてリニューアル。しかし、無知な古舘伊知郎氏が偉そうにコメントするのが嫌いで、全く見なくなってしまいました。

 話は昔に戻りまして、ニュースステーションが終わると、次はフジテレビのプロ野球ニュース。当時の司会は中井美穂アナでした。中井アナってとびっきりの美人ではないと思うのですが、それが逆に親近感を覚えたりするもので、一番好きな女子アナウンサーでした。しかし、彼女が平成教育委員会の司会を務めたころから女子アナのアイドル化が進行。彼女自身はプロ野球ヤクルトスワローズの古田敦也捕手と結婚し、メディアへの露出が減少してしまいました。

 最近では、夜にインターネットをすることが多くなったので、テレビは朝のめざましテレビくらいしか見なくなりました。と言っても、昔とは違って好きなアナウンサーがいるわけでもありません。高島彩アナはおちょぼ口から出る大袈裟なしゃべり方が嫌いで、アイドルアナの完成版という感じです。中野美奈子アナは美人だとは思うのですが、アナウンス力の向上が見られない頭の悪さがNG。そして、一番いらいらするのが皆藤愛子。あのブリッ子は何なんでしょう。お天気コーナー時代は時間が短かったので我慢できましたが、最近は芸能コーナーを担当するようになって、あの原稿棒読みで伝える意志のなさそうな喋り方を聞いていると、本当に腹が立ってきます。それでもめざましテレビを見てしまうのは、1時間でニュースからスポーツ、芸能まで知ることができる番組構成の秀逸さからでしょう。

 今後、番組を見るのが楽しみになるような女子アナウンサーがブラウン管、いや液晶テレビに出てくる日は来るのでしょうか……。

 P.S. さすがに女子アナの写真を載せるわけにもいかないので、日曜日に嵐山で撮った写真にしました(笑)。
    No.68  けっぱ  2009 / 11 / 10

梅小路蒸気機関車館と嵐山
 今日は自転車に乗って梅小路公園と嵐山に行ってきました。梅小路公園には蒸気機関車館があって、国の重要文化財である扇形車庫の中に10両以上のSLが保存されています。敷地の真ん中には転車台があり、一部のピットでは現在でも動態保存されているSLの保守・修繕が行われています。今日も通称デゴイチのD51形蒸気機関車がSLスチーム号として、多くの家族連れを乗せて公園内を往復していました。保存されているSLの数の多さから、もっと大きな施設かと思っていましたが、意外にコンパクトな施設でちょっとびっくりしました。

 1時間ほどSLや関連資料を見た後、1時間弱かけて嵐山へ移動。11月に入ってから急に寒くなってきましたので、そろそろ紅葉が見頃かなぁ、と思って行ってみたのですが、半分ほど色付いている感じでした。あと1〜2週間後が一番良いかもしれません。桂川沿いには多くのカップルが座っており、そこには2人だけの世界が広がっていました。羨ましい限りです……。

 さて、先月から上司の教授の元に新しい秘書が来ました。24〜25歳でしょうか。ちょっとぼーっとした感じの娘なんですが、前の会社に入ったときに良いなぁ、と思った事務の女性に似ているんです。さすがに来たばかりですし、年の差もありますので、アクションを起こそうという気はないのですが、何となく気になっている自分がいるのでした。
    No.67  けっぱ  2009 / 11 / 8

虹と恋活
 11月に入ったとたん、急に寒くなってきました。京都の22時現在の気温は6.8℃。今年一番の冷え込みです。今日は日が差しているのに雨が降ってきたりとちょっとおかしな天気。しかし、雨がやんだ途端、綺麗な虹が見えました。こんなくっきりと見える虹は初めて見たような気がします。何か良いことがあるでしょうか。

 さて、今夜は知人の紹介である女性に会ってきました。京都に来て職場以外の女性に会うのは2回目です。1回目はそんなに悪い感じではなかったのですが、私が体調を崩してしまったのもあり、何となく連絡がなくなってTHE END。で、今日ですが、気の強そうな女性が出てきてKNOCK OUTでした。(>_<) 携帯メールの段階でそんな気がしていたのですが……。いくら顔が見えないと言っても、やっぱりフィーリングは大事ですね。それでも、めげずに少しずつ恋活(婚活?)をしていきたいと思っています。しかし、こういう話は久しぶりですね(笑)。
    No.66  けっぱ  2009 / 11 / 2

VAIO P購入!
 久しぶりの更新になってしまいました。結局、1ヶ月肺炎を患ってしまい、どうも今年は健康に恵まれません。2週間前に病院へ行ったときは、C反応性蛋白(CRP)が2.0、白血球数(WBC)が9700に下がっていたのですが、それでも正常な人よりも値が高いということで、まだ完治してないようでした。先週はレントゲンだけ撮って、月初めよりは随分良くなっていましたが、それでもまだうっすらと影があるということで、しばらくは抗生物質を飲み続ける毎日が続きそうです。

 ただ、仕事の方はようやく軌道に乗ってきた感じで、年末の学会発表に向けて少しずつまともなデータが出てくるようになってきました。11月中旬までにレポートをまとめないといけないので、肺炎にも負けず頑張らなければいけません。

 さて、10月22日にWindows 7が発売開始となりましたが、モバイル用の新しいPCが欲しいと思っていたので、早速買っちゃいました。SONYのVAIO Pです。ポケットに入るからPなのか、ポータブルだからPなのかは知りませんが、VAIO Uに続くMini PCです。最近流行っているネットブックよりも小さく、しかもWindows 7が入っているので、みんなに自慢できそうです(笑)。実際、デスクと実験室が離れているので、実験室に行くときはこのVAIO Pを持ってデータを編集すれば、仕事のスピードが速くなりそうで、週明けから持っていくのが楽しみです。ただ、学生にイタズラされないように注意しなければいけませんが……。f^_^;

 もう10月も終わっちゃいましたね。早く病気を治して、ブログの更新頻度も上げていければと思っています。(^o^)
    No.65  けっぱ  2009 / 10 / 31

急性肺炎と概算要求
 今度はきちんと呼吸器科のある病院へ行って精密検査を受けたところ、急性肺炎にかかっているとのことでした。ただ、入院するほど重傷ではなく、抗生物質による治療で治るということだったので、肺炎用の薬をもらってきました。どうやら風邪の段階でやぶ医者にかかっていたのが災いして、肺炎までこじらせてしまったようです。今度の病院では、レントゲン撮影から血液検査までしっかりやってくれます。レントゲン撮影では肺に影があるかどうかを見るわけですが、確かに影らしきものが……。血液検査では、C反応性蛋白(CRP),白血球数(WBC),赤血球数(RBC),ヘモグロビン数(HGB),赤血球容積(MCV),赤血球血色素量(MCH),赤血球血色素濃度(MCHC),血小板数(PLT)がわかります。検査結果は以下の通りでした。

     10/09  10/16    正常値
  CRP   7.6   3.7 0〜0.3      mg/dL
  WBC  15800  14100 4000〜8000    /μL
  RBC 5010000 4700000 4270000〜5700000 /μL
  HGB   13.8   13.1          g/dL
  MCV   80.4   80.2 86〜98      fL
  MCH   27.5   27.9 27〜35      pg
  MCHC  34.2   34.7 31〜35      g/dL
  PLT  387000  423000 150000〜400000  /μL

まず、炎症の度合いを示すCRPが高すぎ、これが肺炎であることを示しています。そしてWBCが高く、白血球が肺炎の原因となっている細菌と戦っているとのこと。この2つの数値が下がって初めて快方に向かっていると言えるそうです。先週の結果と比較すると、少しずつ正常値に向かっているようで、あと数日安静にしていれば大丈夫と言われました。やっぱり病気になったときはちゃんとしたお医者さんにかからないとダメですね。

 さて、政権交代して初めて2010年予算の概算要求の結果が発表されました。総額95兆380億円……。税収が40兆円しかないのに、どうやって予算を埋めるのでしょう。民主党は無駄を徹底的に削減すると宣言していたので、60〜70兆円くらいになるのかと思っていたのですが……。もうガッカリです。予算編成の過程も国家戦略室が中心となって行うのかと思いきや、従来通り各省庁からの積み上げ方式は変わらず、これで政治主導なのかと疑いたくなります。橋下大阪府知事の「国民は借金をしてまで給付金を増やせというような、そんなことまで望んでいないと思いますね。」という発言は、国民の意見を代弁していますよね。内訳は以下の通りで、国債費が23%も占めている予算も異常ですが、プライマリーバランスの観点からは国債費を除いた一般歳出と税収が同じくらいになっていなければなりません。つまり、予算総額が60兆円台でないといけないんです。このままの状況ですと、オーバーした約40兆円は新規国債発行で賄われることになります。そんな借金を将来に先送りにする政治はもう見たくありません。

  総務 185933 +8574 地方交付税交付金(単位:億円)
  法務  6840  +119
  外務  6670  -29
  財務  23819 -2826
  文科  57561 +4745 高校の実質無償化
  厚労 288893 +37325 子ども手当
  農水  25066 +2036 農家戸別所得保障制度
  経産  10266  +103
  国交  62780 -1741
  環境  2162   +0
  防衛  47722  -19
  国債 218933 +16495
   他  13735  +118

 P.S. 部屋にパッと見てわかる時計がなかったので、写真のものを買ってみました。歯車が回っているのが見える時計です。本当は置き時計なのですが、衣類掛けのフックにちょうど引っ掛かったので、壁時計として使っています。こんな機械仕掛けの時計はいかがでしょうか。
    No.64  けっぱ  2009 / 10 / 16

やぶ医者?
 一昨日は定期健康診断でした。転職したので、今年2回目の健康診断なのですが、相変わらず血圧が高い……。しかも、測るたびに値はどんどん変わっていって、どれが本当なのか訳も分からず、血圧計ってちょっと苦手です。でも、治療の必要はありそうです。(T_T)

 その足で次は生命保険屋さんへ。団体割引が効かなくなってしまったので、前の会社を辞める前に営業のおばさんに来てもらっていろいろ手続きをしてもらったはずなのですが、何故か保険屋さんからの案内が依然として実家の住所に。確認してもらったところ、給料天引きから銀行引き落としの手続きだけ完了していて、あとは何も変わっていませんでした。おいおい!と思いながら住所や届出印の変更をしてもらったのですが、対応していただいた方はやっぱりおばさんでした。銀行だと若い女性が窓口にいて、年配の方は奥で仕事をしているケースが多いような気がするのですが、保険屋さんはだいたいおばさんに見てもらっています。みなさんはそんなことないですか? 保険の営業はノルマとかあって厳しそうなので、若い人はすぐ辞めちゃうんでしょうか?

 さて、咳と痰がなかなか治らないので、昨日は実家に緊急帰省して、昔のかかりつけの内科の先生に見てもらいました。先生曰く、これは単なる風邪ではなくて、気管支を痛めてしまっている可能性があるとのこと。気管支に効用のある、いつもとは違う薬をもらってきました。しかし、京都の内科では一切そんなことを言われず、普通の風邪薬をもらいました。もしかして、やぶ医者?と思いながら、次回はちょっと病院を変えてみようと思いました。

 そして今日、京都に戻ってきたのですが、気管支を痛めていると言うことは部屋の空気が汚いのかもしれないと思い、空気清浄機を買ってきました。夏とは違って部屋を閉め切っていることが多いので、確かに汚いかもしれません。薬の服用と空気清浄機で何とか喉が治らないかなぁ、と祈るばかりです。
    No.63  けっぱ  2009 / 10 / 4

イメチェン
 先週末の出来事。朝ベッドから起き上がると、何やら鈍い音が。足元を見ると、無残にフレームが曲がった眼鏡が落ちていました。しかも、鼻当ての部分が折れてなくなってるし……。まあ、あまり気に入っていなかった眼鏡だったので、新しいのを買う良い機会だ、とかなりポジティブに考えて、眼鏡屋さんへ行ってきました。今まで、縁なしか細いハーフフレームの眼鏡ばかり持っていたのですが、ちょっとイメチェン(って死語?)してみようかなぁ、と思い切って黒縁にしてみました。実際かけてみると、ちょっと若く見えるかも。f^_^; しかも、インテリチックになったような気がしますので、頭が悪い分を眼鏡でカバーしようと思います。(って何でやねん!)

 一方、イメチェンに失敗してしまったのが総選挙で大敗してしまった自民党。新総裁が谷垣氏で、大島幹事長,石破政調会長では、どうも生まれ変わった自民党には見えません。それに、本気で改革を訴えていた河野太郎氏や、今回出馬しなかった舛添要一氏,石原伸晃氏らが同じ党にいるとは思えないほど理念も政策もバラバラです。一度、本当に解党してみてはいかがでしょうか。谷垣氏が新総裁になったことで、小沢民主党幹事長が大喜びしている姿が目に浮かびます。このままでは、来年の参議院議員選挙も民主党の圧勝でしょう。ただ、衆議院で一桁議席しかない社民党や国民新党の党首が、大臣になれただけでも御の字なのに、自分たちが支持されていると勘違いして無茶苦茶なことを言っているのを見ると、早く民主党が参議院でも過半数を取って連立を解消した方が、むしろ日本にとって幸せかもしれません。
    No.62  けっぱ  2009 / 9 / 29

阪神競馬場
 昨日は気分転換も兼ねて久しぶりに仁川へ行ってきました。前回行ったのはプリモディーネが勝った1999年の桜花賞だったと記憶していますので、実に10年ぶりの観戦です。着いた時間が遅かったので残念ながら指定席は取れませんでしたが、外回りコースが完成して一回り大きくなった阪神競馬場を堪能することができました。今秋にはターフビジョンが大きくなるみたいですが、売り上げが減少しているJRAのどこにそんなお金があるのでしょうか? 中京競馬場もコース改修の計画がありますし……。ところで、農水省の特殊法人であるJRAも、民主党の改革対象になっているのでしょうか?

 さて、昼休みに何故かウィナーズサークルの周りに人だかりができていたので近づいてみると、加藤ローサさんがゲストで来ていました。折角なので写真を撮ってみましたが、実はこの人のことをよく知りません(爆)。若い頃の中山エミリに見えたと言ったら、ファンに怒られますかねぇ。f^_^; アイドルを生で見たのに、別に何とも思わなかったのでした。
    No.61  けっぱ  2009 / 9 / 21

新型インフルエンザ
 7/26に喉を痛めてしまったと書きましたが、その後も良くなったり悪くなったりといった感じで、昨日遂に38.5℃の熱が出てしまいました。咳や痰も止まらないので、また内科へ行ってきましたが、とうとうインフルエンザの簡易検査を受けることに。鼻に細長い綿棒を入れられ、少し痛かったですが、15分ほどで結果が出てきました。結果は陰性で一安心。(^o^) しかし、3日前には24歳女性が、昨日は12歳男児が新型インフルエンザで亡くなっています。猛毒性ではないとは言え、感染が広がっている豚インフルエンザ。これが猛毒性の鳥だったら、もっと深刻な被害が出るかもしれません。こういうウィルスに勝てなくなったときに、人類は滅亡してしまうんでしょうね。そう考えるとちょっと怖ろしい気がします。

 さて、自民党総裁選挙の候補者が出揃いました。谷垣氏については昨日も書きましたが、河野太郎氏は自民党で唯一首相になれなかった総裁・洋平氏の息子。歴史は繰り返すのでしょうか。もう一人の西村康稔氏ですが、この人は誰ですか(爆)?

 その総裁選告示と鳩山新政権発足の合間を縫って刑務所から出てきた酒井法子被告ですが、謝罪の記者会見は女優の演技そのもの。こんな悪人に芸能界復帰を許してはいけませんし、実刑判決があってしかるべきです。ただ、保釈の瞬間を報道しようと警察署の前に群がるマスコミも異常。玄関前で一礼させられる被告人もピエロですが、押尾学,高相祐一両被告に引き続き、3回も哀れな姿を茶の間に伝えるマスコミは、自身の権力を誇示しているようにしか見えません。しかし、不覚にもノリピーは今でもかわいいなぁ、と思ってしまったのは私だけでしょうか(爆)。しかし、かわいいからと言って許される罪ではありません!
    No.60  けっぱ  2009 / 9 / 18

鳩山新政権発足
 【第93代内閣総理大臣指名選挙の結果】
  ◎鳩山由紀夫 衆327/参124票
   若林 正俊 衆119/参 84票
   山口那津男 衆 21/参 21票
   志位 和夫 衆 9/参 7票
   平沼 赳夫 衆 4/参 0票
   白   票 衆 0/参 1票

 昨日、正式に民主党を中心とした連立政権が発足しました。上記の票数はどのようなことを物語っているのでしょうか。衆議院の定数は480議席。その3分の2は320議席となりますので、鳩山氏に投じられた票数はこれを超えていることを意味しています。一方、参議院の定数は242議席で、現在欠員が5。過半数は119議席で、鳩山氏の票数はこれをわずか5票上回っただけ。参議院では国民新党が5議席,社民党も5議席持っていますので、連立しないと与党は過半数に達しません。民主党にとっては目の上のたんこぶでしょう。

 その国民新党と社民党の党首が、鳩山新内閣に入閣しました。亀井静香氏は顔と名前のギャップが凄いのは今に始まった話ではありませんが(笑)、典型的な自民党の古い議員というイメージがあって、新政権にはふさわしくありません。また、福島瑞穂氏はクセのあるしゃべり方が多くの国民の不評を買っているようですが、私はそれほど嫌いでもありません。ただ、社民党の存在意義がよく理解できません。冷戦が終結する中、村山元首相が自民党と連立を組み、自衛隊を容認した時点で旧・社会党の役割が終わりました。その残党である社民党って一体……。そもそも、比例代表制という選挙制度が、おかしな人を議員にしてしまう元凶だと思っています。確かに少数意見を反映させるために少数政党が必要という意見もあるでしょう。しかし、その少数政党が公明党や社民党,共産党だとしたら、それは絶対に間違いです。また、比例名簿1位に掲載されてしまえば、苦労せず議員になれてしまう点も問題です。社民党の福島瑞穂氏や共産党の志位和夫氏がその類ですが、それなら公明党の太田昭宏氏のように小選挙区から立候補して潔く散った方がマシです。そういえば、みんなの党とか平沼グループとか、これからどうするんでしょうね?

 しかし、ダメージが深刻なのが自民党。結党以来初めて総裁に票が入れられない非常事態に陥りました。総裁選にいち早く立候補したのが谷垣禎一氏というのもイマイチで(と言っても、私はこの人に悪い印象は持っていないのですが)、3年前の総裁選挙に立候補した「麻垣康三」の総裁たらい回しということになってしまいます。このままの自民党では、次の参議院議員選挙も惨敗しかねません。まあ、貧乏くじを引きたくないという舛添要一,小池百合子,石原伸晃各氏の判断も理解できないわけでもないですが……。

 さて、話は少し逸れてしまいましたが、鳩山新内閣の顔ぶれを見てみましょう。

  総  理:鳩山由紀夫 国家戦略:菅 直人  総  務:原口一博
  法  務:千葉景子  外  務:岡田克也  財  務:藤井裕久
  文部科学:川端達夫  厚生労働:長妻 昭  農林水産:赤松広隆
  経済産業:直嶋正行  国土交通:前原誠司  環  境:小沢鋭仁
  防  衛:北澤俊美  官房長官:平野博文  公安委長:中井 洽
  行政刷新:仙谷由人  金融郵政:亀井静香  消費少子:福島瑞穂

 この人は誰?という人も混じっていますが、無難な人事です。ただ、岡田氏が外相、前原氏が国交相に追いやられている点に小沢幹事長の影を感じるのは私だけでしょうか。仙石氏の扱いも何か酷いですよね。そう言えば、野田佳彦氏の名前もありませんし……。一方、今回の総選挙の結果、小沢グループは150人程度に膨れ上がったと聞きます。小沢氏の無愛想な喋り方と「政策より政局,選挙」という政治手法はあまり好きではないのですが……。まあ、何はともあれ、日本の政治の大きな転換点になることを期待しています!
    No.59  けっぱ  2009 / 9 / 17

自動水栓
 写真は、トイレでよく見かける代物。手をかざすと自動で水が出てくる「自動水栓」です。しかし、私はどうもこの自動水栓が苦手。どこに手をかざすと水が出てくるのか、よくわからないんですよね。隣の人はスムーズに水が出ているのに、自分はなかなか水を出すことができず、そんなことをしているうちにどんどん恥ずかしさを感じるようになります。しかし、手を洗わずにトイレを出る方がもっと恥ずかしいので、頑張って手を上下左右に動かしてみるのですが、そんなことをしていると余計おかしいような気がして……。自動ドアでも、自分が扉の前に立っても開かないのに、反対側から人が来ると開く、なんてこともありますよね。触らなくても良いということは、便利なだけでなく衛生面でも優れ物ですが、人を辱めることだけはやめていただきたいものです(笑)。
    No.58  けっぱ  2009 / 9 / 14

吉祥寺
 一昨日、昨日と久しぶりに東京出張へ行ってきました。京都に来てから初めての出張で、もちろん新幹線で行ったのですが、名古屋駅で下車しなかったのは生まれて初めてで、何だか不思議な感じがしました。東京出張の目的は研究発表会への参加。と言っても、まだ京都に来て2ヶ月しか経っていないので、自分は発表できなかったのですが、他の大学の先生がたくさんいらっしゃっていたので、ご挨拶回りをしようという魂胆です。はっきり言って就職活動なのですが……。f^_^; 年末に同じような発表会があるので、そこでは発表して自分をPRできるように実験を進めたいと思っています。良いデータが出ますように!

 発表会が行われた吉祥寺には、自分は何となくオシャレなイメージを持っていたのですが、実際に行ってみると居酒屋やカラオケが立ち並ぶ大衆的な街でした。確かに、東急百貨店や伊勢丹,パルコ,丸井,ヨドバシカメラがあって、思ったより都会的な街でしたが……。音楽や漫画,アニメ,ゲームなどに携わる人がたくさんいる「サブカルチャーの街」でもあるようです。

 ところで、街を歩く女性を見ていると、京都よりも洗練されていて、さすが東京だなぁって思っちゃいました。京都の女性ってどの人が観光客で、どの人が地元の人なのかわかりにくいところもありますが、何となく田舎っぽいんですよね。その京都の人に「名古屋ってブスしかいないんでしょう?」って最近よく言われます。日本三大ブス産地でWeb検索すると、「名古屋,仙台,水戸」って出てくるのですが、それって失礼じゃないです? 確かに名古屋は流行に鈍感なところもありますが、名古屋にいるときは東京の女性が特別洗練されているとは思わなかったんですよね。だから、名古屋にもかわいい子はいるはずです(笑)。

 さて、話は研究発表会に戻りまして、そこでは久しぶりにお会いする方もいらっしゃいました。いろいろなお話をさせていただきましたが、ある人からこんなことを言われました。

 「そういえば、前の会社の元・上司の方に昨日お会いしましたよ。」
 「へぇ。」
 「言ってましたよ。『アイツは恩を仇で返すヤツだ』とか『向こうに行ってから全然挨拶がない』とか。」

 これって酷くないです? 他の会社の人や大学の先生にそんなことを言いふらしているんですよ。まあ、こんなことを聞いて真に受ける人もいないと思いますが、ちょっと大人げない気がします。確かに京都に来てから挨拶も連絡もしてませんが、自分がどれだけ辛い思いをして、どれだけ勇気ある決断をしたのか全く理解していない人に連絡なんかする気にもなりません。まあ、理解してくれる人がたくさんいるような会社であれば、辞めることはなかったでしょうが。ちなみに、いろいろな人から「何故、会社を辞めたのですか?」と聞かれるのですが、自分の場合は前の会社の悪口を言う気にはさらさらならず、「いや〜、クビになったんですよ。」とか、「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」と冗談で返すようにしています。正直、もう前の会社のことは忘れたい過去です。
    No.57  けっぱ  2009 / 9 / 12

甲子園
 今日は知り合いからチケットをいただいたので、生まれて初めて甲子園へ行ってきました。現在阪神は4位ですが、3位のヤクルトと2.5ゲーム差ということもあって、クライマックスシリーズ進出に向けて、多くの阪神ファンが甲子園に詰めかけていました。しかし、名古屋出身の私は密かに中日ドラゴンズの応援を(爆)。4回表にブランコの2ランと谷繁の犠牲フライで3点を先制すると、その後もブランコのタイムリー(7,9回表)、小池のソロホームラン(8回表)、森野のタイムリーツーベース(9回表)と小刻みに点を加え、投げては防御率1位のチェンが完封で今季8勝目。7対0で中日の完勝で、ビール3杯を飲みながら気分良く京都へ帰ってきました。(^o^) しかし、中日戦をアウェイで観戦したのは初めてで、やっぱり甲子園の阪神ファンの応援は凄かったです。でも、テレビで見るよりも甲子園が小さく感じたのは何故でしょうか。2年前から始まった改修のため、名物の蔦(ツタ)もあまり見ることができず、ちょっと物足りなさも感じたのでした。それでも、屋外の球場はやっぱり良いですね。
    No.56  けっぱ  2009 / 9 / 8

コメント:甲子園
> あだ 様

 そうなんですか? その近所というと3つ手前の駅に尼崎競艇場がありましたが……(笑)。関西
はまだまだ勉強不足です!
No.56のコメント  けっぱ    2009 / 9 / 14

コメント:甲子園
おお 甲子園きてたんだね^^

その近所であきぴろが酔っ払ってたはず^^;
No.56のコメント  あだ    2009 / 9 / 10

自作装置
 5種類のガスを流して実験したいのに、装置には4つしか入り口が付いていないので、5種類のうち2つをpre-mixして流すことにしました。大学なので高級な装置を買ってもらうことは不可能で、先日解体した別の装置から部品を取り出してガス混合装置を自作することに。外枠を組み立て、アクリル板に穴を開けて部品を固定し、ガス配管を接続して……。かなり大変な作業でしたが、久しぶりにドライバーやスパナを持って工作したのは、とても良い気分転換になりました。(^o^) この装置を使って良いデータは出るでしょうか。現時点では、楽しみと不安が半々です。f^_^;
    No.55  けっぱ  2009 / 9 / 4

第45回衆議院議員選挙
  民主党:308議席(改選前115議席)
  自民党:119議席(改選前300議席)

 衝撃の総選挙でした。優勢が伝えられていた民主党でしたが、過半数の241議席、絶対安定多数の269議席をはるかに超えて、308議席を獲得しました。これは、政党別の議席数としては過去最多。社民党,国民新党,新党日本,新党大地を併せると、ちょうど3分の2の320議席となります。

 前回2005年の郵政選挙のときには、小泉構造改革が支持されて、自民党が296議席を獲得しました。数字自体は驚きでしたが、政策が支持された結果だったので、ある程度の納得感がありました。しかし、小泉元首相が公約通り5年5ヶ月の任期満了で退任すると、安倍元首相,福田前首相の2代にわたる任期途中での政権投げ出し、これを引き継いだ麻生首相の失言や誤読,ブレによって内閣支持率はどんどん下降。事実上、任期満了選挙となった今回、直前の支持率は20%で、これでは自民党が勝てるわけもありません。

 しかし、民主党が300超の議席を獲得するとは思いませんでした。果たして、本当に民主党の政策が支持された結果でしょうか。自民党があまりにも酷いので、その批判の受け皿になっただけであれば、308議席はちょっと多すぎ。あまりの大勝に、国民は逆に心配になっているのではないでしょうか。しかし、今回は小沢代表代行の選挙対策が見事に功を奏しました。東京12区,兵庫8区に元タレントの青木 愛氏と新党日本代表の田中 康夫氏をそれぞれ刺客として送り込み、公明党の太田代表と冬柴前幹事長を撃墜。公明党は大阪16区の北側幹事長を含めて小選挙区で全敗となり、自公連立の終焉を印象づけました。そして、自民党の海部 俊樹元首相,山崎 拓前副総裁,中川 昭一元財務・金融(朦朧)相,赤城 徳彦元農(絆創膏)相,柳沢 伯夫前厚生労働(産む機械)相,久間 章生元防衛(原爆投下はしょうがない)相,船田 元元経企庁(政界失楽園)長官,丹羽 雄哉元厚相,島村 宜伸元農相,堀内 光雄元通産相,中山 太郎元外相,保岡 興治前法相,太田 誠一前農相,尾身 幸次元財務相,谷津 義男元農相,深谷 隆司元通産相,杉浦 正健元法相,井上 喜一元防災相,鈴木 俊一元環境相,伊藤 達也元金融相,伊藤 公介元国土庁長官,小坂 憲次文科相,上川 陽子元少子化相,斉藤 斗志二元防衛長官と多くの閣僚経験者が、いずれも小沢代表代行が擁立した刺客候補に及ばず、落選しました。

 逆に、今回の自民党はあまりにも稚拙でした。内閣支持率の上昇気配がないのに総選挙を先送りし、民主党・小沢前代表の公設秘書逮捕,起訴(政治資金規正法違反)という絶好のタイミングも逃し……。結局は麻生氏が首相に居座りたいという信念だけで、それで選挙に勝てるほど甘くはありません。それに、河村官房長官,細田幹事長という政府・与党の二枚看板が余りにも無能で、笹川総務会長に至っては、現役党三役にありながら落選。こんな酷い自民党執行部は見たことがありません。自民党は麻生首相の総裁辞任が決定的ですので、これから総裁選をやらなければいけないのですが、深刻な人材不足に陥っています。もしかすると、次期衆院選までに自民党は分裂してしまうかもしれません。それほどの深刻なダメージを受けました。

 しかし、この人たちは何故当選しちゃっているのでしょうか。山口4区の安倍 晋三さん,群馬4区の福田 康夫さん,石川2区の森 喜朗さん,福岡7区の古賀 誠さん。あなたたちは自民党をダメにした張本人たちではなかったでしょうか。立候補さえ差し控えていただきたかったのですが……(苦笑)。それから、北海道5区の町村 信孝さん,12区の武部 勤さん,東京1区の与謝野 馨さん,10区の小池 百合子さん,岐阜1区の野田 聖子さん,京都1区の伊吹 文明さん,広島4区の中川 直秀さんは、いずれも小選挙区で敗退も、比例で復活当選。この比例復活という制度は、どうしても納得できないのですが……。腹が立ってきたので、敢えて「さん」付けにしてみました。凸(`0´)凸

 それでも、政権交代は実現しました。次は、民主党が試される番です。本当に脱・官僚の政治ができるのか、国民目線の政策が実行に移せるのか、注目して見ていきたいと思っています。
    No.54  けっぱ  2009 / 8 / 31

コメント:第45回衆議院議員選挙
> まろん 様

 まあ、大企業,業界団体のしがらみに勝って政権交代が実現したので、今回はまあ良しとしま
しょう。

 問題は次の総選挙です。民主党も頼りない面がありますので、国民がどのような選択をするのか
によって、本当の日本の未来が決まりそうですね。
No.54のコメント  けっぱ    2009 / 9 / 14

コメント:第45回衆議院議員選挙
続けて失礼します。まろんです。
ご近所さんですね♪仁川で一杯いいですね。以前のオフ会にも出れませんでしたし。
私は人見知りなので2人だと心配ですが(笑)、最近は緑のマキバオーさんや字一色さんなどの常
連さんも見なくなっちゃいましたもんねぇ。。私が来てないだけですが。

ぜひ一度は競馬(政治?)談義したいですね。
No.54のコメント  まろん    2009 / 8 / 31

コメント:第45回衆議院議員選挙
もうおっしゃるとおりですね。自民、民主ともに人不足。けっぱさんの書かれているように、当選
して納得の人が少なすぎます。個人的には中川昭一さんは通ってほしかったのですが…。

といっても比例で少数派に票を入れても活かされなかった現実…(それどころか他党へ;泣)。
これ以上、民主党300議席なんて無責任国民では本気で国が危ない(民主党が素晴らしいならそ
れでいいけど)。
もっともっと関与していかなければいけませんね。
No.54のコメント  まろん    2009 / 8 / 31

ゼミ旅行と五月病
 今日は衆議院議員選挙の投開票が行われましたが、その話題は明日にでも……。

 一昨日から2泊3日で鳴門〜讃岐〜高松〜直島へ行ってきました。ゼミ旅行ってヤツです。直島は瀬戸内海に浮かぶ島で、小豆島の西,瀬戸大橋の東にあります。1960年代に公害で禿げ山になってしまった島なのですが、現在は企業努力により植林が進んでおり、さらに「アートの街」として観光にも力を入れています。安藤 忠雄氏らがデザインした美術館やオブジェ、さらに家があるのですが、銭湯(大竹 伸朗)に行ってみるとまるでラブホテルのような外観……。他にも、落書きだらけで角部屋に自由の女神が立っている家(大竹 伸朗)や、ただ単色に光っているだけの空間(ジェームズ・タレル)など、凡人の私には理解できないものがたくさんありました。よくインテリア雑誌に載っているような素敵な家をさらにグレードアップしたものを期待して行ったのですが、どうやら的外れだったようです。(T_T)

 さて、京都に来て2ヶ月が経とうとしていますが、最近思うことが2つあります。1つは、自分はやっぱり頭が悪いこと。同じ歳の講師の先生はすごく頭が切れますし、学生も優秀。議論していると自分がちんぷんかんぷんのことを言っていることもあり、だんだん自信がなくなってきました。元々、アカデミックなところでやっていけるのか、自信が持てなかったのですが、それが不安や心配に変わってきました。もう1つは、あまり喋らない人とどのようにして接したら良いのか、ということ。上司の教授は普段あまり喋らないことがわかり、何を考えているのかよくわからないんです。同じように何も喋らない学生が一人います。でも、会話の輪の中にいないわけでもなく、誰かが面白いことを言うと陰でニヤニヤしているという感じなんですよね。相手を知るためには会話が必要だと思うのですが、会話をしない人は他人を理解する気がないのでしょうか。自分はその人のことをよく知りたいと思って、頑張って話し掛けたりするのですが、最近それがストレスに感じるようになり、徐々にフェイドアウト気味に……。でも、少なくとも上司の教授とはそれではまずいんですよね。2ヶ月の成果もあまり芳しくなく、頭が悪いのもそろそろバレているでしょうから、何か言ってほしいと思っている自分がいるのですが、コミュニケーションを取るのに臆病になっている自分から聞きに行く、なんてこともできないわけで……。どうやら、3ヶ月遅れの「五月病」になった感じです。(X_X)
    No.53  けっぱ  2009 / 8 / 30

酒井は酒井でも……
 お盆も過ぎて、秋らしくなってきました。と言っても、今年は夏が異常。近畿の梅雨明けが8/1と遅く、その後も日照時間が少なかったので、7年ぶりの「冷夏」となりました。人間にとっては過ごしやすい夏だったわけですが、稲や野菜などへの影響が心配されます。今日の京都は、最高気温こそ30℃でしたが、最低気温は何と20℃。朝晩は半袖では寒いくらいです。

 今日は転職して初めての給料日。恐る恐る給料袋を開けてみると……、中には契約通りの金額が銀行に振り込まれていました。当たり前と言えば当たり前なのですが、退職時に住民税を一括払いにしたこともあって、意外に控除額が少なく、満足いく手取りでした。(^o^) ただ、電気代,ガス代はそれぞれ136kWhで2616円,6m^3で1651円とUP。ちょっと省エネに努めなければいけません。f^_^; そういえば、先週末に申請した衆議院議員選挙の投票用紙が届きましたので、早速投票へ行ってきました。もちろん投票先は……。

 さて、酒井若菜という女優をご存じでしょうか。1997年頃からグラビアアイドルとして活躍し、2002年頃女優に転向。最近、お笑い芸人のビビる大木さんとの熱愛が報じられ、幕末好きという共通の趣味があるとのこと。

  バスト88cmのFカップ巨乳アイドルが幕末好きって
  何か不思議な感じがしませんか?

 私が酒井若菜さんを知ったのは大学4年生のときで、きっかけはもちろんマンガ雑誌の巻頭に載っていたグラビアでした。スタイルもさることながら、童顔の彼女を見たときにちょっと不思議な感じがして、ちょっと気になっちゃいました。

  この娘は、もしかすると他のアイドルよりも賢いかもしれないな。
  他の人が持っていない何かを持っているような……。

 私はドラマを全く見ないので、女優に転向してから彼女を全く見ていなかったのですが、ビビる大木さんとの熱愛のニュースで久しぶりに彼女の名前を見ました。そこには彼女のブログへのリンクもありましたので、少し覗いてみました。すると、そこにはどこかのタレントのように写真だけを一日に何回もアップロードしたり、行間が妙にあいているようなおバカなブログはありませんでした。文章がちょっと長いですが、酒井さんの素の想いがちゃんとした日本語で綴られていて、何だかポエムを読んでいるような錯覚に陥りました。こういう文章を書ける人が小説を書いたら面白いのに、と思って検索してみると、ありました。

  「こぼれる」(春日出版)

<これよりネタバレ注意!>
 高校時代の彼氏に「芸能人になるから」と言ってフラれ、自分も気付いたら上京していた主人公の雫。その雫がアルバイトをしていた書店で、偶然お客として知り合った大介。二人は意気投合し、恋に発展。しかし、大介には妻の千尋と子供がいる家庭持ち。一方、雫と同じアパートの向かい部屋に住む島田は、雫の存在を知るや一目惚れ。しかし、内向的な彼は彼女に声を掛けることができず、それでも声を聞きたい島田は、何と雫の部屋に盗聴器を設置。禁断の恋に悩む雫と大介、歪んだ片想いをしてしまった島田、そして夫の浮気に嫉妬する千尋……。そんな中、雫が突然の事故死に遭い、それぞれが重荷を背負ったまま、その後の人生を歩むことに……。同じストーリーを雫,大介,島田,千尋の立場から描いた、ちょっと切ないラブストーリー。
<以上、ネタバレ終了!>

 と、本のコシマキにあるようなことを書いてしまいましたが、面白く読ませていただきました。小説としてはまだ粗削りなところがあるような気もしますが、酒井さんが一生懸命書いたのが伝わってきて、そこが良かったです。他のタレント本は全く読んだことがないので比較できませんが、よく書けている方ではないでしょうか。同じ酒井でも、ワイドショーを賑わせている人とは随分違いますね。
    No.52  けっぱ  2009 / 8 / 25

京都へUターン
 一昨日、京都へ戻ってきました。実家に選挙管理委員会から封書が来ており、そこに自分の衆議院議員選挙の投票整理券が入っていなかったので、もしかすると京都の選挙区で投票ができるのかな、と思って戻ってきたのですが、何と実家の選挙区の整理券が京都に届いていました。実家に届いていれば一昨日に期日前投票ができたのですが……。しかし、投票用紙を郵送で送ってもらって、京都で投票する方法もあるみたいなので、早速投票用紙の請求書を実家の選挙管理委員会宛てに送りました。

 昨日は久しぶりに大学の職場へ行くと、上司の教授にいきなり呼び出されました。何かまずいことでもしたのかな、と心配になってお伺いすると、九州大学のポストに空きが出たから応募しないか、と言われました。まだ京都に来て1ヶ月半しか経っておらず、仕事も京都ライフも楽しくなってきたところでまた転勤というのも寂しい気がしましたが、そんなに多くあるチャンスでもないので、チャレンジすることにしました。今度はどのような結果になるでしょうか。そんな中、昨日は実験装置が故障してしまったので、一日中修理していました。部品が足らなくてまだ完治していないのですが、手作りの装置を自分で修理するというのは、いかにも大学っぽい仕事です(笑)。仕事が終わった後、学生に誘われたので、何故かバッティングセンターに行ってしまいました。

 さて、連日酒井法子容疑者のニュースばかりやっていますが、報道を見ていると本当に悪い女だな、と思ってしまいます。覚醒剤反応を消すために6日間逃亡し、証拠隠滅のために携帯電話を壊したり、髪を切ったり……。逮捕後の取り調べで「1年前から数回」と供述しているようですが、周りの証言より数年前から常習性があったことは疑う余地もありません。反省の態度も見られず、悪質極まりない犯行です。これで起訴猶予になるなんて言っている専門家こそ、裁判員制度ではありませんが世間一般の常識からかなりかけ離れており、こんな悪人は実刑にしてしまえるくらい強い態度で臨まなければいけないと思います。芸能人だから、かわいいからと許される問題ではありません。
    No.51  けっぱ  2009 / 8 / 21

技術屋の帰省
 予定通り実家に帰ってきました。8/8の轍を踏まぬよう、8/16(日)の午前3時に出発。駿河湾沖地震で不通となっていた東名高速が同日午前0時に復旧したこともあって渋滞が心配されましたが、さすがに午前3時ともなれば交通量も少なく、2時間で帰ってくることができました。そんなに渋滞が嫌なら新幹線で帰ってくればいいのですが、実家から京都へ運びたいものがあったのと、愛車が車検を受けなければならず、自分の車のことをよく知っている実家の近くの自動車工場で見てもらった方が良いと思って、車で帰ってきました。でも、車を車検に入れてしまったので、足がなくなってしまい、実家から身動きが取れなくなってしまいました。せっかく折りたたみ自転車を買ったので、持ってくれば良かった、と今頃になって思う始末……。(-.-; ただ、仕事を少し持って帰ってきたので、大人しく片付けることにします。

 さて、昨日は前の会社の後輩と鶴舞公園で飲みました。今年は、鶴舞公園開園100周年ということで、実際に公園へ行ってみると見慣れないビアガーデンがそこに……。ちょっと微妙な雰囲気を醸し出していましたが、せっかくなのでそのビアガーデンで飲むことにしました。その後輩というのが、1ヶ月半前までの自分がそうだったように、会社に対してものすごい不満を持っており、もっといろいろなことにチャレンジしたいと思っているのですが、転職するにはそれなりの自信と勇気がいるわけで、現時点ではなかなか踏ん切りがつかない、といった感じなんです。でも、そんなことを言っているといつまでも何も変わらないですし、そんな簡単に転職が決まるわけでもないですから、一度どこかの採用試験を受けてみるのも良いと思うんですよね。一発で決まってしまえば、勢いに任せて転職しちゃうのもいいでしょうし、駄目でも自分を見つめ直す良い機会になるはずです。なので、まずは行動を起こすように後輩に言いました。このブログを見ていただいているとのことで、この記事がさらに彼の発憤につながれば幸いです(笑)。

 最近、技術屋の端くれとして思うこと。技術屋はものづくりをしているところでこそ活躍でき、充実した毎日が送れるような気がします。サービス業にも技術が求められる場面がありますが、その技術って本物じゃなかったり、本当は必要とされていなかったりするんですよね。研究やエンジニアリングを本当にやりたいと思っている人は、やっぱり製造業に携わることによって、自分の技術が形となって世の中に出ていき、それがモチベーションにつながっていくものだと思います。なので、技術で飯を食っていきたいと思っている人は、ぜひメーカーへ!!
    No.50  けっぱ  2009 / 8 / 18

京都とラーメン
 今日はラーメン横綱で豚骨醤油ラーメンを食べました。愛知県内に7店舗あり、てっきり名古屋のラーメン屋とばかり思っていたのですが、京都の屋台が発祥なんですね。学生時代は徹夜で麻雀をして、夜明け前に横綱でラーメンを食べて解散!といった感じでよく行っていたので、今日は懐かしい想いでお店に入りました。

 しかししかし、京都にはラーメン屋が多いこと。横綱以外にも天下一品,新福菜館,来来亭,第一旭とチェーン店が多く存在し、叡山電鉄一乗寺駅近くの東大路通り沿いには多くのラーメン屋がひしめいています。でも、日本の古都なんですから、中国のラーメンより日本のそばがたくさんあった方が風情があって良いと思うのは私だけでしょうか……。
    No.49  けっぱ  2009 / 8 / 14

お味噌汁
 最近、フジオフードシステムが全国展開している「まいどおおきに食堂」がお気に入りになっています。看板には「地名+食堂」と手書き風の文字で書いてあり、お店に入るとまずカフェテリア形式でおかずを取っていきます。次に、ご飯の量とお味噌汁or豚汁を選んでお会計。食べ終わったら返却口に食器を戻す、というシステムです。ここはお米にごだわりがあるそうで、確かにおいしい。一人暮らしで白米好きな私のためにあるようなお店です(笑)。ただ、カフェテリア形式だと、どうしてもおかずを選びすぎてしまうんですよね。f^_^;

 さて、先日京都へ引っ越してきてから初めて「京都亀岡食堂」へ行ってきました。いつものようにおかずを選び、何も考えずにご飯とお味噌汁をお椀によそってもらい、お会計を済ませてカウンター席へ。そして、まずご飯を口に運び、「うめぇ!」と思いながら、そのままの流れでお味噌汁へ。

  ん、ん、ん? これはいつものお味噌汁ではないぞ!

ここは京都です。ということは、お味噌汁も赤ではなく白です。実は、赤味噌は大好きなんですが、白味噌はちょっと苦手なんですよね。あの独特な甘味がダメなんです。小学校の修学旅行で京都へ来たときに初めて白味噌を見て「なんじゃこりゃあ!」と思った記憶があります。名古屋人としては、やっぱり味噌は赤くて辛くないとダメです! まあ、合わせ味噌なら何とかなるんですけどね。調べてみると、全国には豆,米,麦,麹と色々なものが味噌の原料として使われているようで、奥が深そうです。
    No.48  けっぱ  2009 / 8 / 13

京の通り名わらべ唄
 京都の住所を見ると、よく「上ル(あがる)」「下ル(さがる)」「入ル(はいる)」というのを見かけます。京都高島屋の住所は「京都市下京区四条通河原町西入ル真町52」ですし、京都BALは「京都市中京区河原町通三条下ル2丁目山崎町251」となっていますが、高島屋は「四条通に面した河原町通から西へ入った真町の52番地」、BALは「河原町通に面した三条通から南へ下った2丁目の山崎町の251番地」という意味です。「上ル」は北へ、「下ル」は南へ行きます。このルールさえ知っていれば、真町や山崎町がどこにあるのか知らなくても通りさえ知っていれば目的に行けるのですが、逆に京都以外の人にはわかりにくいようです。

 その通り名の覚え方ですが、地元で歌われているわらべ唄というものを見つけました。どのくらいの人がこれで覚えているのかはよくわかりませんが、とりあえず紹介します。

 丸竹夷(東西)
  丸(太町)竹(屋町)夷(川)二(条)押(小路)御池
  姉(小路)三(条)六角 蛸(薬師)錦(小路)
  四(条)綾(小路)仏(光寺)高(辻)松(原)万(寿寺)五条
  雪駄(屋町;現・楊梅通)ちゃらちゃら(鍵屋町)魚の棚(現・的場通)
  六条 三哲(現・塩小路通)とおりすぎ
  七条 こえれば 八 九条
  十条 東寺で とどめさす
 こちらは、Youtubeにて合成音(?)で紹介されています。

 寺御幸(南北)
  寺(町)御幸(町)麩屋(町)富(小路)柳(馬場)堺(町)
  高(倉)間(町)東(洞院)車屋町
  烏(丸)両替(町)室(町)衣(棚)
  新町 釜座 西(洞院)小川
  油(小路)醒井 で 堀川 の水
  葭屋(町)猪(熊)黒(門)大宮 へ
  松(屋町)日暮 に 智恵光院
  浄福(寺)千本 さては 西陣
 こちらは、京都銀行のCMで使われていたそうです。

 でも、この唄自体が覚えにくいような……。f^_^;
    No.47  けっぱ  2009 / 8 / 11

帰省ラッシュ
 今日は所用があって大阪の吹田まで行ってきました。車で1時間もあれば着くだろうと思って家を出たところ、大渋滞。よくよく考えてみると、お盆休みが9連休の人は今日からお休みなんですね。今日は名神高速道路の下り線の京都南−宝塚東トンネル間で最大46kmの渋滞が発生したそうで、私もその中にいました。結局、4時間もかけて吹田へ。さすがに疲れました。料金値下げの影響もあって、高速道路会社の渋滞予測をはるかに超えてしまったとのこと。私は、来週の8/17〜19に3連休を申請したので、その前の8/15(土)に名古屋へ帰ろうかと思っていましたが、これではUターンラッシュと重なってしまうため、今度は少し考えた方が良さそうです。f^_^;

 今日は疲れたので、以上!
    No.46  けっぱ  2009 / 8 / 8

STOP the DRAG
 今週は7時に家を出て23時頃帰宅する日が続きました。実験もようやく慣れてきてデータが出るようになったのですが、ちょっとしたことでデータが変わってしまい、試行錯誤しているとあっという間に時間が経っちゃうんですよね。でも、学生が夏休みなので、今のうちに基準となるデータを出しておこうと頑張っているわけです。前の会社に勤めているときより多くの仕事をしていると思いますが、ストレスを感じないので疲れもそれほど溜まりません。本当に満足した毎日を送っています。

 さて、酒井 法子に押尾 学……。芸能人が次々と麻薬,覚醒剤でニュースを賑わせています。芸能人にはあまり興味はありませんが、映画やテレビでのキャラクターと本当の自分の性格とのギャップで悩む人が多いと聞きます。と言っても、違法なものに手を出してはいけません。ストレス発散であればスポーツであったり、お酒であったりと合法的なものがたくさんあります。趣味に没頭するのもいいでしょう。まあ、芸能人にはそこまでの自由がないのかもしれませんが、その芸能人を追っ掛ける週刊誌の記者もどうかと思います。芸能人だってプライバシーがあります。「誰と誰が恋愛・結婚して、子供ができたけど離婚した」なんて話はどうでもいいんです。そういうのをネタにしているワイドショーって絶対見ないですね。まあ、見られる時間帯にテレビの前にいることは滅多にないわけですが。

 ところで、インターネットを検索していたら厚生労働省と警察庁などが作成した「麻薬・覚醒剤乱用防止ロゴ」を見つけました。でも、麻薬や覚醒剤が全くイメージできないこの絵は一体……。f^_^;
    No.45  けっぱ  2009 / 8 / 7

裁判員制度
 今日は一般の国民が刑事裁判に参加する初めての裁判員裁判が東京地方裁判所で行われたようです。まず、有権者名簿から約27700人が裁判員候補者名簿に掲載され、その中からパソコンによる抽選で100人が今日の裁判員候補者となり、このうち高齢や学生などの理由で辞退が認められた27人と、呼び出し状が届かなかった24人を除く49人が呼び出されたそうです。そして、裁判員選任の面接が行われ、ここで2人の辞退が認められ、残る47人の中から裁判員6人と補充裁判員3人が抽選で選ばれた模様です。

 しかし、たった6(+3)人を選ぶために50人近くの人を呼び出す必要があるのでしょうか。みんな、そんなに暇じゃあないんです! それに、公判前整理手続という制度ができたとは言っても、たった4日で判決が出てしまうというのも問題だと思います。殺人事件などの重大犯罪は、ただ判決や量刑を決めれば良いというものではなく、犯行の動機や事件の背景を解明することによって、再発防止や遺族感情の抑制につながるものだと思いますので、それなりに時間を費やすべきではないでしょうか(かと言って、これまでのように長すぎるのも問題ですが)。

 さらに問題なのが、裁判員が心的外傷後ストレス障害(PTSD)にならないか、という点です。いくらコンピュータグラフィック(CG)化されるとは言え、殺人事件なので画像のような心臓に刃物が刺さったような証拠も出てきます。こんなものがたくさん出てきたら、しばらくご飯が喉を通らなくなったりするのではないでしょうか。大多数の人にとって殺人事件なんて身近にないもの。それを敢えて身近に感じさせる必要はないように思うのですが……。

 そもそも裁判員制度とは、司法制度改革の一環で、裁判をもっと身近に感じてもらい、判決や量刑に民意を反映させようという目的があるそうです。また、職業裁判官の常識離れが進んでいて、過去の判例を基準に判決や量刑を決めてしまっている現状も問題視されています。それならば、被告に対して判決や量刑を決めるという大きな負担を一般国民に強いるのではなく、国民が裁判官をチェックする制度を設けてはどうでしょうか。法律や事件に詳しくなくても、裁判官の言動を見ていれば、その人が社会常識を持って判断しているかどうか、すぐわかりますよね。最高裁判所の裁判官については、衆議院議員選挙の際に「国民審査」という制度がありますが、見たことのない人の善し悪しなんか判断できません。そんなのではなくて、地方裁判所から最高裁判所まで一般国民が抜き打ちで実際に裁判官を見てチェックする制度があれば、裁判官の気持ちも引き締まるでしょうし、国民も裁判を知る機会になると思います。

 自分がもし裁判員になって死刑を宣告しなければいけなくなったら……、と思うと、やっぱり行きたくないです。(X_X) どうかこれからも裁判員候補者名簿に載りませんように。
    No.44  けっぱ  2009 / 8 / 3

コメント:裁判員制度
> まろん 様

 お久しぶりです。京都へやって来ました。ということは、ご近所さんになったんですよね? 仁
川か淀で一杯いかがですか?

 国民に量刑感覚がないというのは仰るとおりです。評議室には過去の判例が検索できるパソコン
が置いてあるみたいですが、それでは一般国民が裁判員をやる意味がない……。裁判官が国民感覚を
養った方が良いという意見に私も大賛成です。常識外れの裁判官はクビにすればいいんです。

 しかし、有罪でも執行猶予付きの懲役2〜3年の酒井法子容疑者で連日盛り上がっているマスコ
ミって一体……。
No.44のコメント  けっぱ    2009 / 8 / 12

コメント:裁判員制度
お久しぶりです。市民感覚を取り入れるといっても、そもそも市民に量刑感覚なんてないのに、い
きなりな無理難題です。
そもそも市民感覚とズレている、とはどこから出てきた発想なのでしょうか?そんなことがわかる
人がいるなら、そういう機関を設けて裁判官に助言する、といったようなことをすればいい気がす
るのですが。。
100人も呼び出そうとするなよ!とは私も思いました。最初から抽選すれば良いのに。。
No.44のコメント  まろん    2009 / 8 / 8

夢とゴルフ練習場
 昨晩、久しぶりに夢を見ました。と言っても、人間というのは毎日いくつかの夢を見ていて、それらを覚えているかどうかで「見た」「見なかった」と言ってるそうですが……。昨晩見た夢は、何と新婚生活でした。どんな奥さんだったのかはよく覚えていないのですが、とにかく家事でコキ使われていました(笑)。二度寝したのですが、二回目は何とマイホームを買う夢。転勤があるかもしれないのにマイホームとローンを抱えてどうするのよ!と、またまた奥さんに怒鳴られていました。何でこんな夢を見たのでしょう? 心の奥底にそんな願望があるのでしょうか? ちょっと信じられませんが……。

 今日は時間があったので、久しぶりにゴルフの打ちっ放しへ行ってきました。京都ってゴルフ練習場が少ないんですよね。確かに、古都に200Yも打てる練習場があったら風情がなくなってしまいますが……。結局、お隣の亀岡市まで行ってきました。駐車場の入り口に入ると、手前にラブホテルの入り口が3つも……。打席に入って写真を撮ってみたのですが(小さくて見にくくてすみません)、真ん中に写っているピンク色の建物がラブホテルです。ドライバーで打ったときにスライスしてしまうと、ラブホテルにドーンと突き刺さるような感じで……。まあ、そんなことは気にせず、1時間ほど汗を流してきたのでした。
    No.43  けっぱ  2009 / 8 / 2

1ヶ月
 今日で京都に来てから1ヶ月になりました。あっという間の1ヶ月間でしたが、前の会社に勤めていたのは随分昔のような気もして、ちょっと複雑な心境です。でも、前の会社で溜めていたストレスも感じなくなり、毎日が本当に充実しているので、転職して本当に良かったです。ただ、今月の前半は研究室の教授が海外出張中で仕事の内容が決まらず、後半は慣れない実験の失敗ばかり。何とかお盆前までには手掛かりをつかんで、研究を軌道に乗せたいところです。

 ところで、職場には中国,韓国,タイから留学生が来ていて、彼らは言葉のハンディを抱えながらも一生懸命研究しています。その他に、中国の大学で博士号を取った後に、うちの研究室で研究員として働いている中国人が1人います。国は違えど立場的には私と一緒です。しかし、留学生や日本の学生よりも程度が低いような気がするんです。今日は彼がある装置を使っていたのですが、他の人なら15〜30分程度でできる作業を、彼は5時間もかけてやっていました。彼は日本語が全く話せないので、日本人の私たちに聞きにくい面もあるのかなぁ、と思って英語でアドバイスをしてあげたのですが、どうも聞き入れてくれないんです。私もその装置を使う必要があったのですが、彼の作業がなかなか終わらないので、結局ムダな時間を過ごしてしまいました。また、彼はサンプルがまだ上手く作れないのに、一気に4〜5サンプル調製してしまうため、高価な試薬もお構いなしにどんどん使っちゃいます。普段の会話もすごく幼稚で、これは言葉ではなくて性格の問題だな、と気付いてからはちょっとイライラするようになってしまいました。驚くことに、そんな彼に奥さんと子供がいるんです。世の中わからないですね。もっとわからないのは彼の論文で、「電気を通さない物質が生成して電気抵抗が減少する」なんてことが平気で書いてあって、これでよく博士号が取れたなって思いました。中国では盗作や捏造された論文が多いと聞きますが、彼を見ていると何となくそれがわかったような気がします。本当は科学技術がそんなことではいけないんですけどね。

 P.S. 実家から持ってきた本がまだ段ボールに入ったままで、それだとなかなか読まなくなってしまったので、衣裳ケースを買ってきて本の整理をしました。昔読んだ本をたまには読み返してみるのもいいものです。
    No.42  けっぱ  2009 / 7 / 31

Windows
 左下のWindowsロゴをクリックすると出てくるスタートメニュー。Windows95時代から使っている私は、Vistaになっても95と同じクラシックメニューが出てくるように設定してあります。2000以降、使用頻度の低いプログラムが隠れるようになったのですが、私のパソコンでは何故かよく使うプログラムが隠れてしまいます。画像が小さく、見にくくて恐縮ですが、よく見ると一行だけメニューが隠れています。その隠れているメニューが、これから使おうと思っているAdobe Photoshopなんです。Wordを使おうと思うとやっぱり隠れてますし、別の時にMediaPlayerを使おうとすると、Wordは見えているのにMediaPlayerは隠れていて……。私はWindowsに嫌われているんでしょうか? まあ「>>」をクリックすれば全てのメニューが出てくるので、目くじらを立てて怒っているわけでもありませんが、ちょっとした所にも配慮が行き届いているソフトウェアは気付かないうちにユーザの負担を軽減し、使いやすいと感じさせるのでしょう。Windows 7では改善されていることを期待します。しかし、Officeシリーズは2007からボタンの配置をガラッと変えてしまったので、未だにどこにどのボタンがあるのかよくわかりません。Officeを2007から初めて使う人であればユーザビリティ(操作性)が良いのかもしれませんが、前バージョンとの互換性がないと以前からのユーザが戸惑ってしまいます。また、テレビのリモコンと一緒で、機能がたくさんあれば良いというものでもありません。

 さて、昨日コンビニへ行ったら、フリーソフトの紹介をしている「Windows100%」から「スゴイフリーソフト the Best Windows100」という雑誌が出ていました。さすがにBEST版だけあって、Photoshop並みの機能を持つ「GIMP」やMicrosoft Officeと互換性のある「OpenOffice.org」など、有用なソフトだけがコンパクトに収録されています。これはお薦めです!
    No.41  けっぱ  2009 / 7 / 30

マニフェストと国民運動
 衆議院議員選挙まであと1ヶ月となり、各党から政権公約(マニフェスト)が出てきました。民主党は5つの約束として「ムダづかいの見直し」「子育て・教育」「年金・医療」「地域主権」「雇用経済」を挙げ、具体的な政策としては中学生以下に対して月額26000円の子ども手当の支給、高速道路無料化、暫定税率の廃止、農家所得補償、最低保障年金の創設などを打ち出し、実現手法として「官僚主導から政治家主導の政治へ」変革することを訴えています。これに対して、自民党は幼児教育無料化、低所得者への教育支援、道州制導入、太陽光発電の普及促進などを掲げる一方、消費税を含む税制抜本的見直し、集団的自衛権の見解見直しなど、センシティブな問題にも踏み込んでいます。

 昨日の日本経済新聞を見ると、民主党のマニフェストに対して多くの辛口なコメントが載せられていましたが、私もどちらかと言うとガッカリしました。財源については、自民党などからの批判もあり、細かな数字を載せてきましたが、肝心の「目指すべき国家像」が示されていません。長期的な総論がなく、短期的な各論だけが並んでいるといった感じです。これからの日本はこれまで通り経済大国を目指すのでしょうか、それとも環境立国を目指すのでしょうか、高福祉国家を実現するのでしょうか。経済と環境は相反するところもありますし、高福祉社会は高負担が求められますが、「高速道路無料化と二酸化炭素25%削減」や「消費税率維持と最低保障年金の創設」など、矛盾した政策が多いような気がします。偽メール問題以降、どうも稚拙なところが多い民主党ですが、やはり一度政権をとらないと成長しないのかもしれませんね。代表が鳩山 由紀夫という点もイマイチで、これが岡田 克也や前原 誠司であれば新鮮味を感じるのですが……。

 そんな中、改革派として知られている中田 宏横浜市長が2期目の任期途中で辞任を表明しました。戦後65年が経ち、疲弊した日本を立て直すために「国民運動」を起こすということらしいのですが、この「国民運動」って何でしょう? そういえば、1月に自民党を離党した渡辺 喜美もこの言葉を使っていました。彼らは「平成維新」を目指しているようですが、何がしたいのでしょうか。私も日本国民の一人のつもりですが、その国民が理解していない国民運動って一体……。江戸時代の百姓一揆は、権力を持つ武士に対して支配されている農民が立ち向かう、正に「国民運動」でしたが、中田氏や渡辺氏は農民(現在の一般国民)の立場にはありません。これが市民団体やNGOから起こった運動であれば、「国民運動」なのでしょうが……。橋下 徹大阪府知事の地方から国の権力に立ち向かう「首長連合」の方がまだ理解できます。

 とにかく、8/30は投票所へ足を運びましょう。
    No.40  けっぱ  2009 / 7 / 29

ポイントカード
 少し喉を痛めてしまったので、昨日内科へ行って薬をもらってきました。そして、今日はスチーム吸入器を家電量販店で、喉スプレーをドラッグストアーでそれぞれ買ってきました。商品をレジに持っていくと必ず聞かれるのが「ポイントカードはお持ちですか?」「持っていません。」と言うと「お作りしましょうか?」と言われてしまいます。毎回「結構です」というのも面倒臭いので、「(カード作成を)お願いします。」ということになり、名前や住所などの個人情報を店側に提供することになるわけです。家電量販店だけでカードが3つ、ドラッグストアーも3つと、カード入れの中はポイントカードだらけです。次に家電量販店やドラッグストアーへ行くときは、ポイントカードをこれ以上増やさないためにも、既に持っているお店へ行くわけですが、これが店側の狙いですよね。提供した個人情報をもとに、ダイレクトメールを送ってくるケースもあります。特に景気が落ち込んでいる今のようなときは、いかにリピーターを囲い込むか、という点が小売業に求められているからでしょう。

 とは言っても、この「ポイント」って何でしょう? レジでの支払いや金券への交換などができますので、電子マネーと同じでしょうか? でも、電子マネーと違って、その店でしか使えませんよね? その商品の値引きを次回の購入商品で実施すると考えれば良いのでしょうか。それなら、その商品自体をすぐに値引きしていただきたいのですが……。店側の立場からすると、ポイントは会計上の「販促費(費用)」または「負債」として計上されているのでしょうか? それとも「隠れ負債」化してしまっているのでしょうか? 店ごとにバラバラで実施しているこのポイントカード制度。もう少し統一的なルール作りをしていただいて、できれば消費者が持つカードの枚数が減るようにしていただきたいものです。

 さて、仕事の方はこの前の月曜日から本格的に自分の実験をするようになったのですが、準備したサンプルは見事に失敗。1週間がムダになってしまいました。所変われば当然やり方も変わり、慣れていないということもあって苦戦しています。でも、まだ始まったばかりなので、めげずにやり直しますよ〜♪
    No.39  けっぱ  2009 / 7 / 26

皆既日食と衆議院解散と光熱費
 今日は日本で46年ぶりに皆既日食が見られるということで、「にわか天文ファン」も鹿児島県トカラ列島へ大挙したようですが、残念ながら現地は雨。太平洋上からの中継映像を大人しく見ているのが正解でした。天文学というと、光のスピードでも何万年もかかる距離(何万光年)が出てくるだけで、スケールが大きすぎて頭がクラクラしてしまうのでちょっと苦手なのですが、Youtubeの映像を見てみると、そんな自分でもとても綺麗で神秘的に感じました。ただ、これをきっかけに天体にハマることはなさそうです。(-.-;

 宇宙規模よりもスケールの小さい話としては、日本の衆議院が昨日の昼に行われた本会議で解散されました。と言っても、随分前から予告されており、反麻生派の動きも沈静化してしまいましたので、「政局」って感じがしないのですが、それでも40日後に政権選択の選挙がやってきます。16年ぶりの政権交代に期待している自分がいるのですが、よくよく考えてみると、総選挙の投票日は京都へ引っ越してきてから2ヶ月しか経っていません。確か3ヶ月経過しないと新しい選挙区の選挙人名簿に登録されないので、今回の総選挙は引っ越し前の選挙区で投票しなければいけません。公示日の翌日から期日前投票ができますので、それに合わせて実家に帰ろうかと思っています。

 次は、日本よりもさらにスケールの小さい自分の家の話です。引っ越してから1ヶ月ほど経ちましたが、最初の光熱費(電気代,ガス代)の請求書が来ました。電気の使用量が77kWhで1465円、ガスの使用量が4m^3で1355円でしたが、一人暮らしでこの使用量,請求額はどうなんでしょう? もしみなさんの光熱費を教えていただけるのでしたら、右下の「コメントを書く」からお願いします。m(_ _)m まあ、電気もガスも節約すれば省エネ,CO2削減に貢献するわけですから、この話もしかすると地球規模かもしれませんね(笑)。
    No.38  けっぱ  2009 / 7 / 22

全英オープン
 昨晩は、昨年と同様ゴルフの全英オープンを深夜(早朝?)まで見ていました。3日目を終わって単独首位に立っていたのが59歳のトム・ワトソン。彼は全英オープンを5度も制している名プレイヤーですが、最後の優勝が1983年。26年も前のことになります。メジャー大会はこの他にマスターズを2度,全米オープンを1度勝っており、計8勝は歴代6位。全米プロを勝っておらず、グランドスラムを逃している点が非常に惜しいですが……。全英オープン2度目の優勝は今回と同じターンベリーで、帝王ジャック・ニクラウスとの「白昼の決闘」を制したことでも有名ですが、今年は142年ぶりに全英オープンの最長年優勝記録を更新するか、という点に注目が集まりました。142年前の記録というのが1867年に制したトム・モリス・シニアの46歳。この大会の歴史の長さに改めて驚かされます。ちなみに、メジャー大会全体でも1968年全米プロのジュリアス・ボロスの48歳が最高ですので、今回の59歳でのチャレンジというのは相当凄いことがわかります。

 さて、1番,3番をボギーとして苦しいスタートになりましたが、7番でバーディー。その後9番ボギー、11番バーディー、14番ボギーと一進一退の我慢のゴルフが続きます。2アンダーが優勝ラインになりそうな気配の中、パー5の17番で見事バーディー。3アンダーとして、142年ぶりの偉業が見えてきました。しかし、百戦錬磨のワトソンでも平常心ではいられなかったことでしょう。最終18番は、グリーン奥からの第3打のアプローチが寄らず、入れれば優勝が決まる第4打も打ち切れず、このホールをボギー。スチュワート・シンクと2アンダーで並び、4ホールストローク戦のプレーオフとなりました。しかし、こうなると若いシンクの方がスタミナ面で有利でした。ワトソンのティーショットは乱れ出し、1ホール目の5番をボギーとすると、3ホール目の17番でダブルボキーを叩き万事休す。シンクのメジャー初制覇で幕を閉じました。全世界中がワトソンの偉業に期待していただけに残念な結果になりましたが、プレーオフまで優勝争いを演じた今年のワトソンは記憶に残ることでしょう。昨年のグレッグ・ノーマン(当時53歳)も最終日9番ホールで首位に立つ大健闘を見せましたが、歳を重ねてもプレーできるのがゴルフの魅力ですね。そう言えば、自分はショートコースへ行ったっきり、練習場にも行ってません……。クラブは持ってきたので、そろそろ再開しようかなぁ〜♪

 一方、先週行われたテニスのウィンブルドンは、女子シングルス決勝が昨年と同じウィリアム姉妹の対決で、妹のセリナがリベンジ達成。男子シングルスはロジャー・フェデラーとアンディ・ロディックが対戦。タイブレークのない最終セットはなんと第30ゲームまでもつれ込み、安定感で勝るフェデラーがロディックの強烈なサーブを凌いで、ウィンブルドン6勝目、メジャー大会歴代1位の15勝目を挙げたのでした。

 P.S. デジタルオーディオプレイヤーの調子が悪くなってきたので、パソコンのメモリで有名なTranscendのMP850(4GB)を買ってきました。明らかにiPod nanoを意識したデザインですが、1.8インチ(176×220ピクセル)の小さめな画面に動画を再生することもでき、機能としてはこれで十分。価格も6000円弱とお値打ちでした。(^o^)
    No.37  けっぱ  2009 / 7 / 20

酷道
 そういえば、今週は祇園祭でした。昨日はメインの「山鉾巡行」。でも、京都の外れに住んでいるとお祭りをやっているという雰囲気が全くなく、そもそも自分は祭りというものにあまり関心がないので、昨晩は研究室の若い先生や学生を誘って駅前の居酒屋で夜遅くまで飲んでました。(-.-; 新しい職場に来て3週間ほど経ちましたが、うまく雰囲気に溶け込むことができて本当に良かったです。研究テーマもほぼ決まり、いよいよ来週から実験が始まります。

 今日は、写真の場所へ行ってきました。ここはどこでしょうか? 実はここも「京都市」なんです。行政区で言うと左京区になるのですが、地図を見ると北に大きく張り出しています。京都市でも鞍馬山まで北に行ってしまうとこんな感じになるんですね。祇園祭がやっている京都と同じ市とは思えません。ちなみに、最も面積が大きい行政区は右京区で、2005年に京北町と合併して大きくなりました。ところで、左京区が東にあって、右京区が西にあるのはご存じでしたか? 地図で見ると左右反対に見えますが、京都御所の高御座で天皇は南向きに座っていたので、東が左、西が右となったわけです。

 さて、写真をよく見ると国道の看板が立っています。この道は国道477号なのですが、ここは「日本三大酷道」の一つと言われています。2008/11/30にもう一つの酷道である国道157号について少し紹介しましたが、今回の477号も国道とは思えないほどの酷い道でした。まず上の写真ですが、緩やかに右へカーブしている道と左下に降りていく狭い道があります。実は、その狭い道が国道477号なのです。奥へ行く道は京都府道38号で、鞍馬から堀川五条へ抜けていきます。国道477号の花脊峠(手前)と百井峠(左下)とを行き来するためには、この交差点をほぼUターンしなければいけません。ちなみにこの交差点の名称は「百井別れ」で、交差点近くには京都バスの停留所があります。今日は花脊峠から百井峠へ向かって走ったのですが、この百井別れを曲がると道幅はギリギリ1車線分となり、アスファルトもデコボコ。路肩も頼りなく、さらに2速でも上がらないほどの急坂。こんなところで対向車が来たら一発アウトです。写真を撮るために離合可能なスペースに車を停めたところ、しばらくして反対側からベンツがやってきました。写真を撮っていなければ、離合不可能なところでこのベンツと鉢合わせるところだったと思うと、少し冷や汗が出てきました。ただ、この酷道区間は両側が森林で、国道157号のように「落ちたら死ぬ」ことはなさそうでしたので、思ったより走りやすかったです。といっても、運転技術に自信のない人は絶対に走ってはいけない道です。

 「日本三大酷道」の残り一つは三重県桑名市と滋賀県近江八幡市を結ぶ国道421号の石榑峠。酷道区間は2トン以上の大型車は通行禁止となっており、その前後にはコンクリートブロックが設置されていて物理的に大型車が通れないようになっています。そのコンクリートブロックも一度見てみたいと思っていたのですが、2008/9/2の豪雨で土砂崩れが発生し、再起不能なほどに道路が決壊してしまいました。現在、酷道区間をバイパスする石榑トンネルが建設されており、平成23年頃に開通予定となっていますので、この酷道が復旧する見込みはほとんどないでしょう。実は、2008/8/30に買ったデジカメで試し撮りするために、石榑峠まであと少しの三重県いなべ市まで行ったんですよね。しかし、その日も雨で国道421号は通行止めでした。その直後に道路が決壊してしまうとは……。(X_X) ちなみに、これらの酷道は2008/5/18のタモリ倶楽部で紹介されましたし、YouTubeで検索すると走行映像がたくさん出てきます。
    No.36  けっぱ  2009 / 7 / 18

水筒男子
 今日の京都の最高気温は32.6℃。連日暑い日が続いています。居室と実験室を何往復もしていると汗だくになってしまい、ついついペットボトル飲料に手がいってしまいます。気付いたら一日2本ペースで飲んでいました。

 これではもったいないと思い、近くのホームセンターで水筒を買ってきました。これなら経済的ですし、無駄なカロリーや糖分を取らなくなるので、健康にもいいはず。ところで、最近「水筒男子」という言葉が流行っているそうです。これは、毎日職場へ水筒を持っていく男性を指すそうで、自分が始めた行為そのもの。ミツカンの調べでは、2人に1人が水筒男子だそうです。○○男子という言葉は草食系男子から始まって、弁当男子、水筒男子と続いているようですが、そもそもの草食系男子というのが「協調性が高く、家庭的で優しいが、恋愛に積極的でない、主に20、30代の若い男性」(Wikipediaより)という意味だそうで、どうもオタク的なイメージが……。水筒を持っていくだけで「草食系」なんて言われたらちょっと嫌だなぁ、と思いながら、それでも買ったばかりの水筒を毎日持っていくのでした。
    No.35  けっぱ  2009 / 7 / 16

USBおもちゃ
 最近、USBで動くツールを多く見かけます。現在勤めているところは居室と実験室が離れているため、少し外を歩かなければいけないのですが、この時期に重宝するのが扇風機。京都は今日も気温が35℃まで上がって、歩いているだけで汗だくになってしまうので、USB扇風機を買ってきました。風量はそんなにないのですが、うちわで仰いでいるよりは十分涼しいので、空調が効いている部屋ではこれで十分です。

 他にも、携帯電話の充電器やLEDライトなど、実用的なものが数多く商品化されていますが、中にはくだらない「おもちゃ」もあります。写真の商品もその一つ。LEDで光る標識とパイロンのミニチュアで工事現場を再現する、その名も「USB工事現場」((株)ウィズ こよい兄弟シリーズ)。これがあれば、席を外しているときでもパソコンを他人に勝手に触らせないという優れ物……かどうかはわかりませんが(笑)、標識は差し込み式で変えられるので、自分が席にいないときに実験中なのか出張中なのか食事中なのか休暇中なのかを表示しておくのに良いと思って、ついつい買ってしまいました。ただ、実験中や出張中という標識はなく、代わりに立入禁止やトイレ中と使いそうにないものが入っていましたので、シールを作って上から貼ってみました。明日から職場で運用を開始しようかと思っていますが、果たして周りの人の反応はいかに!?
    No.34  けっぱ  2009 / 7 / 14

京都市バスと東京都議会議員選挙
 ある日の夜、京都市内を車で走っていると、行き先表示が非常に見にくい市バスを見かけました。よく見ると、行き先が赤く照らされており、まるで墓場にでも連れて行かれそうな気味悪いバスです。調べてみると、京都では最終バスの行き先を赤で、その一本前のバスを緑で表示する決まりがあるそうです。名古屋にはそんな習慣はないので、少しカルチャーショックを受けました。他にも、系統番号が下の写真のように青地に白い字で書かれている場合は220円均一で、上の写真のように白地に黒い字で書かれている場合は運賃が距離に応じて変わるというルールがあります。しかし、地元でも知らない人はたくさんいるでしょうね。詳しくは下記URLに書いてあります。
  http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006712.html

 さて、衆議院総選挙の前哨戦に位置づけられていた東京都議会議員選挙の投開票が昨日行われ、民主党が51議席を獲得して初の第一党に。一方、自民党は10議席減らし、公明党と合わせた与党全体でも過半数割れと歴史的大敗を喫しました。しかし、麻生首相は「麻生降ろし」を封じ込めるために、地方選挙の総括を行うことなく7/21解散、8/18公示、8/30投開票という日程を早々と打ち出しました。これは、海部元首相のように解散権を封じられて総理大臣を辞するのはみっともないと思ったからでしょう。しかし、総理総裁に長く居座りたいだけの人は政策も選挙対策も「無策」で、これでは衆院選の結果が都議選と大きく変わるとは思えません。いよいよ政権交代が秒読みとなったと言っても過言ではないでしょう。民主党に任せても大丈夫なのか?という意見もあるでしょうが、官僚主導の政治や税金の無駄遣いをなくすためには政権交代が必要だと思いますので、民主党にはこのままの勢いで頑張ってほしいものです。

 ところで、政治関連の記事を見ていたところ、あるブログに目が止まりました。「世相を読む・KOBA風に」というページなのですが、考え方が自分にそっくりなんです。ということで、勝手に「最近のお気に入りページ」に追加しましたので、興味のある方は下記URLをクリックしてみて下さい。
  http://boaboa.blog.so-net.ne.jp/
    No.33  けっぱ  2009 / 7 / 13

梅田と日本橋
 今日はある人に会うために梅田へ行きました。京都へ引っ越してから初・大阪です。と言っても、京都河原町から大阪梅田は阪急特急で36分ですから、隣町といった感じなのですが、さすがに日本第二の都市は人も多く、さらに今日は気温が33℃まで上がったので、歩いているだけで疲れてしまいました。しかし、これまで梅田は全然知らない街だったので、探索しているだけでちょっと楽しかったです。でも、さすがにHEP(Hankyu Entertainment Park) Fiveは若者だらけで入れませんでしたが……。f^_^;

 大阪に折角来たのだからと思い、電気街のある日本橋にも足を運びました。でも、電気街は地下鉄日本橋駅が最寄り駅ではないんですね。南海難波駅が最も近く、地下鉄であれば堺筋線で南へ一駅行った恵美須駅が電気街の南端にあるのですが、そんなことも知らずに日本橋で降りてしまったため、500mほど歩くハメに。しかし、実際に行ってみると堺筋沿いには家電量販店やパソコンショップが少なく、南海難波駅から日本橋三丁目にかけての「なんさん通り」に有名店が並んでいるくらいでした。どうやら梅田のヨドバシカメラやなんば千日前のビックカメラが開店して、わざわざ日本橋まで来なくても良くなったことで、電気街は廃れてしまったようです。代わりに、堺筋から西へ一本入った日本橋筋西通商店街が、アニメ,フィギュア,メイドなどの店が建ち並ぶ「オタロード」となって賑わっていましたが、本当にオタクっぽい人が多くて気味悪かったので、足早にそこから立ち去りました。もう日本橋へ行くことはないでしょう。歩き疲れた自分は、地下鉄堺筋線から阪急直通の電車に乗って帰ったのでした。
    No.32  けっぱ  2009 / 7 / 12

日本電信電話と新職場
 やっとインターネットが開通しました。初めて住む京都では、どこに何のお店があるのかわからなくて困っていたので、これでようやくいろいろと調べることができるようになりました。それにしても、約1ヶ月前に申し込んだにもかかわらず、今日まで開通が遅れたというのはどういうことなんでしょうね。電気,ガス,水道のライフラインは入居日に開けてもらえるのに……。しかも、インターネット対応アパートを選んだので、今日の開通工事もたったの15分。インターネットが当たり前の時代なので、電気のブレーカーのようにスイッチ一つで使えるようにならないものなんでしょうか。しかも、工事が終わって壁際を見ると、写真のように箱が3つも……。回線終端装置(ONU),加入者網終端装置(CTU),無線LANルータの3つだそうですが、これって何とか工夫して一つになりませんか? さらに、無線LANの子機がPCカードで、デスクトップでは使えませんし……。普通はPCカードかUSBか選べるようにしませんか? 仕方がないので、USBの子機を家電量販店まで行って買ってきましたが……。申し込みの電話をすると何を言っているのか理解できない担当者が応対したり、誤字脱字だらけでどうやって申込書を書けば良いのかわからなかったり、マニュアル棒読みのオペレータから工事日などの案内を聞いたり……、と某電話会社にはうんざりさせられました。元公社が全国の通信網を独占するのではなく、多くの通信会社が平等に競争できる環境にならないと、サービスも良くならないんでしょうね。

 さて、新しい職場に通うようになって10日ほど経ちましたが、現時点では「転職は間違いではなかった」と言えるでしょう。研究室の教授はなんと一昨日まで海外出張で、昨日少しだけ顔を合わせただけなので、まだ仕事の内容も決まっていないのですが、若い先生といろいろな話を聞いたり、学生の実験を見せてもらったり、論文を読んだりしている毎日がとても充実していて、本当に嬉しく思います。前の職場のように予算と組織を守ることばかり考えていて、そのための資料作りをさせられたり、気の合わない同僚や幼稚な博士と一緒にいたりしなくてもいいだけで、本当にストレスを感じなくなりました。こんなにすっきりした気分は、実に7年ぶりでしょうか。これからは良いことばかりではなく、苦労することもあると思いますが、幸先の良いスタートが切れたことで、まずは一安心です。自分を暖かく迎え入れてくれた先生や学生に「謝謝!」(中国人の留学生もいるので、中国語で締めてみました、笑)
    No.31  けっぱ  2009 / 7 / 11

京都へ引っ越し
 2ヶ月にわたってサラリーマン私小説「失われた七年」を連載いたしましたが、いかがでしたでしょうか。本当にノンフィクションの部分が入っていますので、少し恥ずかしい気もしますが、現代のサラリーマンの喜怒哀楽に少しでも共感していただけるところがあれば、嬉しく思います。もし感想などがありましたら、「コメントを書く」からでも「メール」からでも結構ですので、お寄せいただければ幸いです。

 さて、小説の中でも書きましたが、4/11に面接を受けたのは大阪大学で、ここは残念ながら不合格になってしまいました。結局、京都大学の研究員として再スタートすることになり、31年間慣れ親しんだ名古屋を離れまして、京都へ引っ越しました。ということで、タイトルも「そうだ京都へ行こう」に変更しました。某鉄道会社のキャッチコピーみたいだなんて言わないで下さいね(笑)。

 一人暮らしは昨年名古屋で経験済み(詳しくは、旧ブログをご覧下さい)ですので、そのとき使っていた家財道具を運ぶだけで済みました。新しく買ったのはベッドと自転車,パソコン用の机,プリンターくらいですが、いつ大学教員のポストが見つかって他の場所へ引っ越すかわからないので、折りたたみ可能なコンパクトなものを選びました。ベッドに至っては幅が59cmしかなく、まるで腹筋台……。寝返りを打つと落ちてしまうので、寝相は良くなるかもしれません(笑)。

 ただ、インターネットの開通が7/11ということで、今日もネットカフェからアクセスしています。家にいても暇なので、ついついこんなものを作ってしまいました。今回買ったプリンターはスキャナーとコピー機能が付いた複合機だったので、一度スキャナー機能を使いこなしてみたかっただけです……。

 インターネットが開通したら、新しい職場のことも書いてみたいと思います。今日から通常のブログに戻りましたが、今後ともよろしくお願いいたします。m(_ _)m
    No.30  けっぱ  2009 / 7 / 1

コメント:京都へ引っ越し
 おそらくここの筆者はタイムマシーンに乗れるんですよ(笑)。
No.30のコメント  けっぱ    2009 / 7 / 1

コメント:京都へ引っ越し
今日まだ6月29日だよ 日記の日付が未来からの送信になってる。^^
No.30のコメント  adajc    2009 / 6 / 29

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (16)
 材料第二課に異動して一年が経とうとしていた。新しい研究テーマも立ち上げることができず、悶々とした日々を過ごしていたが、年度末には学会で研究発表会が開催されていたので、大学の先生と意見交換するために足を運んだ。やはりT社の社員と話しているより、大学の先生と話している方がずっと楽しかった。
 結羽は、ゴールデンウィーク前に川崎部長に突然呼び出された。
 「君を材料第一課に戻そうと思っているのだが。」
突然の宣告に、結羽は驚いてしまった。まだ材料第二課に来てから一年しか経っていないのだ。いくら新しいテーマを立ち上げられなかったとは言え、空調関連のテーマを担当して成果を論文にまとめて学術雑誌に発表し、年度が変わったばかりだったので、できるだけ会社のため、世のため、人のために役に立つ新しいテーマを立ち上げる計画を立てていたところだった。しかし、たった一年で部署が変わってしまってはきちんとした成果が出るはずもなく、やり切れない想いだけが残った。一方、材料第一課で行っている電池のシステム開発は実用化の見込みが全くなかったが、川崎部長や魚谷課長が開発の失敗を認めようとしないため、多くの予算が投資されていた。本社の企画課や営業課からは無駄なテーマの代表のように見られていて、完全に呆れられているようであった。そんなテーマでは結羽のモチベーションも上がらなかったし、電池のシステムか開発には電気や機械の専門家が求められているのであって、材料が専門の結羽が活躍する場はないように思えた。結局、またしても川崎部長に将棋の駒のように使われただけの人事異動だった。
 それならばT社を辞めるのはこのタイミングではないか、と結羽は直感的に思った。しかし、次の職場がなければT社を辞めることができなかった。O大学からは面接から二週間経っても合否の連絡はなかった。ここで、公聴会の前日にK大学の池江教授から「研究員としてなら採用してあげてもいいよ」と言われたことを思い出した。すぐさま先生に連絡し、再びK市内の小料理店で会う約束をした。
 池江教授には、材料第一課への異動が確実になったこと、T社では材料開発ができないこと、O大学の教員採用試験を受けたこと、などを正直に話した。池江教授も異動の話は酷いと頷いてくれ、T社では結羽の活躍の場がないかもしれないな、というようなことを言った。そして、
 「O大学はきちんとしたポストだから受かったらそこに行きなさい、しかし、駄目だったらウチで研究員として雇ってあげるから。」
と言ってくれた。池江教授の話は、本当にありがたいものだった。こんなに結羽のことを親身になってくれること自体嬉しかったし、研究員の職まで用意していただいて本当に救われたような気がした。これまでも博士論文の執筆でお世話になったので、恩返しのためにこの先生のもとで頑張ろうと思った。
 結局、O大学の教員採用試験は不合格だった。しかし、好感度が下がっていたので、不合格でもあまりガッカリしなかった。むしろ、K大学の池江教授のもとで研究成果を出すことが夢になっていた。池江教授にもO大学の結果を報告し、研究員として正式によろしくお願いします、と言うと、池江教授は快く承諾してくれた。
 ゴールデンウィークが明けて、T社に退職願を提出した。すると、会議室に呼び出され、川崎部長と材料第一課の魚谷課長、材料第二課の遠山課長の三人がいた。そこで、猛烈な慰留工作を受けた。何故辞めるのか、何がやりたいのか、何故電池開発では駄目なのか、次はどこで働くのか、というようなことを延々と聞かれた。結羽は、研究成果を学術雑誌に論文として発表できるような研究がしたいが、T社の方針とはズレがあるので、他のところで働きたい、というようなことを話したが、なかなか納得してくれなかった。いろいろ話しているうちに、何故納得してもらえないのかがわかってきた。次第に質問が変わってきたからだ。会社を辞めることで周りに迷惑をかけてないか、異動を発令したばかりのタイミングで辞めるというのは上司の顔を潰すことにならないか、新しい部署で実績を残してから辞めるのが筋ではないか、というようなことを言い出したのだ。結局、部下が会社を辞めると、その上司が人事課から評価を下げられてしまうので困るという自己中心的な話だったのだ。この人たちは最後まで自分のことしか考えていないのか、と情けない気持ちになったが、それは余計にT社を辞めたいという想いを強くするだけだった。二日間に渡って一〇時間ほど慰留工作を受けたが、結羽が日本国憲法第二二条に定められている職業選択の自由を主張すると、川崎部長も最後は退職願を渋々受け取った。その後、人事課の常識的な判断によって異動は取り消され、材料第二課で残務処理を行うこととなった。それが決まると、材料第一課の魚谷課長は何も言わなくなった。自分の部下にならなくなったことで、自分の評価が下がることもなくなったからだ。入社して最初の二年間お世話になり、研究のイロハを教えていただいたので恩に感じていたが、魚谷課長も所詮T社の人間か、と少しガッカリした。しかし、お世話になった魚谷課長に迷惑がかからなくなったと思うと、結羽も少し気が楽になった。部下を将棋の駒のようにしか思っていない川崎部長なんかどうでもよかったし、材料第二課の遠山課長はT社には珍しく評価とか気にしない人だったので、これで円満にT社を退職できる見通しが立ったのであった。
 慰留工作が終わると、結羽は久しぶりに風邪を引いてしまった。博士号の学位が無事取得できたこと、T社を円満に退職できること、そしてK大学で研究員として新たなスタートが切れることで、今まで蓄積していたストレスが一気に解放されたような気がした。しかし、ストレスから解放され気が抜けたところで、体調を崩すことはよくあることだろう。有給休暇が余っていたので、遠慮なく休むことにして、次への英気を養うことにした。
 風邪が治って出社すると、色々な人から飲みに行こうと誘われるようになった。その頃になると、結羽が退職することは漏れ伝わっていて、何故T社を退職することになったのか、次はどこで働くのか、ということに興味津々といった感じだった。しかし、T社の人たちが知らないところで新しい人生をスタートさせたいという想いがあったので、飲み会の誘いにはお断りすることにした。
 一方、人事課から退職の手続き関係の書類が送られてきて、その中に退職理由を書かせる書類が入っていた。一般的には、退職願には「一身上の都合」とだけ書けば良いはずだったが、その書類には転職の場合は転職先を、寿退社の場合は結婚相手の氏名を記載するように、という指示が書いてあった。事務手続き上必要なのかもしれなかったが、他社で転職した人の話ではそんなことを書かされたことがないということだったので、最後の最後までT社の嫌な面を見せつけられたような気になってしまったのであった。
 退職手続きが一段落したところで、母校であるNK大学の恩師や、T社と共同研究をして下さった先生に博士号取得と転職の報告をした。五人ほどの先生にご報告へ行ったのだが、T社を退職することを残念だと言う先生は誰一人おらず、大学で高度な研究にチャレンジする結羽の決意に理解を示してくれた。結羽はそれがとても嬉しかったし、自分の判断が間違っていなかったことを実感した。ただ、大学教員のポストに就いたわけではなかったので不安な気持ちもあったが、これだけ応援してくれる人がいるのであれば、努力次第で道が開けるのではないか、という前向きな気持ちの方が大きくなった。
 振り返ってみると、就職活動を含めてT社での七年間は何だったのだろうか。電池や空調関連の研究に三年間従事し、企画課にも三年間在籍した。その間に、大学の先生や他社の人などにお世話になり、海外出張を含めて色々な経験をした。しかし、T社の組織や評価を重んじる官僚的な世界に埋もれ、ストレスの溜まる毎日だった。それは、どこの会社でも同じかもしれない。しかし、他社の人と話す限り、T社は特に異常だった。それでも何とかやっていけたのは、社内恋愛をしていたからだろう。城之内あゆみと付き合った五年間は楽しかったが、別れてしまっては何も残らなかった。形として唯一残ったのは「博士号」だけだっただろうか。ストレスに埋もれ、自分らしさを全く出すことができなかったT社での人生。それは、結羽にとってまさに「失われた七年」だった。

        完

 ※この小説の一部はフィクションで、基本的には実際の人物・団体・事件とは関係ありません。
    No.29  けっぱ  2009 / 6 / 20

コメント:サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (16)
> ada 様

 ご無沙汰しております。ShotOnlineからすっかり遠ざかってしまっていますが、また余裕ができ
たら遊びに行きたいと思っています。って言うか、あのギルドはまだありますよね? f^_^;
No.29のコメント  けっぱ    2009 / 7 / 1

コメント:サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (16)
読ませていただきました、



がんばれ博士^^
No.29のコメント  adajc    2009 / 6 / 29

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (15)
 年が明けて、入社から六年が経とうとしていた。結羽はいつもの年のように近くの神社へ初詣に行った。賽銭箱に小銭を入れ、願い事をするのだが、その年は何をお願いすれば良いのかわからなかった。おみくじを引くと「吉」だったが、むしろその下に書いてある小さな字の方に目が止まった。
 「願望…後に叶う」
 「恋愛…待て将来吉」
 「学問…努力すればよろし」
 「就職…頼らず探せ」
 「転居…よろし早くせよ」
三年ほど前から執筆している博士論文は、主査・副査の三人の先生からの指導も終わり、月末に行われる公聴会での審査に合格すれば、三月末に博士号の学位を取得できる見込みになっていた。したがって、四月以降であれば、博士号の学位が取得済みであることが応募条件である大学教員への道にチャレンジしても良いのだ。結羽は独身だったので、N市から離れることも特に問題はなかった。慣れ親しんだN市であったが、城之内あゆみのことを思い出してしまうので、かえって外に出るのも良いのかもしれなかった。いつの間にか、N市から離れて、新天地で仕事や恋愛に励む自分を思い描くようになっていった。
 それから二週間後、結羽はぼーっと学術雑誌を見ていた。結羽が昔やっていた電池関連の記事が出ていたので、懐かしい想いでそれを読んでいた。その記事を読み終え、ページをめくると
 「大学教員募集のご案内」
という文字が飛び込んできた。思わず結羽は身を乗り出し、その案内に目をやった。場所はO市にあるO大学で、募集期間は三月末まで。博士号取得者または取得見込者が対象で、研究内容も結羽が興味を持っている分野であった。結羽はO大学へ行ったことがなかったが、T社の採用試験の時に一緒だった関口がO大学だったことを思い出し、少し懐かしく感じた。早速、封筒と履歴書を買ってきて、必要書類を用意した。「これまでの研究業績と今後の研究・教育に対する抱負」という作文が課題に挙がっていたが、結羽は普段から思っていることがあったので、それを文章にした。週末の二日間あれば書類が準備できたので、何の迷いもなく郵便ポストに書類を投函した。
 月末になると、K大学にていよいよ博士論文を審査する公聴会がやってきた。公聴会では五名の教授の先生に合格をいただかなくてはいけないのだが、そのうち一人の先生の都合が合わず、その先生には前日に論文内容を説明し、審査を受けた。と言っても、事前に主査一名,副査二名の先生にご指導いただいているので、公聴会で不合格になることはほとんどなく、いわば博士論文のお披露目の会とイベント的な要素が強かった。その日の審査も、いくつかの質問に答えるだけで合格となった。結羽は、翌日の発表に向けて、K市内のホテルで準備しようかと思っていたが、主査の池江教授から
 「前祝いになってしまって申し訳ないが、飲みに行かないか。」
とのお誘いを受けた。池江教授はどちらかというとさっぱりした性格で、これまで論文以外のことを話すことはほとんどなかった。しかし、折角のお誘いだったので、お言葉に甘えて一緒に飲みに行くことにした。
 ホテルに荷物を置いた後に、K市内の小料理店で池江教授と再会した。最初は何を話せば良いのかわからなかったが、先生もT社のことに興味があったらしく、色々なことを聞いてくれた。結羽は、実用化が無理だとわかっている研究テーマでも組織や予算を守るために続いていること、新しいテーマを立ち上げようとしても周りの課長や係長がついてこないこと、博士論文をまとめた電池関連の研究を何故かやらせてもらえないこと、好きな研究をするために大学教員を目指していること、などを正直に話した。すると、池江教授は、
 「T社は研究所がなくても、これからは営業課が良い商品を調達してそのまま手を加えずに販売する『代理店』に変わっていくんじゃないの。」
と言った。確かにそうなのである。営業課は次々と優秀な社員が育っていて、良い商品を調達できる目利き力を身につけていた。そんな営業課からは「役に立たない研究所」と言われていたのである。先生の言う通り、こんな調子ではそのうち研究所はなくなるだろうし、優秀な社員はどんどん営業課に異動することになるだろう。T社で研究を続けるためには優秀と認められてはならず、優秀と認められない人たちと一緒に仕事をしなければならない、ということになるのだが、そんな条件でモチベーションが上がるはずもなかった。
 「残念ながら大学教員のポストはないけど、研究員としてなら採用してあげてもいいよ。」
と言ってくれた。しかし、O大学に応募したばかりだったので、
 「もう少し自分の人生について考える時間をいただいてもいいですか。」
と答えた。先生は黙って頷いてくれた。
 翌日の公聴会は、結羽の番の前に国立のS研究所に勤めている女性の発表があった。結羽は自分の番が次だったこともあって、その発表をあまり真剣に聞いていなかったが、彼女の発表はよくわからなかった。質疑応答の時間になり、どういう目的でその研究を行ったのか、その研究成果はどのようなところで役に立つのか、などの基本的なことから、何故そのような現象が起こったのか、などの専門的なことまで様々な質問を受けていたが、その女性は上手く答えられていなかった。そのおかげで、質疑応答の時間が予定より二〇分もオーバーし、ようやく結羽の番となった。自分のパソコンをプロジェクタに接続し、いざ発表しようとすると、プレゼンテーションソフトが上手く動かなかった。機械というのは、どうして肝心なときほどトラブルを起こす確率が高いのだろうか。全画面表示にすると動かなくなったので、仕方なく少し小さめの画面で発表をすることになった。前の女性が厳しい質問攻めに遭っていたので、少し臆病な気持ちで発表していたが、想定内の質問しか出なかったので、結羽をホッとさせた。公聴会も終わり、無事「合格」ということになった。これによって、三月末に「博士」になることが正式に決まった。
 O大学へ大学教員の応募書類を送ってから一ヶ月ほど経った。書類を送ったときは、二月に面接試験があって、三月に博士号の学位取得と同時に採用が決まって、四月から新天地で勤務!という勝手な夢を描いていたが、一ヶ月経っても何の連絡もなかった。書類選考で落ちてしまったのかな、と念のため聞いてみると、募集期間が三月末までなので、全てが揃ってから選考を始めるとのことだった。不合格になっていないことに少しホッとしたが、夢の実現が四月以降になってしまったと思うと少しガッカリした。仕方がないので、合格になった博士論文を印刷したり製本したりして一ヶ月ほどの時を過ごした。
 三月末にK大学の学位授与式に出席することになった。博士号を取得した五〇〇人余りの人に対して、学長が一人一人に学位記を授与するということで、終わるまでに二時間ほどかかる大規模な式典であった。結羽が学位記を受け取る順番は最後の方だったが、学長から学位記を手渡されると、その学位記を感慨深く見つめていた。これはK大学に三年間通ってようやく手にした学位だった。研究者にとって博士号の学位はその道の第一歩であり、これがないと大学教員の道も開けないのである。大学改革や少子高齢化により大学教員のポストは減少傾向にあり、いくら博士号を持っていてもポストはなかなか手に入らないのが実情であったが、とにかく博士号を取得したことでスタートラインに立てたような気がした。
 四月に入ると、ようやくO大学から連絡があり、書類審査に合格して、その次の面接試験を受けることになった。面接ではこれまでの研究業績と今後の研究や教育に対する抱負を二〇分間プレゼンテーションするように指示があった。結羽はT社で行った電池関連の研究を紹介し、入社して二年後に取り上げられてしまった研究の続きを是非やってみたいとアピールすることにした。また、研究実績としては大学で長らく仕事をしている人には敵わないかもしれなかったが、企業経験という強みがあるので、その点を他の人との差別化のポイントとして挙げることにした。
 初めて行くO大学は少しわかりにくい場所にあったが、早めに家を出たので余裕を持って着くことができた。面接会場に入ると、同じ研究室と思われる教授,准教授,助教と、他の研究室と思われる教授の四人の先生がいた。先日出来上がったばかりの博士論文を一冊お渡しし、二〇分間のプレゼンテーションを行った。プレゼンテーション自体は上手くいった。その後、質疑応答があり、教授の先生は結羽の研究に非常に興味を持ってくれているようであった。しかし、准教授や助教の先生からの質問は研究の話はあまりなく、何故T社を辞めてO大学へ応募する気になったのか、というものばかりだった。他の研究室の教授に至っては、O大学の組織や教育方針などについて知っているか、と言われたが、結羽はあまり詳しく知らなかったので、その質問には答えられなかった。どうも、七年前のT社の入社試験で業界本ばかりを一生懸命読んでいる人たちを思い出し、この先生にはそういう人たちの方が好印象を持たれるんだろうな、と思った。
 面接会場から退室し、家路に着くときの気分はあまり良いものではなかった。今後の研究や教育の抱負を持って面接に臨んだつもりが、T社の話やO大学の組織,教育方針の話の方が多く、研究の質問をしてくれた教授以外の印象があまり良くなかった。このような人たちと一緒に働いて、果たして楽しいだろうか、という気持ちにさえなってしまった。そういう意味では、七年前にT社の好感度が下がっていったのと同じように、O大学の好感度も下がってしまった。それでも貴重な大学教員のポストでもあり、複雑な気持ちで合否の結果を待つことになった。
    No.28  けっぱ  2009 / 6 / 19

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (14)
        八
 入社直後に材料研究課に配属されたときは仕事が楽しく感じられたが、企画第三課から材料研究第二課に戻ってきてからはつまらなく感じるようになっていた。ここでは前任者の倉本から空調機器のテーマを引き継いだのだが、実用化の見込みがないことがわかってしまっていたからである。企画課に在籍したことで、どんな研究開発が会社のため、世のため、人のために役に立つのかがわかるようになり、とても勉強になったのだが、改めてT社の研究テーマを見渡してみると本当に無駄なテーマが多く、がっかりすることが多かった。そんな状況なのに平然と無駄な研究を続けている人と当然気が合うはずもなく、結羽は研究課の中でも孤立している感じだった。空調関係のテーマでは、成果を論文にまとめて学術雑誌にて発表することができたのだが、実用化する見込みは全くなかったので、無駄なテーマは続けてはいけないというメッセージを発信する意味を込めて、このテーマを途中で打ち切ることにした。周りから「まだ続けられるのに」と残念がる声が聞かれたが、結羽はもっと会社のため、世のため、人のためになる仕事がしたかった。そこで、一年間頑張ってテーマを探してみて、それでもやることがなかったら会社を辞めようと、心の中で決めた。
 研究課には、新規材料を開発してメーカーへ販売するなど、新しいビジネスモデルを創出するミッションがあった。そこで、組織や予算を守るために辞められないテーマは放っておくとして、商品化や実用化にチャレンジする新しいテーマを研究課の有志で考えるプロジェクトを立ち上げることにした。川崎研究部長に趣旨を説明すると
 「まあ、好きなようにやりなさい。」
と言った。この言葉だけを取ると、了解を得たように思えたが、実際は人ごとのような発言だった。結羽は川崎部長が嫌いだった。以前、空調機器の成果を論文にまとめたときに、その内容を説明したことがあった。研究課から成果が出たことに対して喜んでくれると思っていたのだが、実際の反応は全くなかった。それだけではなく、一生懸命している結羽の説明を途中で遮り、「好きにしなさい」と言ったのだ。反応が芳しくないのは仕方がないと思っていたが、話を途中で遮られたのは初めてで、随分自分勝手な人だなと思った。また、研究課の課題について話し合っているときでも、川崎部長はまるでテレビのコメンテータのような他人事の発言ばかりで、とても自分の部署のことを真剣に考えているような感じではなかった。
 また、川崎部長になってから研究課内の人事異動が多くなった。五年の研究プロジェクトを進めていたが、途中の三年で異動させられ、達成感がないままに次の仕事に変わってしまった人もいた。多くの分野で専門性を磨いてほしいという期待を込めて異動させるのであれば良いのだが、その場合はプロジェクトが終了したときなど、本人が納得のいく時期に異動を発令するのが普通であろう。しかし、部下を将棋の駒のように扱い、「あと動かしていない駒はどれかな」なんて口ずさんでいる川崎部長を見ていると、異動させられた人も到底納得できるものではなかった。
 そんな川崎部長は無視することにして、次に課長へプロジェクトの趣旨を説明した。しかし、ここでは賛同が得られなかった。
 「総論は賛成だが、すぐに成果が出そうにないので、やっても無駄ではないか。」
という意見が大半を占めた。現在実施しているテーマは、実用化に向けて苦労はしているが、長年の経験から少しずつ成果が出るので、これらを継続した方が良い、というのが彼らの主張だった。しかし、結羽から見れば、これらのテーマは実用化の可能性がないのに、組織や予算を守るために続いているものばかりであったので、それとは違うテーマを立ち上げたいのだ。ただ、議論をすればするほど、既得権を守るのに必死な課長の姿しか見えてこなかったので、課長への説得をやめることにした。
 そうなると、次は係長である。係長は結羽と歳が比較的近かったので、最初はプロジェクトの趣旨に賛同してくれる人が多かった。しかし、最初に出てきた企画書は、現行テーマを焼き直したものばかりであった。
 「これでは今と何も変わっていません。もっと奇抜なアイデアでお願いします。」
と言っても、新しいテーマは何も出てこなかった。「係長でも駄目か」と思ったが、彼らの普段の業務を見ている限り、期待する方が無理だった。一人の女性係長は、結羽と同じ材料研究第二課で、金属材料の耐熱性に関する研究をしていた。ある時、営業課から
 「このステンレス材料の耐熱性がもう少し向上すれば、他の部品と同じタイミングでメンテナンスできるようになるので、何か良い方法はないか。」
という相談が来た。この女性係長は、色々な合金を実験し、一ヶ月後に次のような結論を出した。
 「このニッケルベースの合金を使えば、耐熱性が飛躍的に向上します。」
ステンレスよりもニッケルの方が耐熱性に優れることは誰でも知っている。しかし、コストが一〇倍以上になってしまうのも明らかなのだ。営業課は同じコストで何とかならないかと暗に言っているわけで、そんな高価な材料が使えないことは少し考えれば誰でもわかるのであった。この件で営業課は怒ってしまい、その後相談が来ることはなかった。これは問題意識が持てない人の典型的な失敗例だったであろう。また、別の男性係長は、ある日東京へ出張するために新幹線のチケットを手配していた。しかし、出張の当日になって突然大きな声で叫び出した。
 「わっ、今日の会議はウチの会議室ではないか!」
会議の日時や場所を間違えるのもあり得ないのだが、自社の会議室で開催するということは、その男性係長がお客さまを迎える立場なのだ。当然、お茶の手配などの接客準備も必要なのだが、係長がそんな調子では準備が整っているとは到底思えなかった。これが一回、二回の出来事ではなく、毎週のように「わっ」とか「きゃっ」とか叫んでいる姿を見ていると、結羽は同じフロアで仕事しているのがだんだん情けない気分になっていった。ちなみに、この二人の係長はヒューマンアセスメントの点数が高く、将来の課長候補に挙がっていると聞くと、ますますモチベーションが下がるのであった。
 そのヒューマンアセスメントというものを結羽も受けることになった。これは主任から係長に上がる前に受けなければいけない試験の一つで、普段の業務とは関係のない一般的な業務をやらせてみて、業務処理能力やリーダーシップ,プレゼンテーション力などの点数を付けるものだった。そんなものは普段の業務を見ていればわかるではないか、と結羽は思っていたが、営業課でも企画課でも研究課でも人事評価が不公平にならないように、という大義名分のもと、本音は人事課が社員の点数を付けて昇格の基準にしたいというものであった。試験は二日間に渡って行われたが、五年余り積み重ねてきた業務実績よりも、たった二日間の試験だけで人事評価されてしまうことに結羽は不満を感じており、この試験は受けたくなかった。試験は三つあって、一つは短い時間の中で二五個の案件を処理する業務,一つは職場の問題について五人でグループ討議を行う会議,そしてもう一つは業績不振の会社の経営課題についてその解決策を提案するプレゼンテーションであった。この試験を受けると、業務遂行上における自分の長所・短所がわかるので、意外にも勉強になるところもあったが、日が経つにつれて人事課から「コイツは○点で、アイツは△点だった」という噂が聞こえてくるようになり、すごく嫌な気分になった。結羽は自分に対する他人からの評価を普段から気にしないことにしていたので、自分の点数を自ら聞くことはなかった。
 結局、研究課のプロジェクトは失敗し、商品化や実用化にチャレンジする新しいテーマを立ち上げることはできなかった。一方、恋愛の方もイマイチだった。蒲田めぐみへの片想いの恋愛が終わってしばらくは何もなかったが、それではいけないと思い、合コンに参加するようにした。何人かの女性と知り合い、誘われてデートに行くこともあったが、そこは城之内あゆみと行ったことのある場所で、どうしても彼女を思い出してしまうのであった。そして、彼女といたときの方が楽しいと思うことが多く、そう思うと新しい女性とは付き合う気になれなかった。
    No.27  けっぱ  2009 / 6 / 18

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (13)
 一人暮らしを始めてからも、しばらくは電車通勤を続けていた。自転車で三〇分のところに部屋を借りたので、自転車で通おうと思えば通うこともできたのだが、ある女性が気になっていていたため電車通勤を続けていた。あゆみと付き合っている頃からずうっと同じ通勤電車に乗っていた例の女性であった。一人暮らしを始めても会社の最寄り駅が変わるわけでもないので、相変わらず同じ電車に乗っていた。その駅は普通電車しか止まらない駅なのだが、ある日のダイヤ改正でその一つ前の駅に急行電車が止まるようになった。すると、彼女は一つ前の急行電車に乗るようになったのである。結羽は彼女の姿を確認すると、いつもは乗らない急行電車に乗った。そして、彼女を観察していると、一つ前の急行停車駅で下車したのである。その駅と会社の最寄り駅は七〇〇メートルしか離れていないため、歩いても一〇分程度しかかからなかった。彼女は急行が停車するのを機に、ウォーキングを始めたようであった。ストーカーのように後を付け回すのは良くないと思ったが、自分だってこれを機にウォーキングしてもいいだろうと思い、結羽も一つ前の駅で降りるようにした。彼女の会社は結羽の会社と道を挟んで反対側にあるようで、駅を出ると目の前の横断歩道を渡った。自分は渡る必要がないので、そのまま道に沿って歩くことになるのだが、七〇〇メートルは併走するような形になり、結羽はその女性を見ながらウォーキングするのが密かな楽しみになった。
 そんなことを一ヶ月もしていると、本当にその女性のことが気になって仕方がなくなってしまった。まだ話したことはなかったが、以前会社の同僚の人とお話ししている感じも良かったし、顔も結羽好みだった。身長が低い点だけが不満だったが、それでもファッションにもこだわりがあって、決して子供っぽく見えないところがかえって魅力的に見えた。しかし、電車の中で突然声を掛けたら変だと思い、どうしたら知り合いになれるか、ということばかり考えるようになった。
 その時、学生時代に不思議な出会いがあったことを思い出した。結羽は、学生時代も電車でNK大学へ通っていた。ある日、帰りの電車で英語の論文を読んでいると、何かが手に当たったような感覚を覚えた。すると、
 「ごめんなさい。くすぐったかったでしょう。」
と隣に座っていた女性から声を掛けられた。別にそんな感じはしなかったので、結羽は
 「そんなことないですよ。気にしないで下さい。」
と答えた。普通であれば、ここで会話は終わりになったであろう。しかし、彼女は続けて
 「難しそうな文章を読んでいるんですね。」
と結羽が読んでいる英語の論文に関心を示した。その論文は、翌日のゼミで紹介しなければならなかったので、慌てて電車の中で読んでいるものだった。ただ、こんなものに興味を示す女性も珍しいと思い、その女性と大学のゼミの話をした。彼女はN駅のT百貨店で販売員をしているということで、その話をしてくれた。自宅の最寄り駅に近づき、
 「ここで降りますので。」
と彼女に伝えると、彼女は
 「これは私の連絡先です。良かったら連絡下さい。」
と言って、結羽にメモを渡した。ゆっくりしていると乗り越してしまいそうだったので、結羽は返事もせずにそのメモを受け取って電車から降りた。
 家に帰ってメモを見返してみると、そこには携帯電話の番号とアドレスが書いてあった。とりあえず、携帯メールで結羽の連絡先を送ってみた。すると、彼女からいきなり電話がかかってきた。風呂場からかけていると言うのである。裸の女性と話していると思うと少し不思議な感じがしたが、何となくその女性に興味を持つようになった。
 二週間ほど携帯メールの交換をして、もう一度会うことになった。待ち合わせ場所はT百貨店の最上階にあるレストランにした。そこで、結羽は彼女の顔を初めてじっくり見た。電車に乗っているときは横に並んでいたので、彼女の顔をよく見ていなかったのだ。顔はあまり好みではなかったが、とりあえず夕食を食べながら話をすることにした。しかし、電車で話したときとどうも印象が違うのである。まず、彼女は自分の話を一方的にするタイプで、結羽の話をなかなか聞こうとはしなかった。結羽もどちらかと言えば話す方が好きなので、全く会話が噛み合わなかったのである。彼女の話を辛抱して聞いているうちに、徐々に退屈な気分になっていった。レストランから出ると、外はもの凄い暴風雨に見舞われていた。駅へ行くと、電車が止まっているとのことだった。二人はN駅で足止めされてしまったのだ。しかし、何となく彼女と一緒にいたくなかった。彼女も結羽に失望しているようだった。しかし、結羽が彼女を置いて何処かへ行くわけにもいかなかった。すると、彼女は
 「この近くに友達の家があるので、ここで失礼してもいいですか?」
と言った。彼女から切り出してくれたので、結羽も断る理由がなかった。本当に友達の家があるのかどうかわからなかったが、結羽は彼女とそこで別れて、NK大学で一夜を明かした。その後、彼女から連絡は来なかったし、結羽も連絡をすることはなかった。
 そんな学生時代の不思議な出会いを思い出し、何か声を掛けるきっかけさえあれば、それ以降の会話が続くような気がした。そこで、結羽は落とし物を用意し、彼女の物でないかを確認することで声を掛けることにした。このアイデアが不自然かどうかはわからなかったが、これしか思い付かなかったのでやってみるしかなかった。
 アイデアを思い付いてからは、何度も頭の中でシミュレーションをした。そして、いざやってみようと思うと、その日は雨が降ってやめてしまったこともあった。そんなことをしているうちに、あっという間に一ヶ月が経ってしまった。しかし、結羽は諦めなかった。ある日、自分の気持ちとシチュエーションがピタリと合う瞬間が訪れた。勇気を振り絞って、彼女に声を掛けた。
 「すみません。これ、落としませんでしたか?」
彼女の答えは
 「落としていませんよ。」
というものであったが、これはもちろん想定内。
 「いつも同じ電車ですよね? 自分は急行が止まるようになってから歩くことにしたのですが、同じような人がいらっしゃるなぁ、って思っていたんです。」
 「私も急行が止まるようになってからですよ。一緒ですね。」
と笑顔で返してくれた。その後、会社に着くまでの一〇分間、話が途切れることなく、たわいのない世間話が続いた。別れ際に、自分の連絡先を書いた名刺を渡すと、笑顔で受け取ってくれた。
 「私は事務職で名刺持っていないんですよ。でも、会社はそこのB電子工業で、名前は蒲田めぐみです。」
と教えてくれた。
 会社名も名前も教えてくれたので、これで仲良くなれると結羽は安心し切っていた。しかし、次の日はうまくいかなかった。電車が遅れていて、いつもより混んでいた。いつも通り結羽が電車に乗ると、彼女の姿が見られなかった。もし声を掛けたことを気味悪く思っていて、彼女が乗車位置を変えてしまったら、それ以上追うのはやめようと決めていたので、もしかすると一瞬で恋が終わってしまったのかな、と思った。降車駅で電車を降りてから後ろを振り返ると、彼女はまだ電車の奥の方にいた。しかし、いつもより人が多かったので、そこで待っているわけにもいかなかった。結局、結羽は先に駅を出てきてしまったのだった。後ろから声を掛けてもらえるのを期待したが、彼女は結羽に話し掛けることはなかった。その日は、前々日までと同じように一人で歩いて会社へ向かったのであった。
 その次の日は、前日の失敗を繰り返さないように、彼女の姿を確認してから電車に乗った。運良く、彼女の真横に行くことができた。彼女は流行りのデジタルオーディオプレイヤーで音楽を聴いていたが、ためらわず声を掛けた。
 「おはようございます。」
めぐみは少し驚いた表情をしたが、すぐ笑顔に戻って挨拶を返してくれた。何を話そうかと思ったが、ちょうど彼女が音楽を聴いていたので、好きな音楽の話になった。その日は電車の中から話し始めたので、会社に着くまで二〇分くらいお話しすることができた。それだけで、結羽は嬉しくなったのであった。
 次の日は結羽が出張で、いつもの電車に乗ることができなかった。そして、週が明けた月曜日の朝。いつもの電車に乗ると、彼女の姿はなかった。今日はお休みなのかな、と思っていると、隣のドア付近に彼女の姿を見つけた。ドア一枚分だが、乗る位置を変えたのだ。これをどう解釈していいのか、わからなくなった。会話しているときは、そんなに嫌な顔をしていなかったので、嫌われていないと思っていたのだが、彼女の本心はわからないのだ。彼女が乗る位置を変えた理由としては、
 ・彼女が乗る駅で電車の停止位置がずれたため、乗車位置も一つずれた。
 ・自分に限らず男性に接するのが苦手で、普段から避けがちだ。
 ・自分に話し掛けられるのが嫌だ。
の三つが考えられた。もちろん、一つ目の理由であれば、次の日からはまたお話しできるようになるだろう。問題は二つ目と三つ目の違いはわかりようがなかった。しかし、二つ目の理由は結羽がかなりポジティブに考えた理由であって、普通に考えれば三つ目の理由が正しいような気がした。
 仕方がないので、もし話すことができたら正直に理由を聞こうと思った。その翌々日にめぐみと同じ位置に乗車することができたので、勇気を振り絞って話し掛けてみた。
 「おはようございます。あの〜、こうやってお話し掛けるのはご迷惑ですか?」
 「いや、そんなことないですけど……。」
 「でも、電車の乗車位置を変えられましたよね?」
 「えっ、車両は変えてませんよ。」
確かに車両は変わっていない。変えたのはドア一枚分である。もしかすると、深い意味はないのかもしれない。しかし、それ以上聞くと嫌らしくなると思い、ちょうど途中の火災現場で消防車が消火活動をしていたので、その話題でその日の会話は終わった。
 次の日はホワイトデーだった。会社の同僚から義理チョコをもらっていたので、そのお返しを持って行かなければいけなかったが、その年は一つ余分に持って行った。もし、めぐみに会ったら、さりげなく渡そうと思ったからである。その日は何故か元の位置に乗っていたので、話し掛けることができた。昨日起こった火事が新聞に載っていたので、その話の続きをしたりした。そして、別れ際に
 「会社の同僚にホワイトデーのお返しを買ってきたんですが、一つ余りがあるのでどうですか?」
と言ってみた。彼女は申し訳なさそうな顔をしながら、それでも結羽のプレゼントを受け取ってくれた。結羽はその中に、メモで携帯メールのアドレスを入れておいた。正直、彼女と乗車位置で駆け引きするのに疲れ始めていた。それなら、一層のこと連絡先を教えておいて、連絡があれば親交を深めていけば良いし、連絡がなければ諦めようと思ったのである。彼女に意志決定をしてもらうというのは少し卑怯な手のような気もしたが、結羽にはこれ以外にアイデアが浮かばなかった。その夜、彼女からのメールを待ったが、何も来なかった。
 その後、彼女の姿を見なくなった。完全に乗る車両も時間も変えてしまったのかもしれない。しかし、それを追い掛けるようなことはしなかったし、絶対にしたくなかった。彼女との接点は二週間しかなかったが、五年近く気になっていた女性との小さな恋愛は終わりを告げたのであった。
    No.26  けっぱ  2009 / 6 / 17

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (12)
        七
 あゆみと別れて一ヶ月後、結羽は一人暮らしを始めることにした。事件のことで家族に迷惑をかけたという後ろめたい気持ちがあったのも確かだったが、それよりも何かを変えないと自分も変わらないような気がしたからだ。博士号の学位を取得するのはもう少し先になりそうだったし、会社の部署や上司、仕事内容などは自分で変えることができないので、この時点で変えられるのは住む場所くらいだった。彼女と別れてから一ヶ月後の一人暮らしは余計に淋しくなるように思えたが、自分自身のことをゆっくり見つめ直すにはちょうど良い機会になると前向きに考えていた。また、これまで実家暮らしでほとんどやってこなかった料理や洗濯、掃除も、実際やってみると意外に楽しく、新しい自分が発見できたような気がして嬉しかった。
 引っ越しをしてさらに一ヶ月すると、職場にも変化が現れた。企画第三課に奥村という新しい人が入ってきたのだ。歳は結羽より一つ上だったが、博士課程を出ていたので、入社は結羽より二年遅かった。彼は電気工学を専攻しており、入社してからも通信研究課で仕事をしていた。しかし、T社で博士号を持っている人はみんな研究課で活躍していたのに、何故企画課へ移動してきたのか、少し不思議だった。また、結羽がいるにもかかわらず、同じ課に同世代の奥村が来たのも変だった。ある日、入社二年目で通信研究課の男が資料を持って彼のもとに来た。上手く業務の引き継ぎができておらず、前任の彼にわからないことを聞きにきたらしい。しばらくすると、
 「何故こんなことがわからないの! 何回も言ったでしょ!」
と凄まじい怒号が聞こえてきた。普段から奥村のことを喜怒哀楽が激しい奴だな、と思って見ていたが、あそこまで感情をむき出しにして怒り出す人を初めて見たような気がした。後になってわかったのが、彼の異動理由が「後輩社員へのパワーハラスメント」ということだった。そのやりとりだけ見ていても何となくわかるような気がしたが、歳が五つくらいしか離れていないのにパワハラが起こってしまうこと自体、衝撃的だった。彼は見るからに運動音痴な感じがしたので、おそらく部活動などで厳しい上下関係を経験する機会がなかったのだろう。上司に対する態度も「その言い方はあり得ないだろう」というものが多く、仕事のやり方も一番ラクできる方法を安易に選択して反感を買うなど、社会人としては既に失格といった感じだった。
 例えば、企画第三課では安全装置に関する技術調査をM総研という会社にお願いしており、奥村が移動してきてからは担当者が結羽から奥村に変わっていた。技術調査の報告書を三月末にいただく必要があったのだが、M総研では年度末の業務が忙しいという話を聞いていたので、結羽は報告書の締め切りを三月一五日に設定し、万が一遅れても月末には間に合うようにしておいた。案の定、一五日には間に合わないので、五日ほど締め切りを延ばしてほしいと先方からお願いがあった。しかし、奥村は何故一五日に間に合わないのか、必要以上に先方を問い詰めた。しかも、社外の人なのに、言い方が社内の通信研究課の後輩社員を叱りつけるのと同じ口調なのである。結羽はさすがにまずいと思い、奥村が出張で不在の日にM総研に電話し、こちらの非を詫びて二〇日に報告書をいただく約束をした。その後も、請求書発行のお願いも電話で丁寧にすればいいところを、命令調の電子メールを一方的に送ってしまうなど、相手に対して平然と失礼なことをしてしまう男だった。
 また、他の仕事で奥村は資料を作っていた。それは、役員向けに説明する重要な資料で、下村部長や藤原課長と何度も打ち合わせをして資料を作成していた。最終段階に差し掛かったとき、藤原課長は同じ資料で「コンピュータ」と「コンピューター」のように、語尾の長音符号の有無が揃っていないことに気がついた。JISのZ八三〇一では、「英語の語末のer、or、arなどはア列の長音とし、三音以上の場合には語尾に長音符号を付けない」と決まっているので、長音符号を統一して消そうということになった。しかし、次の日に奥村が作ってきた資料ではこうなっていた。
 「コンピュタ」
一瞬、何が書いてあるかわからなかったが、彼の話を聞いてやっと理解できた。どうやら、ワープロの「全置換」という機能を使って、長音符号を全部消してしまったらしい。確かにこの機能を使うのが一番ラクに仕事が片付くかもしれなかったが、語尾以外の長音符号が消えてしまうのは一目瞭然で、それに気づかずにそのまま課長のところへ持っていってしまうのは問題だった。「ドクターは使えない」と言い出す人も出てきたが、若い頃からそのように言われてしまう彼も少し気の毒だった。
 そんな奥村にも彼女ができた。すると、中学生や高校生でもないのに、彼は彼女ができたことを周りに自慢し始めた。三〇歳を過ぎてそんなことをしているのはとてもみっともなかったが、彼は見るからにモテなさそうな感じだったので、もしかすると初めてできた彼女だったのかもしれなかった。結羽は何度も彼女が写っている写真を見せられ、うんざりしていた。彼は、部長や課長が同席している飲み会でもその写真を見せびらかしており、とても幼稚な男だった。すぐに結婚を決めてしまい、新婚旅行に行くという話になった。しかし、藤原課長と相談せずに大事な会議の一週間前に新婚旅行へ行くことを決めてしまったため、課長はもの凄く怒っていた。奥村は、かなり空気が読めない男だったのだ。新婚旅行から帰ってくると、結羽たち同僚にぜひ新居に遊びに来てほしいと言い出した。写真を見る限り、奥村の相手はお世辞にも美人ともかわいいとも言えない女性だったが、どうしても見せたいらしい。しかし、あまり気が進まなかった結羽は、いろいろ言い訳をしながら彼の誘いを断った。そのうち、子供ができたと言って誘われなくなった。子供ができたことも何度も聞かされ、次第に結羽は彼を遠ざけるようになっていった。
 奥村が企画第三課に来てからは、精神的な負担は彼の方に集中するようになり、結羽の仕事のほとんどが彼の面倒を見ることになっていた。会社も結羽に奥村を更生させることを期待して、敢えて同世代の二人を同じ課に配置したようだったが、改善の兆候は一向に見られなかった。結局、当初の予定から三ヶ月遅れで、結羽は材料研究第二課に異動することになった。
 材料研究課は元々一つの課であったが、電池関連はシステム開発で規模が大きくなったため、電池以外の研究は第二課で行うことになっていた。以前、結羽は電池関連の仕事をしており、その時の成果を博士論文にまとめている最中だったので、電池関連の材料研究第一課に行くとばかり思っていた。しかし、下村部長から移動の辞令をもらうときに
 「君に電池関連はやらせないからね。」
と言われた。何故結羽が電池関連の研究をやっては駄目なのか、理由はやっぱり教えてもらえなかった。しかし、第一課では実用化の見込みがないシステム開発を相変わらず続けていたので、そんなところで仕事をするよりも、第二課で新しいことを始めた方がおもしろいかもしれないな、と思った。材料研究第二課では、前任者の倉本から空調機器のテーマを引き継いだが、これもT社の研究らしく実用化の目的が曖昧なまま続いているテーマであった。倉本は工作が好きだったのか、評価装置は素晴らしい物が出来上がっていた。しかし、肝心の空調機器の性能評価が行われていなかったのである。結羽が評価してみると、いきなり従来よりも三割ほど高い性能が出た。コストや耐久性の面で大きな課題があり、商品化は難しそうであったが、それでも性能が出たのは事実だったので、久しぶりに成果を論文にまとめ、学術雑誌へ投稿した。相変わらず社内から論文を評価されることは全くなかったが、社外からは大きな反響があった。そのほとんどが大学の先生からであったが、懇親会の場などで色々な先生とお話ししていると、研究の話で意気投合することが多かった。企画課にいるときに大手二社の人と仕事の話しているときも楽しかったが、それよりも大学の先生と研究の話をしているときの方がずっと楽しかった。何人かの先生とお話しするうちに、博士号取得の意義がようやく見えてきた。
 「そうだ、大学教員を目指そう。」
 この頃になると博士論文はほとんど完成しており、K大学の池江教授から修正を求められることも少なくなった。社会人ドクターの場合は、三年間の博士課程の倍以上の時間、すなわち六年以上をかけて博士号を取得することがアンリトゥン・ルールとして知られていた。修士課程修了が二四歳だったため、博士号取得は早くても三〇歳ということになる。結羽も年度末でようやく三〇歳になる予定だったので、ようやく審査してもらえることになった。博士論文は主査の池江教授の他、副査二名の教授から合格をもらわなければならなかったが、副査の先生からは少し修正を求められただけで、あとは公聴会と学位授与式というイベントを経て、正式に「博士」になれるところまで来ていた。
    No.25  けっぱ  2009 / 6 / 16

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (11)
 その頃、結羽は交際相手の城之内あゆみのことでも悩んでいた。交際期間が四年半にも及び、彼女も二三歳になった。普通であれば、そろそろ結婚の話が出てきてもよかった。しかし、T社を辞めたいとも思い始めた頃でもあり、学位取得できるまでは精神的にも余裕が生まれそうにもなかったので、結羽から結婚の話をすることはなかった。また、仕事や転職の話で相談相手にならなかったのも悩みの一つだった。確かに、高校しか出ていない彼女に結羽の悩みの全てを理解してもらうことは不可能だった。しかし、こういう時に相談相手にならないと、将来の子育てや家計を任せられないのではないか、という不安もあった。また、性格の違いもだんだんわかってきた。結羽はどちらかというと一人でいる方が気楽に思う方だった。友達といるときでも、四人以上で一緒に行動することはなかった。しかし、あゆみは大人数の輪の中にいるのが好きだった。あゆみは突然、ダンスサークルに入りたいと言い出した。結羽は、付き合っているからといって、全て同じことをしなければいけないとは思わなかった。お互いがやりたいことを尊重し合って好きなことをやればいいと思っていた。結羽もダンスサークルに入らないかと誘われたが、大人数の話の中に入るのが嫌だったし、そもそもダンスに興味がなかったので、その誘いを断った。しかし、彼女のサークルが試合やイベントに出るときには、自分の時間を削ってでもそれを応援しに行った。彼女も足を運んでくれることを喜んでいるようであった。しかし、次第に彼女とデートする日よりも、彼女がサークルに参加する日の方が多くなっていった。結羽も博士論文の作成がヤマ場を迎えていたが、二人の時間が少なくなっていることに、何となく不満に感じるようになっていた。
 仕事でも恋愛でも悩んでいた結羽は、ストレスをどんどん溜めていった。結羽は酒が強い方だったが、これまでは飲み会のときくらいしか酒を飲むことはなかった。しかし、この頃から仕事で嫌なことがあると家で飲むようになっていた。と言っても、三五〇ミリリットルの缶ビールを一本飲むだけで気が晴れたので、このくらいなら「酒は百薬の長」だと思って飲んでいた。ところが、結羽は事件を起こしてしまったのである。その日は例のごとく藤原課長にハシゴを外され、かなりフラストレーションが溜まっていた。気を晴らそうと、普段は決して行くことのないスナックへ足を運んだ。あゆみに話しても良かったが、結羽の愚痴を聞いている方も面白くないだろうし、心配されると余計に精神的な負担が大きくなるような気がしたので、自分とは全く関係のないスナックの若いホステスに愚痴をこぼすことにした。そのスナックは、以前先輩社員に無理矢理連れて行かれたところで、その時が二回目だったが、相手のホステスは結羽のことを覚えていた。彼女は結羽の話をわかったような、わからなかったような曖昧な表情で聞いていたが、それがかえって良かった。とにかく悩んでいるときは飲んだ方が良いと言われ、結羽はそこで相当な量の酒を飲んだ。終電の時間になったので、その店を離れ、電車で家路に着いた。
 電車の中では眠ってしまったため、記憶が戻ってきたのが自宅の最寄り駅だった。まっすぐ歩けないほど酔っ払っていた。すると、突然「どすん」と何かにぶつかったような鈍い音がした。
 「ちょっと、何するのよ!」
と女性の声が聞こえた。酔っ払っている結羽には何が起こったのかすぐに理解できなかった。その女性は結羽の腕をつかみ、そのまま交番へ向かった。交番に着くと、女性が警官に一生懸命何かを説明していた。それが一通り終わると、警官が結羽の前に来て、事情を説明してくれた。どうやら結羽がふらふら歩いていた先に女性がいて、思いっきりぶつかってしまったらしい。女性は故意だと主張しており、傷害罪でも迷惑防止条例でも何でもいいから被害届を出したいと言う。しかし、結羽が酔っ払っているのは明らかであり、故意というのはあり得なかった。警官にスナックの話をし、その証拠に呼気中のアルコール濃度を測定してもらった。その結果、酒酔い運転で免許取り消しになってしまうくらいの高濃度のアルコールが検出された。結局、この時点では被害届が出ていないということで、すぐに釈放された。結羽は帰宅後家族と相談し、謝りに行った方が良いということになった。しかし、ただ謝るだけでは許してくれないこともあり得るので、翌日弁護士のところへ相談に行った。弁護士の話では
 ・怪我をしていないのであれば、傷害罪は適用されない。
 ・迷惑防止条例違反は痴漢などの軽微な罪でも適用されるので、これで被害届を出されると男性側が不利になる。
ということで、もし後者の対策をするならば、一般的には五〜一〇万円の示談金で解決することが多いとのことであった。そこで、一〇万円を包んだ封筒を持って、謝りに行くことになった。先方の自宅を訪れると、女性の父親が出てきた。その女性がまだ二〇歳で、当人同士がやると話がおかしくなってしまう恐れがあるので、父親が対応するとのことであった。スナックへ寄ったことから正直に話すと、先方は最後まで黙って話を聞いてくれた。そして、すべてを話し終えると、
 「わかりました。しかし、問題を起こしたのは事実なので、何らかの形で謝意を示していただければ、この話はなかったことにしましょう。」
と言った。そこで、結羽は一〇万円の入った封筒を先方に渡した。先方も弁護士から相場を聞いていたようで、金額を確認すると納得した顔になった。
 「それでは、これで示談成立と言うことで、お帰りになっても結構です。」
と言われたので、結羽は頭を深く下げ、その場を後にした。その後、警察に呼ばれることもなく、事件は一応解決した。
 しかし、結羽の心に残した傷跡は深かった。気を晴らすために飲んだ酒が、かえって気を重くしてしまったというのが皮肉だった。こうなると、ストレス発散の手段がなくなってしまい、ストレスがどんどん溜まっていく一方になってしまった。結羽の表情から明るさが消えてしまったのは、誰の目からも明らかだった。それを一番敏感にキャッチしたのが、交際相手の城之内あゆみだった。結羽は事件のことを彼女に一切話さなかったが、あゆみは結羽の元気がなくなっていくことを心配していた。しかし、六歳下の彼女は相談相手にはなれず、デートの時に一緒に楽しく過ごしてあげることしかできなかった。ただ、この時の結羽は将来のことを考える余裕もなかったので、あゆみが一緒にいてくれるだけで嬉しかった。結婚のことは、もう少し気持ちの整理ができた段階でゆっくり考えようと思っていた。
 事件から五ヶ月ほど経って、ようやく結羽の気持ちがようやく落ち着いてきた。相変わらず、会社では嫌なことばかりでストレスが溜まる毎日が続いていたが、酒も上手に飲めるようになり、チャレンジしている博士論文も完成に近づいていた。将来についても少しずつ考える余裕が出てきたところであった。しかし、ある日突然あゆみから
 「正和に対する気持ちがなくなっちゃった。ごめんなさい。」
と携帯メールが届いた。最初は何が何だかわからず、一度会って話がしたいと伝えた。その翌日、結羽はあゆみと会った。話を聞くと、彼女も半年ほど結羽との性格の不一致を悩んでおり、このままダラダラ付き合ってもその後の進展はないと思うから、一度別々の道を歩んでみて、将来のことを考えてみたい、ということだった。結羽は、あゆみという心の支えを失うことはとてもショックだったが、自分も同じことを思っていたので、彼女の言う通り別れることにした。その日は、五時間ほど話しただろうか。付き合っている間はほとんど喧嘩することのない二人だったが、付き合って初めて本音で話し合えたような気がした。こういう本音での会話がもっと前にできていれば、その後もずっと一緒にいられたかもしれなかったが、「時すでに遅し」といった感じだった。あゆみとの交際は、ちょうど五年でピリオドを打つことになった。
    No.24  けっぱ  2009 / 6 / 14

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (10)
        六
 企画第三課で働いているうちに、文系の人と理系の人で仕事のやり方が違うということがわかってきた。課長はずっと理系の藤原課長だったが、部長は最初の一年半が文系の栗山部長、次の一年半が理系の下村部長だった。文系の栗山部長の場合は、企画書のアウトラインだけ持っていっても受け付けてもらえなかった。とにかく、完成版に近いものでないと見る気にならないと言われた。こういうのを「レンガ積みタイプ」と言うのだろう。完成に近いところまでレンガを積み上げないと、それが暖炉なのか、家の外壁なのか、塀なのかがわからない。しかし、途中で積み間違えたレンガがあると、上に積んだレンガを崩して積み直さなければならない。栗山部長は納得がいかないところがあると、部下の苦労もお構いなしに平気でレンガを崩してしまうのであった。ある時は、部署ごとに集計した予算を棒グラフで見せるのが良いのか、円グラフで見せるのが良いのかを決めるだけで、部長が納得するまで八時間も議論に付き合わされたこともあった。何度も何度もレンガを積み直す結羽の負担は尋常でなく、残業時間も必然的に多くなっていた。しかし、栗山部長が満足のいく塀ができると、その塀が部下の結羽たちを守ってくれた。ハシゴを外す藤原課長とは違って、栗山部長が全て責任を取ってくれたのだ。重要な会議を無事に終えることができた時にはきちんと結羽たちを慰労してくれるなど、意外に人間味のある一面も持っていた。ただ、目上の人にはゴマをするところは、藤原課長と何も変わらなかった。
 一方、理系の下村部長の場合は、企画書のアウトラインだけ持って行くと、途中の段階でも良し悪しのジャッジをしてくれた。そういう意味では、だいたいの形を針金で作ってから、その外側に粘土を付けていくことで像を完成させる「粘土塑像タイプ」と言えるだろう。針金の段階で右手を上に上げたいと言われれば、その通り曲げてから粘土で肉付けすれば良かった。レンガ積みとは違って、最初から完成版を作る必要がなかったので、結羽の負担も大幅に減った。しかし、精神的なストレスは、むしろ下村部長の時の方が大きかった。その原因は、部長が善し悪しをジャッジする根拠が全く理解できなかったからだ。例えば、ある新しい技術開発にトライしてみてはどうかと提案すると、いきなり「その技術開発はやらなくてもいいの!」と怒り出すことがあった。しかし、何故その開発をやる必要がないのか聞いてみても、具体的な理由を教えてくれないのだ。「とにかくやらないの!」の一点張りなのである。その開発は営業課からぜひやってほしいと言われており、「何故その開発をやってくれないのか!」と叱責されることもあった。その板挟みになったのが結羽だったのである。ある時は、実用化が無理だとわかっている研究に対して「継続してやるべきだ!」と言い出し、多額の予算を付けることもあった。栗山部長と違って、人間味が全く感じられない人だった。
 そんな中、新規電池材料の開発をしていた材料研究課の研究もおかしな具合になっていた。結羽がいた頃は、一ミリアンペアの電流しか取り出すことができず、材料のさらなる改良が必要な状況だったが、その後五〇ミリアンペアの電流が取り出せるようになっていた。性能向上はもちろん喜ばしいことであったが、まだ実用レベルの一〇の一以下の性能だった。ところが、無停電電源装置(UPS)のシステム開発を始めてしまったのだ。性能が十分に出ていないため、T社と共同で開発したいという電池メーカーや重電メーカーは現れなかった。チャレンジすること自体は悪くないが、そんな簡単に実用化できるほど現実は甘くなかった。予想通り、システム開発は失敗してしまったのである。電気屋が設計に携わらず、材料屋だけで作ってしまったので、当然の結果と言えばそれまでだった。しかし、魚谷課長を含めた上層部は開発の失敗を認めようとせず、あくまでシステム開発の継続にこだわったのだ。絶対に実用化する見込みがない開発に、どうして年間数億円もの大金が平然と使われてしまうのだろうか。他にも多くの予算が無駄な研究開発に投資されているのを見て、結羽はT社に愛想を尽かしてしまい、この頃から「T社を辞めたい」と思うようになっていた。しかし、すぐに辞めても行く先がなかった。少なくとも、他社の研究所に転職する場合は、博士号の取得が必要なことが多かった。したがって、学位取得までは歯を食いしばってT社で頑張るしかなかった。
    No.23  けっぱ  2009 / 6 / 12

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (9)
        五
 結羽が企画第三課へ異動して二年が経過した。相変わらず上司にゴマをする課長や官僚的な組織にはうんざりしていたが、仕事自体は慣れてきて少しずつ余裕が出てきた。この頃になると、社内よりも社外の仕事の方が楽しく感じることが多かった。例えば、社外の仕事には、大手二社と共同で海外や国内メーカーを訪問し、最新機種や技術を調査するというものがあって、T社では企画第三課が担当することになっていた。報告書の作成などの面倒な仕事は大手二社の人がやってくれたので、結羽はただついて行くだけで良かった。しかも、メーカーの最新機種や技術を見せてくれるということで、普段事務的な仕事が多かった結羽にとって、技術に触れ合う唯一の機会だった。この仕事は調査に行ったからと言って、商談をしなければいけないわけでもなければ、目新しい商品や技術を見つけられなくてもお咎めがなく、まるで役人の「視察旅行」のようだった。とにかく、予算を使って調査をしたという事実さえあれば良かったのだ。大手二社の担当者は気さくな人で、せっかく行くのであれば夜も楽しめるところにしましょう、と札幌のすすきのや福岡の中洲にも連れて行ってくれた。もちろん仕事の方も、M重工の造船所へ行ったり、DK工業の鉱山に入れてもらったり、P社の製造ラインを見せてもらったり、と日本の最先端技術を間近で見ることができ、結羽には勉強になることが多かった。この官僚的なイベントに参加することに対して少し後ろめたい気にもなったが、大手二社の担当者はT社の社員よりも気を遣う必要がなく、それが何よりも嬉しかった。社内の人よりも社外の人の方が気楽だというのも変な話だが、そう思えば思うほど、自分はT社が合っていないかもしれないな、という想いが強くなっていった。
 企画第三課在籍中に、海外調査にも二回行くことができた。一回目はオランダで最新技術の展示会があるということで、一週間アムステルダムに滞在した。しかし、展示会の調査は一日あれば終わってしまうので、ある日は海外メーカー主催のレセプションをハシゴしたり、他の日は真面目にドイツやオランダの研究所を訪問したりと、有意義な一週間を過ごすことができた。実は、結羽はそれまで外国にあまり興味がなく、この出張が初めての海外であったが、ケルン大聖堂やアムステルダムの街並みを見て、すっかり外国の風景に魅了されてしまったのであった。
 二回目は国の役人の視察に同行するというもので、真面目かつハードなスケジュールだった。まず、イギリス・ロンドンへ行き、I大学へ行って最新技術の調査。次はデンマークのコペンハーゲンにあるR社へ行って最新機種を紹介してもらった。その後、オランダ・アムステルダムとドイツ・ケルンへ行って、前回も結羽が訪問した研究所でヒアリング。そして、ドイツ・ドレスデンのS社で最新機種の製造ラインを見せてもらい、スイスのローザンヌ、ルツェルンへ移動して展示会を見学。最後は、スペインのアルメリアという小さな町にある鉱山へ行き、新しい材料を見せてもらった。結羽は上下に揺れる飛行機がどうも苦手だったが、この出張では二週間で何と一四回も乗ることとなった。
 この旅行、もとい仕事は、国の役人の視察ということで、いろいろとおかしなことがあった。一つは、この役人が几帳面でせっかちだったということである。まず、事前に決めたスケジュール通りに事が進まないと気が済まないタイプで、空港で飛行機が遅れたりしようものなら、すごくイライラしているのが結羽たちにも伝わってきたのだ。また、以前に痛い目に遭ったのか、空港には二時間前に着いていないと不安で仕方がないと言うので、EU圏内の国内線扱いの路線でも二時間前に空港へ行くために早起きしなければいけないのが辛かった。当然、空港に着いてからの二時間はやることがなかったのだが、国の役人に文句を言うわけにもいかず、役人以外の人はぼーっと待っているしかなかった。
 もう一つの問題は、役人の部下が頼りなかったことだった。その部下は、ホテルの手配を全て旅行代理店に任せたそうなのだが、そのホテルはすべて郊外にあって、交通の便が悪いところばかりだった。ロンドンのホテルは、中心地から十キロメートルほど離れた住宅街だったし、オランダに至っては、あのアムステルダムの街並みを見ることができないほど遠い場所だったのだ。どうやら、観光バスで周遊する日本人観光客のためのホテルを手配したようだったが、バスも何もない結羽たち一行はどうすることもできず、ホテルのバーでお酒を飲んで過ごすしかやることがなかった。幸い、サッカーの欧州選手権が開催されていて、現地の人とバーのテレビを見ながら一緒に盛り上がれたことだけが救いだった。訪問先の地図が間違っていたり、チャーターしたハイヤーが来なかったりと、その役人の部下のおかげで多くのトラブルが発生し、その都度結羽たち一行をハラハラとさせるのであった。
 結羽が国の役人に会うのはこの時が初めてだったが、T社の社員とは違う意味で常識外れだった。まず、今回の海外調査の予算は、結羽たちの分を含めて全て国から出ていた。この調査を必ずしなければいけなかったのか、と言われればそうとは言い切れず、結局その役人が所属する課の予算を使い切るために行われた調査であった。結羽は、貴重な経験をさせてもらったことは別にして、このような予算の無駄遣いはやめて、余ったお金は国の借金返済に充てるべきだと思っていたので、少し後ろめたい気持ちになった。それでも、最低限の予算で調査が行われたのであれば、まだ罪も浅いであろう。しかし、信じられないことに、国の役人だけ飛行機はビジネスクラスに登場していたのである。しかも、役人と言っても次官クラスとかそんな偉い人ではなく、三〇代後半のまだ若い役人である。そんな人が、EU圏内でもわざわざ結羽たちとは別のスーパーシートに座っていた。一方、同じ予算なのに結羽たちはエコノミークラスだった。また、宿泊したホテルは、四ツ星以上のホテルばかりで、さすがに役人とそれ以外の人で部屋のグレードが違うということはなく、結羽も立派な部屋に泊まることができた。しかし、国の役人はスイスの展示会を見学せずに途中で帰国したのだが、スイスのホテルに到着すると、三ツ星以下にグレードダウンされていて、バスタブなし、シャワーのみの部屋になっていた。ここまであからさまにやられると、怒りを通り越してただ笑うしかなかった。
 それでも「せっかく海外に来たのだから」と思い、結羽は毎朝早起きしてホテル周辺を散歩した。ドイツのドレスデンは観光名所に近かったので、デジタルカメラを持って行ってみた。すると、役人やその部下ではない同行者とばったり会った。おそらく、その人も結羽と同じ想いだったのだろう。ドレスデンと言えば第二次世界大戦の時の大空襲が有名で、「ドイツの京都」と言われた街並みが破壊されてしまったのだが、東西ドイツ統一後から本格的な復元が始まり、結羽たちが訪れたときには綺麗な街に戻っていた。朝日がまぶしい中、結羽とその同行者は、役人に対する嫌な想いもしばし忘れて、美しい街並みにカメラを向けたのであった。
 国の役人が帰国してからは、ホテルのグレードは下がったものの、それまで厳格だったスケジュールが緩くなったので、展示会を抜け出して観光することも可能になった。みんなフラストレーションが溜まっていたのだろう。仕事を速やかに片付けると、思い思いの方角に散っていった。結羽はフランス・パリまで遊びに行った。ここは、材料研究課に所属していたときに、テロが発生して行けなくなってしまった場所だった。国際会議には出席できなかったが、ここに来られたことでようやく二年越しの夢が叶ったような気がした。凱旋門に上ると、そこには新婚旅行中と思われる日本人のカップルがいて、久しぶりに微笑ましい気分になった。
 スペインのアルメリアへは、結羽だけが別の調査をすることになっていて一人で訪れた。ここは、首都マドリードから四〇〇キロほど南の地中海に面した小さな港町であった。マドリードからは五〇人乗りの小さなジェット機しか飛んでおらず、そんな地方路線に日本人の乗客が物珍しいのか、知らない男性が結羽に声を掛けてきた。アルメリア空港は非常に小さく、飛行機を降りると地上から直接小屋のようなターミナルへ行くように促された。歩いていくとすぐ空港の出口にたどり着いてしまったため、観光カウンターへ戻って「地図がほしい」と頼んだ。実は、日本のガイドブックにはアルメリアという小さな町は載っておらず、インターネットでダウンロードした航空写真しか持っていなかったのだ。しかし、手渡された地図はスペイン語で書かれており、全く読めなかった。仕方がないので、ホテルの名前と住所を余白に書き込み、それをタクシーの運転手に見せた。ホテルまでの道中、運転手はスペイン語で色々話しかけてきた。スペイン語の地図を持っていたので、スペイン語が理解できると勘違いされたらしい。車内には日本でも有名なジプシーキングの音楽が流れていたが、運転手の親切な観光案内は残念ながら全く理解できなかった。ホテルではさすがに英語が通じてホッとしたが、一歩外に出ると全く英語が通じなかった。しかし、それがかえって新鮮で面白かった。
 結羽は、タクシーで一度痛い目に遭っていた。一回目のオランダ出張の時に、アムステルダム駅前からタクシーに乗った。しかし、そのタクシーが無許可の「白タク」だったのだ。しかも、運が悪いことに、結羽が乗っているときに車をガードレールにこすってしまい、運転手が怒り出してしまったのだ。二キロほどの距離で五〇ユーロと法外な値段を請求されたのだが、結羽は怖くなってその金額を払って、逃げるようにタクシーから降りたのであった。しかも、ホテルに着くと、オーバーブッキングで部屋がないと言われた。ホテルのポーターは、二件隣にあるウィークリーマンションのようなところへ案内してくれた。そこは四人家族で泊まっても十分なくらい広い部屋なのだ。事情がよくつかめず不安になったので、再度ホテルのロビーに戻って聞いてみると、オーバーブッキングはこちらのミスだから、その広い部屋にシングルの料金で泊まっても良いと言うのだ。タクシーでポッタクられて運がないと思っていたが、ホテルでは予期せぬグレードアップに恵まれ、結果的には得をしたのである。タクシーに関しては、車内に料金メーターがあると安心して乗っても良いことがわかり、スペインでもそれだけは注意してタクシーを利用した。
 海外調査の話が長くなってしまったが、車内の仕事でストレスを溜めていた結羽にとって、他社との国内・海外最新機種・技術調査、博士号取得に向けたK大学での勉強、そして城之内あゆみとの交際の三つが日々のモチベーションになっていた。あゆみとの交際も四年目になっていたが、テーマパークへ遊びに行ったり、温泉で一時を過ごしたり、週末にドライブに行ったりと、二人の時間を楽しんでいた。
    No.22  けっぱ  2009 / 6 / 9

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (8)
 ゴールデンウィーク明けから、数メートル離れた企画第三課で仕事をすることになった。最初は何をすればよいのか分からなかったが、とりあえず藤原課長から渡された資料を読んでみることにした。それは「平成○○年度開発方針」と書かれた資料だった。考えてみれば、同じ研究所にいるのに、隣の企画第三課が普段どんな仕事をしているのか、全く知らなかった。年に一回、所定のフォーマットに従って次年度の研究計画を出すように言われるのだが、接点はそれくらいであった。したがって、結羽が材料研究課でやっていた研究も含めて、T社の研究開発テーマをどこで誰が決めているのか、よく知らなかった。企画課といえば、普通の会社で言えば花形の職場で、企画課が作った方針や計画によって会社を動かすことができるという点では、やりがいのある仕事であるはずだった。結羽は前の仕事に未練が残っていたが、企画の仕事もそれはそれで楽しいかもしれないな、と思うようになっていた。
 七月になると急に忙しくなってきた。T社の株主総会は六月末にあって、そこで役員の交代があるのだが、企画第三課では新体制になってから半年間で次年度の研究開発計画を立てなければいけなかった。残業時間は増えたが、仕事内容としては予算の集計など事務職の女性がやるようなことばかりやらされて、つまらない毎日を過ごしていた。残業が増えたことで、社内のバドミントンサークルにも行けなくなってしまった。交際相手の城之内あゆみも秘書課に異動してから研究所とは疎遠になってしまったため、いつの間にかサークルには顔を出さなくなっていた。それでも、週末になると結羽とあゆみはどこかへ遊びに行ったりしており、それが結羽にとって唯一の楽しみだった。しかし、あゆみも二一歳になったばかりで、まだ結婚という話は出てこなかった。
 企画第三課は藤原課長と吉村、結羽の三人しかいなかった。このうち、吉村は五〇歳を過ぎており、普通の会社だったらリストラになっているのでは、と思わせるような男であったが、彼はT社の特許を管理する仕事を与えられ、特許の書類を整理整頓するだけの誰でもできるようなことをやっていた。したがって、本当の意味で企画・計画の仕事をしていたのは、藤原課長と結羽の二人だけだった。従業員三〇〇〇人のうち、開発に携わっているのは研究所を中心に三〇〇人ほどであったが、それに対して企画スタッフが二人だけというのはどう考えてもアンバランスだった。七月中に次年度の研究開発方針を作って、八月に各課へ研究開発テーマの検討を依頼するのだが、二人で作った方針というのも大したことがなく、各課はそれを無視して自分たちのやりたいテーマを挙げてくるのであった。一応、挙がってきたテーマは企画第三課で査定して、会社の利益につながらないものなどについては再考を促すのだが、各課は「企画スタッフは現場を知らないからそういう査定になるんだ」と言って、企画第三課の言うことを聞かなかった。結局、各課の希望通りのものを次年度計画として社長に説明する、というのが企画第三課の仕事であった。一二月頃になると社長の了承が得られ、仕事のヤマ場を越えることになるのだが、これでは各課の言いなりになっているだけで、とても会社を動かす企画課という感じではなかった。現場で研究開発もできなければ、企画・計画もロクに作れない企画第三課の仕事は、決してやりがいがあるものとは言えなかった。
 しかし、藤原課長という人は不思議な人だった。そんな仕事でもやる気満々で毎日を過ごしていたのだ。とても気配りができる人で、人が嫌がるような調整役も自分から引き受けるようなところがあった。そして、地道なことの積み重ねからT社の駄目なところを変えていくんだといつも結羽に言っていた。そんな課長に最初は結羽もついて行こうと思っていた。ところが、実際は上層部にゴマをすることだけが上手い、ということがだんだんわかってきた。ある日、結羽の作った資料で、今後の計画をどのようにしていくのかを検討する会議があった。結羽が作ったと言っても、当然藤原課長と綿密に打ち合わせをしながら作った資料である。結羽は一通り資料の説明をした後、研究所長、企画部長、研究部長、開発部長の意見を伺うことになっていた。その時の資料は、所長や部長の考え方とは合っていなくて、会議では厳しい意見が飛び交った。当然、責任は企画第三課長にあるわけだが、藤原課長は信じられない言葉を発した。
 「所長や部長のおっしゃる通りですよね。結羽君は何故こんなことを書いたのかな?」
正直、信じられなかった。ハシゴを外されたというのはこういうことを言うんだな、と思った。実は、結羽の考え方は所長や部長に近かったのに、藤原課長がこだわって内容を変えた部分を指摘されたのだった。それなのに、課長にハシゴを外され、かと言って「これは課長に書けと言われました」と言うわけにもいかず、結羽が課長の意見を代弁して罪を被る役割を演じなければいけなかった。それでも、会議が終わった後に課長からフォローがあれば少しは気が晴れるのだが、そういうことは一切なかった。最初は結羽も驚いたが、次第にこんなことは日常茶飯事となってしまい、結羽は少しずつストレスを溜めていった。
 企画第三課で仕事をしていると、だんだんT社の性格がわかってきた。それは、従業員三〇〇〇人の会社の割に組織が大きく、縦割り意識というか縄張り意識というものが非常に強いということであった。あるメーカーから商談があり、開発第一課に相談しに行くと、「それは開発第二課の仕事ではないか」と取り合ってくれない。第二課に持って行くと、「何故その仕事をやらなくてはいけないのか」と言い始める。第一課と第二課が話し合って、会社にとってプラスになる方法を考えるという発想がないのだ。一方、他の部署から依頼を受けた仕事で成果が出ると、「これはうちの課で出した成果だ」とあからさまにPRし過ぎて、依頼元の印象を悪くする。まるで、「これは経済産業省のプロジェクトの成果だ」とか「これは国土交通省の管轄ではない」とか言っている国の役人と同じではないか、と結羽は思うようになっていた。
 T社の予算を見ていても「官僚的だな」と思うことがあった。T社は三月決算であったが、年明けの一月頃から予算を使い切ることを強要されることが多かった。普通の会社であれば、経費を削減すれば、それだけ利益が増えることになるので、経費はなるべく使わない方がいいのだが、T社にはそんな発想がなかった。それは、予算を使い切らないと、次年度の予算が削減されてしまうからだ。三月までに予算を使い切って、次年度は同額またはそれ以上の予算を取ってきた課長が高い評価を受けるらしい。しかも、実際は実用化が無理だとわかっている研究開発でも、何とか誤魔化して予算を取ってきてしまう課長もいて、結羽は何とも言えない気持ちでそれを見ていた。
 それでも、現場の各課に好き放題やられていては、企画第三課の立場もなかった。全部は変えられなくても、会社にとって大事な研究開発だけでも少しずつ変えていければ、と思い、結羽は各課の課長に色々なお願いをしたり、相談をしたりした。しかし、お願いしに行くと、
 「企画第三課の課長を通して話を持ってきてくれ」
と言われ、その通りすると、
 「何故そんなことをしなければいけないのか」
と文句を言われた。お願いは上司経由でしかできないのに、文句は同じルートをたどらずに平社員の結羽に直接言ってくる。権力は課長にあるが、責任は部下にあると言わんばかりの対応だった。どうやら、T社では権力を手にすると性格が悪くなってしまう人が多いようだった。結羽も係長から課長に昇格して決裁権を持つようになると、性格が別人のように変わってしまった人を何人も見ていた。自分はそうなってはいけないな、と思いながら、そうなるくらいなら課長になれなくてもいいな、とも思っていた。部長ともなると、これに人事権まで掌握でき、まるで部下を将棋の駒のように扱う人が多かった。結羽の人事異動の件でも、研究者としての人材育成を考えれば、入社二年での企画課異動というのはあり得ないと思うのだが、将棋の「歩」くらいにしか思われていなかったのだろう。
 結羽はこのまま企画第三課で仕事をしているだけでは、自分が駄目になるような気がした。これでは毎日のモチベーションが上がらないからだ。何か新しいことを始めなければ、と思っていたときに、ちょうど材料研究課にいた頃に投稿した最後の論文が、ようやく学術雑誌に掲載されることになった。
 「これを使わない手はない。」
と思った結羽は、早速前の上司である魚谷課長のところへ相談に行った。発表した五報の論文に関連して、将来また研究課に戻って仕事ができるように、大学へ勉強しに行けないかという相談をしたのだ。魚谷課長は、K大学の池江教授を紹介してくれた。しかも、これだけ論文があれば、博士号も取れるのではないかという話だった。結羽は自分が博士になれるほど頭が良いとは思わなかったが、何でもいいから目標が欲しいと思っていたので、博士号取得を目標にすることとした。後日、結羽は魚谷課長と一緒に池江教授のところを訪れ、学術指導のお願いをした。池江教授は
 「結羽さんはまだ若いので、しっかり指導させていただきますよ。」
と言って、快く承諾してくれた。結羽は二ヶ月に一回K大学へ通い、博士論文執筆に向けた学術指導を受けることになった。
    No.21  けっぱ  2009 / 6 / 7

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (7)
        四
 T社に入社して一年が経った。結羽にとっては何もかもが初体験で、あっという間の一年だったようにも思えたが、大学にいたのは随分前のような気もして、不思議な感じだった。仕事は相変わらず実用化に程遠い研究ばかり担当していたが、それでも少しずつ成果が出始めていて、実験するのが楽しかった。ある材料は電池として動くことを初めて実証した。一ミリアンペアの電流しか取り出せず、実用的には何の意味もなかったが、その材料で電流を取り出したのはおそらく世界で初めてのことだったので、その成果を論文にまとめ、学術雑誌で発表することができた。博士号を持っていた魚谷課長や鳥飼は、結羽の論文発表を喜んでくれたし、結羽もT社の技術力PRに一役買うことができたと思っていた。しかし、会社は何の評価もしてくれなかった。それどころか、他の研究課から新しい成果が出て論文発表したり、実用化に成功したという話を一切聞かなかった。結羽は、成果が出ていない他の研究員はいつも何をやっているのだろう、と不思議に思っていた。確かに、基礎研究で最初から成果が出るとわかっているものはない。実験や計算をしてみて初めて実用化の見込みの有無がわかり、実用化に近づくためには他の材料や方法を試すなどの試行錯誤を苦労しながら何度も繰り返すことが重要なのである。場合によっては、実用化の見込みがないと分かった時点で研究を断念することもあるだろう。しかし、T社の研究員の多くは、実用化に向けて必死に試行錯誤を繰り返すわけでもなければ、実用化が難しいテーマをやめて、より可能性のある新しいテーマを立ち上げよう、ということもなかった。逆に、実用化が無理だとわかっていても、組織や予算を守るために延命されているテーマも数多くあった。結羽は、そのことに少しずつ不満を持ち始めていた。
 結局、結羽は二年間の研究で論文を五報発表することができた。大学との共同研究もあって、先生に発表していただいた論文も他に四報あった。論文を発表しても会社から評価されないことはわかっていたが、すぐに実用化できるわけではなかったので、途中の成果をPRするためにはこうするしかなかった。さらに、国際会議で二件発表する予定だったが、運が悪いことに現地でテロが発生し、海外出張が中止となってしまった。ただ、入社二年目で海外出張なんて恐れ多いと思っていたので、残念な気持ちとホッとした気持ちの両方が交錯していた。
 入社三年目に突入し、結羽はゴールデンウィーク前に三連休を取った。城之内あゆみとは順調に交際していたが、別に彼女と旅行に行ったりするためではなかった。人事課が作った教育プログラムに「入社三年以内に○○の資格を取得すること」と明記されていたので、その資格を取るために二泊三日の講習会に参加したのだった。三〇〇〇人という規模の会社の割に、「人事処遇制度」とか、「昇格試験」とか、人事関連の制度が大企業並みに充実していた。人事研修も毎年のようにあり、結羽はそれに参加するのがすごく嫌だった。ただ、今回は社外の講習会だったので、気楽な気持ちで参加していた。
 講習会から帰ってくると、結羽は社内の雰囲気が変わっているのを感じた。何となく自分に接する人たちの様子がよそよそしい。気持ち悪いな、と思っていると、魚谷課長に呼ばれ、一枚の紙切れを渡された。そこには、
 「企画第三課への異動を命じる」
と記されていた。結羽は一瞬目を疑った。しかし、辞令であることは間違いなかった。結羽は仕事を一生懸命やっていた。やっと研究の面白さもわかってきて、充実した毎日を送っていた。最初は自分には合っていないと思っていた研究も、最近は「これも研究職で骨を埋めよという神のお告げなのかな」と思い、研究を極めるつもりでいた。それが何故……。T社の企画第三課は、研究関連の企画業務を担当する部署ということで研究所にあったため、異動と言っても机を数メートル移動しただけだった。しかし、たった数メートルでもその間には大きな壁が立ちはだかっているように感じられた。
 結羽の仕事は、新入社員の女性に引き継ぐことになった。ただ、新入社員に引き継いでも理解できないだろうということで、実質的には魚谷課長と鳥飼に仕事を引き継いだ。その中には結羽は一から始めた研究もあり、愛着もあった。それが、あの紙切れ一枚で全てを手放さなければならないと思うと、悔しくてたまらなかった。しかし、それがサラリーマンの宿命なので、仕方がなかった。
 しかし、入社三年目の人間が企画課に行って、何の役に立つのだろうか。本来であれば、入社十年以上が経過した係長以上で構成されるケースが多い。それは、企画・立案の仕事はそれなりの経験がないとできないからだ。これは後で聞いた話なのだが、企画第三課も最初は研究所にいる係長の中から人選していたらしい。しかし、候補に挙がった人の課長からことごとく断られ、入社三年目以下の若手であればOKという返事しか得られなかった。それならばということで、企画第三課の課長と同じ高校の出身である結羽に白羽の矢が立ったとのことであった。出身高校が一緒という理由だけで異動させられたと知ったときには、怒りで気が狂いそうになった。また、このTK高校に結羽は良い思い出がなかった。結羽は中学校までN市に住んでいたが、両親がマイホームを購入する際に郊外のT市に引っ越した。そして、近所のTK高校に通うことになったのだが、TK高校では全く友達ができなかった。N市にいるときは明るくてリーダーシップも発揮できる子だったが、どうもT市の人とはソリが合わず、高校でも大人しくしていた。大学はN市にあるNK大学に通うようになったので、結羽は本来の明るさを取り戻したが、T市のことはいつまで経っても好きになれなかった。そのTK高校つながりで今回の異動辞令が出たということを知って、余計に気分が沈んでしまったのであった。
    No.20  けっぱ  2009 / 6 / 4

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (6)
 元旦の朝、届いている年賀状に目をやった。大学時代の恩師や友達からの年賀状をパラパラとめくっているうちに、一枚の年賀状のところで手が止まった。
 「もっともっと仲良くなれるといいね。」
と書いてあった。差出人を見ると、城之内からの年賀状であった。元旦に届いたということは、喧嘩する前に投函したのだろう。この年賀状を書いたときは、自分のことをどう思っていたのだろう、と結羽は考えた。と同時に、今どう思っているのだろう、ということが気になり出した。そう考えると、すぐにでも会いたい気持ちになった。しかし、年始にいきなり会いたいと言っても迷惑な話だろう。結局、年末年始休みの最終日の会う約束に賭けてみるしかなかった。
 休みの最終日、結羽は約束してあった待ち合わせ場所に行ってみた。来なかったらそれはそれで仕方がないと覚悟していた。約束の時間から五分くらい経った頃、彼女が現れた。何と声を掛ければいいのかわからなかったが、とりあえず
 「明けましておめでとう。」
と言ってみた。すると、彼女は笑顔になって、
 「おめでとう。」
と返してくれた。しかし、会話はそこで止まってしまった。会う約束しかしていなかったので、どこに行くのか決めていなかったのだ。そういえば、結羽は初詣に行っていなかったことを思い出し、
 「初詣でも行かない?」
と言うと、彼女は
 「二回目だけど、まあいいかぁ。」
と言って結羽の車に乗り込んだ。結羽は
 「一回目は誰と行ったんだ?」
と少し意地悪な効き方をすると、城之内は
 「家族とに決まってるじゃん。」
と笑顔で答えた。それからは喧嘩のことは忘れて、いつもと同じように色々な話をしながら、少し遠くにある神社へ向かった。
 その神社に向かっている道中で、結羽は
 「今日は何故来てくれたの?」
と核心の質問をしてみた。彼女は
 「前から約束してたよね。」
と言った後、続けて
 「実は、結羽さんからの年賀状を見て、会いたくなっちゃったんだよね。」
と言った。結羽も城之内の年賀状を見たのと同じように、彼女も彼の年賀状を見たのだった。
 「正式にお付き合いをお願いしても良いですか?」
と聞く城之内に対して、結羽は何も言わず首を縦に振った。本当はすぐにでもキスしたかったが、運転中だったので我慢した。神社に着くと、二人は初めて手をつないで歩いた。何だか新鮮だった。神社では自然に
 「この人とずうっと一緒にいられますように。」
とお願いしていた。彼女に
 「何をお願いしたの?」
と聞くと、城之内は意地悪な顔をして
 「内緒っ。」
と言った。それを聞いて、急に彼女との距離が近くなったのを感じた。帰り際、クリスマスのときと同じようにキスをして別れたが、彼女は
 「もう怒ったりしないから。」
とにっこり笑いながら言って、家に帰っていった。
 付き合い始めてから二ヶ月ほど経ったころ、城之内は交通事故を起こしてしまった。しかもよりによって会社の正門の前で、城之内が右折しようとしたところ、直進車と衝突してしまったとのことであった。幸い、どちらも軽傷で済んだが、過失があるのは明らかに城之内であった。心配になった結羽は、できるだけ彼女の傍にいてあげるようにした。彼女は明らかに動揺していたが、結羽が横にいたことで少しずつ落ち着きを取り戻しているようであった。警察の実況検分が始まる頃には結羽は職場に戻らなければならなかったので、最後まで一緒にいてあげることはできなかったが、何とか元気づけたいと思っていた。その日は三月一四日でホワイトデーだった。その一ヶ月前のバレンタインデーの日に、結羽は城之内からプレゼントをもらっていたので、そのお返しを渡そうと思っていたのである。しかし、城之内はそのまま警察へ行ってしまったので、プレゼントのお返しは結羽の手元にあった。それならば、アポなしでこれを家に届けてあげようと思いついたのである。結羽と城之内の家は電車の方向が逆であったが、結羽はいつもとは反対方向の電車に乗り、彼女の家の近くまで行った。そして、携帯電話で彼女を呼び出した。彼女は、さすがに警察で事情聴取を受けた後とあって、疲れた顔をしていた。しかし、結羽の顔を見ると、涙を流しながら彼のもとに駆け寄り、彼の腕の中に入った。結羽はプレゼントを渡し、彼女が泣き止むまで抱きしめていた。彼女は泣き止むと「もう大丈夫だから」と言って、家に帰っていった。
 次の日から、彼女は元気に出社してきて、結羽を安心させた。気丈に振る舞っている姿は痛々しかったが、彼女もそうするしかなかった。それでもいずれ時間が解決してくれるはずだった。しかし、これとは別に困ったことになっていた。交通事故の時に結羽が城之内に寄り添っていた姿を見て、職場でも社内恋愛がバレてしまったのだ。ある課長は、その日の出来事を奥さんに話したところ、
 「あなたは鈍感ね。」
と言われて、結羽と城之内の関係に気づいたそうである。いずれにせよ、社内恋愛が公知になってしまった。そうなると、どちらかの人事異動の話が出てくるのは時間の問題であった。
 結局、交通事故から三ヶ月後に、城之内は本社の秘書課へ異動になった。とは言え、結羽にとってもこの人事異動はありがたかった。職場で変な目で見られながら仕事をするよりも、離れたところでお互い働いていた方がやりやすいと思ったからである。彼女も同じように考えていたようで、秘書課への仕事を前向きにとらえていた。結羽は彼女に対して申し訳ない気持ちと、秘書課での活躍を応援する気持ちの両方を持ちながら、彼女の異動を見送ったのであった。
    No.19  けっぱ  2009 / 5 / 31

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (5)
        三
 T社に入社して四ヶ月が経ち、徐々に仕事に慣れてきた。同期には気の合う人はいなかったが、同じ課の魚谷課長や鳥飼とはうまくやっていた。研究の方は、依然として実用化が遠いようなことばかり取り組んでいたが、それでも少しずつ材料の性能が上がっており、当時はそれだけで結羽は満足していた。
 相変わらず、週に一回のバドミントンサークルにも参加していた。別に社外のサークルに行きたくなったら掛け持ちすれば良いだけだったので、社内のサークルをすぐにやめる必要もなかった。
 ある日、サークルが終わって帰ろうと最寄りの駅に行くと、人身事故で電車が止まっていた。「参ったなぁ」と思ったが、同期の城之内も帰れないということで、一緒に駅の近くの喫茶店に入った。結羽と城之内は電車の方向が逆で、普段はサークルが終わるとまっすぐ家に向かうので、これまでは一緒に喫茶店に入ることはなかった。職場でもあまり話をしなかったので、もしかすると城之内と面と向かって話すのは始めてだったかもしれない。話はサークルの話から始まって、職場のことなどたわいのない話をした。喫茶店に入って一時間くらい経ったであろうか。電車が動き出したとのアナウンスが聞こえたので、結羽は二人分のコーヒー代を出し、彼女と別れたのであった。
 運転再開直後ということもあって、電車の中は非常に混んでいた。結羽はドア付近に立って、窓の外をぼんやり眺めていた。しかし、外の風景は目に入っておらず、城之内のことばかり考えていた。話としてはたわいのないことばかりであったが、実に楽しい一時間だった。彼女は他の人とはちょっと考え方が変わっていて、それを聞くのが楽しかった。また彼女と話してみたいと思った。
 翌日、結羽は城之内に次の週末の予定を聞いてみた。土曜日なら空いていると言う。
 「お昼でも一緒にどう?」
と誘うと、彼女は
 「じゃあ、ご馳走になります。」
と笑顔で言った。結羽はその週末をとても楽しみにした。毎晩の眠りが何となく浅くなったような気がした。
 遂に待ちに待った土曜日がやってきた。結羽は約束した時間の十分前に待ち合わせ場所に行った。彼女は時間ぎりぎりにやってきた。
 「ごめんなさい。待ちましたか?」
 「いや、今着いたところだからちょうど良かったよ。」
と会話を交わし、レストランに入った。お互い、パスタを注文し、食べながら色々な話をした。
 お互い話し足りなかったのか、喫茶店に場所を移し、さらに一時間ほど色々な話をした。結羽は最後にどうしても聞きたいことがあった。彼女が「そろそろ帰ろうかな」と言ったとき、結羽は勇気を振り絞って聞いてみた。
 「今、付き合っている人はいるの?」
彼女は少し黙った後、こう答えた。
 「最近まで高校時代から付き合っている人がいたけど、今はいないですよ。」
それを聞いて、結羽は心の中でガッツポーズしていた。また、彼女が「何故そんなことを聞くんですか」と尋ねなかったことが心地良かった。
 楽しかった約二時間が終わり、帰りの電車の中では先日と同じように城之内のことばかり考えていた。自分が恋に落ちてしまったのは分かっていた。しかし、彼女とは同じ職場の同期である。果たして社内恋愛をしても良いのだろうか、という想いがあった。それに、彼女が結羽のことをどう思っているのかもよくわからなかった。一度目の喫茶店は、人身事故がなければ一緒に行っていなかったわけで、そういう意味では今日が初めて彼女を誘ったことになる。その誘いに彼女は応じた。しかも、彼女には特定の恋人がいない。しかし、それだけでは彼女が結羽のことを気に入ったということにはならない。付き合えるかどうかは別にして、とりあえず仲良くなることが先だと思い、これからも彼女を誘ってみることにした。
 職場でも彼女と話す機会が増えた。会話自体は何でもないことばかりであったが、少しずつ距離が縮まっていくのが嬉しかった。次のお誘いは三週間後にした。間を空けたのは、その時点ではただの同期同士の関係でしかなかったし、あまりしつこくされたら嫌だろうな、と思ったからである。幸い、三週間後も空いているという返事がもらえたので、その日は繁華街を一緒に歩くことにした。
 別に買いたいものはなかったが、雑貨屋へ行くと彼女は子供のようにはしゃいだ。まだ一九歳と結羽よりも六歳若かったので子供っぽく感じたのも当たり前だが、結羽にはそれがかわいらしく見えた。彼女も久しぶりに男の人と街を歩くというのもあって、それを楽しんでいるような感じだった。お互いが心地良い気分でL百貨店のエスカレータに乗ったときであった。急に
 「お前ら、何しとるねん!」
と下の方から男の声が聞こえた。階下を見ると、同期の小林がいた。明らかに彼の声であった。しかし、エスカレータに乗っていたので、結羽と城之内はそのまま上の階に上がってしまった。その後、小林の姿は見なかった。
 結羽と城之内は気まずい雰囲気になってしまった。小林は同じ職場の同期である。同じ職場に同期は三人しかおらず、そのうちの二人が一緒にいたとなると、面白いはずがなかった。子供っぽい彼がどんな行動に出るのかは全く予期できなかったが、とにかくただでは済まないような気がしてならなかった。
 次の週に会社へ行くと、同期の連中はみんなL百貨店での出来事を知っていた。目撃者は小林しかいないので、彼が喋ったのであろう。しかし、研究所内で知っている人はいなかった。それなら普段の仕事には差し支えないな、とホッとした気持ちになったが、城之内とは気まずい雰囲気のままであった。何しろまだ付き合っていなかったし、結羽も想いを伝えたわけでもなかった。L百貨店での出来事がなければ、そのうち付き合い始めたかもしれなかったが、小林のせいで気真津胃雰囲気になってしまったのが妙に腹立たしかった。しかし、どうしようもなかった。
 結局、二ヶ月ほど何もできず、時間だけが過ぎていった。しかし、例のバドミントンサークルでは一緒だったので、週に一回会うことはできた。ただ、会話はめっきり少なくなってしまった。このままでは何の進展もないと思い、結羽は思い切って彼女をドライブに誘ってみた。彼女を安心させるため、今度は誰もいないようなところへ行こうと言ったのだ。彼女はしばらく考えていたが、OKと言ってくれた。すでに紅葉のシーズンになっていたので、結羽と城之内は日帰りできる範囲でできるだけ遠くの名所まで遊びに行った。最初は気まずい雰囲気だったが、彼女の携帯電話に一通のメールが届いた。そこには
 「今度、一緒に紅葉でも見に行きませんか? 小林」
と書いてあった。これを見て、二人で思わず笑ってしまった。L百貨店で結羽と城之内が一緒にいた現場を目撃した張本人である。その男がどういう気持ちでこのメールを送信したんだろうという話題で盛り上がった。しかも、二人が一緒にいるときにこのメールが来たというのも面白かった。このメールをきっかけに、これまでの気まずい雰囲気が一気に解消したような気がした。小林は城之内のことが好きだったのだろうか。それとも結羽とのライバル心から送ってしまったのだろうか。いずれにせよ、笑っている彼女の表情からは、小林のことは眼中にないという感じで、それが結羽にとって嬉しく思えた。そこで、結羽は城之内に聞いてみた。
 「僕たちって、今どんな関係なんだろうね?」
彼女は笑って答えた。
 「そうね。友達以上恋人未満って感じかな。」
それは結羽も同じ想いだった。確かに城之内のことは好きだったが、恋人になったという感じではなかった。でも、ただの女友達という関係でもないと思った。
 「L百貨店の件もあるし、しばらくはこんな宙ぶらりんな関係で良いんじゃない?」
と彼女は言った。結羽は何も言わず、首を縦に振った。
 その後も結羽と城之内は隔週で会っていた。もうL百貨店の出来事も気にならなかったし、その後小林からのメールもないとのことだった。そしてクリスマスのシーズンがやってきた。結羽はクリスマスを特定の恋人と過ごすのは初めてだった。学生時代はどうも恋愛が長続きせず、夏に出会ったカノジョも冬になると別れを告げられるという恋愛を繰り返していた。しかし、城之内とはまだ友達以上恋人未満の関係だった。そこで、クリスマスイブの二四日はやめて、一日前の二三日に会うことにした。この日も結羽は車を出して遠くまで行った。L百貨店のことが気にならなくなったとは言え、色々なところで噂をされるのはうっとうしいと言えばうっとうしかった。帰りの道中でオシャレなレストランを見つけたので入ってみると、そこはクリスマスのコース料理しか出せないと言われた。しかし、結羽は城之内と良い雰囲気になりたかったので、「それでお願いします」と言って店内に入った。二三日ということもあってか、予約なしでコース料理を楽しむことができた。城之内は
 「こんな大人っぽいクリスマスは初めて。」
と、とても喜んでいた。車を運転していたのでワインは飲めなかったが、結羽は城之内に酔っていた。
 レストランを出た後、彼女を家の近くまで送っていった。彼女は「ありがとう」と言って車を降りようとするときに、結羽は顔を彼女に近づけた。彼女は目を閉じ、唇を重ねた。彼女と初めてしたキスだった。唇を離すと、彼女は「おやすみ」と言って、家の方へ歩いていった。結羽は、やっと恋人同士になれたんだ、と実感していた。
 次は、会社が年末年始休みの初日と最終日に会う約束をした。年末の仕事納めの日は、T社の研究所でも律儀に納会が行われた。そこには結羽も城之内もいたが、小林もいたので二人は離れたところにいて他の社員と話をした。そのこと自体は何もおかしいことではなかったが、結羽は城之内の視線が何となく冷たいような気がしてならなかった。
 次の日、結羽と城之内は約束通り会った。しかし、彼女は明らかに怒っていた。会うといきなり
 「何故あの日キスなんかしたの?」
と問い詰めてきた。結羽は何も答えられなかった。
 「カレシでもない人とキスしたくないの!」
と強い口調で言うので、結羽も頭に来てしまった。
 「それなら、好きなようにすればいい。」
と突き放すような言い方をすると、彼女は何も言わずにどこかへ行ってしまった。それを結羽も追いかけなかった。
 城之内とは初めてした喧嘩だった。しかし、結羽は他の女に浮気をしたわけでもなかったので、謝る理由もなかったし、どうしたら良いのかわからなかった。年末年始休みの最終日も会う約束をしていた。とりあえず、約束の待ち合わせ場所に行ってみよう、と思いながら年を越した。
    No.18  けっぱ  2009 / 5 / 29

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (4)
 入社して数ヶ月も経つと、結婚する同期も現れた。学生時代から付き合っていて、社会人になったのを機に結婚するというのはよくある話だろう。宮本という男が結婚するということで、結婚式に呼ばれることになった。結羽は親戚も少なかったので、結婚式に出るのは初めてであった。同期のリーダー格であった中野は宮本から余興をやって欲しいと言われ、気合いが入っていた。余興は当時流行っていたダンスを踊ることになり、結羽や小林の他、同期の六人ほどが集められて、終業後に練習することになった。練習場所は、中野や小林が入っていた独身寮のロビーであったが、同期とは息の合わない結羽は二回に一回の割合でしかその練習に参加しなかった。同期と一緒にいても全然楽しくなかったからである。それでも、何とか踊りを覚えて当日を迎えた。
 当日はマナー研修で習ったようにお祝儀を包んで、披露宴会場へ足を運んだ。指定された席に座ると、宮本の上司と思われる会社の人間が一つのテーブルを囲んでいた。何だか会社の嫌な縮図をそのまま見ているようで、嫌な気分になった。披露宴が始まると、宮本の上司が、それこそ「結婚式のスピーチ集」という本に載っていそうなありきたりのスピーチをしたが、まるで朝礼の訓示を聞いているような感じだった。新婦の上司のスピーチもあったが、内容は似たり寄ったり。目の前に豪華な料理やお酒があるのに、延々とスピーチを聞かされるのは、苦痛以外の何物でもなかった。結局暇だったので、目の前に並んでいる料理とお祝儀に包んだ金額を比べて、どのくらい元が取れているんだろうなぁ、なんてことを考えたりしていた。ようやく乾杯となり、ビールを口にすることができたが、すぐに余興の準備をしなければいけないということで、結羽たちは席を外した。余興も無事終わり、片付けをして席に戻ると、新郎新婦はお色直しで席にはいなかった。その間、司会の女性が一生懸命祝電を読み上げていたが、誰も聞いていなかった。そもそも、新郎新婦がいないときに読み上げられても意味がないのでは、と思いながら、結羽は注がれたワインを口にしていた。しばらくすると、新郎新婦はキャンドルを持って入ってきた。各テーブルにあるローソクに火を灯すキャンドルサービスであるが、結羽は何のためにそんなことをするのかわからなかった。キャンドルサービスの間、司会の女は色々なことを喋っていた。よく聞いてみると、「新婦の○○さんは、今まさに幸せを感じています。日頃の感謝の想いを胸に、一つ一つキャンドルに火を灯しています。」というようなことを言っている。彼女は別のことを思っているかもしれないのに、この司会は何なんだろう、と思いながら、そのわざとらしい司会の女の言葉を結羽はぼーっと聞いていた。これが、型にはめられた一般的な結婚式というものであろう。最後は、これまたお決まりのように新婦が涙しながら両親に向かって感謝の手紙を読んで、披露宴はフィナーレを迎えたのであった。
 披露宴が終わった後、結羽は馬鹿馬鹿しい気分になっていた。こんな結婚式なら二度と出たくないし、自分はこんな結婚式を挙げたくないな、と思った。さらに数ヶ月後に信じられない結婚式に出席することになった。同期で高卒の女が結婚することになったのだが、宮本の結婚式の話を聞いたらしく、同じ余興をして欲しいと中野にお願いしたのである。同じ余興であれば練習する必要もないので中野はOKしたそうだが、その女とは普段から仲が良かったわけでもなく、ただ同期入社という関係でしかなかった。行ってみると、結羽たち余興メンバーの座席がなかった。話を聞くと、余興だけやって欲しいとのことである。豪華な飯にも美味しい酒にもありつけず、ただ踊ってほしいというお願いに、メンバー一同唖然としてしまった。さすがに誰もが頭に来たみたいで、持ってきたご祝儀は誰一人出すことはなかった。余興が終わった後は、当然のように披露宴の会場から追い出され、帰りの道中では誰一人喋ることなく、帰路についたのであった。
 しかし、結婚式で悪い想いばかりしたわけでもない。社会人になって五年くらい経ったときに、大学時代の親友だった村本が結婚した。結羽は友達が少なかったが、その少ない友達のことは大事に思っていた。なので、村本が結婚することになったら、ぜひお祝いしたいと思っていたのである。先の二件の結婚式は大きな会場で行われたが、村本の結婚式は郊外の小さな会場で行われた。ガラス張りの会場で、その天井や壁には水が流れる演出がなされていたが、当日はあいにくの土砂降りで、その演出が台無しになってしまった。しかし、それも村本の結婚式らしいな、と思って眺めていた。その結婚式には会社の上司と思われる人の姿はなく、親族と友人のみの非常にアットホームな式であった。当然、スピーチの類のイベントはなく、普段の飲み会を少し豪華にしたようなパーティーで、すごく居心地がよかった。同じNK大学の人とワインを飲みながら談笑していたところ、いきなり司会の女がマイクを持ってきて何か喋って下さいと言われたが、これも村本なりの粋な演出の一つだったのだろう。酔いが回っていたが、下手なことも喋れないと思い、言葉を選びながら村本のことを話したが、これはこれで楽しかった。聞いている本人も、会社の上司の型にはまったスピーチを聞いているより楽しかったと思う。T社にはないユーモラスな結婚式に出て、自分も式を挙げるならこういうのがいいな、と思いながら会場を後にした。
    No.17  けっぱ  2009 / 5 / 27

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (3)
        二
 二〇〇二年四月一日。全国各地の会社では入社式が行われていた。結羽もT社の入社式の中にいた。従業員三〇〇〇人の会社で、新入社員は三〇人とこぢんまりとした入社式であったが、一応社長の式辞があって、その横には役員や部長と思われる五〇〜六〇歳の男が三〇人ほど座っていた。
 入社式が終わると、人事部の教育担当という三〇歳前半の男のもと、一ヶ月の新入社員研修を受けた。最初にマナー研修があり、電話の取り方や手紙の書き方、慶弔時の扱い、名刺交換の方法など、色々なことを学んだ。常識知らずの結羽にとっては新鮮な研修であったが、逆に社会人ともなると責任も背負わされるんだな、という想いの方が強くなり、少し沈んだ気持ちになっていた。それよりも、依然気の合う仲間が見つけられずに、新入社員の間では一人浮いている存在のような気がして、それが嫌だった。
 マナー研修の後、営業研修、メンテナンス研修、工場研修、研究所研修とすべての部署を一通り経験するプログラムが組まれていたが、結羽がびっくりしたのが、その研修の間に日記のようなものをつけさせられたことだった。その日記は、帰宅してから記入し、翌朝人事部の教育担当に提出すると、帰宅時までにコメントが付いて返ってくるというものであったが、三〇歳前半の男と交換日記をしなければならないと思うと、少し気持ち悪かった。小学校の時に日記の宿題が出たことがあったが、日記はそれ以来で、何となく子供じみたことが好きな会社なんだな、と思った。
 新入社員研修の一ヶ月間が終わり、ゴールデンウィーク明けに正式な配属先を言い渡された。相変わらず同期入社の人たちは目立ちたがり屋が多かったので、自分の営業部配属はないな、と結羽は思っていたが、言い渡された部署は研究所であった。ここは他社製品をカスタマイズする方法を開発する部署で、二次面接のときにも、研究所研修のときもP社やM重工の最新機種を見せてもらったこともあって、ここなら面白そうだな、と思っていた部署だったので一安心だった。結羽の他に、小林という男と高卒で事務職の城之内あゆみという女が研究所配属であった。辞令交付が終わった後、以前結羽の研究室へ邪魔しに来た中野が、一ヶ月の研修の打ち上げをやろうと言って飲み会が行われることになった。目立ちたがり屋の多い同期の中でも、一番目立っているのが彼であった。研修では、同じ研究所配属の小林と城之内とはあまり接点がなかったので、飲み会の時に「よろしく」と言いながら二人と話してみた。小林は童顔で、外見だけだと高校生に間違えてしまいそうな風貌だったが、妙に明るく、関西出身ということで関西弁だけが耳に残った。城之内は高卒なので、結羽の六歳下であった。彼女は大卒以上の人には遠慮をしているのか、飲み会の席では大人しく座っているだけであった。
 研究所に配属され、こちらでも一週間ほど研修があり、研究所の下部組織である「課」の配属を言い渡された。城之内は元々事務職で採用されているので、当然「庶務課」というところに配属された。小林は「開発第三課」というところで、ここはP社の最新機種の評価およびカスタマイズ方法の開発を行っているところであった。そして、結羽は「材料研究課」というところであった。ここは、他社製品は扱っておらず、新しい材料を開発してメーカーに売ることで新しいビジネスを立ち上げよう、ということを目標にしていた。実際に職場へ行ってみると、大学と同じ実験台があり、ビーカーやフラスコなど、つい一ヶ月前まで使っていたものと同じものが目の前に置いてあった。どうやら、T社の中では最も基礎的な研究をする課のようであり、研究職は合っていないのかもしれないと思って就職した結羽は、この職場を複雑な想いで見つめていた。材料研究課の課長は魚谷という四〇歳の男で、その下に鳥飼という三〇歳の男が働いていた。
 研究所に配属されて初めての日曜日。結羽は同期の小林と一緒に電気街へ行った。小林がパソコンを買いたいと言ったので、彼についていいたのだ。結羽はパソコンなどの家電が好きだったが、小林が自分もパソコンに詳しいと言うので、どんなものを買うのか、少し興味があった。実は、結羽は二ヶ月前にパソコンの部品を買ってきて、自分で組み立てたものを使っていた。当時、高性能パソコンを手に入れるのにはこの方法が一番安かったし、何しろ組み立てる作業自体が楽しかったのだ。当然、小林もパソコンに詳しいというので自作するのだろうと思ってついていったのだが、彼は大手メーカーのパソコンの前で止まり、店員と何か話していた。いきなり関西弁で値切りの交渉をしていたのだ。話を聞いていると、大阪商人のような値切りテクニックは素晴らしいものがあったが、パソコンには全然詳しくなかった。結局、見栄を張っていただけだと言うことがわかった。どうも、この小林という男はハッタリの話が多かったし、外見も童顔で子供っぽかったが、やることも子供じみているところがあった。おそらく本人は営業部希望だったのだろう。しかし、人事部から見ると少しうさん臭く見えたのだと思う。結羽はどうも小林を信用する気になれず、次第に敬遠するようになっていった。
 こんなこともあった。小林が庶務課のある女性を食事に誘っているところを、結羽は偶然見てしまった。すると、小林は「お前も一緒に来るか?」と何故か誘ってきた。その誘いはあまり嬉しくなかったが、仕方なくついていくことにした。しかし、何故その女性を誘ったのだろうと思った。その女性の左手の薬指には指輪が入っていたのだ。確かに綺麗な女性だったが、いくら何でも人妻を誘うのはいただけない。食事の最中、彼女は携帯電話で誰かに電話していた。しばらくすると旦那さんが現れた。どうやら社内結婚らしい。小林はバツが悪そうな顔をしていたが、そんなことは左手の薬指を見た時点で一目瞭然であり、「バカな男だな」と結羽は思った。実は、結羽も庶務課にいる山村優子という女性が最初気になった。結羽の作業着を注文する際に、夏服と冬服を間違えてしまうような少しドジな女性だったが、長身で美人の山村に少し惹かれていた。しかし、よく見ると右手の薬指に指輪が入っていたので、カレシの存在は容易にわかった。そして、半年もしないうちに右手が左手に代わり、さらに半年もすると結婚して会社を辞めていった。
 仕事は、六歳年上の鳥飼と一緒にすることが多かった。伝票の書き方から備品の使い方まで丁寧に教えてくれた。新入社員研修のときに書いていた日記もなくなり、やっと社会人になった気がした。しかし、職場は相変わらず大学と同じような研究室で、材料の調合などをしていた。
 ある日、鳥飼が「今晩空いていないか」と聞いてきた。結羽が理由を聞いてみると、週に一回社内でバドミントンをやるサークルがあって、そこに来ないか、という誘いであった。結羽は、中学時代にバドミントン部に所属していたので、社会人になったらバドミントンサークルに入ろうと思っていた。なので、本来であれば大歓迎の話なのだが、本当は社外のサークルが良かった。それは、結羽に彼女がいなかったからである。純粋にバドミントンをやりたい、と思っていたわけではなく、女性との出会いの場もあるのではないか、という下心もあった。それが社内のサークルとなると社内恋愛になってしまうので、何となくそれはいけないことのような気がした。しかし、鳥飼に誘われて断る理由も見つからなかったので、その晩は社内のバドミントンサークルに行くことにした。
 鳥飼に連れて行かれて近くの体育館へ行くと、そこにはそれぞれ四人くらいの男女がいた。その中には、上司の魚谷課長もいて、材料研究課の三人全員がそこに揃ったことになる。また、同期の城之内がいた。彼女も庶務課の先輩社員に連れてこられたということで、庶務課の女性社員が城之内の他に二人いた。結羽は仕事とプライベートを完全に切り離したいと思っていたので、同じ職場の人とバドミントンをするのはどうも気が進まなかったが、やはり断る理由が見つからなかったので、しばらくの間は毎週そのサークルに参加することになった。
 同期の城之内あゆみは、少し不思議な雰囲気を持った女性であった。外見はスレンダーで、美人と言うよりはかわいらしいといった感じ。二ヶ月前までは高校でミニスカートの制服にルーズソックスを履いていたということで、いかにも今どきの女の子という感じでもあった。いつもニコニコしていたが、口数はそれほど多くなく、そのあたりが不思議な雰囲気を醸し出していた。これが社外のサークルであれば、結羽も気になる女性の一人になったかもしれないが、六歳下ということもあったし、社内恋愛はそもそもいけないことだという先入観があったので、城之内にはあまり関心を持たなかった。
 仕事の方は、研究所配属から三ヶ月も経つと慣れてきて、少しずつ楽しくなってきた。研究職は向かないと思っていたが、元々実験するのは好きだった。ノーベル賞をもらうような人は偉大な発見をするのだろうが、平凡な研究者でも実験をすればチリのような小さな発見くらいはできるのであった。結羽も大学時代に材料の調合割合を間違えて測定したら、新しい性質が発見されたということがあった。薄型テレビや電卓の表示画面で使われている液晶技術も、研究員が容器のフタを開けっ放しにして帰ってしまったのが実用化のきっかけだった。容器内に不純物が入ってしまったのが、逆に性能が上がるという現象につながったのだ。結羽の発見は、特に何かの実用化につながるようなものではなかったが、学術論文として発表することができ、指導教官にも褒めていただいた。それでも研究職に向かないと思ったのは、先述の通り大学に入ってから数学が苦手になってしまったからなのであるが、実験自体は好きだった。新入社員ということで、実用化が程遠いような材料ばかりあてがわれたが、そういうものは少しの発見で性能が飛躍的に向上することもあり、いつもワクワクしながら毎日を過ごしたのであった。
    No.16  けっぱ  2009 / 5 / 24

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (2)
 J鉄道の社員と会ってから一週間が過ぎた頃、T社から一次面接の案内が来た。念のためT社の募集資格を確認してみたところ、「化学・材料・機械・電気・建築/土木・情報」となっていた。「材料」の二文字を見て、結羽は「いいぞ、いいぞ」と思った。少なくとも、材料工学科が不利になることはないと思ったからである。慣れないスーツを着て、T社の本社へ向かった。
 面接会場へは、結羽の他にもう一人の学生と一緒に入った。会場には三〇代前半と思われる面接官が座っていた。面接官一人に対して応募者二人の面接であった。まず、面接官から自己PRをするように言われた。結羽は自分の名前と大学の学部・学科を言い、履歴書に書いた自分の長所について話した。そして、隣の応募者の番になった。すると、彼は突然
 「私はカメレオンです。」
と言った。その後、自分はどんなことでも臨機応変に対応でき、相手にも合わせることができるので、変幻自在という意味でカメレオンだと思う、というような説明をした。その後もT社の志望動機や学生時代に力を入れたことなどについて質問されたのだが、結羽はどうしても普通の答えしかできないのに対して、もう一人の応募者は例え話を連発して面接官の興味を引いているようであった。最後に、結羽は面接官に
 「君はもう少し元気があると良いね」
と言われた。この時点で、結羽は「これは駄目だな」と思ったが、カメレオン氏の受け答えも気に入らなかった。世の中には「面接マニュアル」という本がありふれているので、おそらくカメレオン氏がとった行動もどこかに書いてあるのだろう。結羽は、「そんな行動の方が評価される会社であれば、こちらから願い下げだな」と思った。
 一週間ほどすると、T社から二次面接の案内が来た。面接官の最後の言葉から絶対に駄目だと思っていた結羽にとっては、とても意外であった。二次面接の会場へ行ってみると、そこにはカメレオン氏の姿はなかった。もちろん会社がカメレオン氏を呼ばなかったのか、それともカメレオン氏が他の会社を受けるために来なかったのかはわからなかったが、何となく嬉しかった。しかし、T社に来る前に、またもや奇妙な光景を目にしてしまったのである。二次面接では本社ではなく研究所に来るように言われた。他社の製品をカスタマイズしているT社では、そのカスタマイズの方法を研究所で開発しているとのことで、それを見学させてもらえるということであった。T社の研究所は郊外にあるので、N鉄道のS駅に○時○分に到着する電車に乗るように言われたのである。結羽も当然その電車に乗った。S駅に近づくにつれて、自分と同じようにスーツを着た人を多く見るようになり、T社の応募者であることは一目瞭然であった。しかし、よく見ると全員何か本を読んでいるのである。それは、T社にも関連のある業界の本で、一生懸命企業研究をしているという感じであった。結羽は「面接のマニュアル本の次は業界本か」と思ったが、何も勉強していない自分もどうかという想いを持ってしまったのも事実であった。
 そんな想いのままT社の研究所に到着し、待合室のようなところに案内された。どうやら、二つのグループに分け、一つが面接をしている間にもう一つが研究所の見学をし、それが終わったら交替するということであった。結羽は先に見学するグループに入った。研究所には家電メーカーのP社の製品や、M重工の巨大なエンジンが置いてあり、社員が一生懸命作業をしていた。その一つ一つが各社の最新機種であり、それを触ることができる社員が羨ましく思った。と同時に、それまでT社の事業内容がよくわからないままに応募していた結羽にとっては、業界本なんか読むよりも多くのことを知ることができ、とても勉強になった。その後行われた面接は、一次面接とは違って面接官二人、応募者一人であったが、逆にカメレオン氏のような人が横にいない方が話しやすかった。先に見学させていただいたおかげでT社でやりたいことがクリアになったような気がして、それをストレートに面接官に話すことができた。もし先に面接を行うグループに入っていたら、こんなに面接で話すこともできなかったと思うと、人生は些細なことで変わってしまうのかもしれないな、と思ったりもした。
 その見学の際に、一人の応募者が声を掛けてくれた。彼はO大学の関口と名乗った。他の応募者は面接前の緊張のせいか、見学中も話すことはなく、面接を待つ間も例の業界本を一生懸命読んでいた。しかし、結羽も関口もあまり緊張していなかったので、二人は社員の人にいろいろ質問したり、話を聞いたりした。また、お互い業界本の類も持っていなかったので、普段の卒業研究のことなど、たわいのない話もした。帰り際にメールアドレスを交換したが、結羽は彼と一緒にT社へ入社できるといいな、と思った。
 さらに一週間ほどすると、T社から最終面接の案内が来た。関口に連絡すると、彼も案内をもらったとのことであったが、呼ばれた時間が違っていたので会うことはできなかった。しかし、お互いの健闘を祈ろうということで、最終面接に臨んだ。最終面接は役員と人事部長が面接官ということもあり、「長所と短所を二つずつ教えて下さい」など、答えに窮する質問が多くあったが、何とか答えることができた。そして、一週間後にT社の入社内定の通知を受け取ることができた。このときも関口に連絡をしたが、彼も内定をもらったとのこと。この時点では好感度の良い会社に、気の合いそうな関口と入社できると思うと、結羽は嬉しい気持ちになった。
 T社の内定を受け、まだ採用試験が始まっていない素材メーカーのKC社と電機メーカーのS電機への受験をやめることにした。後から思えば、これらの会社も受けてみて、内定をもらった会社の中から選んでも良かったのだが、その時は、T社で働くことばかりを夢見ていたし、これらの会社を受ける意味を見いだせなかった。
 T社の内定が決まってから一ヶ月後、T社から「内定者の集い」という案内が来た。内定式は一〇月一日とまだまだ先であったが、おそらく他社と天秤に掛けている人に対して、T社の好感度や志望度を上げてもらうために開催されたものだった。しかし、T社以外に内定をもらっていない結羽は、何も考えずにその集いに参加した。久しぶりに関口に会えるのも楽しみだった。会場に入ると、数名の内定者が座っていたが、関口の姿はなかった。仕方がないので、近くの内定者としばらく話していたが、結局関口は来ないまま会食が始まった。驚いたのは、昼食にもかかわらずいきなりビールが出てきたことだった。ドイツ人であれば昼からビールを飲むかもしれないし、フランス人であればワインを飲むかもしれない。結羽はお酒が好きだったが、社会人ともなると昼間からお酒を飲むのかとちょっとびっくりした。しかし、もっとびっくりしたのが、周りの内定者である。皆が皆「俺が俺が」という感じで、とにかく目立ちたがり屋ばかりなのである。会社主催の会食が終わった後、二次会も行ったのだが、勝手に仕切っている人が複数いて、結羽はそれについていくだけだった。結羽は明るい性格で、大学の研究室でもゼミ旅行などを企画するのは結羽の役割だった。その結羽が埋もれてしまうくらい強烈な人間が集まっているのだ。女性も四人いたが、それぞれに強烈な個性を持っていた。結羽は急に心配になった。
 「この人たちと一緒にやっていけるだろうか。」
しかし、今さらKC社やS電機を受けるわけにはいかなかった。内定者の集いが行われた日には、もう面接試験が始まっていたからである。T社の目的の一つに他社の面接試験を受けさせないというのもあったようで、実際その日は公務員試験が行われていたことが後になってわかった。関口に連絡すると、彼はK電力の内定をもらってそちらに入社することを決めたとの返事が返ってきた。関口がおらず、目立ちたがり屋の集団の中で仕事をしていかなければならないと思うと気分は沈んでしまい、T社の思惑とは逆に、好感度が下がっていくのを感じたのであった。
 七月頃にもう一つの事件が起こった。事件というと大げさかもしれないが、結羽は内定者の中野という男と岡本という女に呼ばれて、一緒に飲んでいた。中野と岡本がたまたまNK大学の近くで会ったので飲もうという話になり、NK大学なら結羽がいるはずだということで呼んだらしい。結羽は断る理由もないので、指定された居酒屋へ行った。事件が起こったのは、店を出た後であった。突然、中野が結羽の研究室を見てみたいと言い出したのだ。結羽は「他の学生もいるからやめろよ」と言ったが、そんなのもお構いなしで、中野と岡本はNK大学の正門を守衛の許可なしにくぐり抜け、結羽の研究室に入ってきたのであった。そこには五人ほどの学生がいたであろうか。酔っぱらっている中野と岡本は「どんな研究をやっているのかなぁ」と大声で叫びながら、勝手にパソコンのモニターを覗いたり、レポートを読んだりしていた。十分ほどすると飽きてきたのか、「じゃあな」と言い残し、二人は研究室を出て行った。研究室で仲の良かった津川から
 「あれは誰? 知り合いか?」
と聞かれたので、結羽は
 「ああ、同じ会社に入る予定の人間だ。」
と答えた。
 「あんな奴らと一緒に働いて、お前は大丈夫なのか?」
と聞かれると、結羽は答えられなくなってしまった。同じことを思っていたからである。しかし、T社に入社する以外の選択肢を持っていない結羽はどうしようもなく、あとは無事に大学を卒業し、無事に入社日を迎えるしかなかった。
    No.15  けっぱ  2009 / 5 / 22

サラリーマン私小説 〜失われた七年〜 (1)
 ゴールデンウィーク前後にドタバタした関係で、ご無沙汰になってしまいました。最近のドタバタを含めて、私のサラリーマン人生を小説にまとめることにしました。小説のジャンルは、フィクション半分、ノンフィクション半分の「ドキュメンタリー的サラリーマン私小説」です(笑)。ということで、6月末まで16〜18回シリーズで連載します。更新日は原則として水,金,日曜日の予定です。なお、この小説は「小説を読もう!」(http://ncode.syosetu.com/n9410g/)にも同時公開していますので、ご愛読の程よろしくお願いします。それでは、第一話です。

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        一
 時は世紀の節目の二〇〇〇年。ノストラダムスの一九九九年七月世界滅亡という大予言が外れ、コンピュータが誤作動する恐れがあるという二〇〇〇年問題もそれほど大きな問題とはならかかった。二千年紀の記念として「ミレニアム」という言葉が流行し、新紙幣「二千円札」が発行されるなど、表面的には華やかな年であった。
 しかし、日本は一九九一年のバブル経済崩壊の後遺症に苦しみ、二〇〇二年まで続いた平成不況は後に「失われた一〇年」と呼ばれるようになった。二〇〇一年は不況が始まってちょうど一〇年目の「末期」であったが、当時の人々は出口の見えない不況に疲弊し、元気も希望も持てない日々が続いていた。
 そのような時代背景の中、一人の青年が就職活動をしていた。彼の名は結羽正和。NK大学工学部を卒業し、そのまま同大学院修士課程に進んでから一年が経とうとしていた。修士課程は二年間なので、博士課程に進むか就職するかのどちらかを選ばなくてはならない。しかし、結羽は博士課程に進む気はなかった。「博士」というのは、自分よりももっと頭のいい人がなるものだと思っていたからである。理系では、数学ができる人が本当の意味で頭の良い人だという考えを持っていた。結羽も大学の工学部に入学したくらいなので、少なくとも高校までは数学が得意だった。しかし、高校までの数学は公式が使いこなせればOKだが、大学では微分方程式などを自ら作り、自ら解かなければならず、結羽にはそれができなかった。だから、自分は博士課程を進む器の人間ではないと思ったし、そもそも自分は研究職が合っていないと考えていた。
 となると、残る選択肢は「就職」ということになるが、二〇〇一年は長引く不況の影響で求人が少なかった。R社調べの大卒有効求人倍率は一・三三で、これはバブル期の半分であったが、一を超えているということは、頑張れば何とか就職できることを意味していた。実際、残念ながら希望通りの会社に就職できなかった先輩はいたが、どこにも就職できずに浪人になってしまった人は一人もいなかった。
 しかし、結羽は何を基準に会社を選べば良いのか全くわからなかった。大学であれば、予備校の模擬試験を受けると自分の偏差値がわかるので、その偏差値付近の大学を選べば良かった。学部・学科は自分で選ぶ必要があったが、医者になれるほど頭が良いとは思わなかったし、死や病気のことは考えたくもなかったので、医学部や薬学部という選択肢は最初からなかった。そうなると、理系なら工学部を選ぶのが無難だろうと思った。学科を選ぶのは少し難しかったが、鉄橋やビルなどの巨大構造物には興味がなかったので、建築・土木系は除外。電気は高校の物理でよくわからなかったし、機械も自分が歯車に油を差している姿がイメージできなかった。化学も高校で亀の甲(ベンゼン環)が出てきた段階でよくわからなくなってしまった。こうなると、工学部で選ぶ学科がなくなってしまったようにも思えたが、NK大学には「材料工学科」という学科があった。世の中のすべてのものは材料から成り立っているわけだから、ここに行けば世の中の役に立てるかもしれない、という漠然な想いからこの学科を選んだのであった。
 材料工学科出身となれば、就職先としては素材メーカーが第一候補に挙がる。実際、いくつかの会社から求人が来ていたが、その数は少なかった。むしろ、求人が多いのは素材を加工して製品に仕上げるメーカーからのものであった。その中でも、自動車メーカーからの求人が多かった。二〇〇一年は確かに不況ではあったが、自動車業界は輸出の依存率が高く、中国やインドなどの新興国向けに販売量を伸ばしつつあり、当時は他の業界に比べると業績回復の兆しが見え始めたと言われていた時期でもあった。しかし、自動車業界は「コネ」の世界があり、実際に自分の父親から採用の内定をもらったという学生もいた。そんな会社は、出世するにも「コネ」が必要になるんだろうなぁ、と思うと、そんな会社に入社する気は全く起こらなかった。
 「さて、どうしたものか」と思いながら、結羽はぼーっと新聞の株価のページを見ていた。東証第一部だけでも一五〇〇もの企業の名前が並んでいる。その横に株価が載っているが、大学の偏差値とは違って、その数字が大きければ良い会社で、小さければ悪い会社というわけではないので、何の参考にもならなかった。まさか、どこかのテレビ番組のように、この新聞を壁に貼って、ダーツが刺さった会社を受けるというわけにもいかない。人生の岐路である「就職」についてはもっと真剣に考えて決めないといけないような気がしたが、何を考えれば良いのかさえわからなくなってしまい、だんだん憂鬱になっていく自分がいるのを感じていた。
 しかし、大学院の博士課程に進む気がないのであれば、就職するしかない。仕方がないので、新聞の株価のページを閉じ、自分のやりたいことは何だろうと自問自答してみた。結羽はパソコンや家電などのデジタル製品が好きだった。Windows95が出た頃は、パソコンを買う用事もないのに、最新機種のCPUがどのくらい性能向上したかを調べに、よく電気街へ足を運んでいたくらいだ。大学に来ている求人票を見ると、S電機のものがあった。S電機はどちらかというと欧米型の会社で、年功序列の制度を廃止し、いち早く成果主義を導入した会社であった。ここなら、自動車業界のような「コネ」もないだろうなぁ、と好感を持った。しかし、S電機は電気工学科出身の人もたくさん受けに来るだろうし、選考の開始時期が遅かったので、その前に他の会社も受けておかないと不安であった。
 そこで、素材メーカーの求人票も手にしてみた。一応、材料工学科を卒業するのだから、素材メーカーを考えないのもおかしいと思ったからである。先述の通り、素材メーカーからの求人は少なかったが、その中でKC社に目が止まった。ここは、元々はC素材の製造一筋で事業を行っていたが、最近はC素材を利用した電子製品も製造するようになり、最近では携帯電話の販売が好調とのことであった。早速、結羽は会社説明会へ足を運んでみた。やはり、最新の携帯電話の話が中心であった。「弊社に入社すれば、このような開発ができます」と、人事担当者らしき人は一生懸命説明していたが、結羽は何故かピンと来なかった。一つは、開発部署が本社ではなく、一〇〇〇キロも離れたところにあるということであった。N市生まれの結羽は、何となく地元で働きたいと思っていた。もう一つは、KC社の説明会の中で紹介された最新技術の話が、携帯電話しかなかったことだった。携帯電話は大学一年生の時から持っていたので、その便利さはよく知っているのだが、高校三年生の時に持っていたポケットベルは既に見かけなくなっていた。したがって、今後の通信技術の進歩によっては、携帯電話もなくなってしまうかもしれないのだ。携帯電話の次の世代の通信機器の話もあれば魅力的に感じただろう。しかし、携帯電話の話しかなかったことに、少し落胆してしまったのであった。結羽は、とりあえずこの会社を「第二志望以下」ということにして、他の会社を探すことにした。
 結羽の「第一志望」の会社というのはどこにあるのだろうか。S電機はKC社よりも選考が遅いので、それまで何もしないというわけにはいかなかった。改めて求人票を眺めてみると、一つの会社のところで手が止まった。T社である。T社は国内あるいは海外で作られた製品をカスタマイズし、それをメンテナンスサポート込みで顧客に販売するビジネスを展開していた。業界では大手二社から離れた三番手であったが、従業員数は約三〇〇〇人で、会社としては中堅規模といった感じであった。メーカーとユーザーの橋渡し的な仕事も、研究開発が自分には合っていないかな、と思っていた結羽にはちょうど良いような気がした。選考の時期もKC社やS電機よりも早かったので、結羽はとりあえず履歴書をT社に送ることにした。
 そんな中、J鉄道からの求人が来た。自動車なら個人が買うものなので、色々なデザインの車があるのは当然だと思われるが、鉄道会社が買う列車はもっと無個性であってもいいのに、同じ通勤電車でも色々なところに違いがあるのは面白いなぁ、と思っていた。また、鉄道は多くの人をあらゆるところへ運ぶ使命を持っており、そんな社会基盤を支える仕事はカッコイイなぁ、と思ったりもした。最近では、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量が、自動車や航空機と比べて少ないとPRしている点も好感を覚えた。早速、J鉄道に履歴書を送ると、先方からすぐ連絡があり、N駅にあるホテルのロビーに来るように言われた。ロビーへ行くと、J鉄道の社員がいて、その隣にある喫茶店で一時間くらい話をした。どうやらJ鉄道では会社説明会の代わりに社員が直接学生に説明するというスタイルを取っているようで、S車両区に所属しているというその社員は、事故や悪天候でダイヤが乱れたときに、翌朝までに列車を元通りにしなければならない時の苦労話など、色々な話をしてくれた。最後に、書類選考が通ったら次の面接試験の連絡をすると言われ、その社員と別れた。しかし、J鉄道からの連絡が来ることはなかった。おそらく社員と会ったときに採点されていたのであろう。残念だったが、仕方がなかった。
 ついでに、鉄道車両を作っているNS社の求人にも目を通してみた。応募資格の欄に「機械系または電気系工学科を卒業または卒業見込みの者」と書いてあった。この時点で結羽には応募資格がなかったのである。実際、機械系や電気系と比べると、結羽が所属している材料工学科の求人は少なかった。有効求人倍率は先述の通り一・三三であったが、手元にある求人数を数えてみると、一を超えるか超えないかの数しかなかった。世の中のすべてのものは材料から成り立っているから応用も利くはずだと思って材料工学科を選んだが、学問としては「広く、浅く」になってしまうため、他の学科と比べると専門性が低いようにとらわれがちであった。改めて大学の偏差値を見てみると、同じNK大学でも材料工学科は他の学科よりも値が低かった。結羽は「そういうことだったのか」と今頃になってその理由がわかったような気がしたが、だからと言って今さら学歴を変えることはできないこともわかっていた。
    No.14  けっぱ  2009 / 5 / 19

西村京太郎
 寝台特急ブルートレイン。一度はこの列車に乗って旅行したいなぁ、と思いながら、でも時代の波には勝てず、どんどん数を減らしてしまっているのが現状です。同じ夜行ならバスの方が圧倒的に安いですし、ブルートレインは老朽化が進んでいますし……。名古屋に停車するブルトレは、全盛期ですと熊本経由西鹿児島行きの「はやぶさ」、宮崎経由西鹿児島行きの「富士」、長崎・佐世保行きの「さくら」、福岡行きの「あさかぜ」とあったわけですが、2009年3月14日までにすべてのブルトレが姿を消しました。関西発を含めて九州へ行く寝台特急は全廃で、東京・大阪から札幌・青森へ行くものだけが残っています。その中でも、客車が豪華になった東京発「カシオペア」と大阪発「トワイライトエクスプレス」は人気が高く、チケットが入手困難な状況と聞きます。

 ある日、何気なく本を検索していたところ、西村京太郎のトラベルミステリーが引っかかりました。調べてみると、寝台特急を舞台にしたミステリーが多くあるとのことでしたので、もうすぐゴールデンウィークですし、他にやることもないので、ebookoffで古本を16冊購入しました。何故16冊と言いますと、世の中には4/25〜5/10の16連休という人もいるそうなので(自分はカレンダー通りですが)、数を合わせてみました(笑)。ちなみに、bookoff onlineとebookoffは同じフランチャイズということですが、厳密には別会社なんですね。以前にも利用したことがあるので、bookoff onlineにログインしようと思ったらできず、ebookoffへはログインできたので、前回も後者を利用したんでしょうね。

 早速、新・寝台特急殺人事件,北斗星殺人事件,トワイライトエクスプレス殺人事件の3冊を読みました。このくらいの小説なら3時間あれば1冊読めますので、通勤時間で完読してしまうんですよね。以前、松本清張の「点と線」や「時間の習俗」を読んだことがあるのでどうしても比較してしまうのですが、この二作品は事件後に三原警部補と鳥飼刑事が犯人のアリバイ崩しをしていくタイプ。読者も「このアリバイは怪しいのでは?」と考えながら読めるので、これは「推理小説」のジャンルに入るでしょう。一方の西村作品は十津川警部と亀井刑事の前で次々と事件が起こるタイプ。同じ事件現場にいるような臨場感や次は何が起こるんだろう?という期待感(?)を覚えるのですが、犯行自体はシンプルであり、「犯人は誰なんだろう?」ということはほとんどありません。そういう意味では、推理小説ではなく「ドキュメンタリー風ミステリー」のジャンルに入ると思います(そもそもこんな言葉はありませんが、笑)。個人的には、松本清張の「推理小説」の方がいろいろ考えさせられることが多くて面白いと思うのですが、今回は寝台特急に乗った気分になることが目的なので、そういう意味ではこれはこれで正解だったと思っています。

 残り13冊を読むのも楽しみになってきましたが、実は自分にもミステリー風な出来事が起こっています。これを小説にまとめれば「ノンフィクションミステリー風ドキュメンタリー」という訳のわからないジャンルに分類されそうですが(笑)、もしかすると来月のブログはこの内容にしてしまうかもしれません。「乞う、ご期待」と言いたいところですが、期待しないで下さいね。f^_^;
    No.13  けっぱ  2009 / 4 / 25

積立預金
 今日は、4/5にご紹介したフランジの解析結果を報告してきました。コンピュータシミュレーションの結果をご報告したのは初めてでしたので、専門的なことを質問されたらどうしよう、初歩的なミスを指摘されたらどうしよう、とドキドキしていたのですが、特に計算結果には問題はなく、設備の修理方法もご提案できたということで、少しはお役に立てたようです。先方の課長さんから「ありがとう」の一言があり、久しぶりに嬉しい気持ちになりました。

 そんな気持ちも束の間。会社に戻る途中に銀行へ寄りました。積立預金の通帳の印字欄が一杯になってしまったので、新しい通帳に繰り越してもらうためです。15分ほど待ったでしょうか。窓口の行員が渋い顔をして私の名前を呼びます。よく見ると、通帳が3冊も。1冊目は古い通帳ですのでOKなのですが、2冊目は何故か2行しか印字されていないのに3冊目に繰り越されているのです。その2行は、古い通帳からはみ出して記帳されていなかった分なのですが、定期預金は満期になるまで通帳に記載されている必要があるので、満期前の預金を積立開始時から印字したものが新たに3冊目として出てきたとのことです。しかも、満期が来ると自動的に定期預金を継続することになっているので、1ヶ月に(1)新規の積立預金、(2)満期になった定期預金の払戻、(3)定期預金の自動継続の3行が印字されるのですが、3年定期ですと3行×12ヶ月×3年=108行の印字欄が必要なのに、通帳には110行しかないので、3冊目はあと2行しか残っていません。これでは、また来月に新しい通帳を作らないといけませんが、同じように108行印字されて出てきますので、やっぱり2行しか空いていない通帳ができあがる、ということで、何とかならないのかと行員と30分近く格闘しました。結局、3年の積立分を普通の定期預金に振り替えた方が良いということになったのですが、そうなると印鑑が必要で、しかも通帳を作った支店でないと対応できない、と言われてしまい、結局新しいのに2行しか残っていない通帳を持って帰ってきたのでした。以前、お客さんを平気で待たせるのは銀行と病院だけだと書いた覚えがあるのですが、銀行はさらに嫌いになりました。(-.-;

 さて、会社に帰ってインターネットを見ると、SMAPの草g 剛さんが公然猥褻罪で逮捕されたとの記事が載っていてビックリしました。どうやらお酒の飲み過ぎで泥酔状態だったとのことで、アイドルとして順風満帆だった彼に何があったんだろうと少し考えてしまいました。公然猥褻罪という犯罪自体は許されるものではありませんが、おそらくかなりのストレスが溜まっていたのでしょう。私は裸になって騒ぎたいとは思いませんが、どこか山奥へ行って発狂してみたいとか、100枚くらいのお皿を思いっきり割ってみたいとか思ったことがあります。幸い、お酒を軽く飲んだり、好きな趣味に没頭したり、ここに愚痴を書いたりすると(笑)ストレス発散できるので、実際に発狂したり皿を割ったりすることはないのですが、「ぷっすま」などテレビで見る限りでは普通の男性に見える彼が罪を犯してしまうあたりに、現代社会の歪みが映し出されているような気がしました。
    No.12  けっぱ  2009 / 4 / 23

ポスター
 今日、何気なく夜道を歩いていたところ、路地に民主党のポスターが貼ってありました。よく見ると、小沢 一郎代表と牧 義夫衆議院議員。これは、衆議院議員の任期が半年を切ると、公職選挙法により個人ポスターが貼れなくなるため二人で写っているわけですが(さらに演説会の告知等がなければNG)、この二人って片や西松建設からの違法献金で秘書が逮捕されていますし、片やベスト電器の郵便不正に関与した疑惑が持たれていますし……。おそらく名古屋でしか見られないポスターかと思いますが、現時点では疑惑二兄弟とお伝えしておきます。

 さらに路地を一本進むと、公明党の太田代表のポスターが。宗教のことを書くと怒られるかもしれませんが、宗派をさらけ出している家って、創価学会くらいだと思うんですよね。自宅の近所でも散見されますが、美しい女性のポスターが貼ってあるのであればまだしも、会ったことも見たこともないオッサンの写真がたくさん貼ってあること自体、ちょっと気味悪く思うのは私だけでしょうか。あまり書くと知らない誰かに刺されそうなので、今日はこの辺にしておきます(笑)。
    No.11  けっぱ  2009 / 4 / 21

昇格面談の練習
 今日は後輩社員(と言っても、4/17の人ではありません)の昇格面談の練習に付き合わされました。後輩と言っても、まだ入社して2年しか経っていないのですが、見習いから平社員に昇格する試験のようです。何もそんな段階でムキになって試験なんかしなくても……、と思うわけですが、その人は会社の規定で試験を受けなくてはいけません。ちなみに、自分は人事制度の見直しやら何やらで、何故か試験も受けずに間隙を縫って「主任」になっちゃったラッキーな人なんです。で、昇格面談本番は人事部や他の部署の課長数人で行われるらしいのですが、部下の昇進は自分の考課にも影響しますので、同じ部の中で必死に練習するわけです。今日も想定問答を見ながら練習したのですが、本来の仕事の時間を削ってまで身内の面談対策をやっている会社って一体……と、4/16の研究成果発表会の採点と同様しらけた気分で後輩の受け答えを聞いていたのでした。自分の昇格試験は今年の夏にやってくる予定になっていますが、そんな目に遭う前に会社から逃げ出さないと……。(-.-;

 P.S. 今日、自販機でコーラを買ったら、オリンピックバージョンの缶が出てきました。昨年の8月にも同じものを見ましたが、今日の缶は何ヶ月間自販機で眠っていたのでしょうか……。そもそも、コーラの賞味期限って何ヶ月間なんでしょうね。
    No.10  けっぱ  2009 / 4 / 20

CPU
 4/11に大阪へ面接を受けに行ってから1週間が経とうとしていますが、まだ結果の通知は来ていません。面接の終わりに「選考には時間がかかるかもしれません」と言われたので、今週の返事はないかなぁ、と思っていましたが、面接は一回のみということで、何故そんなに時間がかかるのかなぁ、と考えていたところ、今日の帰りの電車でそのカラクリに気付いちゃいました。おそらく明日も面接が行われるのでしょう。1時間弱のプレゼンテーション&質疑応答でしたから、倍率は各週5名×2週=10倍くらいな感じがします。果たして自分は採用されるでしょうか。でも、1月に応募書類を出したのに、面接は4月まで待たされ、結果も待ちの状態。妙にきちっきちっとしているところが自分とは合っていないような気にもなってきて、何だか不安でいっぱいになってきました。

 さて、先日メモリを買ってきた話を会社の後輩にしたところ、その人はCPUを交換したいと言っていました。さすがにCPU交換はしたことがないですが、後輩のためにいろいろと調べてみました。ちなみに自分が初めて買ったパソコンのCPUは初代Pentium。と言っても、IntelのCPUとしては8086→82086→80386→80486(i486)に続く第五世代のCPUです。その後、MMXが登場し、次のPro,II,IIIが第六世代、IV,Dが第八世代となります。なお、第七世代は開発に失敗してしまったため、製品としては存在していません。あと、モバイル用のM、廉価版のCeleron、ハイエンド用のExtremeがあります。

 クロック数を上げて性能向上してきたPentiumですが、消費電力と発熱の問題が出てきました。そこで、複数のCPUで性能を上げるマルチコアの時代になり、Pentium Dからはコア数が2つとなりましたが、さらに進化したCore 2 Duoの登場によりPentiumの時代が終わりました。現在はコア数が4つのQuadも登場し、さらに次の世代のCore i7も出ています。また、最近のミニノート(ネットブック)PC向けにAtomというものも出てきました。複数のCPUを持つコンピュータと言えば、昔はスーパーコンピュータくらいしかなかったのですが、それが今や自宅にあると思うと、ITの進化はすごいですね。

 なお、IntelのライバルとしてAMDがありますが、こちらはi486互換のAm386から始まり、Pentium相当のK5,MMX相当のK6,II相当のK6-2,III相当のK6-3,Celeron相当のDuronと続き、現在Athlon,Turion,Phenom,Sempronが市場に出回っています。Intelと比べると、性能よりも価格で勝負!といった感じです。

 ちなみにCPUの交換は、ソケット(ピン数)が同一であること、外部(FSB)クロック数がマザーボード(BIOS)の対応範囲であること、消費電力(電圧)がオーバーしないことの3点に気をつければできるとのことです。でも、CPUも高価ですので、それならパソコンを1台新調してしまった方がコストパフォーマンス的に優れているような気がします。後輩にはそのことを進言しておきましたが、果たしてどんな行動に出るでしょうか。ちょっと楽しみです(笑)。
    No.9  けっぱ  2009 / 4 / 17

芸能人ブログ
 今日は研究成果発表会という社内イベントがありました。本当は若手研究員のプレゼンテーション練習の場、ということらしいのですが、入社8年目の私まで何故かやらされました。プレゼンテーションはあまり得意ではないので勉強することは多いのですが、4/11のプレゼンテーションとは違って準備に全然気合いが入らず、結局使い回しの資料でそのまま発表しちゃいました。どうも採点されていたらしく、終わった後に表彰式があって、発表下手な私は当然受賞できなかったわけですが、昇格試験と言い、人事考課と言い、何でも採点したがる上層部って一体……としらけた気分になって帰ってきたのでした。

 さて、私は昨年の1月からブログを始めたのですが、そういえば他のブログをあまり見たことがないなぁ、と思い、アクセス数が多いと言われている芸能人の中川翔子さんと上地雄輔さんのブログを覗いてみました。何しろ、中川翔子さんは1日に100回更新したことがあるとか、上地雄輔さんは1年で10億アクセスを達成したとか、いずれもギネス級のブログらしいですが……。まずはしょこたんこと中川翔子さんのブログですが、確かに更新回数は多いです。しかし、写真ばかりで文字がほとんどありません。これはブログと言うよりアルバムと言った方がいいような……。まあ、ファンにとってはしょこたんの日常が身近に感じられるということで良いのでしょうが、ファンでもない私が見ても正直おもしろいとは思いませんでした。次に上地雄輔さんのブログ。こちらもスタイルは同じですが、文字はたくさん書いてあります。一応、上地さんがどんな一日を過ごしたのかは伝わってきますが、行間がいっぱい空いていてちょっと読みにくい……。上地さんのAmebaブログはコメントが書けるようになっていて、1つの記事に数千のコメントが寄せられています。ファン同士のコミュニケーションの場にもなっていて、こちらは少し羨ましく思いました。ブログの質で言えば、上地さんの勝ちでしょうか。

 まあ、だらだら文章を書けば良いというものでないでしょうから、むしろ新聞の社説のような私のブログは失格なのかもしれません。これも個性の一つということで、今後もお付き合いいただければ幸いです。まあ、書いている本人にとっては、ブログを更新することで自己満足さえできればそれで十分という話もあるのですが……。f^_^;
    No.8  けっぱ  2009 / 4 / 16

大須→栄
 今日は会社帰りに大須と栄へ行ってきました。東京で言えば秋葉原と新宿、大阪で言えば日本橋と難波をハシゴしたようなものです。大須では、パソコンのメモリ(1GB×2)を買ってきました。Dell Inspiron 530を購入したときに、本当はメモリを2GBにしたかったのですが、1→2GBで+16800円となってしまうため、泣く泣く1GBにしたんです。しかし、昨日週刊アスキーを読んでいたら、1GBのメモリが2000円を切っているとの記事があったので、早速買ってきたわけです。CFD製D2U667C-1G/BJで1280円(安っ)! 今日はまだインターネットしかやってないので快適になったのかどうかはよくわかりませんが、少なくともVAIO PCG-U1にTranscend製TS32MMS64V6Fを差したときはブルースクリーン連発でしたので、それと比べると随分良い買い物をしたようです。(^o^) ちなみに、大須にはアニメ専門店やメイドカフェがあるようですが、私はその分野に全く興味がないので、いつもの通りスルーしました。

 そして栄へ移動して本屋さんへ。プラスチックスを勉強するために入門書を買ってきました。大学時代に金属を、会社に入ってセラミックスを学んだので、あとはプラスチックスを制覇すれば材料分野のスペシャリストになれるかなぁ、という単純な思いつきで買っちゃいました(笑)。しかし、プラスチックスはほとんど炭素と水素の結合でできているのに、同じポリエチレンでもポリ袋のような軟らかいものからバケツのような硬いものまでいろいろな性質を持っており、なかなか奥の深い材料です。しかし、石油を原料とするものが多く、自然に土に還らない(リサイクルするにしてもエネルギーが必要)など環境負荷の高い材料であり、今後の課題と言えそうです。

 しかし、名古屋であればどこへ行けば何が手に入るか分かるので、やっぱり住み慣れた土地というのは良いものですね。「世界中で最も好きな都市はどこか?」と聞かれたら、迷うことなく「名古屋!」と答えることでしょう。本当は名古屋で良い仕事が見つかるといいのですが……。
    No.7  けっぱ  2009 / 4 / 15

外は25℃、内は30℃!?
 今日の名古屋の最高気温は25.5℃。4/11の27.3℃ほど暑くはありませんが、桜が開花した1週間後(3/26)の11.9℃と比べると、一気に暖かくなりました。

 炉の温度計測のために温度計を準備したのですが、試しに会社の事務所の室内温度を測ってみると、なんと30℃!!! ウチの会社は全館空調で、個別に冷房/暖房の切り換えができないんです。で、一括に切り換える時期が決まっているそうで、今の時期はまだ暖房が入っているとのこと。う〜ん、何というお役所的発想なのでしょうか……。もっと臨機応変に切り換えればいいのに、と思いながらこっそりネクタイを緩め、第一ボタンを外しながら仕事をしていたのでした。
    No.6  けっぱ  2009 / 4 / 13

チューリップ祭
 今日はチューリップ祭開催中の木曽三川公園へ行ってきました。前回はクリスマスイルミネーションの時にある女性と行きましたが、今回は一人ぼっちです。(ToT) イルミネーションが輝いていた同じ花壇に、様々な色のチューリップがまるで虹のように帯状に咲いていて、その数15万球! イルミネーションとはまた違う美しさがありました。これで入場無料の国立公園とはビックリです。高速道路が週末1000円に値下げされている効果もあってか、たくさんの人で賑わっていました。

 その中で、ドレス風の着飾った格好で一瞬モデルと見間違えるような一人の女性が、チューリップ畑の真ん中に立って写真を撮ってもらっていました。よく見ると日本人ではなく東南アジア系の方のようでしたが、チューリップの中で最も輝いている女性にドキッとしたのでした。
    No.5  けっぱ  2009 / 4 / 12

面接@大阪
 予定通り大阪へ行ってきました。写真はどこでしょうか? 正解は合否が出たときに併せて発表することにします(笑)。今日は自分なりに満足のいくプレゼンテーションができ、質疑応答も無難にこなしてきたつもりです。ただ、今日は本当に面接のみで、雑談をする機会もありませんでしたので、正直採用されるのかどうかの感触が全くありません。でも、自分の実力は出し切れたと思いますので、これでダメでも後悔することはないと思います。あとは「果報は寝て待て」の心境ですね。それにしても、今日の大阪の最高気温は27.0℃と、春を通り越して初夏の陽気。桜もこの陽気ですっかり葉桜となってしまいましたが、快晴の中を舞う花びらもまた綺麗でした。

 さて、大阪からは新幹線で帰ってきたわけですが、京都から乗ってきた女性に少しドキッとしてしまいました。ちょっとだけですが、面影が元カノに似ていたんです。車掌が検札にやってきた際に彼女の切符が見えたのですが、行き先は盛岡。確かに大きなキャリーバッグを持っていました。しかし、京都から盛岡へ行くのに、東京経由の新幹線が速いor安いのでしょうか? でも、よくよく考えてみると京都には空港がありませんので、飛行機に乗るとしても伊丹まで行く必要がありますし、岩手も花巻にしか空港がありませんので、やっぱり新幹線が速くて安いのかもしれません。そんなことを思っている間に名古屋に到着。そこからは、いつもと変わりないルートで帰宅したのでした。
    No.4  けっぱ  2009 / 4 / 11

北朝鮮とマスコミ
 今週は毎日夜遅くまで残業。例のコンピュータシミュレーションによるフランジのネジ締めのためです。フルモデルを別のCADソフトで描いたら、上手くFEM解析ソフトにエクスポートできず、ソースコードを手動で修正と、解析内容そのものではなくてソフトウェアの使い方で四苦八苦しているというちょっと虚しい状況。それでもようやくモデリングが完了したので、今晩は計算を走らせて帰ってきました。でも、自分がフランジの設計をするわけでもないんですよね。社内の困っている人のために計算機を回す役目。単なる「オペレータ」に過ぎず、何だかつまらないなぁ、と思いながら仕事をしていました。来週は炉のシミュレーションをしている人が解析精度を検証したいとのことで、ただ実際の炉で検証用の温度を計測するだけの仕事が待っています。「Dr.」になったはずなのに、いつの間にか派遣社員のような仕事ばかりで、ちょっと嫌気が差している自分がいます。ちなみに、明日は会社を休むことにしました。もちろん明後日の面接のためなのですが、別に休んで準備することもないんです。ただ、人生で最も大事になるかもしれない日の前日に、バーチャルなネジを締めながら温度測定の準備をしているというのもどうかと思うんですよね。なので、明日は安静にしています(笑)。最近、研究者として仕事したのはいつだろう、と思い返してみると、3/19,20に横浜で研究成果を発表したのが最後かもしれません。その日の夜は暇だったので、横浜港へ行って夜景を撮ってきました。カップルがたくさんいましたが、オシャレな街だけにベンチで肩を寄せ合う二人がいても違和感がありませんでした。横浜や神戸と比べると、名古屋はやっぱり田舎ですね。(-.-;

 そういえば、今週は北朝鮮がロケットorミサイルを発射しましたね。先週末はずうっとネジを回しながら家にいたので、4/4の誤報も4/5の発射もテレビで見ました。でも、ちょっと騒ぎ過ぎじゃあありませんか? 別に日本に何か落ちてきたわけでもないですし、日本の上空には毎日飛行機が飛んでいるわけですし……。まあ、官邸が対策室を組織して対応したのは当然でしょう。誤報はちょっとお粗末でしたが、前回の2006年は自治体等への情報提供が発射から3時間後だったことを思えば、今回は上出来だと思います。ただ、実際にロケットorミサイルが通過した軌道は、秋田と岩手に配備された地対空誘導弾パトリオットPAC3の射程圏外だったというマヌケな話もありました。防衛省としては、これまで数千億円使って整備したPAC3の費用対効果をPRしたかったのでしょうが……。ところで、北朝鮮が日本を標的にせず、申告通りロケットorミサイルを発射したのは意外でした。金日正の立場だったら、どうせもうすぐ自分が死ぬのであれば、日本に核兵器を撃って巻き添えにしようと思っても不思議ではないと思うのですが、そう思わなかったということはまだまだ金日正は健在なんだな、と思ってしまいました。なお、核兵器には「高高度核爆発」という使い方もあるそうで、これは上空100kmの高層大気圏で核爆発させると強力な電磁パルスが発生し、1000kmの広範囲において電子機器障害を引き起こすものだそうです。人的被害はほとんど発生しないものの、電子化が進んでいる先進国ほど経済的被害が大きく、ミサイルの精度もそれほど求められないことから、現状の北朝鮮の技術でもできてしまうのは恐ろしい話です。

 しかし、今回のロケットorミサイル発射で一番騒ぎ過ぎだと思ったのはマスコミ。あたかも戦争が始まったかのような報道に違和感を感じました。緊急特番を組んでまで放送する必要があったのかどうか……。そもそも拉致問題の報道にも疑問を感じます。確かに北朝鮮という「国」が外国人である日本人を拉致するなんてあるまじき行為ですが、でも100年前には朝鮮(韓国)を併合し、第二次世界大戦では多くの被害をもたらしたことを考えると、戦後補償を求める北朝鮮の主張も理にかなっていると言えなくもないでしょう。NGO「国境なき記者団」の世界報道自由ランキング(2006年)では、北朝鮮は最下位の国となっていますが、日本も51位とそれほど高いわけでもありません。憲法で一般国民の言論の自由が保障されているのが救いですが、偏った報道で世論が形成されてしまうのはどうかと思います。麻生首相が漢字を読み間違えただけであんなに一斉に叩かなくても、と思うのは私だけでしょうか。それだけで支持率が下がっているのであれば、麻生首相だけでなく日本国民全員にとって不幸なことだと思います。また、子供の教育上あまりよろしくないバラエティ番組も多く存在するわけで、学力低下は学校だけの責任ではないような……。とにかく、マスコミは多方面に渡って大きな影響力を持っているわけですから、視聴率至上主義ではなく、公正かつ節度のある報道に努めていただきたいものです。
    No.3  けっぱ  2009 / 4 / 9

ネジ締め
 最近、ずうっとネジを締めています。と言っても、プラントで働いているわけではありません。2月に「有限要素法(FEM)」という手法を使ったコンピュータシミュレーションを勉強するためにセミナーに参加しました。場所は東京メトロ千代田線乃木坂駅の近く。東に少し歩けば、TBSのある赤坂です。3日間のセミナーでしたので西麻布に泊まって徒歩で通っていたのですが、ホテルのすぐそこはテレビ朝日のある六本木ヒルズ。田舎者&貧乏人の私にはとても似合わない街で、毎晩渋谷まで行って息抜きをした、なんてことがありました。

 で、コンピュータシミュレーション。早速、社内から解析の依頼が来ました。フランジをネジで締めたが、熱サイクルをかけるとネジがゆるんでしまう、とのこと。解析としては、(1)部品を作る→(2)ネジを締める→(3)温度を上げる→(4)温度を下げるという手順になるのですが、最初の部品を作るところから大苦戦! 当然フランジの接合部には樹脂製のシール材があるのですが、最初に作ったシール材はなんとフランジの鉄鋼より硬く、逆にフランジの方が潰れてしまいました。(>_<) 何とか軟らかいシール材ができあがり、次にネジを締めるのですが、これも力の加え方や物の固定の仕方がわからず、力を加えてもネジが締まらなかったり、ネジがどこかへ飛んでいってしまったりと、もう訳がわかりません。(ToT) 土日も入れて丸4日間悪戦苦闘して、ようやくそれらしきものができました。ただ、1本のネジを締められただけで、次に実際のモデルで複数本のネジを締めて解析しなくてはならず、しばらくはバーチャルな世界でネジ締めばかりする日が続きそうです。(-.-;

 さて、履歴書を出した大阪の某所から遂に面接の案内が来ました。最初の書類選考を見事クリアしたようです。面接は今度の土曜日(4/11)で、これまでの研究に関するプレゼンテーションを行うがあるので、これから準備したいと思っています。ここは自分がやりたい仕事とピッタリなので、第一関門を突破したのはとても嬉しいですが、採用に向けてさらに頑張りたいと思います!(^o^)
    No.2  けっぱ  2009 / 4 / 5

コメント:ネジ締め
おかえりなさい〜

第一声で「お見合いしてみてぇ〜」と言わせて頂きます。
ネジに関しては良くわかりませんが。
3〜4年ほど前に六本木ヒルズで働いてましたよ〜。
51階にある会員制のクラブで・・・・怪しい響きだけど
金持ち相手のレストランでした。
No.2のコメント  こぶ    2009 / 4 / 7

新年度START!!
 お久しぶりです。4ヶ月ぶりにブログを再開することにしました。3ヶ月間お休みしていたわけですが、10年以上ホームページの更新を続けていると、やっぱり何もしないというのは退屈なんですよね。あと、良いことがあった日にブログを書くと振り返ってまた良い気分になりますし、嫌なことがあった日に書けばそれはそれで気分が晴れるという効果もあります。と言うことで、以前と同様、2日に1回のペースで書き綴っていくことになると思いますが、お付き合いの程よろしくお願いいたします。m(_ _)m

 さて、まずは近況報告を。3年前から頑張っていた勉強ですが、3/23に完了しまして「博士号」をいただくことができました。遂に「Dr. Keppa」です。ある人から「アメリカの炭酸飲料みたいだ」と言われましたが、それは「Dr. Pepper」ですのでお間違えのないように(笑)。

 で、本ブログのタイトルを変えたのですが、これはご存じの通り、百人一首にも収録されている蝉丸の歌

  これやこの 行くも帰るも分かれても 知るも知らぬも逢坂の関

から引用したものです。実は、今年の初めに履歴書を大阪の某所に出してみたんです。でも、募集期間が先月末までで、選考が始まるのが今月から、ということで、今は「返事待ち」の状態です。なので、もしかするとすぐタイトル変更になってしまうかもしれませんが(汗)、今は新天地・大阪で働けることを夢見ているので、こんなタイトルにしてしまいました。f^_^; ちなみに、逢坂の関は大阪にあったわけではなく、山城国と近江国の間の関所ですので、現在の住所で言いますと滋賀県大津市になります。ところで、坊主めくりという遊びがありますが、蝉丸に関するローカルルールが多数存在するようですね。私のところでは、蝉丸を引くと即ゲームオーバーだったように記憶していますが、みなさんのところではどうでしたか? ちなみに、私は将棋もしないですし、百人一首も全然ダメなのですが、はさみ将棋や坊主めくりのように気軽に遊べるものを考えた人は偉い!と勝手に感心していたりします。

 恋愛は……と言いますと、実は今年に入ってから何もしていません。大阪に行く気満々なので、名古屋で彼女を作っても……、という気持ちになってしまったんです。まずは「婚活」より「就活」ということで(笑)。でも、実は事件が1つあったんです。ある日、会社の役員から電子メールが届きました。恐る恐る開いてみると「知り合いのお嬢さんとお見合いしないか」と書いてあるんです。開いた瞬間、目が点になりました。まあ、本来ならありがたい話なのですが、今の会社を辞めようと思っているときに会社の縁でお付き合いを始めるというのにとても抵抗を感じたので、申し訳ないと思いながら丁重にお断りの返事を出しました。タイミング一つ違えばまた別の展開もあったのかもしれませんが、これも運命なんでしょうね。

 P.S. 今日は名古屋城へ行って夜桜を撮ってきました。ライトアップしているとのことで見に行ったのですが、そのエリアがあまり広くなかったので、ここは昼間に見に行った方が良さそうです。
    No.1  けっぱ  2009 / 4 / 1