ドイツ・カールスルーエ滞在記です。留学のため、2018年7月1日〜11月4日に滞在しました。

過去ログはTwilog

ドイツN26銀行から銀行振込
 月末になりましたので、7/5に開設したN26銀行からアパートの家賃を銀行振込で支払いました。X-Patrioの閉鎖口座から自動で振り込まれた720×2=1440ユーロが現在の残高です。N26銀行のiOSアプリは、日本のAppStoreからダウンロードできましたので、アプリを使って手続きをしました。



 画面の下にある「+」をクリックして、「TRANSFER」を選びます。



 名義人名とIBANを入力して「Continue」をクリックします。



 振込金額を入力して「Next」をクリックします。



 メッセージがあれば、入力します。



 確認画面が出てきますので、内容に誤りがなければ「SEND」をクリックします。



 最後に4桁のPINコードを入力すれば、振込完了です。今回は、BW銀行(Baden-Wuerttembergische Bank)の口座へ振り込みましたが、手数料は掛かりませんでした。




 N26銀行のiOSアプリは英語表記なので、簡単に銀行振込をすることができました。
No.18  けっぱ  2018 / 7 / 31

ドイツO2のプリペイドSIM更新
 7/2に契約したO2のプリペイドSIMの有効期限が過ぎました。最初の28日間で1.03GB使用。職場もアパートもWi-Fiが使えるので、1.5GBを使い切ることはありませんでした。私にとっては丁度良い容量だったようなので、同じプランをオンライン(web)で更新することにしました。



 Mein O2にログインして、ページの上のメニューから「Guthaben & Aufladen」を選び、下の方にある「Express-Aufladung mit PayPal, Sofort Ueberweisung und Kreditkarte」をクリックします。




 チャージする金額を選びます。今回は、20ユーロにしました。



 次に携帯番号を入力します。



 メールアドレスが登録していなかったので、ここで登録します。



 今回は、クレジットカード(Kreditkarte)でチャージしました。


 クレジットカードの情報を入力して、「Weiter」をクリックします。




 最後に確認画面が出てきますので、内容に誤りがなければ「Jetzt zahlen」をクリックします。クレジットカードの場合、手数料として69セント掛かるようです。



 この画面が出てきたら、チャージ完了です。



 チャージ直後は反映されていませんが、暫くすると使えるようになりました。300分の通話と1.5GBのデータ通信で10ユーロ(有効期間:28日)。今回、20ユーロチャージしましたので、次回は自動更新されます。なので、使い過ぎないように気を付けないといけませんね。




 なお、日本のAppStoreからO2のiOSアプリがダウンロードできませんでしたが、Webのモバイルサイトでも操作できるので、特に問題ありません。
No.17  けっぱ  2018 / 7 / 30

ライン川クルーズ
 今日は、ライン川クルーズへ行ってきました。最も人気があるのは、マインツ−コブレンツ間ですが、今回はKoeln-Duesseldorfer Deutsche Rheinschiffahrt (KD)のビンゲン→コブレンツに乗船しました。Frankfurt am Main→Mainz→Ingelheimはディーゼル気動車、ngelheim→Bingen (Rhein) Stadtは電車でした。





 船着き場へ行くと、対岸のリューデスハイムの街が見えました。ワインの産地として有名です。



 ビンゲン→コブレンツの運賃は42.2ユーロでしたが、鉄道(DB)のチケットを見せたら、20%OFFの33.8ユーロになりました。




 乗船すると、既に多くの日本人の観光客が乗っていました。4組ほどの団体ツアーがいたようで、途中のSt. GoarまたはSt. Goarshausenで下船していきました。ビンゲンを出ると、いきなりネズミの塔 (Mauseturm)とエーレンフェルス城跡 (Ruine Ehrenfels)が見えてきます。




 次々とお城が出てきますので、ここは淡々とご紹介。ラインシュタイン城 (Burg Rheinstein)。



 ライヒェンシュタイン城 (Burg Reichenstein)。



 ゾーネック城 (Burg Sooneck)。



 フュルステンベルク城 (Ruine Furstenberg)。



 シュタールエック城 (Burg Stahleck)。



 プファルツ城 (Die Pfalz bei Kaub)



 グーテンフェルス城 (Burg Gutenfels)。



 シェーンブルク城 (Schonburg)。



 ローレライ (Loreley)。



 カッツ城(ねこ城) (Burg Katz)。



 リーベンシュタイン城 (Burg Liebenstein)。



 シュテレンベルク城 (Burg Sterrenberg)



 マルクスブルク城 (Marksburg)。

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 ストルツェンフェルズ城 (Schloss Stolzenfels)。



 約4時間掛けて、コブレンツまでライン川を下りました。船の速さは約16km/hだそうです。コブレンツは、ライン川とモーゼル川の合流地点Deutsches Eck周辺に、ドイツ騎士の家,エーレンブライトシュタイン城塞,聖カストア教会などの見所があります。






 帰りは、ライプツィヒ近くのシュヴァルツビール(黒ビール)Kostritzerを飲んでから、ドイツ鉄道(DB)のICに乗車。同じライン川沿いを走りましたが、コブレンツ→マインツは約1時間でした。


No.16  けっぱ  2018 / 7 / 29

カールスルーエのトラム地下化工事
 ドイツへ来てから約1ヶ月経ちました。今週は、月曜日にこちらの職場で初めてプレゼンテーションをして、火曜日に長期滞在ビザを取得。木曜日に実験データの解析ツールを教えていただき、金曜日に日本から持ち込んだデータを実際に解析開始。やりたいことが見えてきましたので、有意義なドイツ留学になりそうです。また、8月中旬より、日本の知り合いの教授の研究室から一人の大学院生が留学しに来ることになりました。こちらで行う実験を手伝っていただければ助かりますし、同じ日本人がいるという点では心強いです。

 さて、カールスルーエのトラムにも乗り慣れてきましたが、7/26からカールスルーエ市内のTramの運行経路が変わりました。

 Baumasnahmen in den Sommerferien

 カールスルーエ市は、東西を走るKaiserstrasseと、南北を走るKarl-friedrichstrasseのトラムを地下化することを、2009年の住民投票で決めました。数年前から工事が始まりましたが、ベルリンと同様、こちらの工事はノンビリしていて、2018年7月現在でも完了していません。ただ、Karl-friedrichstrasseの工事はほぼ終わっていることが確認できました。Augartenstrasseの手前から地下へ潜っていきます。




 Kaiserstrasseでは、ヴィルヘルム1世騎馬像の西にあるMuehlburger Torから地下へ入っていきます。Kronenplatzあたりまで工事は終わっていて、今回はここからHauptfriedhofまでの工事が行われます。



 Sバーンが直接トラムに乗り入れる「カールスルーエモデル」も、数年後には大きく変わることになりそうです。
No.15  けっぱ  2018 / 7 / 28

長期滞在ビザ取得
 今日は、長期滞在ビザ(正式には「滞在許可証(Aufenthaltserlaubnis)」取得申請の日。予約した時間にKaiserallee 8にあるAuslaunderbehourdeへ行きました。ErdgeschossのZimmer 16(地上階のRoom 16)が待合室です。住民登録の時と同様、自分の予約番号がモニターに表示されたら、指定された部屋へ行きます。以下、やり取りです。

・ドイツ語で会話できますか? 英語は話せますか?
(ドイツ語が話せないとNGという噂も耳にしましたが、英語だけでも大丈夫でした。)

・パスポートをお預かりします。

・Antrag auf Erteilung einer Aufenthaltserlaubnis(滞在許可申請書)を提出して下さい。
カールスルーエのAufenthaltserlaubnis(PDF)は、日本のドイツ大使館のWebページで公開されているNationalen Visums(ビザ申請書)と様式が違っていたため、受け入れ先のドイツ人に転記を手伝ってもらいました。)

・受け入れ先の研究機関からの招聘状はありますか?
(X-Patrioの閉鎖口座をActivation Orderした時に用意した許可証が役に立ちました。)

・アパートの居住確認書をお持ちですか?
(アパートの大家さんに用意していただきました。)

・医療保険の加入証書はありますか?
(Care Concept社の「Insurance Certificate」を提出しました。)

・費用証明は閉鎖口座ですか?
(X-Patrioの「06 Blocked Amount Confirmation」を提出しました。Blocked Bank Accountを用意しておいた方が、スムーズに申請できるように感じました。)

・帰りの飛行機の予約は取りましたか?
(「一時帰国の予定があり、その予約は取ってある。ドイツへ戻る時に、帰りの予約を取る予定。」と説明したらOKでした。)

・手数料は56ユーロです。部屋の外にある機械へ行って、お支払い下さい。
(白いカードが渡され、機械に入れると「56ユーロ」と表示されたので、現金で支払い。)

・レシートを見せて下さい。パスポートにAufenthaltstitel(滞在許可)のシールを貼りました。手続きは以上です。

 ということで、長期滞在ビザを無事取得しました。申請に要した時間は約15分でした。N26銀行の口座開設の時はビデオチャットで大苦戦しましたが、今回のビザ申請では窓口の人が手際良く対応して下さったので、思ったよりあっさり済みました。ただ、必要な書類が揃っていたので事なきを得ただけであって、事前にしっかりとした準備をしておくことが大事だと思います。



 ビザ取得をピザでお祝い?(笑) ビールはもちろん、地元カールスルーエのピルスナー「Hoepfner」です。



 Sophienstrasse 59Aにあるアジア食材店Asia Store 2へ行って、お米を買ってきました。今回は「Shinode(日の出)」というイタリア産の日本米です。これは、前回購入した「Royal Tiger」や「寿司こまち」よりも美味しかったので、5kg買ってきました。韓国製の炊飯器Cuckoo CR-0331で炊けば、特に問題ありません。



 Fritz-Erler-Strasse 40-42にあるスーパーマーケットEDEKAでは、冷凍された魚も売っています。今日は鮭を試してみましたが、レシートを見ると2切れで12ユーロ。味は問題ありませんでしたが、コストパフォーマンス的にどうかな、と。マグロや白身魚フライは3〜4ユーロでしたので、後日食べてみたいと思います。ちなみに、ドイツの消費税(付加価値税;VAT)は、食品が軽減税率で7%。しかし、飲料は通常の19%で、容器のデポジット0.25ユーロが加算されていました。表示価格は内税方式なので、普段VATを意識することはありませんが、7%と19%の境界が気になります。




 カールスルーエは欧州の中では新しい街で、1715年にカール・ヴィルヘルム伯が移り住んでから歴史が始まりました。カールスルーエとは、「カール伯の休息所」という意味だそうです。Marktplatzには、カール・ヴィルヘルム伯が眠るピラミッドがありますが、工事中でした。その後、街を発展させた孫のカール・フリードリヒ大公の銅像が、カールスルーエ城の前に建っています。また、Kaiserstrasseの西端には、1871年にドイツ統一を果たした初代ドイツ皇帝のヴィルヘルム1世の騎馬像があります。



No.14  けっぱ  2018 / 7 / 24

Das Fest 2018, Kalrsruhe
 金曜日のランチの時に、こちらの職場の方から「今日から3日間、Das Festが開催されるよ」と教えていただきました。カールスルーエで行われる音楽祭。日曜日の朝10時半からクラシックコンサート(Klassikorchester)があるとのことでしたので、Guenther-Klotz-Anlage公園へ行ってみました。1日券は10ユーロ。入り口で手荷物検査を受け、中に入ります。






 2001年に結成されたDas Festのためのオーケストラのようですが、曲目はヴィヴァルディの「四季」などでした。屋内のコンサートとは異なり、食べながら、飲みながら、話しながらリラックスした時間を過ごしていました。私も、地元のピルスナービールHoepfnerを飲みながら、楽しみました。






 コンサート会場の周りには、屋台がありました。トウモロコシ屋さんの外観が怖い……。ドイツ人が大好きなテーブルサッカーゲーム「Kickpack」もありました。これは、街中でも至る所で見ることができます。





 屋台の中には、13時にスタートするダックレース(Entenrennen)の申込所もありました。上位に入ると賞がもらえるようで、参加費は1羽あたり5ユーロです。



 せっかくなので、ダックレースを観戦しました。スタートの合図とともに、Alb川の上に架かる橋から、大量の黄色いゴム製アヒルが飛び込んできました。川の流れに任せて、下流のゴールを目指します。Twitterに動画もUPしてみました。意外に速いですが、途中で岩に流れを阻まれたアヒルや、座礁してしまったアヒルもいて、なかなか面白かったです。





 長期滞在していないと地元のお祭りに来ることもないので、教えてくれた職場の方には感謝したいと思います。
No.13  けっぱ  2018 / 7 / 22

メルセデス・ベンツ,ポルシェ博物館
 今日のカールスルーエの天気は、こちらに来てから初めての本格的な雨。ただ、最高気温は23℃と過ごしやすい日でした。今年の夏はヨーロッパも暑く、ノルウェーやスコットランドで気温が32℃を超える猛暑。地球温暖化の影響が懸念されます。

 シュトゥットガルトで日本食材を買うついでに、自動車博物館へ行ってきました。最初に向かったのが、メルセデス・ベンツ博物館。シュトゥットガルト中央駅から北行きのSバーンS1に乗って2駅目のNeckarpark駅で下車し、10分くらい歩いた所にあります。入館料は10ユーロ。入場券を買うのに、20分くらい並びました。リュックサックなどの大きな荷物は、クロークに預けるように言われます。



 普通乗用車メーカーのメルセデス・ベンツ。1886年に作られた世界最古の三輪自動車「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」から始まり、現在までの自動車の変遷を、9フロアに渡って順番に見ることができます。この日は、結婚式の前撮り(?)をしているカップルがいました。








 メルセデスと言えば、モータースポーツのF1。ドライバーズ,コンストラクターズ共に4連覇中のメルセデスAMG。マクラーレン・メルセデス時代は、私もよくF1をTV観戦していたものです。




 メルセデス・ベンツ博物館から、サッカー専用スタジアムのメルセデス・ベンツ・アレーナが見えました。ブンデスリーガー・VfBシュトゥットガルトの本拠地です。



 お次は、ポルシェ博物館へ。シュトゥットガルト中央駅から北行きのSバーンS6に乗って4駅目のNeuwirtsh駅で下車すると、目の前にあります。入館料は8ユーロ。こちらは、荷物を持ったまま入場することができました。



 スポーツカーメーカーのポルシェ。メルセデス・ベンツ博物館と比べると、自動車の歴史の紹介と言うよりは、モーターショーなどの車の展示会のような雰囲気でした。市販車のラインナップはこんな感じ。






 ル・マン24時間耐久レースで最多の19回の優勝を誇るポルシェ。多くのレーシングカーも展示されていました。






 その他の写真もGoogleフォトにUPしましたので、ご覧いただければと思います。

 再び、シュトゥットガルト中央駅に戻って、Koenigstrasseにあるアジア食材店「Go Asia」へ行きましたが、お目当ての塩コショウは置いてありませんでした。カールスルーエに帰ろうと思ってICに乗りましたが、何と車両故障で運休。初日のフランクフルト空港→カールスルーエの遅延、ベルリン→ドレスデンの運休に続き、ドイツに来てから電車運がありません。仕方がないので、予定よりも1時間遅いREに乗って、カールスルーエに帰ってきたのでした。
No.12  けっぱ  2018 / 7 / 21

海外長期滞在時の持ち物リスト
 カールスルーエで本格的に仕事を始めてから7営業日が経ちました。初めはドイツ語が飛び交う中で疎外感を覚えましたが、毎日ランチに誘ってくれて、少しずつ英語で話しかけてもらえるようになってきました。もちろん、ドイツ語で会話できればもっと溶け込めるわけで、自分の語学力の無さにつくづくガッカリします。

 さて、ドイツに長期滞在するにあたって、日本から色々な物を持ってきました。ここで、持ち物リストを書き出してみます。

長期滞在ビザ
・滞在許可書(現地の外国人局で入手)
・住民登録証明書(住民登録局で入手)
・労働許可書(労働局で入手)
・パスポート
・写真(35×45mm)2枚
・医療保険証券(Care Concept等)
・受け入れ先からの招聘状
・滞在費用保証証明書(X-patrioなど閉鎖口座でも可)
・国際免許証
・戸籍謄本,マイナンバーカード(念のため)

携帯品
・財布(クレジットカード,外貨)
・SIMフリー携帯(iPhone SE)
・キーケース
・カード,名刺入れ
・腕時計
・ハンカチ

手持ちカバン
・ノートパソコン(Let'sNote CF-LX6)
・パソコン備品(ACアダプタ,マウス)
・USBメモリ,ポータブルHDD
・タブレット端末(iPad Air2)
・モバイルバッテリー
・イヤホン
・デジタルカメラ
・ガイドブック
・メガネ,コンタクトレンズ,目薬
・筆記用具
・空気まくら
・アイマスク
・耳栓
・傘
・頭痛薬,リップクリーム
・フェイスタオル
・ガム,タブレット

衣類
・スーツ(ジャケット,ズボン)
・Yシャツ
・ネクタイ
・下着,タオル,靴下
・私服(上着,シャツ,ズボン)
・靴(革靴,スニーカー,サンダル)
・ジャージ,部屋着
・裁縫セット

日用品
・シャンプー,石鹸,洗顔フォーム
・タオル
・医薬品,クリーム
・生理用品(女性の場合)
・衣類用洗剤,洗濯バサミ・ネット
・ひげ剃り,カミソリ
・歯ブラシ,歯磨き粉
・耳かき,爪切り,綿棒,櫛
・変圧器,変換プラグ
・充電器(iPhone,iPad,デジカメ)
・電子辞書
・カバン(小)
・割り箸,紙コップ

現地調達
・銀行口座(N26銀行)
・SIMカード
・衣類(半袖シャツ,短パンなど)
・リュックサック,水筒(通勤用)
・炊飯器,米
・寝具(枕)
・掛け時計
・シャンプー,石鹸用ボトル
・食器,包丁,まな板,鍋,フライパン(アパート備品あり)
・ケトル,ドライヤー,アイロン(アパート備品あり)

持って来ればよかった物
・湿布薬
・ふりかけ,インスタント味噌汁,調味料(塩コショウなど)

 ベルリンで購入したAllgauer mobil latschenkiefer gelは、意外によく効きましたが、dmやRossmannなどのドラッグストアでは医薬品が売っていません。薬局Apothekeへ行けば医薬品が手に入りますが、ドイツ語が読めない自分にはハードルが高すぎ……。なので、日本のドラッグストアで売っていて、使用頻度が高い医薬品は、持って行った方が良いです。

 また、ドイツでもアジアスーパーなどで日本の食材は手に入りますが、インスタント味噌汁はあまり美味しくなかったです。醤油やみりんなどは問題ありませんが、その他の調味料は舌に合わなかったり、そもそも品揃えがなかったり……。日本のインスタント食品や調味料は優れているので、もしスーツケースに余裕があれば持ち込むことをお薦めします。
No.11  けっぱ  2018 / 7 / 20

カールスルーエ交通博物館
 ドイツに日曜日は、デパートやスーパーマーケットを含めて、殆どのお店が休み。開店しているのは、一部のレストランやファーストフード店くらいです。カールスルーエのメイン通りKaiserstrasseも閑散としていました。

 そんな中、日曜日の10〜13時しか開館していないカールスルーエ交通博物館(Verkehrsmuseum Karlsruhe, Werderstrasse 63)へ行ってきました。ここは、穴場中の穴場スポットでしょう。入館料は3ユーロです。




 地上階と地下階には、昔の自動車が所狭しと並んでいました。20台くらい展示されていたでしょうか。エンジンやトランスミッションなどの部品の展示もありました。思ったよりも本格的な博物館です。





 1階は自転車とバイクが展示されていました。



 2階は鉄道のコーナー。HOゲージのジオラマがありました。ドイツでも鉄道は人気あるのでしょうか。ただし、遊んでいる親子は2組だけでした。他に、機関車の模型が展示されていました。






 1時間もあれば一通り回れる程の博物館でしたが、Googleフォトに写真をUPしましたので、ご覧いただければと思います。

 博物館を出て、暫く歩いた所にガソリンスタンドがありました。軽油(ディーゼル)が1ユーロ30.9セント/L(171.9円/L)、10%エタノール入りガソリン(E10)が1ユーロ45.9セント/L(191.6円/L)、オクタン価95%ガソリン(Super)が1ユーロ47.9セント/L(194.2円/L)。日本より割高ですね。環境意識が高い欧州では、ガソリン税が高めに設定されていると思われます。



 日曜日はお店が休みなので、土曜日の内に買い物を済ませました。Kaiserstrasse 217のショッピングモールPostgalerieにあるPrimarkで服を購入。身長170cmの私にとって、Tシャツ,ポロシャツは、Sサイズで丁度良い感じ。短パンのサイズはEU40(ウェスト81cm)。Tシャツ,ポロシャツ各2枚、短パン1本で合計44ユーロでした。日本のユニクロより安いですね。



 その後、Fritz-Erler-Strasse 40-42にあるスーパーマーケットEDEKAで買い物。Waldstrasse 14-18にあるALDIよりも充実しているので、ここへ来ることが多くなりました。食材が揃ってきましたので、食卓も少しずつ賑やかになりました。




 また、カールスルーエのピルスナービールHoepfnerと、同じバーデン=ヴュルテンベルク州・ドナウエッシンゲンのFuerstenbergを買って飲んでみました。ピルスナーは日本のビールに近い味わいなので、日本人には飲みやすいビールだと思います。



 今日のカールスルーエの最高/最低気温は、それぞれ31℃/17℃。名古屋の37℃/28℃に比べると過ごしやすい陽気ですが、湿度が20%しかないので、喉がすぐ乾きます。夏なのにリップクリームが必需品といった感じです。カールスルーエの日の出は5:39、日の入りは21:26。これでも、夏至と比べると30分ほど日が短くなったみたいですが、1日が長く感じられます。
No.10  けっぱ  2018 / 7 / 15

カールスルーエでの日常
 ドイツ国内の出張が終わり、カールスルーエでの仕事が始まりました。今日は、日本から来たメールを片付けただけですが、こんな感じのオフィスで仕事をしていると「いよいよ始まったんだな」という実感が湧いてきました。



 久しぶりのカールスルーエなので、仕事が終わってから少し買い物をしました。前回はKaiserstrasseの西寄りEuropaplatz辺りへ行きましたが、今回は東寄りMarktplatz〜Kronenplatz周辺をご紹介します。カールスルーエ中央駅(Hauptbahnhof, Hbf)は市街地から少し離れており、2.5ユーロの市電KVVの4番Waldstadt行き、またはS1, S11番Hochstetten行きに乗ると、Kaiserstrasseへ行くことができます。



 ドイツでよく見かけるデパートKARSTADTはカールスルーエにもあります(Kaiserstrasse 147-159)。中は、老舗百貨店という雰囲気。ここで、水筒を買いました。




 Marktplatzには市庁舎があります。





 東寄りのKaiserstrasseはこんな感じ。西寄りよりも雰囲気が落ち着いているような気がします。



 今日はKronenplatzにあるスーパーマーケットEDEKAで買い物(Fritz-Erler-Strasse 40-42)。先日行ったALDIよりも品揃えが充実していました。ちなみに、ASIA SUPERMARKTという文字が見えますが、7/26に中国・韓国系のスーパーマーケットがOPENするそうです。



 Markgrafenstrasse 27に、もう一軒のアジア食材店Asia Storeがあります。Sophienstrasse 59AのAsia Store 2と比べると、東南アジア系の食材が多く、日本の食材はあまりありませんでした。



 外食だとハンバーガーっぽいものばかりになってしまうため、野菜や果物を買ってきました。今夜の夕飯はこんな感じ。また、出張で溜まった洗濯物を洗うため、アパート共同の洗濯機と乾燥機を初めて使いました。少しずつですが、ドイツでの生活が「日常」になりつつあるようです。



No.9  けっぱ  2018 / 7 / 12

デュッセルドルフ,ケルン
 今日は仕事でデュッセルドルフにいました。仕事が終わった後、旧市街地を歩いてみましたが、ヨーロッパっぽい建物はゲーテ博物館(イエーガーホーフ城),聖ランベルトゥス教会,ヨハネス教会くらい。商工業が盛んな街で、観光の見所は少ないといった印象です。ハインリッヒ・ハイネの家も、飲食店街に埋もれてしまっていました。







 デュッセルドルフには日系企業の拠点が多くあり、Immermannstrasseには日本の店が並んでいます。日本食材店として有名なのが、松竹と大洋食品。食材だけでなく、雑貨や調理器も売っていました。










 日本製の炊飯器は300ユーロ前後。とても高いです。韓国製のCuckoo CR-0331という炊飯器が63ユーロで売っていたので、私はこれを購入。早速、カールスルーエで買ったお米で試してみましたが、問題なく美味しく炊けました。ドイツでも、主食は白米でやっていけそうです。





 Immermannstrasseには日系のホテルや和食レストランの他、居酒屋までありました。昼に海鮮丼を食べてみましたが、味はまずまず。ドイツでは魚を食べる機会が殆どないので、これでも文句は言えません。






 夜は、ドイツ料理と地元のビール。煮込んだ豚肉とソーセージというメニューは、いかにもドイツと言った組み合わせです。アルトビールSchumacherはとても飲みやすく、注文しなくても次から次へとおかわりが出てくるので、ついつい飲みすぎてしまいました。ドレスデン空港ではピルスナーRadebergerを飲みましたが、こちらは苦味が強いものの、これぞビール!といった感じの飲みごたえで、楽しむことができました。




 カールスルーエへ帰る途中で待ち時間があったので、ケルンで途中下車しました。12年ぶりに来ましたが、駅前にそびえ立つケルン大聖堂の迫力と美しさに圧倒されました。滞在時間が30分しかなかったので、旧市庁舎と聖マルティン教会だけ見て帰ってきてしまいましたが、ローマ時代からの歴史を感じることができました。



No.8  けっぱ  2018 / 7 / 11

ドレスデン
 今日は、ベルリンからドレスデンへ移動……の予定が、ホテルで寝坊してしまいました。11時台のICEに乗れなかったので、13時台の切符を取ったところ、出発直前に運休のお知らせが。慌てて違うICEに乗ってライプティヒへ行き、REに乗り換えてドレスデンへ入りました。寝坊と列車運休のせいで、13時半頃に着くはずだったのが、16時半になってしまいました。

 ドレスデンには10年前にも来たことがあるのですが、今まで訪れた中で最も美しい街という印象が残っていました。なので、観光しないわけにはいきません。ドレスデン中央駅から徒歩で観光しました。Pragerstrasseは歩行者天国になっていて、今時の店が並んでいました。また、日本のUR住宅のような巨大アパートもありました。





 市庁舎や聖十字架教会が見えてくる辺りから、ドレスデンの旧市街地が始まります。




 ドレスデンの街は第二次世界大戦の空襲で大きな被害を受けましたが、今では美しい街並みが復元されています。その象徴が、1994年から再建が始まり、2005年に完成したフラウエン教会です。残っていた瓦礫をできるだけ使って復元されたそうです。Neumarktplatzにあります。



 「君主の行列」の壁画を抜けて、レジデンツ宮殿,三位一体大聖堂が見えるSchlossplatzがドレスデンのハイライト。この美しさは、ここにしかありません。




 広大な中庭があるツヴィンガー宮殿も見所の一つ。1806年から1918年まで栄えたザクセン王国の歴史を感じることができます。






 エルベ川を渡るAugustus橋は工事中でしたが、対岸にはザクセン州大蔵省や首相府の建物が見えました。




 Augustus橋を渡って、新市街地側から旧市街地を望むとこんな感じ。工事中のクレーンが見えてしまうのは残念ですが、それでも惚れ惚れするような街並みです。ドイツへ行かれる方は、是非ドレスデンに立ち寄っていただければと思います。




 新市街地には三王教会があるくらいで、Neustadt駅周辺は住宅街という感じでした。




 週末はベルリン,ドレスデンを観光したわけですが、2日間合計で39345歩も歩いてしまいました。さすがに足首が痛くなってしまったのですが、ドイツの薬局Apothekeには日本の湿布薬のようなものが置いてありません。仕方がないので、Allgauer mobil latschenkiefer gelというジェルを買ってみました。果たして、効果はあるでしょうか。

No.7  けっぱ  2018 / 7 / 8

ベルリン
 ドイツへ来てから初めての週末は、首都ベルリンまで足を運びました。カールスルーエからICEで5時間半。こんな感じののどかな風景をノンビリ楽しみました。



 最初に降りたのは、SバーンのNord駅。この近くに「ベルリンの壁記録センター」があります。ベルリンの壁,緩衝地帯,監視塔が保存されており、西ベルリン側の展望台から一望することができます。1961年8月13日未明に西ベルリンを包囲するように有刺鉄線で封鎖し、その後高さ3.6mの鉄筋コンクリート製となったベルリンの壁。その様子が記録センターの写真に残っていました。






 ベルリンの壁は、Ost駅近くのイーストサイドギャラリーにも残っています。東ベルリン側に色々な絵が描かれていますが、約1.3km残されている壁は冷戦時代の歴史を残す貴重な遺物です。






 ベルリンの街は、壁から少し離れた東ベルリン側が栄えています。Friedrichstrasse駅から徒歩圏内にブランデンブルク門があります。この門の西側にもベルリンの壁があったため、1989年11月に壁が崩壊した際には東西ドイツ統一の象徴にもなりました。






 ブランデンブルク門と反対の方向へ歩くとボーデ博物館,旧ナショナルギャラリー,新博物館などがある「博物館の島」に辿り着きます。今回は時間がなかったので、ベルリン大聖堂を含めて建物の外観だけ見て終了です。




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 Alexanderplatz駅近くにマリエン教会,テレビ塔,赤の市庁舎があり、。Friedrichstrasse駅からここまでがベルリンの中心街といった感じです。





 ベルリンの壁が崩壊してから28年半が経った今でも壁周辺では再開発がゆっくり進んでいるようです。ベルリン中央駅は、東西ベルリンのターミナル駅だったOst, Lichtenberg駅とZoologischer Garten駅を繋ぐ目的で、2006年に開業した新しい駅ですが、周辺は再開発中で閑散としています。


No.6  けっぱ  2018 / 7 / 7

銀行口座開設
 ドイツに来てから、毎日のように手続きに追われています。今日はネットバンキングN26銀行の口座開設にトライしました。N26銀行は日本人でも口座開設が可,英語対応可,EU17ヶ国で利用可,口座維持手数料なしということで、私はアパートの家賃引き落としのために口座を作ることにしました。

 まず、「Open Bank Account」をクリックして、尋ねられた質問に淡々と答えていきます。ここで重要なのは、現地で郵便物を受け取れる住所とSMSを受信できる携帯電話番号でしょうか。前者はクレジットカード機能付きキャッシュカードを、後者はスマートフォンアプリの認証コードを受け取るためにそれぞれ必要です。

 一通り質問に答えると、スマートフォンにN26銀行アプリをインストールするように要求されます。ダウンロード先のリンクをSMSで受け取りますが、ここで確実に受信できたことを確認することが重要です。私は、日本のdocomoの携帯電話番号を登録したのですが、ローミング先をvodafoneにしていたらSMSが受信できませんでした。Deutsche Telekomに変えたらSMSが届きましたので、ローミング先を手動設定しなければならない場合もあるようです。

 アプリをインストールして手続きを進めると、ビデオチャットによる本人認証が求められます。果たして自分の英語力で大丈夫なのか?と一抹の不安に駆られます。パスポートを手元に用意し、勇気を振り絞ってSTARTボタンを押します。やり取りは以下のような感じでした。

・N26銀行の口座開設を希望しますか?
・このビデオを録画・録音しても問題ありませんか?
・こちらからスマホのカメラを操作して撮影しても問題ありませんか?
・メールアドレスは? それは自分で取得しましたか?
・生年月日は?
・フロントカメラで顔写真を撮影します。正面を向いて下さい。
・顔の前に手のひらをかざし、ゆっくり動かして下さい。
・リアカメラでパスポートの表紙を写して下さい。
・顔写真のあるページを撮影します。ページ全体を写して下さい。
・偽造防止確認用ホログラムを確認するため、カメラのフラッシュをONにします。
・ホログラムが写るように、パスポートの角度をゆっくり変えて下さい。
・花のホログラムが見えるように、顔写真を写して下さい。
・富士山のホログラムが見えるように、パスポート番号を写して下さい。
・パスポートの表紙を写して下さい。撮影します。
・暫くお待ち下さい。
・SMSで6桁のPINを送信しましたので、入力して下さい。
・以上で本人認証が完了しました。ご不明な点はありますか?

 ここで大苦戦したのが偽造防止確認用ホログラムの確認。オペレーターから見にくかったせいか、あれやれこれやれと指示されます。1人目のオペレーターからの指示を受けている間にスマホの温度が上がってしまい、カメラのフラッシュが点かなくなって失敗。2人目は英語の指示がよく分からず、先方から強制終了。3人目は慣れていないオペレーターで、先方の手違いで失敗。4人目のオペレーターの指示が最も分かりやすく、ようやく本人認証が終わりました。自分の英語力の無さを改めて実感した次第です。最後に、SMSで受け取ったスマホとのペアリング用の4桁のPINを入力し、IBANとBIC(SWIFT)が表示されれば、口座開設の手続きは完了です。後日、クレジットカード機能付きキャッシュカードが送られてきます。

 次に、出発前に開設したX-Patrioの閉鎖口座からN26銀行へ振り込むための手続きを行いました。メールで送られてきた「07 Activation Order」という書類と住民登録確認書,入学許可証を送るように指示されます。私は大学へ入学するわけではないので、受け入れ先の研究機関からの招聘状を代わりに送りました。しかし、先方から招聘状ではなく、許可証を送るように言われました。仕方がないので、それっぽいフォーマットを自分で作成し、受け入れ先にサインをしていただいて送ったところ、OKが出ました。毎月1日に720ユーロをN26銀行宛てに振り込んでいただけるようです。

 手続きだけでヘロヘロになりつつありますが、貴重な経験であることは間違いないので、頑張りたいと思います。
No.5  けっぱ  2018 / 7 / 5

シュトゥットガルト
 今日、シュトゥットガルトへ行きました。カールスルーエの人口30万人に対して、シュトゥットガルトは62万人。バーデン=ヴュルテンベルク州の州都です。カールスルーエからはドイツ鉄道(DB)の中距離列車IREで行くことができ、途中の景色はこんな感じです。ただ、iPhone SEで電波の状態を確認すると、「3G」でも「LTE」でもなく「E」の表示。どうやら2G(GSM)で繋がっていた模様です。これすら出てこない場所もあって、ドイツの通信事情は日本より悪そうな印象を受けました。




 約50分でシュトゥットガルトに到着。メルセデス・ベンツの本社があるということで、駅にもエンブレムが。ポルシェの本社もここにあります。



 駅から徒歩10分圏内に、州立劇場,宮殿広場,新宮殿,旧宮殿(州立博物館)があります。日本やアメリカにはないこのような街並みが好きです。






 駅から南西に伸びるKoenigstrasseがメインストリートです。今日のシュトゥットガルトの気温は32℃でした。ドイツは思っていたよりも暑く、乾燥しているため喉がすぐ乾きます。リップクリームも必需品になっています。





 Koenigstrasse 1cにあるアジア食材店「Go Asia」が、今回の最大のお目当てでした。カールスルーエのAsia Store 2とは比べ物にならない程の規模です。ただ、メインは中国の食材といった感じで、日本の食材はそれほど多くありませんでした。それでも冷凍食品やふりかけ,お菓子などが売っていましたので、いくつか買ってきました。






 地下にあるGo Asiaの上のスポーツ用品店でサッカードイツ代表のシャツが売っていましたが、肝心のFIFAワールドカップではグループリーグで敗退してしまったため、既に値下げされていました。お値打ちだったので、家族へのお土産に購入しました。そう言えば、日本代表はもう少しでベルギーに勝てそうだったのに、惜しかったですね。



 今日、初めてプリペードSIMカードで通信してみましたが、236MBも使ってしまいました。このペースだと1.5GBを1週間で使い切ってしまう計算です。日本では7GB/月の契約なので間違ってはいませんが、もう少しセーブしたいと思います。

No.4  けっぱ  2018 / 7 / 4

カールスルーエ市内散策と住民登録


 カールスルーエの中心にあるお城からスタート。長期滞在ビザ取得のためには、まず住民登録をする必要があります。午前10時にKaiserallee 8にあるBuergerbueroを目指しました。入口のインフォメーションカウンターでどうすれば良いのか尋ねたところ、予約が必要とのこと。午後2時半の予約が取れたので、それまで市内を散策することにしました。それにしても、立派な庁舎です。





 街中を走るトラムが、いかにもヨーロッパという雰囲気を醸し出していました。最初に、Kaiserstrasse 217にあるショッピングモールへ。イオンモールを小さくしたような感じです。この中に入っているスポーツ用品店で、通勤用のリュックサックを8ユーロで購入。次に行ったのは、Kaiserstrasse 160-162にあるユーロショップSchum EuroShop。百均のドイツ版です。ここで、スーパーの買い物袋を調達しました。








 買い物袋が手に入ったので、スーパーへ向かいました。まずは、Waldstrasse 14-18にある普通のスーパーALDIへ。小さめのスーパーですが、最低限の物は揃いそうです。入口のカートが鎖で繋がっていますので、1ユーロ硬貨を差し込んで鎖を外します。買い物が終わって鎖に繋げると、硬貨が戻ってくる仕組みです。パンとピザ,寿司,飲料を購入しました。早速、寿司を食べてみましたが、ギリギリ食べられるレベルの味です。







 カールスルーエ市内には、Sophienstrasse 59Aにアジア食材店Asia Store 2があり、日本の食材を手に入れることができます。取り敢えず、お米と醤油,味噌汁,豆腐,油揚げ,あられを買ってみましたが、まだ食べていないので、現時点で味は不明です。




 そんなことをしている内に午後2時半になったので、Helmholtzstrasse 9で住民登録。001号室が待合室になっていて、自分の予約番号がモニターに表示されたら、指定されたカウンターへ行きます。そこでアパートの住所を告げ、パスポートを見せたのですが、本来は大家さんからの居住確認書(wohnungsgeberbestautigung)を持っていかなければならなかったようです。FaxかE-mailで提出すればOKと言われたので、そうすることにしました。登録確認書(meldebestautigung)を受け取れば、住民登録が完了。Kaiserallee 8入口のインフォメーションカウンターに戻って長期滞在ビザの申請予約をお願いしたところ、7/24まで待たされることになりました。ここでも、居住確認書が必要とのことで、大家さんにお願いしておきました。ただ、役所の方々は英語を話してくれるのですが、書類がすべてドイツ語で書かれているので、とても大変です。

 住民登録が終わったので、次はKaiserstrasse 146-148にある家電量販店SATURNへ。プリペイドSIMカードを購入するためですが、ドイツ国内ではテロ対策の一環として、2017年7月からパスポートと住民登録の両方が必要になりました。ドイツでは、Deutsche Telekomやvodafoneが有名どころですが、外国人でも購入しやすいとの噂を耳にしていたO2のプリペイドSIMカードを買うことにしました。店員さんにパスポートと住民登録確認書を見せたところ、あっさり購入することができ、その場でアクティベートまでしてくれました。お値段は、1.5GB,28日限定で10ユーロです。アパートに戻ってSIMカードをSIMフリーのiPhone SEに差し込み、PINを入力するだけで使用可能になりました。有効期限や使用量はO2のWebで確認することができます。最初にMein O2のページへ行き、Neu bei O2? Registrieren→Ich bin Mobilfunk-Kunde→Mobilfunknummer(電話番号)を入力すると、SMSで仮パスワードが送られてきます。自分の好みのパスワードに変更すれば、Mein O2にログインできるようになりました。2階は白物家電の売り場で、炊飯器が25ユーロで売っていることを確認しました。ただ、来週デュッセルドルフへ行く予定があるので、そこで日本製の炊飯器を探してみたいと思い、買うのはやめました。







 28177歩も歩いてグッタリしてしまいましたが、ドイツでの生活が始まった実感も湧いてきました。果たして、どんな4ヶ月間になるのでしょうか。
No.3  けっぱ  2018 / 7 / 3

カールスルーエ到着
 無事、ドイツ・カールスルーエに到着しました。今回はいつもの海外出張よりも大きめのスーツケースとリュックサックで行くことにしましたが、スーツケースの重量が28kgでリュックサックが12kg。スーツケースは預け入れ荷物の無料枠を超えてしまいました。しかし、空港のカウンターでチェックインした際に何も言われず、追加料金なし。Lufthansaはあまり細かいことは気にしないのでしょうか。



 出発ゲートへ行く前に両替を済ませ、展望デッキへ。AirBus340-300のお出迎えです。ちょうどタイミング良く、太平洋フェリーやDream Lifterと一緒に撮影することができました。




 いつも中部国際空港(セントレア)発の飛行機は空いているのですが、エコノミークラスの2-4-2列シートの内、4列の通路側を予約したところ、隣の3席が空席だったので、完全に横になって寝ることができました。私はこれを「フルフラットエコノミーシート」と呼んでいますが、あまり空いてしまうと減便になってしまうので、それはそれで問題だったりします。中部−フランクフルト便は、初め毎日運行だったのが週4便に減便された後、現在は週5便になっています。



 Lufthansaの機内食です。1食目も2食目も和食にしてみましたが、特に1食目は……。でも、昔よりは美味しくなった気がします。




 12時間15分のフライトを経て、フランクフルト空港へ。Immigrationでは20分程並んだ後、何も質問されずにドイツへ入国しました。スーツケースもすぐ出てきたので、ドイツ鉄道(DB)の乗り場へ。ただ、地下の自動券売機で並んでしまったため、予定の列車に乗ることができませんでした。5分程歩いた地上に長距離用列車のホームがあって、そこに多数の券売機があるため、近距離用の地下で購入する必要はありませんでした。前回の出張でも同じ過ちをしたことを思い出し、自分の学習能力の無さに呆れました。

 カールスルーエまでの直通列車に乗ることができなかったので、まずは途中のマンハイムまで行くことにしました。乗車したのは動力分散方式のICE3。モニターに速度が表示されており、約200km/hで走行していました。





 マンハイムでは後続の列車が約50分遅れているとのことで、駅前やローカル列車を撮影しながらノンビリ過ごしていました。しかし、表示されていたプラットホームに行くと、違う行き先の列車が到着しました。どうやら直前に自分が乗るべき列車のホームが変更になったようです。結局、その列車には乗れませんでしたが、その次の列車が5分後に来たため、事なきを得ました。




3

 カールスルーエまでは、動力集中方式のICE1に乗車。約250km/hの速度が出ていました。カールスルーエに到着すると、隣のホームにフランスのTGVも停車していました。





 カールスルーエ中央駅からタクシーで今回住む予定のアパートへ行きましたが、日曜日で大家さんが不在とのこと。慌てて近くのホテルを予約し、そこで1泊することになりました。ヨーロッパでは日曜日に閉店していることは当たり前なので、入国日を日曜日にしたのが失敗でした。でも、近くのホテルに空室があったのは、不幸中の幸いでした。

 翌日、これからお世話になる職場の方のご案内で、アパートに入ることができました。一人暮らしなのにリビングと寝室が別、キッチンもあって、トイレと風呂も別。底の深いバスタブがあるのは嬉しい限りです。ここで約4ヶ月間過ごすことになります。どんな生活が待っているのでしょうか。







No.2  けっぱ  2018 / 7 / 2

ビザ取得準備
 お久しぶりです。2018年7月1日〜11月4日まで、ドイツ・カールスルーエに滞在することになりました。そこで、約4年ぶりにブログを書いてみたいと思います。

 最初の記事は「ビザ取得」についてです。ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国では、「あらゆる180日の期間内で90日を超えて滞在する」場合、ビザ(査証)を取得しなければなりません。一時帰国する場合でも、180日間経過しないとリセットされないので、注意が必要です。私の滞在予定機関は127日であるため、今回は「研究滞在ビザ」を取得することにしました。日本,韓国,オーストラリア,カナダ,イスラエル,ニュージーランド,スイス,米国およびEU加盟国の国籍を有する人は、ビザ無しでドイツに入国した後にビザを申請するとのことで、「滞在許可申請書」と「住民登録証明書」を取得するためには以下の書類が必要になります。(配偶者や子供が同行する場合は、日本の戸籍謄本に日本国外務省のアポスティーユが付された後に認証翻訳された証明書も必要です。)

・パスポート
・写真(35×45mm)
・ドイツの受け入れ先の研究機関からの招聘状(ドイツ語)
・ドイツ滞在期間中に現地で有効な医療保険に加入していることが確認できる書類
・日本の学術機関(大学・研究所等)が発行した滞在費用を保証する証明書
http://japan.diplo.de/ja-ja/service/longterm/899240参照)

 写真についてはこちらに規定がありますが、細かすぎてちょっと笑えます。ただ、面倒なのは医療保険と滞在費用証明。医療保険は、歯科治療や妊娠治療に対する補償があることが求められますが、日本で加入できる一般の海外旅行保険には含まれていないため、現地の医療保険に加入する必要があります。私は、保険料が約1ユーロ/日と安いCare Concept社の「Care Economy」に加入しました。クレジットカードの支払いがPaypalでしたが、スムーズに申し込みことができました。メールで「Insurance certificate for health insurance Care Economy」という書類を受け取れば、手続き完了です。

 ややこしかったのが費用証明。職場で発行していただいた証明書でも大丈夫なのですが、ドイツの銀行に閉鎖口座を作って証明書を提示してもOKということですので、念のため準備しました。「閉鎖口座(Blocked account)」というのは聞き慣れない用語ですが、ドイツ国内で720ユーロ/月までしか引き出せない口座で、滞在月数分のお金を入れておけば滞在費用証明になるとのことです。私の場合は720×5ヶ月+手数料174(開設費49+維持費5×5ヶ月+予備費100)=3744ユーロを入金する必要がありますが、滞在先の家賃とほぼ同額でしたので、閉鎖口座のお金を充てることにしました。ドイツ大使館のホームページではFintiba社とX-Patrio社が紹介されていましたが、私は手数料が安い「X-Patrio」で閉鎖口座を開設しました。初めにつまずいたのが電話での面接。最初の画面で「Work and travel」を選択すると、約15分間の電話面接をするように促されます。何とかこれを回避できないかとメールで問い合わせたところ、研究滞在の場合は「Student」を選択すると面接なしで申し込みができると教えてくれました。ホームページの案内は不親切でしたが、メール対応は迅速でしたので、とても助かりました。。

 無事、申し込みができたところで、次は「送金」です。日本の銀行から送金しても良いのですが、「外国送金手数料」と「為替手数料」の両方が掛かってしまい、特に1ユーロあたり1.5円の為替手数料が重くのしかかってきます。そこで、為替手数料が掛からない「TransferWise」を利用してみました。まず、ホームページからユーザー登録し、送金申し込みをします。先方からメールで振込先を教えていただけるので、指定の三菱UFJ銀行に振り込みます。私の場合は初回かつ高額だったため、登録した住所宛てに本人確認用のコードが送られてきました。2営業日にはコードが届き、さらに3営業日後に送金が完了しました。送金手数料2775円だけで済みましたので、日本の銀行の送金手数料2500円+為替手数料5616円と比べると5341円節約することができました。X-Patrioから「06 Blocked Amount Confirmation」という書類を受け取れば、手続完了です。

 しかし、閉鎖口座のお金を引き出すためには、まずドイツの普通口座に振り込まなければなりません。私はネットバンキングの「N26銀行」で普通口座を開設しようかと思いますが、これには住民登録が必要のようですので、ビザ取得後にトライしたいと考えています。

 取り敢えず、ビザ取得の準備はできました。果たして、現地でトラブルなく取得できるでしょうか。楽しみと不安が半々というのが正直なところです。
No.1  けっぱ  2018 / 7 / 1

2018年7月
ドイツN26銀行から銀行振込 (2018 / 7 / 31)

ドイツO2のプリペイドSIM更新 (2018 / 7 / 30)

ライン川クルーズ (2018 / 7 / 29)

カールスルーエのトラム地下化工事 (2018 / 7 / 28)

長期滞在ビザ取得 (2018 / 7 / 24)

Das Fest 2018, Kalrsruhe (2018 / 7 / 22)

メルセデス・ベンツ,ポルシェ博物館 (2018 / 7 / 21)

海外長期滞在時の持ち物リスト (2018 / 7 / 20)

カールスルーエ交通博物館 (2018 / 7 / 15)

カールスルーエでの日常 (2018 / 7 / 12)

デュッセルドルフ,ケルン (2018 / 7 / 11)

ドレスデン (2018 / 7 / 8)

ベルリン (2018 / 7 / 7)

銀行口座開設 (2018 / 7 / 5)

シュトゥットガルト (2018 / 7 / 4)

カールスルーエ市内散策と住民登録 (2018 / 7 / 3)

カールスルーエ到着 (2018 / 7 / 2)

ビザ取得準備 (2018 / 7 / 1)


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